住吉大社~見どころ~大阪随一のパワースポット【御朱印】

今回紹介するのは、大阪府大阪市住吉区住吉に位置し、大阪府が誇る摂津国一宮の「住吉大社」です。

国宝に指定されている本殿は4棟あり、境内の東に位置する「第一本宮」を基本として「第二本宮」と「第三本宮」は、西に向かって縦に並び「第四本宮」に関しては「第三本宮」の南側に建つのですが、特徴のある配置となる4柱の御祭神は「住吉大神」と総称され「海の神様」となります。

国宝に指定されている4棟の本殿です。

国宝に指定されている4棟の本殿!

住吉大社」は、歴史的にも古くから朝廷からのご崇敬を集め、神さまの位として最も高い「正一位」とされています。

その後、国家より格別の扱いである神社の社格が「官幣大社」とされていましたが、神社の国家管理の廃止に伴い、公的な社格の制度が廃止されたため、現在では、神社本庁の「別表神社」となっています。

さらに「住吉大社」は、日本全国に点在する、約2300社ある「住吉神社」の総本社となるほか、下関にある「住吉神社」と、博多にある「住吉神社」らと、共に肩を並べて「日本三大住吉」のひとつ選ばれています。

住吉大社」は、別称で「住吉大神宮」とも言われるほか、地元をはじめとして、近畿圏内では「すみよしさん」や「すみよっさん」などと、親しみを込めて呼ばれることが多いです。

さらに「住吉大社」は、大阪屈指のパワースポットであり、ご利益を求めて大阪のみならず、全国からも多くの方が参詣に訪れます。

そんな多くの方より親しまれる「住吉大社」の紹介となります。

準備が整いましたら「住吉大社」の、散策スタートです!

 

住吉大社~見どころ~大阪随一のパワースポット【御朱印】

今回は、大阪府大阪市住吉区住吉にある「摂津国一宮」となる「住吉大社」の散策をするため、バイクにまたがりアクセルをひねります!

大阪在住の管理人ですから「住吉大社」までは、10分もあれば到着できます。

大阪府が誇る「住吉大社」ですが、実のところ境内のすべてを回ったことは、1度もありませんでした。

住吉大社」と言えば「住吉祭」が有名で「愛染さんに始まり、天神さんで中をとり、住吉さんで締める」と言う言葉があるように、大阪最後の夏祭りとして有名です。

住吉祭」は、毎年7月30日から8月1日までの3日間行われ、恒例行事として楽しみに行くのですが、本殿のみの参詣で、それ以外の境内に関しては、ほとんど回ったことがありませんでした。

今年も「住吉祭」に出かけるのですが、当日はたくさんの方が訪れるため、事前に訪れて境内の散策をしておきました。

まず初めに「住吉大社」を訪れるにあたっての「アクセス」と「駐車場」に関する紹介から始めます。

 

住吉大社の駐車場は有料です!

まず初めに「住吉大社」の駐車場は「有料」になっています。

境内の南西角にあり、駐車台数200台の広々とした「コインパーキング」となります。

駐車台数200台の駐車場です。

駐車台数200台の駐車場です!

本日は、数日後に控えた「住吉祭」の準備のため、駐車場自体が利用できないのですが、1年を通して利用できないのは「年末年始」の4日間と「住吉祭」の3日間ぐらいで、あとはよほどのことが無い限り利用できるかと思います。

尚、周辺にも幾つかの「コインパーキング」がありますので、ご安心ください!

それともうひとつ「公共交通機関」での「アクセス」も紹介しておきます。

住吉大社」は「公共交通機関」でのアクセスが非常によく「阪堺電気軌道(路面電車)」を利用すると「阪堺線」及び「天王寺」から乗れる「上町線」共に「住吉鳥居前駅」で降りることで、目の前が「住吉大社」の鳥居の前で、降りてからほぼ歩く必要が無いので、非常に楽に行くことができます。

さらに「難波」からでしたら「南海鉄道」の「南海本線」に乗れば「住吉大社駅」で下車したあと、東へ徒歩1分で行けますし「南海高野線」でも「住吉東駅」を降りてから、西へ徒歩3分で行くことができます。

特に「年末年始」や「住吉祭」の時は、周辺のコインパーキングは大変込み合いますので「公共交通機関」の利用を、お勧めしておきます。

 

住吉大社の見どころのひとつ石燈籠!

住吉大社」はたいへん広大で、東西南北どこからでも本殿に向かうことができるのですが、今回は「阪堺電気軌道(路面電車)」が通る、西側の正面の鳥居から散策していきます。

見どころのひとつ『石燈籠』です。

見どころのひとつ『石燈籠』です!

とても大きな「住吉大社」なのですが、見どころのひとつになるのが「石燈籠」です。

全国の各業者から奉納された、境内にある燈籠の数は、驚きの約600基あります。

ただ「600基!」と言ってしまえば、それほど多くはないのですが、驚くのは「石燈籠」の大きさです。

阪堺電気軌道(路面電車)」沿いに、ずらりと並ぶ「石燈籠」は、特に大きく「住吉大社」の御祭神が「海の神」となることで、当時は「海上守護の祈願」をこめて、寄進されたものが多くなっています。

広告塔としての意味合いが強かっただけに、優雅でかつ大きな形をしたものが、非常に多くなっています。

石燈籠」に刻まれている題字は、名筆家に刻んでもらったと伝えられており、非常に味わい深いものとなります。

この正面の鳥居から南に行けば、上記で紹介した「コインパーキング」となるのですが、北に進んだところには、見どころのひとつとなる「時計塔」があります。

とても強固な『時計塔』です。

とても強固な『時計塔』です!

時計塔」は、ちょうど北西からの参道の入口で、住吉大社記念館が近くにあるのですが、この大きな「時計塔」は、住吉ライオンズクラブが、チャーターナイト25周年の記念として奉納されたのですが、昭和61年12月25日に建立されました。

30年以上も前から、この場所で時を刻み続けている、とても強固な「時計塔」となりますので、お見逃しなく・・・

この「時計塔」の周辺にも「石燈籠」が並ぶのですが、先程の「石燈籠」と同じく、大変大きなものとなるのですが、色合いや、刻まれる文字、さらには佇まいもかなり違いますので、併せてお見逃しなく・・

 

住吉大社の見どころのひとつ反橋(太鼓橋)

正面の鳥居をくぐり、本殿に向かって歩き進めていると、まず目に入るのが「住吉大社」の見どころのひとつ「反橋(そりばし)」です。

住吉大社」のランドマークとして大変有名な「反橋」は、別名「太鼓橋(たいこばし)」とも呼ばれています。

住吉大社のランドマークの『太鼓橋』です。

住吉大社のランドマークの『太鼓橋』

反橋」を支える石の「橋脚(きょうきゃく)」の部分は、慶長年間に「豊臣秀吉」の側室であった「淀君」が奉納したものであると言われています。

反橋」は、見た目以上に角度がきつく、登るのは問題ないのですが、降りる時には角度があるのと、階段の幅が少し狭いことで、ちょっとだけ怖い感じになっています。

有名作家となる「川端康成(かわばたやすなり)」が、小説「反橋」で「上るよりもおりる方がこはいものです」と、書いたことでも知られています。

この「反橋」を渡るのは、神さまに近づくにあたって、罪や穢(けが)れを祓(はら)い清めるためと言われています。

大きく反っているのは、地上にある人々の国と、遥か天上にある神々の国とを繋ぐ掛け橋として、虹にたとえられていると言います。

反橋」の、北側と南側にも小さな石橋が掛かっており、そこから見る「反橋」は、最高の眺めとなります。

本日は、少し水面に動きがあるため、きれいに反転していませんが、水面に動きが無い時は「逆さ富士」ならぬ「逆さ反橋」となり、その景色は絶景となりますので、お見逃しのないように・・・

尚「反橋」は、夜の21時00分まで「ライトアップ」されるのですが、その景色は「関西夜景100選」に選ばれています。

ライトアップの光を受けた『太鼓橋』です。

ライトアップの光を受けた『太鼓橋』

ライトアップ」された「反橋」は大変幻想的で、見ごたえの十分となりますので、是非一度、観賞にお出かけください!

 

見どころのひとつ「ウサギの手水舎」

反橋」を対岸に渡りきると、左手側に見どころのひとつとなる「ウサギの手水舎(ちょうずしゃ)」があります。

石のウサギの『手水舎』です。

石のウサギの『手水舎』です!

寺社仏閣では、身を清めるために必ず置かれている「手水舎」ですが、今までにもさまざま形の物を見てきましたが「ウサギ」の形をした「手水舎」は、初めて目にしました。

手水舎」は、神域に入るために、身体や心を清浄にするための物ですが、昔は水につかって身を清める「禊(みそぎ)」を行っていました。

現在では、そんなたいそうな事はせずに、手と口を洗うだけに簡略化して、全身を清めるようになりました。

何故「住吉大社」の「手水舎」に「ウサギ」が使われているのかと言いますと「神功皇后」が「住吉大神」をお祀りして「住吉大社」を建てられました。

それが「辛卯の年(西暦211年)」と言われ、さらに「神功皇后」を、御祭神としてお祀りされた日が「卯歳(うのとし)」の「卯月(うづき)」の「卯日(うのひ)」であったことから、ウサギとの深い結びつきからだと言われています。

 

住吉大社の見どころのひとつ「誕生石」

ウサギの手水舎」で身を清めたあと、目の前の階段を登れば「二の鳥居」があり、その奥に「神門」となる「幸壽門」があります。

「幸壽門」をくぐって中に入れば「本殿」は目の前なのですが、とりあえず「二の鳥居」をくぐらずに、左手側に少し歩いて行くと、見どころのひとつ「誕生石」があります。

見どころのひとつ『誕生石』です。

見どころのひとつ『誕生石』です!

老木と思われる木には「注連縄(しめなわ)」と「紙垂(̪しで)」がしっかりと掛けられて「御神木」となっているのですが、その横に、数個の石がお祀りされています。

この石は「誕生石」と言われ「源頼朝」の寵愛を受けた「丹後局(たんごのつぼね)が出産した場所!」と、伝えられています。

丹後局」は「源頼朝」の子を懐妊したのですが「源頼朝」の正室である「北条政子」により捕えられ、殺害されるところを家臣である「本田次郎親経(ほんだじろうちかつね)」によって難を逃れ、摂津住吉まで来たと言います。

このあたりで日が暮れて、雷雨に遭って前後不覚となったのですが、不思議なことに、数多くの狐火が灯り「丹後局」らを、住吉の松原に導いて行ったと言います。

ちょうど社頭に至った時に「丹後局」が産気づき「本田次郎」が「住吉明神」に祈るなか「丹後局」は、近くにあった「大石を抱いて男児を出産した!」と、言います。

この時生まれた男児が「島津氏」の初代「島津三郎忠久公」であり、この故事により「住吉社頭」の「力石」は「島津氏発祥の地」とされ「誕生石の聖地」となるこの小石を「安産の御守」とする信仰が、続いていると言います。

 

摂社の船玉神社と末社の市戎大国社

二の鳥居」へと戻り、続いては右手側に少し歩いて行くと「住吉大社」の摂社となる「船玉神社」と、末社の「市戎大国社」が鎮座しています。

『船玉神社』と『市戎大国社』です。

『船玉神社』と『市戎大国社』

まず手前に鎮座するのは、摂社で延喜式内社となる「船玉神社」で「船玉神」をお祀りする神社で、御祭神は「天鳥船命(あめのとりふねのみこと)」と「猿田彦神(さるたひこのかみ)」となります。

住吉の荒魂」とも言われており、現在では「航海・航空」を問わず、海外に渡航する前に参拝する方も増えています。

さらに、横に鎮座するのは、末社の「市戎大国社」です。

御祭神は「事代主命 (ことしろぬしのみこと)」こと「えびすさん」と「大国主命(おおくにぬしのみこと)」こと「だいこくさん」で「住吉のえべっさん」として、多くの方より親しまれています。

さらに「住吉のエビス神」は、お社としての歴史が古く、大阪の中では、最古の「エビス神」となります。

 

住吉大社の見どころのひとつ「角鳥居」

住吉大社」の入口の「一の鳥居」を入り、本殿の手前にある神門の「幸壽門(こうじゅもん)」までの見どころは以上となりますので、いよいよ「本殿」に向かいます。

二の鳥居」があり、この扁額には「住吉大社」ではなく、何故か「住吉神社」と書かれています。

特徴ある四角柱の『角鳥居』です。

特徴ある四角柱の『角鳥居』

住吉大社」の鳥居は、大きさこそはないのですが、特徴のある四角柱の鳥居であるため「角鳥居(かくとりい)」とも呼ばれています。

このような四角柱の柱の鳥居は大変珍しく、古い様式となるのですが、4つある「本殿」と「拝殿」の間にある、木造朱塗りの鳥居が原形となっています。

そんな「二の鳥居」をくぐり抜けたあとの「幸壽門」との間には、毎年6月末から7月中旬に行われる神社の神事「茅の輪くぐり」の「茅の輪」が設置されています。

『茅の輪』が設置されています。

『茅の輪』が設置されています!

茅の輪くぐり」は、6月末までの半年間のけがれを祓うことで、無事に夏の暑さを乗り越えて、残りの半年間に、何事も無く元気に過ごせるように無病息災を願う為のもので、多くの方が「茅の輪」をくぐりに、各神社に足を運ぶと言います。

茅の輪くぐり」には、くぐり方に順番があるのですが「機物神社」にて「茅の輪のくぐり方」を、書いた記事がありますので、宜しければそちらをご覧下さい!

機物神社の記事は後ほどコチラをご覧下さい

『織姫様』に願い事を書きます。
機物神社【アクセス・駐車場・御朱印】七夕祭りは大賑わい

今回紹介するのは、大阪府交野市倉治にある「七夕伝説発祥・織姫伝説」が伝わる「機物神社(はたものじんじゃ)」です。 「機物神社」を「はたものじんじゃ」と、どれだけの方が読むことができるのでしょうか? 「機物神社」は、日本で唯一「七夕」でおなじみの「織姫様」こと「天棚機比売大神(あまのたなばたひめ)」を ...

 

住吉大社の本殿は第一本宮~第四本宮

住吉大社」には「第一本宮」から「第四本宮」までの、4つの本殿があるのですが、いずれも国宝に指定されています。

国宝となる4つの『本殿』です。

国宝となる4つの『本殿』です!

4つの本殿は、西を正面として、境内の東の奥から「第一本宮」と「第二本宮」さらに「第三本宮」と、縦方向に3棟並び「第四本宮」に関しては「第三本宮」の南側に建っています。

縦並びの「第一本宮」から「第三本宮」の御祭神は「住吉大神」と総称され「海の神」として信仰されています。

底筒男命(そこつつのおのみこと)」が「第一本宮」に鎮座し「第二本宮」には「中筒男命(なかつつのおのみこと)」さらに「第三本宮」には「表筒男命(うはつつのおのみこと)」が、それぞれに鎮座しているのですが、合わせて「住吉三神」と呼ばれています。

住吉三神」は、すべて「男神」と言うことで縦並びとなり、1棟だけ南側にある「第四本宮」の御祭神は「神功皇后(じんぐうこうごう)」となり「女神」となっています。

本殿は全て1810年に建てられ「住吉造」となるのですが、神社建築史上最古の様式の「伊勢神宮」に代表される「神明造」や「出雲大社」に代表される「大社造」と共に、代表されるひとつになっています。

色鮮やかな朱色の塗りの『丹塗り』です。

色鮮やかな朱色の塗りの『丹塗り』

建物の特徴としては、破風は古式の直線形であり、柱と垂木(たるき)と破風板に関しては、空に色鮮やかに映える、象徴的な朱色の塗りとなる「丹塗り」を用いています。

羽目板壁」には、貝殻から作られる、炭酸カルシウムを主成分とする顔料を使った「白胡粉塗り」を使用し、屋根は「桧皮葺」で「切妻(きりずま)」の力強い直線となり、 出入口は「直線型妻入式」となります。

屋根には、破風や垂木が突き出した本来の千木(ちぎ)ではなく、棟の上に置く形式の「置千木」と、5本の「四角堅魚木」があります。

さらに周囲に迴廊などはなく、本殿の周囲には、朱塗りの「板玉垣」があり、その外を囲う「荒忌垣」があります。

 

見どころひとつ「住吉神兎」・縁結びの「おもと社」

本殿の周辺には、いくつかの見どころがあるのですが、紹介するのは「住吉神兎(すみよしうさぎ)」と「縁結び」で有名な「おもと社」です。

住吉神兎」は、意外と見逃しやすくなっているのですが、何故なら「神門」となる「幸壽門(こうじゅもん)」を入ると、そのまま周りを見ることなく、本殿の参詣に向かうのが普通です。

翡翠で作られた『住吉神兎』です。

翡翠で作られた『住吉神兎』です!

住吉神兎」は「幸壽門」を入ったら、すぐに右手側に歩いて行くとあるのですが、分かりやすく言えば、南側の出入口の付近に置かれています。

先程も「手水舎」で紹介しましたが「住吉大社」が鎮座したのが「辛卯の年(西暦211年)」の「卯月(うづき)」の「卯日(うのひ)」であったことから「ウサギ」との深い結びつきがあることにちなんで「ウサギ」は「住吉大社」の「神使(しんし)」とされています。

住吉神兎」の五体をやさしく撫でてあげることで「無病息災」を祈願することができます。

さらに「住吉神兎」は、糸魚川産の「翡翠(ひすい)」で作られているのですが「翡翠」は「卯年」のパワーストーンとなり「人生の成功を守護する奇跡の石」とも言われていますので、そのため「住吉神兎」は「翡翠」で作られているのではないかと思います。

さて「住吉神兎」より、境内の壁伝いを東に歩いて行った先に鎮座するのが「おもと社」で「縁結び」と「夫婦円満」の祈願ができます。

縁結びと夫婦円満を祈願できます。

縁結びと夫婦円満を祈願できます!

おもと社」の中には「良縁祈願」のできる「おもと人形」と「夫婦円満」の祈願ができる「裸雛」が、数えきれない程に、所狭しと並べられています。

祈願の方法は簡単で、授与所にてお求めいただいた「お人形の背中」に「お名前」や「お願い事」を書いて、御神前に奉納するだけです。

ご興味のある方は、授与所にて詳しくお聞きください!

 

住吉大社のパワースポット「五・大・力の石守」

おもと社」を、さらに東に歩いて行くと、左斜め前に「第一本宮」を見ながら、出入口を出て行くと、目の前に「杉樹」が、石の玉垣の内に立っている場所があります。

心願成就の『五・大・力の石守』です。

心願成就の『五・大・力の石守』

神功皇后」が「住吉大神」をお祀りするための土地を探していたときに、この杉の木に「白鷺(しらさぎ)」が、3羽きて止まったと言い、ここへ「住吉大神」をお祀りしたと伝わる聖地です。

別名を「高天原(たかまがはら)」と言い、神霊をむかえる「みあれ所」でもあります。

「心願成就」の「五・大・力の石守」は「寿力・福力・体力・智力・財力」などの、運力を授かることができます。

石の玉垣の内側には、たくさんの小石があるのですが「」で書かれた「」と「」と「」の3文字を一組として探します。

ほとんどの小石には、何も書かれていないのですが、何とか探しだしたとしても「石の形」や、書かれている「文字」に少し不満を感じ、思うほど簡単には集まりません!

宝探しの要領で「これや!」と思う、お気に入りの「五・大・力の石守」を探してみてください。

探し出した「五・大・力の石守」には、専用の「御守袋」があります。

専用の『御守袋』があります。

専用の『御守袋』があります!

本殿の授与所に行くか、30メートルほど奥にある「楠珺社(なんくんしゃ)」にて、初穂料300円でお求めになれます。

尚「五・大・力の石守」にお願い事をし、その願いが叶えば、ご近所にある小石に、ご自身で「」と「」と「」の3文字を書いたものを用意します。

そして、もう一度この地を訪れて「ご用意した小石」を「探し出した小石」と共に「倍返し」にして、石の玉垣の内側に返したところで、すべてが終了となります。

住吉大神の降臨の地」で「心願成就」の「五・大・力の石守」を、探してみてください!

 

住吉大社の見どころのひとつ「石舞台」

五・大・力の石守」を探し出したら、南側にある門を出るとすぐにある「石舞台」が、次の見どころとなります。

石舞台は『日本三舞台』のひとつです。

石舞台は『日本三舞台』のひとつ!

慶長年間に「豊臣秀頼」によって奉納されと言う「石舞台」は「日本三舞台」のひとつとなり「厳島神社」と「四天王寺」と肩を並べるほどの、名舞台となります。

石舞台」をはじめとして「南門」と「西楽所」と「東楽所」も「重要文化財」に指定されており、毎年5月の「卯之葉神事」では、雅びでおごそかに舞楽が行なわれます。

そんな「石舞台」を横目に見ながら「南門」より、境内を出ていきます。

 

末社の浅沢社とおもかる石がある大歳社!

浅沢社」まで100m足らずですので、迷うことなく行くことができます。

右手側に「住吉武道館」を見ながら、東の参道にある「石大鳥居」をくぐる前に「車返しの桜」があります。

『石大鳥居』と『車返しの桜』です。

『石大鳥居』と『車返しの桜』

まず「石大鳥居」ですが、この「石大鳥居」は、慶長年間に「豊臣秀頼」が建立したもので、もとは「住吉大社」の東参道の旧住吉街道にあったものです。

老朽化により解体撤去したのですが、住吉名勝保存会によって「石大鳥居」の両脚の下部の石柱を、新たに再建してこの場所に設置されたものになります。

そんな「石大鳥居」の手前には「車返しの桜」があるのですが、昔この付近に「慈恩寺」と言う、津守家の菩提所があったのですが、庭にあった老桜が「車返しの桜」と呼ばれ、江戸時代の地図にも記されるほどの名勝でした。

住吉大社」は、昔から天皇家からの崇拝が篤く、そんな中でも特に「後醍醐天皇」の崇拝が強かったと言います。

後醍醐天皇」が「住吉大社」を訪れた際に「慈恩寺」に綺麗に咲く桜を目にしながら、一度は通り過ぎたのですが、再び車を引き返して愛でられたと言う故事から「車返しの桜」と呼ばれていました。

今では、老桜となる「車返しの桜」は、既に失われてしまったのですが、平成11年に未来樹として、京都嵯峨野の「紅八重枝垂桜」を移植し、もう一度「車返しの桜」と、名付けたと言います。

そんな「車返しの桜」を横目に見ながら「石大鳥居」をくぐり抜け、少しだけ歩き進めて右手に曲がると「浅沢社」があります。

女性の方は必ず参詣する『浅沢社』です。

女性の方は必ず参詣する『浅沢社』

浅沢社」の御祭神は「市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)」となるのですが「弁天さん」とも言われ「女神」として、また「芸能・美容の神」として、多くの方より親しまれています。

住吉大社」を参詣する女性の方は「必ず!」と言っても良いぐらい、訪れる慣わしがあるそうです。

5月から6月にかけて湿地に群生する「カキツバタ」が、境内に紫色の花をたくさん付ける名所となります。

尚「浅沢社」に関しては「住吉大社と言えば初辰まいり!」と言われるほど有名で「商売繁盛」や「家内安全」のお詣りができる「三番お参り所」となります。

今ここで「初辰まいり」に関して話し出すと長くなりますので、別の機会にお話しします。

浅沢社」は、とても小さな神社となり、参詣もすぐに終わりますので、続いては、隣にある小さな「ひとつばし」を渡るとすぐにある「大歳社」に向かいます。

大歳社の『おもかる石』です。

大歳社の『おもかる石』です!

大歳社」の御祭神は「田裳見宿禰(たもみのすくね)」となり、相殿には「市姫命(いちひめのみこと)」がお祀りされています。

こちらも小さな神社となるのですが、境内の右奥に「おもかる石」なる物があります。

おもかる石」は、願いが叶うかを占う霊石となります。

まずは、二拝ニ拍手一拝してから、霊石を持ち上げて重さを覚えます。

次に、霊石に手を当てて願い事をしたら、お祈りします。

もう一度、霊石を持ち上げた時の重さの感じが「軽い!」と感じたら、願い事は叶います。

もし「重い!」と感じたら、願い事が好転へ向かうよう努力してください!

最後は、二拝ニ拍手一拝してから退出してください。

注意点として、霊石は見た目以上に重さがありますので、小さなお子様などの指詰めには、十分にご注意ください。

尚「大歳社」は「初辰まいり」において、最後の「四番お参り所」となります。

さて「おもかる石」の体験も終わりましたので「住吉大社」の境内に戻ります。

 

住吉大社の末社「楠珺社」

先程の「五・大・力の石守」まで戻ると、少し奥に進みながら北に向かって進んで行くのですが「第一本宮」の裏側にあたるところに、末社となる「楠珺社(なんくんしゃ)」があります。

お稲荷さんとなる『楠珺社』です。

お稲荷さんとなる『楠珺社』です!

楠珺社」の御祭神は「宇迦魂命(うがのみたまのみこと)」となるのですが「お稲荷さん」となります。

楠珺社」の社殿には、樹齢が千年を超えた御神木となる楠(くすのき)があり、江戸時代には、人々は御神木となる楠の神秘的な霊力に、祈りを捧げていたと言います。

そんなこともあり、根元に設けられていたお社に「お稲荷さん」を、お祀りするようになったと言われています。

さらに、社殿の前にも御神木となる、樹齢800年の「夫婦楠」があることで、社殿は前後に御神木を従える形となります。

大阪商人はもとより、今では全国的にも知られるほか、海外の信仰までも集める形となり、日々多くの方が訪れると言います。

尚「楠珺社」は「初辰まいり」では「二番お参り所」となります。

 

住吉大社の末社となる種貸社!

楠珺社」より、北に向かって歩き進めて行くと「住吉大社」の末社となる「種貸社」が見えてきます。

住吉大社の末社となる『種貸社』です。

住吉大社の末社となる『種貸社』

種貸社」の御祭神は「倉稲魂命(うがのみたまのみこと)」となり、昔から「稲種を授かって豊作を祈る!」と言う信仰があります。

神から授かったお種銭を資本に加えて商売すれば「増殖繁栄」すると言われ、大阪商人の間で親しまれ、多くの参拝客が訪れるようになったと言います。

稲には「繁殖させる穀霊が宿っている!」と言われており、今では「種貸社」は「子授けの神」として、日本全国より多くの方が、御利益を授かるために訪れます。

昔話で有名な「一寸法師の発祥の地」となる「住吉大社」なですが、物語集の「御伽草子」に出てくるお話の冒頭では「住吉大神にお祈りして、そのおかげで子供を授かる」と言う一場面から始まります。

現在でも、ここ「住吉大社」の「種貸社」では「神種を授ける神様」として、各種「農業の種」をはじめ「子授け」や「商売の元手」となる資本金などに対して「良い知恵を授けてくれる神様」として、多くの方より親しまれています。

境内にある手水舎が「一寸法師」であったり、お椀の中に入って記念撮影できるスポットもありますので、立ち寄った際には、写真に納めてください!

さて、社殿の裏手に回れば「子授け・子宝」を祈願できる、大きな「種貸人形」が鎮座しているのですが、たくさんの絵馬や種貸人形が置かれています。

尚「種貸社」は「初辰まいり」において、最初にお詣りする「一番お参り所」となっています。

 

住吉大社の摂社「大海神社・志賀神社」

種貸社」の隣には「住吉大社」の摂社となる「大海神社」と「志賀神社」が、並んで鎮座しています。

大海神社と志賀神社は共に海の神です。

大海神社と志賀神社は共に海の神!

大海神社」と「志賀神社」は、共に「海の神様」となり「大海神社」の御祭神は「豊玉彦命(とよたまひこのみこと)」と「豊玉姫命(とよたまひめのみこと)」となります。

古事記や日本書紀に残る神話では、海宮に赴いたときに出会った父神と娘神の二神の伝説が残っており、その舞台となった海宮が「龍宮」であり「大海神社」と言うことです。

隣にある社殿が「志賀神社」となり、御祭神は「底津少童命(そこつわだつみのみこと)」と「中津少童命(なかつわだつみのみこと)」さらに「表津少童命(うわつわだつみのみこと)」の三神となります。

伊邪那岐命(いざなぎのみこと)」が、黄泉の国から帰還し、海中で禊祓(みそぎはらい)をしたときに「住吉大神」と共に出現された「海の神様」だと言われています。

あと境内にある井戸は「玉の井」と呼ばれており、海神より授かった「潮満珠(しおみつたま)」を、沈めた井戸だと伝えられています。

と、言ったところが「住吉大社」の見どころで、すべての散策が終了となります。

住吉大社」の境内はとても広いのですが、歩いているだけで見どころが立て続けに現われますので、時間にすれば早い方で1時間ぐらいあれば、今紹介したスポットは回れるかと思います。

見どころをゆっくり楽しみながらでしたら、2時間ぐらいの滞在を考えて、お出かけ頂いたほうが良いかと思います。

とにかく見どころ満載で、大阪随一のパワースポットと言われる「住吉大社」ですので、お時間を見つけて、一度は訪れることをお勧めしておきます。

 

住吉大社の御朱印です!

住吉大社」の参詣がすべて終了し、後日に行われる「住吉祭」に出かけ「朱印所」にて「御朱印」をいただきました。

住吉大社の『御朱印』です。

住吉大社の『御朱印』です!

尚「御朱印」に関しては、基本的には、ひとつにつき300円を納めれば、誰でも頂くことができます。

御朱印」に関しては、寺社で参拝しなければ頂けないと言うものではなく「仏像鑑賞」や「パワースポット巡り」など、別な楽しみも兼ねた証として頂くと言う考え方もあります。

寺社を訪ねるだけでなく「御朱印集め」は「何を書くのか?」や「どんなハンコ(朱印)を押すのか?」さらに「字の良し悪し」などを、楽しみのひとつとして収集するのも良いものですよ。

管理人は、訪れた寺社仏閣では必ず「御朱印」を頂いているので、正確に数えたことはないですが、知らず知らずの間に「1000」に手が届きそうなくらいになっています。

御朱印集め」を、始めようとお考えの方には、是非お勧めしたいと思います。

尚、近年では「御朱印」を「スタンプラリー」のように、参拝もしないで頂きに行く方が増えていると言うことですが、最低限のマナーとしては、参拝が終了してから頂くことをお勧めしておきます。

 

住吉大社のアクセス及び駐車場情報!

基本情報

*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。

住吉大社

  • 住所:〒558-0045大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89
  • 電話:06-6672-0753
  • 開門時間:(4月~9月)朝の6時00分~
    (10月~3月)朝の6時30分~
    * ご祈祷の受付は朝の9時00分~
    *尚、毎月一日と初辰日は朝の6時00分に開門です。
  • 閉門時間:「外周門」は夕方の16時00分(*1年中)
    御垣内」は夕方の17時00分(*1年中)
    *尚、正月期間や夏祭り(住吉祭)の期間は開閉門時間が異なります。
  • その他の施設の利用時間:「御守授与所」朝の9時00分~夕方の17時00分
    祈祷受付」朝の9時00分~夕方の16時00分
    五所御前(五大力)」開門~夕方の16時00分
    楠珺社(初辰さん)」朝の8時30分~夕方の16時00分
    種貸社」朝の9時00分~夕方の16時00分
    おもかる石」開門~夕方の16時00分
  • 参拝料:境内無料
  • 駐車場:有料(200台)「普通車」最初の1時間までは200円で以後30分ごとに100円
    大型車」最初の1時間までは500円で以後30分ごとに200円
  • 駐車場時間:「入庫時間」朝の5時00分~夜の20時00分まで
    「出庫時間」朝の6時00分~夜の22時00分まで
    *夜の22時00分以降は出庫できませんのでお気を付けください!
  • アクセス:【公共交通機関】「南海本線」の「住吉大社駅」から東へ徒歩100m(約1分)、もしくは「南海高野線」の「住吉東駅」から西へ徒歩300m(約3分)
    阪堺電気軌道(路面電車)上町線」の「住吉鳥居前駅」から徒歩すぐ、もしくは「阪堺電気軌道(路面電車)阪堺線 」の「住吉鳥居前駅」から徒歩すぐ
    お車】「梅田方面」からは「阪神高速15号堺線」の「玉出IC」を降りて直進し「新回生橋」の交差点を左折し「南港通(府道5号線)」に入り少し先の「塚西」の交差点を右折したら「阪堺電気軌道(路面電車)」の路面電車沿いを道なりに走り進めた左手側に駐車場があります2.4km(約6分)
    堺方面」からは「阪神高速道路4号湾岸線」の「大浜IC」を降りたらそのまま「府道195号線」を走り進めすぐ先にある「大浜北町」の交差点を左折して「国道26号線」に入りしばらく走り進めた先にある「浜口」の交差点を右折して「長居公園通(国道479号線)」に入ったらすぐにある「安立1」の交差点を左折し(*注意:大型車は通行不可です)少し直進していると「阪堺電気軌道(路面電車)」の路面電車と合流しますのですぐ右手側に駐車場があります5km(約10分)

最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。

住吉大社」は、大阪随一と言われるパワースポットとなるのですが、見どころもたくさんありますので、是非一度訪れて、心身に溜まった心の疲れを、振り払いに行ってみてはどうでしょうか・・・

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