今回紹介するのは、兵庫県宝塚市中山寺に鎮座する「安産祈願・子授け祈願」で名高い「中山寺」です。
地元では「中山さん」と親しまれ、関西一円では、知らぬ人がいないほど「安産祈願・子授け祈願」では超有名なお寺となる「中山寺」ですが「安産祈願」に関しては、あらかじめご祈祷している「鐘の緒」と称される「腹帯」と「お守り」を授かることができ、妊婦の方へのご祈祷は、身代わりとなるお札を、十日間ご祈祷したあとで郵送されます。
また「直接のご祈祷!」を、希望する場合ですと「安産特別祈祷」が行われるのですが、お参りに訪れた当日に「祈祷殿」にて、ご家族の皆さまと共に、安産のご祈祷を受ける形となります。
「中山寺」に残る寺伝によれば、天下人の「豊臣秀吉公」との繋がりが深く、五十歳を過ぎても世継ぎができなかった「秀吉公」ですが「中山寺」において熱心に祈願して「秀頼」を授かったことで、その崇拝はますます篤くなったと言うことですが、時を経て「秀吉公」が亡きあとには、息子の「秀頼公」は、母「淀君」と共に「秀吉公」の供養と、自身誕生のお礼参りに「中山寺」を訪れたと言います。
そんなことから「中山寺」は「安産祈願・子授け祈願」として、今もなお、霊験あらたかなお寺として、多くの方が訪れると言うことです。
そんな「中山寺」の「安産祈願」ですが、いつの頃からかちょっとした「ジンクス」が生まれるようになったのですが、その「ジンクス」と言うのが「中山寺」で「安産祈願」して授かれる「鐘の緒」すなわち「腹帯」には、「大本山・中山寺・本尊、十一面観音菩薩」と、大きく墨で文字が書いてあるのですが、その最後に「戌年」さらに「性別」が書き込まれています。
書き込まれている性別が、赤ちゃんの性別を予知していると言うことですが「女」と書かれていれば「男」で「男」と書かれていれば「女」と言う「逆の性別で生まれてくる!」と言う「ジンクス」が、かなり有名な話となっています。
「中山寺」が建立されることになったのは、第14代天皇となる「仲哀天皇」の先后(さきのきさき)となる「大中姫(おおなかひめ)」の長子となる「麛坂皇子(かごさかのおうじ)」さらに弟の「忍熊皇子(おしくまのおうじ)」の冥福を祈る追善供養(ついぜんくよう)のためと言われるほか「聖徳太子」さらには「蘇我馬子(そがのうまこ)」との政争に敗れた「物部守屋(もののべのもりや)」の霊を鎮めるためと伝わっています。
1400有余年の歴史が残る「中山寺」は「聖徳太子」の創建によると伝えられているのですが、我が国最初の「観音霊場」となり、日本で最も歴史がある巡礼行の「西国三十三観音霊場」の「24番札所」となります。
奈良時代には、大小多数の堂塔伽藍を備え、和歌山県の「高野山」さらには滋賀県の「比叡山」に負けず劣らずの大寺院であったと言うことでしたが、幾度の兵火や天災に見舞われ、一時は衰えましたが、時の有力者であった「源氏」や「豊臣家」さらには「徳川家」などの、熱心な信仰と寄進によって現在の伽藍が再建され、1400年の法燈を守り続けています。
そんな「中山寺」にて、今回は「安産特別祈祷」で授かった「鐘の緒」すなわち「腹帯」に関する紹介を中心に、進めていきたいと思います。
準備が整いましたら「中山寺」の、散策スタートです。
中山寺~安産特別祈祷で腹帯授与【アクセス・駐車場・御朱印】
今回は、兵庫県宝塚市中山寺に鎮座する「安産祈願・子授け祈願」で超有名な「中山寺」にて、母親となる我が娘のお腹に宿った小さな命に対する「安産祈願」を行うべく、車に乗り込みアクセルを踏み込みます。
我が娘、20歳の若さにして母親になるですが、親の管理人としても、もちろん初孫となるので「さて、どうしたものか?」と悩みます。
自分の時を思い出せば、近くに摂津国一宮で大阪随一のパワースポットと言われる「住吉大社」がありましたので、そちらで「腹帯」を授かったのですが、娘に「腹帯どうする?」と聞いたところ「中山さん!」と即答したので、ならばと「中山さん」で「腹帯」を授かることにしたと言うことです。
住吉大社に関する記事はコチラをご覧ください!
住吉大社~見どころ~大阪随一のパワースポット【御朱印】
今回紹介するのは、大阪府大阪市住吉区住吉に位置し、大阪府が誇る摂津国一宮の「住吉大社」です。 国宝に指定されている本殿は4棟あり、境内の東に位置する「第一本宮」を基本として「第二本宮」と「第三本宮」は、西に向かって縦に並び「第四本宮」に関しては「第三本宮」の南側に建つのですが、特徴のある配置となる4 ...
関西圏に在住の方ですと「安産祈願・子授け祈願」と言えば、ほとんどの方が「中山寺!」と答えるぐらい、超有名なお寺となるのですが、管理人自身も当時より当然の如く知っていたのですが、あまりにも有名であるが故に、多くの方でごった返すのが少し心配なところです。
また「中山寺」での「安産祈願」で授かれる「腹帯」には、昔から「ジンクス的」なものがあり、広く知られているのですが、腹帯の端に、ズラズラと墨で文字が書かれているのですが、その最後に「戌年」と書かれたあとに「性別」が書き込まれているのですが「書かれている性別と逆の性別の赤ちゃんが生まれる!」と言う「ジンクス」が、かなり有名な話となっていますので、そのあたりも踏まえて紹介をしていきたいと思います。
まず初めに「中山寺」への「アクセス」と「駐車場」について、簡単に紹介しておきます。
中山寺へのアクセスは良好です!
「中山寺」へのアクセスに関しては「公共交通機関」を利用して訪れても「マイカー」を利用して訪れても、大変に良好となります。
まず初めに「公共交通機関」を利用して訪れる場合ですが「最寄り駅」となるのは「阪急宝塚本線」の「中山観音駅」となるのですが、駅の改札口を出てから「中山寺」の玄関口となる「山門」までは、100メートルほどですので、1分もあれば行くことができる気軽さです!
「中山観音駅」の改札口を出ると同時に、お食事処やおみやげ屋さんが立ち並ぶ「メインストリート」となり、その先に「山門」がありますので、お店に立ち寄りながら、ゆっくりと歩き進めれば良いのではないかと思います。
続いては「マイカー」を利用して訪れる場合ですが「最寄りの高速道路」となると「中国自動車道」になるかと思いますが「西宮方面・吹田方面」のいずれから向かうにしても「宝塚IC」を降りることになりますが、料金所を出たらすぐ左手側の「川西方面」に進み「国道176号線(宝塚大通り)」に入ります。
少し先にある「安倉中」の交差点を左折して「県道142号線(いちょう筋)」に入り、しばらく走り進めた先の「阪急中山駅西」の信号を右折して「国道176号線」に再び入ります。
少し走り進めた先の「中筋1丁目」の交差点を左折し「県道131号線」に入ったら道なりに走り進めるのですが、その先にある「踏切」を渡ったらすぐに左折し、さらにすぐ左折して「線路沿いの細い道」に入ります。
あとは左手側に「阪急宝塚本線」の「中山観音駅」さらに「おみやげ屋」を横目に見ながら進んで行くと、右手側に「中山寺の山門」があり、そのままもう少し走り進めると「中山寺参拝者用民間有料駐車場」があります。
「宝塚IC」からは、3.3kmほどですので、約10分で行くことができます。
最後に「駐車場」に関してですが「中山寺」には「専用の駐車場」がありません!
従って、周辺にある「有料駐車場」を利用することになりますが「駅前!」と言うことで、それなりに「コインパーキング」は点在しますが、今回は「中山寺」の「山門に一番近い有料駐車場!」の紹介をしておきます。
「山門」より100メートル足らずの位置にある「中山寺参拝者用民間有料駐車場」となるのですが、駐車スペースが僅か14台分しかない小さな有料駐車場となります。
駐車料金に関しては、平日ですと「2時間以内500円・2時間超え~4時間まで1000円・4時間以上2500円」となるのですが、土曜日、日曜日、祭日に関しては「2時間以内700円・2時間超え~4時間まで1500円・4時間以上3000円」となり、意外と高額な駐車料金となります。
この「中山寺参拝者用民間有料駐車場」以外にも、近くに少しだけ有料駐車場はありますが「近い!」と言う利点はありますが「山門前」を通り過ぎることになるので「とても狭い道!」で「多くの方が行き交う!」と言う難点がありますので「休日」や「朝一番以外!」に訪れる場合には、駅より手前にある「コインパーキング」に止めて、歩いて向かうことをお勧めしておきます。
また「歩いて!」と言っても200メートルぐらいですので、それほどの問題は無いほか、駐車料金が「1日1回、当日の24時間まで600円」となり、100円だけ高くはなりますが、慌ててお参りする必要がありません。
しかし問題は「戌の日」に限っては「1日1回、当日の24時まで2000円」と、一気に駐車料金が高くなるようなことが書かれていましたので、そのあたりに関しては、十分にお気を付けください!
ちなみに「中山寺参拝者用民間有料駐車場」に関しては「戌の日」に関する「特別な駐車料金」の記載はありませんでしたが・・・
以上が「中山寺」を訪れるための「アクセス」と「駐車場」の紹介となります。
徳川家光公により再建された格式高い二重門
さて「中山寺参拝者用民間有料駐車場」に車を駐車したところで、早速にも「安産祈願」を受けにいきいたいと思うのですが、本日、妊娠5ヶ月目に入った我が娘の「最初の戌の日!」と言うことになりますが、平日の朝一番となるのですが、想像していた以上に多くの方の姿があります。
「中山寺」に一番近い「中山寺参拝者用民間有料駐車場」に駐車できたことで、僅か100メートル足らずで「山門」に到着となります。
「中山寺」の玄関口となる、巨大で重厚な「山門」は、兵庫県が指定する重要文化財となるのですが、正保三年となる1646年に「徳川家光公」によって再建されたものと言われており、様式から「二重門(二階建てで屋根が二重にある門)」に分類されるのですが、一層目にも屋根を持つ「二重門」は数が少なく、格式高い本瓦葺の山門となるのですが、正面三間で、側面二間の入母屋造りとなります。
遠い昔には「望海楼」と呼ばれることがあったと言うのですが、この「山門」の上からは、遠くに海を望むことができたと言われます。
仏教寺院の正門となる「山門」は、境内への入口にあたるのですが、悟りを求める人々が通る門であると同時に、寺院内に「仏敵」が入り込むのを防ぐ関所となります。
「中山寺」の「山門」の上層内部には「地蔵菩薩」をはじめ「閻魔王」さらには「司命」や「司録」が祀られ、下層には「守護神」として「阿形・吽形」の仁王像が「正面!」すなわち南側を守護し「裏手側!」すなわち北側を「獅子・狛犬」が守護する形にお祀りされているのですが「仁王像」のまわりには「足腰が丈夫であるように!」との願いを込めて、多くの「わらじ」が奉納されています。
上記でも紹介したように「徳川家光公」によって再建された「山門」ですが「仁王像」に関しても、正保5年と書かれた木札をはじめ、発願者や仏師さらに塗師や絵師などの名前も、胎内に収められていたとこが判明したと言い、彩色等の痕跡を調査して、現代の絵師たちによって、当時の姿に復元されたと言います。
「山門」の裏手を守護する「獅子・狛犬」に関しても、非常に木の厚みが薄い、高度な彫刻技術が要されたもので、弁柄漆のみで仕上げられていると言うことが、痕跡調査の結果知ることになったと言うのですが、こちらも同じく当時の姿で復元されたと言います。
「仁王像」の周りの「わらじ」ですが、交通手段が発達していなかった昔の「西国巡礼」は、長く苦しい旅であったと言い、自分の足腰が苦難に耐えられるよう祈りを込めて、わらじを奉納していたことが由来となっています。
巡礼の途中でわらじが破れた時には「先の人が奉納したわらじを借用したあと、次の札所に新しいわらじを納めてゆく!」と言った、習わしがあったとも言われ「仁王像」の周りに「わらじ」が奉納されるようになったのも、その力強い風貌から「身体健全」とし、とくに「健脚のご利益!」があるものとして崇拝されてきたことで「足腰が丈夫である様に!」との願いを込めて、今でも多くの方が「わらじ」を奉納すると言うことです。
この「わらじ祈願」の受付に関しては「山門横」にある「総案内所」にて詳しくお尋ねください!
中山寺の本堂「救世閣」
「仁王像」が睨みをきかせる、重厚で格式高い「山門」をくぐり抜けると、本堂に向かって真っ直ぐに参道が伸びており、多くの参拝者が行き交います。
参道の両サイドには「総持院・宝蔵院・観音院・華蔵院・成就院」と称される「塔頭」と呼ばれる、個別の寺院がいくつも並んでいるのですが、ここでは紹介をせずに、横目に見ながら歩き進めて行きます。
5つの「塔頭寺院」を越えると、長く石階段が伸びているのですが「中山寺」の特徴として、石階段を登らずしても「エスカレーター」または「エレベーター」が設置されていることで、お腹が大きくなった妊婦さんをはじめ、小さなお子様や足の不自由な方、さらには車イスやベビーカーで訪れた方でも、簡単に本堂まで行くことができるように配慮されています。
1段階目の「エスカレーター」を登りきったところで、少し広い空間があり、いくつかのお堂がありますが「本堂」はまだ先となるのですが、一角には、蓮の花の形をした特徴的な「手水舎」がありますので、まずは身を清めて次なる「エスカレーター」に向かいます。
もちろん健常者でしたら問題なく歩けるほどの石階段ですが、多くの方が「エスカレーター」を利用するので、流れに身を任せて歩き進めます。
2段階目の「エスカレーター」を登りきれば、目の前に「本堂」があります。
「中山寺」には「塔頭寺院」や、その他多くのお堂や受付所などがありますが「安産祈願」を受けるには「本堂」の左手側にある「安産ご祈祷受付所」に向かうことになりますが、境内でも一番の人だかりとなっていますので、行けばすぐにわかるかと思います。
中山寺の「本堂」には、本尊として「十一面観音菩薩」がお祀りされているのですが「徳道上人」が「西国三十三所」を「中山寺」を中心としてひらいた故事に由来し、合わせて三十三面になるように、脇侍にも二体の「十一面観音菩薩」がお祀りされているのですが、それらは「西国三十三観音」を象徴していると伝わっています。
毎年、8月9日には「三十三観音」が「本堂」に来迎される「星下り大会式」が、厳かに執り行われるのですが、この日に「中山寺」へお参りすれば、4万6000日間の参拝をしたのと同じ功徳が得られるとされています。
「本堂」には、苦しみの多い乱れた世の中から人々を救うと言う意味のある「救世閣(ぐぜかく)」と、額が掲げられているのですが、それに相応しいお堂と言えます。
お参りを済ませたところで、左手側にある「安産ご祈祷受付所」に向かいます。
中山寺にて行う安産特別祈祷で腹帯を授与!
さて今回は、我が娘の「安産祈願!」と、言うことで「腹帯」を頂戴しに来たのですが「中山寺」では、安産の「腹帯」のことを「鐘の緒」と、呼んでいます。
本来は、お堂の鐘を打つための大綱のことを「鐘の緒」と言うのですが、古くは、その「鐘の緒」を、少しづつちぎって、安産祈願をしていたと伝わっており、現在ではその代わりに、僧侶が「本尊十一面観世音菩薩」と書き入れた「腹帯」に、安産のためのご祈祷を施して、妊婦の方々に授けるようになったと言います。
そんな「腹帯」を授かるには、まず「申込み用紙」に「お札の送り先となる住所・ 妊婦の氏名・年齢・電話番号」などを書き込むのですが「ピンク・白」の2種類の「申込書」がありますので、簡単に紹介しておきます。
「中山寺」にて「安産祈願」を受けるための「申込書」は、台の上に置かれているのですが「ピンク色」が「安産祈祷の申込書」となり「白色」が「安産特別祈祷の申込書」となります。
「安産祈願」の受付時間は、朝の9時00分~夕方16時00分までとなるのですが「安産祈祷」は7000円で、今回受ける「安産特別祈祷」に関しては20000円となっています。
「安産祈祷」となる「ピンク色の申込書」に、7000円を添えて窓口へと提出しましたら、あらかじめご祈祷されている「鐘の緒」と「お守り」を、その場で授かることができますが、妊婦の方へのご祈祷は「お札を十日間の身代わり」として、ご祈祷したのちに、先ほど書き込んだ「お札の送り先となる住所」に、送られてくる形となります。
「安産特別祈祷」となる「白色の申込書」に、20000円を添えて窓口へと提出しましたら「時間割」に従って「ご祈祷開始時間」の案内を受け「祈祷殿」へと移動します。
「時間割」ですが「土日祝・大安・戌の日」に関しては、朝の9時40分が一番となり、40分おきにその後10時20分、11時00分、11時40分、さらに午後からの12時20分、13時00分、13時40分、14時20分、15時00分、15時40分、16時20分の合計11回の「安産特別祈祷」が行われます。
また「平日」に関しては、午前、午後共に「随時受付」となります。
「予約制」ではありませんので、直接ご祈祷を受ける場合には、15分ほど前には訪れて、ご祈祷開始時間までに受付を済ませないと、次の回に回されると、40分ほど待つ必要がありますのでお気を付けください!
また、1人、1人のご祈祷ではなく、その時間に来られた方々との「合同でのご祈祷!」となるのですが、一緒にお参りに来られたご家族の方も「祈祷殿」に入ることができます。
程なくして、僧侶の方が案内に来たところで「祈祷殿」の中へ入ることが出できるのですが、思っていた以上に「祈祷殿」は狭く、今回は6組での合同の「ご祈祷」となりましたが、同時に入れるのは10組ぐらいまでが限界になるかと思います。
「祈祷殿」の中は「写真撮影が禁止!」となりますので、どのようなものかのお伝えはできませんが、20分ほどで「ご祈祷」は終了となるのですが「祈祷殿」の中で直接、僧侶の方よりお祀りされている「鐘の緒等」を、授けて頂いたところで、すべてが終了となります。
「安産特別祈祷」で授与されるものは、基本的な「安産祈願」で授与されるものと、ほぼ同じなのですが、唯一違うのが「御鐘緒・中山寺」と書かれている、しっかりとした紙袋に入っていると言う点と「御鐘緒」すなわち「腹帯」が、箱入りの2本セットになっていると言う点です。
もちろん一番大きな点は「安産特別祈祷」は、ご家族揃って「祈祷殿」にて「直接ご祈祷を受けることができる!」と言うのが大きいのですが「ご祈祷料」に関しては、3倍近いひらきがありますので、そのあたりを踏まえたうえでどうするかをお考えになれば良いかと思います。
あともう一点、授与される品で、上記の写真には写っていないのが「お札」となるのですが「お札」に関しては、妊婦の方の氏名が書き入れられ、10日間身代わりのご祈祷が行われたのち、約2週間ほどでご自宅へ郵送されてくる形となります。
届いたお札は、正面が北を向かないようにして、できれば目線よりも少し高い所にお祀りするようにし、あとは出産日を迎えることとなります。
以上が「安産特別祈祷」を受けるまでの、簡単な流れとなるのですが、さて「安産祈願」を受けるタイミングですが、妊娠5ヶ月目に入って迎える最初の「戌の日」に、妊婦さんが「腹帯」を巻き「安産祈願のお参りをする!」という、独自の風習が言い伝えられています。
ならば「決まった日に行かないといけないの?」と思うでしょうが、そうではなく、何よりも重要なのは「妊婦さんの体調」ですので「戌の日」を迎えるまで、体調の良い日にお出かけになって「安産祈願」を受けておき「戌の日」に、初めて巻く「腹帯」に関しては、その日までご自身で保管しておけばよろしいかと思います。
「戌の日」のお参りに関しては、別名「帯祝い」とも呼ばれ、安産を祈って「岩田帯」と呼ばれる「腹帯」を巻いて、安産を祈る儀礼となります。
「聞いたことはあるが、戌の日って何ですか?」と言う方も、意外と多くおられるのですが、一般的には、暦の上で十二支の「戌(いぬ)」に当たる日を「戌の日」と呼ぶのですが、じつは十二支は「年」だけでなく「日」にも振り当てられており、12年に一度「戌年」がまわってくるように、12日に一度「戌の日」が巡ってくるわけです。
従って「安定期」と言われる、妊娠5ヶ月目の最初の「戌の日」に「安産祈願」をするのですが「戌の日」に「安産祈願」を行う風習に関しては、比較的お産が軽いとされている「犬」にちなんだもので、一度にたくさんの赤ちゃんを出産することに由来するのですが、昔から安産の守り神となる「犬」にあやかり、妊婦さんと赤ちゃんの無事を願うのと同時に「戌の日」に、子宝に恵まれたことに感謝し、授かった子どもが健康に生まれてこられるように「安産祈願」をするようになったと言います。
実際には、妊娠月や戌の日にこだわらず、体調が安定した日に祈願を行うと良いのですが、なにぶん寺社仏閣と言えば、砂利道や階段が多いものですので、参拝する際には、足元には十分に注意してください。
中山寺にて行う安産祈願のジンクス!
「中山寺」にて行う「安産祈願」では、いつの頃からか、ちょっとした「ジンクス」が生まれるようになったのですが、その「ジンクス」と言うのが「中山寺」で「安産祈願」して授かれる「鐘の緒」すなわち「腹帯」には「大本山・中山寺・本尊、十一面観音菩薩」と、大きく墨で文字が書いてあるのですが、その最後に「戌年」さらに「性別」が書き込まれています。
書き込まれている性別が、赤ちゃんの性別を予知していると言うことですが「女」と書かれていれば「男」で「男」と書かれていれば「女」と言う「逆の性別で生まれてくる!」と言う「ジンクス」が、かなり有名な話となっています。
昔は、赤ちゃんが産まれるまで、男女の性別に関しては分からなかったものですが、 エコー検査の普及により、ある程度赤ちゃんの性別が分かるようになってきたと言いますが、現代では4Dエコーなるものが登場し、比較的早い段階で男女の性別がわかるようになったと言います。
生まれてくる赤ちゃんが男の子の場合は「見えた!」と言うことで、妊娠4ヶ月頃にはすでに男の子だと判別できることもあるのですが「中山寺」で「安産祈願」をお考えの場合でしたら「腹帯」を授かるまで、医師からの告知を見送っておくのも良いのかも知れません!
しかし、男の子でも女の子でも、特に性別はこだわっていないが「赤ちゃんグッズを早く買い揃えたい!」や「名前を考えたい!」と言う思いから、少しでも早く性別を知りたいと思うのが親心です。
我が娘の場合は「腹帯」を授かった時には、ハッキリと性別が判明しておらず「戌の日参り」を終えて家に帰るなり「腹帯の文字は?」と、気になってすぐに開けてみましたが、腹帯には「戌年女」と書かれていました。
書かれている性別とは逆が生まれると言う話ですので「ジンクス」どうりでしたら「男」となるのですが、数日後の検査にて「女」であることが確定し、ジンクスは見事に外れる形となりました。
よくよく考えても、性別の確率は二分の一ですから「当たるか!外れるか!」のどちらかで、書いてある性別と違えば「ジンクスどうり!」と喜べばいいし、書いてある性別どうりでしたら「予言どうり!」と喜べばいいだけですので・・・所詮はそんなものです。
「安産祈願」で大変有名な「中山寺」にて「鐘の緒」を授かったと言うことが、最も大切なことですので「ジンクス」に関しては、おみくじのように、当たるも八卦、当たらぬも八卦と言う程度にお考え下さい!
以上が「中山寺」にて行う「安産特別祈祷」にて授かることができる「腹帯」こと「鐘の緒」の紹介となります。
中山寺の御朱印です!
「安産祈願」も終え、全ての参拝が終了したとことで「納経所」にて「御朱印」を頂きたいと思うのですが「中山寺」では、12種類の「御朱印」を頂くことができます。
- 西国三十三所観音霊場に関する「第二十四番、大悲殿・御詠歌」
- 真言宗十八本山の「十一面観世音菩薩」
- 近畿三十六不動尊霊場として「第二十一番、五大尊・御詠歌」
- 摂津国三十三所霊場として「第一番、大悲殿・御詠歌」
- 摂津国八十八所霊場として「 第六十九番、弘法大師」と「第七十番、寿老神」と「第七十一番、厄神明王」
- 聖徳太子御遺跡霊場として「第二十六番、太子馬蹄石」
- 阪急沿線の西国七福神として「寿老神」
今回は「西国三十三所」に関して、草創1300年とのことで、今なら記念の「限定印」が押して頂けると言うことですので「大悲殿」の御朱印を頂きました。
尚「御朱印」に関しては、基本的には、ひとつにつき300円を納めれば、誰でも頂くことができます。
「御朱印」に関しては、寺社で参拝しなければ頂けないと言うものではなく「仏像鑑賞」や「パワースポット巡り」など、別な楽しみも兼ねた証として頂くと言う考え方もあります。
寺社を訪ねるだけでなく「御朱印集め」は「何を書くのか?」や「どんなハンコ(朱印)を押すのか?」さらに「字の良し悪し」などを、楽しみのひとつとして収集するのも良いものですよ。
管理人は、訪れた寺社仏閣では必ず「御朱印」を頂いているので、正確に数えたことはないですが、知らず知らずの間に「1000」に手が届きそうなくらいになっています。
「御朱印集め」を、始めようとお考えの方には、是非お勧めしたいと思います。
尚、近年では「御朱印」を「スタンプラリー」のように、参拝もしないで頂きに行く方が増えていると言うことですが、最低限のマナーとしては、参拝が終了してから頂くことをお勧めしておきます。
中山寺のアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「中山寺」
- 住所:〒665-8588兵庫県宝塚市中山寺2-11-1
- 電話:0797-87-0024(納経所)
- 納経時間:朝の9時00分~夕方17時00分まで
奥之院:朝の10時00分~夕方15時30分まで(山道を約1時間ほど歩き進めた場所にお堂がありますので時間には余裕をもってお参り下さい) - 拝観料:無料
- 駐車場:無し(周辺の有料駐車場を利用)
「中山寺参拝者用民間有料駐車場:普通車(14台)」
平日:2時間以内500円・2時間超え~4時間まで1000円・4時間以上2500円
土曜日・日曜日・祭日:2時間以内700円・2時間超え~4時間まで1500円・4時間以上3000円 - アクセス:【公共交通機関】「阪急宝塚本線」の「中山観音駅」から徒歩で100m(約1分)
【お車】「中国自動車道」の「宝塚IC」の料金所を出たらすぐ左手側の「川西方面」に進み「国道176号線(宝塚大通り)」に入り少し先の「安倉中」の交差点を左折して「県道142号線(いちょう筋)」に入りしばらく走り進めた先の「阪急中山駅西」の信号を右折して「国道176号線」に入り少し走り進めた先の「中筋1丁目」の交差点を左折し「県道131号線」に入り道なりに走り進めた先にある「踏切」を渡ったらすぐに左折しさらにすぐ左折して「線路沿いの細い道」に入りあとは左手側に「中山観音駅」さらに「おみやげ屋」を横目に見ながら進んで行くと右手側に「中山寺の山門」がありそのままもう少し進むと「中山寺参拝者用民間有料駐車場」があります3.3km(約10分)
最後までお付き合いいただき本当にありがとうございます。
地元では「中山さん」と親しまれている「中山寺」ですが、関西一円では、知らぬ人がいないほど「安産祈願・子授け祈願」では超有名なお寺となります。
「戌の日」に当たる日は、平日でも多くの参拝者で境内は賑わいます。
「安産祈願」にて授かることができる「鐘の緒」すなわち「腹帯」に関しては、性別に関するちょっとした「ジンクス」なども良く知られます。
「何処で安産祈願を受けようか?」と、お考えのあなたは、是非一度「中山寺」にお出かけになってみてはどうでしょうか。
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