甲山森林公園【アクセス・駐車場】緑豊かなハイキング

今回紹介するのは、兵庫県西宮市甲山町に位置する「兵庫県立甲山森林公園(ひょうごけんりつかぶとやましんりんこうえん)」にて行う、ハイキングの見どころです。

甲山森林公園」は、六甲山の東に位置し、標高309.4メートルの「甲山(かぶとやま)」に対して、南東の山麓から西の山麓に渡って広がる、面積83haからなる都市公園ですが、その90%が森林に覆われている、緑豊かな森林公園となります。

昭和59年の10月には「兵庫森林浴50選」に選定され、その後、平成元年の7月には「日本の都市公園100選」さらに平成11年7月には「兵庫・淡路百名所」に選ばれるなど、春夏秋冬いつ訪れても、素晴らしい見どころが点在しています。

昭和45年11月10日に開園を迎えた「甲山森林公園」は「明治百年・兵庫百年」の栄光を讃(たた)えて整備されたのですが、公園のメインスポットとなる「シンボルゾーン」には「笠形噴水」を中心として、東側には、14名もの彫刻家が手掛けた作品が立ち並ぶ「彫刻の道」があり、西側には、国内では数少ない「白大理石」で彫刻された「愛の像」が立つ「霧噴水」が整備されており、その南側には「野外ステージ」が配置された「メイン広場」となります。

シンボルゾーンに立つ『愛の像』です。

シンボルゾーンに立つ『愛の像』

そんな「シンボルゾーン」より、東側に向かって遊歩道を歩き進めて行くと「展望台」があり、展望スペースより眺める景色は、阪神間を中心とした、素晴らしい眺めとなり、天気の良い日には、遥か先に立ち並ぶ「生駒山地・金剛山地」まで一望できます。

緑豊かな園内において、春は「サクラ」をはじめ「ツツジ」が咲き誇り、夏にかけて「新緑」が優しく香り、秋には「紅葉」が赤く染まる、自然豊かな園内となり、癒しの空間では「ハイキング」や「ウォーキング」さらには「バードウォッチング」など、幅広く楽しめるように整備されています。

今回は、そんな「甲山森林公園」の「ハイキング」の、見どころの紹介となります。

準備が整いましたら「甲山森林公園」の散策スタートです!

 

甲山森林公園【アクセス・駐車場】緑豊かなハイキング

今回は、兵庫県西宮市甲山町に位置する「兵庫県立甲山森林公園」にて、ハイキングを行なうため、マイカーを走らせます。

六甲山の東に位置し、昭和45年11月10日に開園を迎えた「甲山森林公園」は、標高309.4メートルの「甲山(かぶとやま)」を背景として、南東の山麓から西の山麓に渡って広がる、面積83haの都市公園となるのですが、実にその90%が森林に覆われている、緑豊かな森林公園となります。

甲山森林公園」では「ハイキング」をはじめとして「バードウォッチング」さらには、お年を召した近隣住人の方が、健康のためにと「ウォーキング」を楽しむ姿があります。

まず初めに「甲山森林公園」を訪れるための「アクセス」及び「駐車場」に関して簡単に紹介しておきます。

 

甲山森林公園へのアクセスは良好です!

甲山森林公園」への「アクセス」に関しては「マイカー」を利用しても「公共交通機関」を利用しても、比較的簡単に行くことができます。

公共交通機関」を利用して行く場合には、色々な「アクセス方法」があるのですが、ここでは最も基本的な方法を紹介しておきます。

阪神電鉄本線」の「西宮駅」から「阪神バス(鷲林寺循環線)東回り」に乗車して「県立甲山森林公園前」の停留所で下車するだけの、シンプルなアクセスになりますが「阪神バス(鷲林寺循環線)西回り」に乗車しても「県立甲山森林公園前」の停留所で降りれば、目の前が公園の正面出入口となります。

県立甲山森林公園前の停留所です。

県立甲山森林公園前の停留所です!

平日」に関しての「阪神西宮駅」に向かう、最終便の時刻は「西回り」が、20時17分で「東回り」が、19時46分となり「土曜日・日曜日・祝日」になると「西回り」が、19時56分で「東回り」が、20時11分となりますので、1日を通して、ゆっくりとハイキングを、楽しめるかと思います。

続きまして「マイカー」を利用するのでしたら、特に大きな問題は無いのですが「神戸方面」からと「大阪方面」からの紹介を、簡単にしておきたいと思います。

神戸方面」からですと「阪神高速3号神戸線」の「西宮IC」で降りてから「国道43号線」を、少し走った先にある「西宮本町」の交差点を左折したら、そのまま直進して「国道171号線」に入ります。

その先にある「越水」の信号を越えたら、右にカーブして「国道171号線」は続いて行きますが、道なりに進まずに直進して「一方通行」の道に入ってからは、しばらく住宅街を、道なりに走り進めます。

左手側の角にある「石材店」を過ぎて「小さな石橋」を渡ったら、すぐに左折して「みたらし通り」に入ります。

少し走り進めた先にある「道路標識」に従って、左折して「甲山大師道」に入ってからは、道なりに走り進めるだけとなり、その先に「甲山森林公園」の「駐車場」があります。

西宮IC」から5.1kmほどですので、約15分で到着となります。

大阪方面」からは、少し出口が変わり「阪神高速3号神戸線」の「芦屋IC」を降りて、そのまま「国道43号線」を、少し走った先にある「打出」の交差点を「Uターン」して「国道43号線」を「大阪方面」に走り進めて行くと「西宮本町」の交差点があり、左折してからは、先程と同じです!

最後に「駐車場」ですが「甲山森林公園」には「第1駐車場」から「第4駐車場」まであり、基本的には「正面入口」より歩きはじめますので「第1駐車場(16台)」もしくは、道路を隔てた前にある「第4駐車場(12台)」に止めることになります。

甲山森林公園の無料駐車場です。

甲山森林公園の無料駐車場です!

第3駐車場」に関しては「甲山大師道」を、さらに100メートルほど走り進めた「左手側」にあり「乗用車18台」及び「中型バス3台」の、駐車スペースがあるのですが「甲山森林公園」の「シンボルゾーン」に、直接行くには、そちらのほうが少し近いかもしれません!

あと「第4駐車場」に関しては「甲山森林公園」の西側にある、甲山の駐車場となり、かなり離れますので、基本的には利用することはありません!

第1駐車場」から「第3駐車場」までの利用で、いずれも「無料」の駐車場となり、合計で48台分の駐車スペースがあるので、早い時間帯に訪れれば、特に問題なく駐車できるのではないかと思います。

以上が「甲山森林公園」の「アクセス」及び「駐車場」の紹介となります。

 

緑豊かな園内の見どころのひとつ時計広場

今回は、日頃からの運動不足解消のためにと、ハイキングを行なうこととなりましたが、久しぶりともなると、過酷なハイキングでは、逆に体を痛めてしまう結果に成りかねません!

ハイキング初心者」の管理人ですから、アップダウンの激しい山は攻略できそうにもなく、あちらこちらと調べていると「丁度良い!」と思える場所が、検索に引っ掛かってきたのが「甲山森林公園」でした。

早速ではありますが、園内の見どころとなる場所を押さえながら、順に紹介していきたいと思います。

今回は、ちょっと遅めの到着となり、現在14時30分となりますが、車を「第4駐車所」に止めたのですが、15台以上の先客者の車が駐車されているほか、少し離れた「第3駐車場」は、満車となっていました。

思っていた以上の来客者があるようですが、早速「正面入口」へと向かいます。

『甲山森林公園管理事務所』です。

『甲山森林公園管理事務所』です!

園内に入って、歩きはじめること50メートル足らずで「甲山森林公園管理事務所」がありますので、まずは中に入ります。

甲山森林公園」は「入園無料」となり、24時間開放されていますので、どのタイミングでも歩き出すことが可能となりますが、この「管理事務所」に関しては、営業時間が決まっており、朝の9:00~夕方17:00までとなり、年末年始となる12月29日~1月3日以外は、基本的に営業していますので、園内のあれこれを聞くことができます。

ハイキングを進めるにあたり「必須アイテム」となる「園内マップ」を頂いたところで、歩きはじめます。

結論から言いますと「園内マップ」が無くても、園内のあちらこちらに現在地を示す「看板」がありますので「管理事務所」の営業時間外に訪れたとしても、特に問題はありません!

頂いた「園内マップ」より、今回歩いたコースを、簡単に紹介しておきます。

今回歩いたハイキングコースです。

今回歩いたハイキングコースです!

まず初めに、正面入口より「みどり橋」を越えて、すぐにある「時計広場」に向かったのち「みどり橋」を戻って「展望台」へと向かいます。

その後「甲山なかよし池」まで行ったあと「シンボルゾーン」を経由したのち「駐車場」に戻ります。

このルートで歩けば、道中にある見どころも、すべて回れると思いますので・・・!

甲山森林公園管理事務所」より、右手側に伸びる、遊歩道を歩いていると、すぐ左手側に「みどり橋」が、架かっているので渡ります。

みどり橋」は、比較的大きな石橋となりますが、付けられた名前が、見た感じそのままで、緑に塗られた「欄干」が、見渡す限りに広がる森林に、溶け込むようです。

『時計広場』の花時計です。

『時計広場』の花時計です!

みどり橋」の中央から、眼下に僅かに見える池は、この後に行くことになる「甲山森林公園」の、見どころのひとつとなる「みくるま池」です。

そんな「みくるま池」を、横目に見ながら橋を渡りきると「左手側」にある、石階段の上に、見どころのひとつとなる「時計広場」があり「花時計」が、時を刻んでいます。

それほど広くはない「時計広場」ですが、ベンチなども置かれていますので、ゆったりと流れる時間を、目の前の「花時計」を眺めながら、一息入れる「休憩の場」として利用できます。

 

甲山森林公園の見どころのひとつ「みくるま池」

時計広場」で「花時計」を眺めたあとは、今渡ってきた「みどり橋」に、一旦戻り「左手側」に歩き進めて「みくるま池」へと向かいます。

みどり橋」より「みくるま池」を眺めた時に、かなり下にあるのが見えたのですが「みくるま池」に向かうと言うことは、下り続ける遊歩道となります。

みくるま池」まで行く途中に、少しだけ近道できる場所もあるので、上手く歩き進めてください!

園内の見どころ『みくるま池』です。

園内の見どころ『みくるま池』

程なくして「みくるま池」に到着となりますが、特に水が綺麗でもなく、景色も緑に囲まれているだけですが「みくるま池」と称される由縁に、見どころが隠れています。

その昔、平安時代初期の第53代天皇となる「淳和天皇(じゅんなてんのう)」が、この地を訪れた際に、あまりの美しさに、この池の前で「御車」を降りて、景色を眺めたという言い伝えにより、付けられた名前であると言います。

森林に囲まれた「みくるま池」は、とても穏やかで、やさしい風が吹き向けるスポットとなるので、欄干沿いの景色を横目に見ながら、ゆっくりと歩き進めて下さい!

みくるま池」を越えると、次の目的地となるのは、園内一の景色を誇る「展望台」となり、道中にもいくつか見どころがありますので、順を追って紹介していきます。

 

阪神間の景色を一望できる展望台

みくるま池」は「甲山森林公園」の中でも、低い位置となるので、これより「展望台」へと向かうと言うことは、長い上りが続くことになります。

みくるま池」を越えて、50メートルほど進んだあたりの、遊歩道沿いに石階段があり、その上に「7丁の町石」の石柱が、置かれています。

『7丁町石』の石柱です。

『7丁町石』の石柱です!

甲山観音」への旧道が、この「町石」から、東西の方角に細く延びています。

その昔「京・大阪」より、杖をひいた巡礼たちが、生い茂る樹木のあいだをぬうように、歩き進めている時に、この辺りに差しかかったところで、ちょうど「梵鐘(ぼんしょう)」の音が聞こえたと言い、霊場までの近さを知って、足を速めた場所であると言います。

石柱には、仏教の諸尊(しょそん)を「梵字」として、一文字で表した「ウーン」が刻まれており「愛染明王」の通種子となるのですが「梵字」として書いておけば、どんな仏様でも「一文字」で現わせるという、便利なものとなります。

そんな「7丁の町石」を後に、遊歩道に戻って、歩き進めていると、すぐに左右へと分かれる「分岐点」に差しかかりますが「左手側」へと進みます。

しばらくのあいだ、少し勾配のきつい遊歩道を上り進めていると、再び「分岐点」に差しかかりますが「右手側」へと進みます。

園内の見どころ『健康運動広場』です。

園内の見どころ『健康運動広場』

恐らくこの辺りが、園内にある遊歩道の中では、一番長い上りが続くと思いますので、きつい場所ではありますが、整備が行き届いた遊歩道となるので、特に問題なく、歩き進めることができます。

甲山森林公園」の中には、整備が行き届いた遊歩道が、中心となって整備されていますが、同時に「軽登山道」と称される、総長約6kmからなる、歩きごたえのあるコースも整備されていますので「もう少し過酷な道を歩き進めたい!」と、お考えの場合は「園内マップ」を参照のうえで、そちらを歩き進めれば「ハイキング上級者」の方でも、満足のいく、ハイキングになるかと思います。

今回は、一部「軽登山道」に入りますが、基本的には遊歩道を歩き進めますので、管理人のように「ハイキング初心者」には、ちょうど良いぐらいのコースとなります。

そんな遊歩道を歩き進めていると「左手側」に、見どころのひとつとなる「健康運動広場」があり、木製の運動器具が、いくつも置かれており、利用者の姿もあります。

甲山森林公園」の遊歩道を歩いていると、随所に木製の運動器具が置かれていて、ハイキングを楽しみながら、運動器具を利用して体を動かして、さらに歩くと言う、健康重視の「ハイキングコース」になっているのが、特徴的なところでもあります。

そんな「健康運動広場」を越えると、続けざまに、見どころのひとつとなる「県民の森」と称される、広場がありますが、いくつもの「木のベンチ」が置かれている以外に、特に何もなく「休憩の場」として利用すると、良いのかもしれません!

園内の見どころ『県民の森』です。

園内の見どころ『県民の森』

県民の森」の奥から「展望台」へと、向かうのですが、先ほど少しだけ話しましたが「一部だけ軽登山道に入る!」と言ったのは、ここから「展望台」までのあいだとなります。

歩きやすい遊歩道を、ここまで歩き進めてきましたが「軽登山道」と言えども、歩く難度はあがり、いきなり上り階段が、行く手に長く延びています。

最後まで、階段は続きますが、距離的にはそれほど無いので、問題なしです!

少しはハイキングらしく、細く木々の合間を縫うように、階段を登り進めて行くと、ぽっかりと口を開く、木々の切れ間に「展望台」が見えてきて、一気に登り進めると、広々とした展望スペースに、到着となります。

1番の見どころとなる『展望台』です。

1番の見どころとなる『展望台』

展望スペースより眺める景色は、阪神間を中心とした、素晴らしい眺めとなり、天気の良い日には、遥か先に立ち並ぶ「生駒山地・金剛山地」まで、一望できます。

甲山森林公園」の「一番の見どころ」と、言っても過言ではない景色は「パノラマ状」に、広がりを魅せます。

展望広場」には、1段高くなった場所からも、景色を眺められるように「展望台」が置かれているのですが、それほど広くない「展望台」には、木のベンチが、所狭しと設置されているのですが、少し高さが変わるだけですが、解放感は段違いにあがります。

阪神間の景色を一望できます。

阪神間の景色を一望できます!

腰を掛けておしゃべりしながら、景色を眺めるも良し!欄干にもたれながら眺めるも良し!の「展望台」となりますが、お昼時に通りかかれば、お弁当を食べるには、うってつけの場所であることは間違いありません!

展望台」から眺める景色を見るだけで、納得できるかと思いますが、実は、ここから眺める景色は、兵庫県内でも「トップクラス」の「夜景」を眺められるスポットでもあるのですが、ひとつだけ問題があり、歩きはじめた正面の出入口から、この「展望台」までの「ナイトハイキング」を、行う必要があると言う難点です。

夜景に関する記事はコチラをご覧下さい

甲山森林公園の展望台からの眺めです。
甲山森林公園【夜景】苦労の先の絶景【アクセス・駐車場】

今回紹介するのは、兵庫県西宮市甲山町に位置する「兵庫県立甲山森林公園(ひょうごけんりつかぶとやましんりんこうえん)」にある「展望台」より眺める「夜景」です。 「甲山森林公園」は、六甲山の東に位置し、標高309.4メートルの「甲山(かぶとやま)」に対して、南東の山麓から、西の山麓に渡って広がる、面積8 ...

街灯などが、一切設置されていない園内は「真っ暗闇」となるため、綺麗な「夜景」を眺める条件としては最高で、暗闇の中で、広がりを魅せる街明かりの夜景は、大変に素晴らしいのですが、アクセスの悪さから「隠れた夜景スポット」になっているので、多くの方が、一度に押し寄せることが無いので、ゆっくりと夜景の観賞ができる点が、特徴的です!

そんな「展望台」で、ゆっくりと休憩を兼ねて、景色を堪能したところで、後半戦となる、見どころのポイントへと進みます。

 

園内一の野鳥観察スポット「甲山なかよし池」

園内一の見どころとなる「展望台」をあとにして、次の見どころは、園内一の「野鳥観察スポット」と言われる「甲山なかよし池」へと進みます。

北出入口」に向かう途中に「レストハウス」があるので、立ち寄ります。

遊歩道を「北出入口」に向かって、歩いていると「左手側」に、折り返すように遊歩道が延びていますが、曲がってすぐある建物が「レストハウス」となります。

緑一色の癒しの眺めとなります。

緑一色の癒しの眺めとなります!

レストハウス」は「展望台」を兼ねた休憩所となり、建物の中には、ゆっくり座れる、テーブルと椅子が置かれており「自動販売機」も、5台ほど設置されていますので「水分補給」を兼ねて、ゆっくり休憩できます。

また、展望スペースからは「甲山森林公園」を象徴する「シンボルゾーン」へと続く「彫刻の道」が、眼下に延びており、その先に「甲山森林公園」の「シンボル」となる「愛の像」が「甲山」を背景に、見えています。

景色に関しては、90%を森林が占めると言う「森林公園」だけに、ほぼ緑一色の、癒しの眺めとなります。

まずは「北出入口」まで進み、外に出ると「ピクニックロード」と呼ばれる道路が、目の前に通っているのですが「右手側」に少し下るように「車道」を、歩き進めます。

ちなみに「日・祝」に関しては「ピクニックロード」は「車両通行止め!」と、なっているのですが、間違って入ってくる車があるかもしれませんので、なるべく車道脇を歩き進めながら、先にある「カーブ」を曲がり切ったところに「甲山なかよし池」の、出入口が見えてきますので、入っていきます。

野鳥観察ができる甲山なかよし池です。

野鳥観察ができる甲山なかよし池!

ここも「軽登山道」となるので、足元が少し悪く、木々の生い茂る道ではありますが、100メートル足らずの辛抱となります。

程なくすると「甲山なかよし池」が見えてくるのですが、池の半分に「木の板張り」の遊歩道となる「ボードウォーク」が、長く設けられています。

木道(もくどう)」とも呼ばれる「ボードウォーク」は、足場の悪い「湿地」をはじめ「砂浜」や「河岸」などでも、よく見られますが、ハイキングを楽しむうえでも、淡々と山を登ったり、谷を下るばかりではなく、平坦に長く続く「ボードウォーク」を、のんびりと歩き進めていると、心落ち着いてきます。

園内の中でも「バードウオッチング」をするには、最適な場所となる「甲山なかよし池」ですが「ボードウォーク」を歩き進めて行くと「休憩スペース」も設置されていますので「バードウオッチング」で長期戦になっても、ゆっくりと腰を据えて、シャッターチャンスを待てるかと思います。

決定的瞬間を狙う3人のおじさんです。

決定的瞬間を狙う3人のおじさん!

甲山なかよし池」とは言いますが、実は「雨水貯留施設」となり、激しい雨が降った時などに、雨水を一時的に貯留することができると言います。

激しい雨で溜まった雨水は、ゆっくり時間を掛けて川に送り出されるので、雨が少ない時などは「水が少ない!」と言うことになります。

通年楽しめる趣味となる「バードウォッチング」ではありますが、今回は、この場所ならではの時期の違いがあるかと思われ、それらしき「渡り鳥」や「水鳥」の確認はできませんでした。

さらに「甲山なかよし池」の周辺は「トンボ」の生息地でもあり、今回は、3名の方と、もう2組の方が、ちょっと小さめの「バズーカ砲」のようなカメラを片手に「トンボ」の話をしながら、シャッター切っていました。

静かで、雰囲気の良いスポットとなりますので、興味のある方は一度お出かけください!

 

愛の像とシンボルゾーンに続く彫刻の道!

最後は「甲山森林公園」の見どころが満載の「シンボルゾーン」となるのですが「メインストリート」となる「彫刻の道」を歩き進めますので、まずは「時計広場」のほうに向かって、歩いて行きます。

先程の「レストハウス」の展望スペースから見た、まっすぐに延びる「メインストリート」となる「彫刻の道」ですが、道の両側には、14名もの彫刻家が手掛けたと言う、個性あふれる、特徴的な作品が立ち並んでいます。

『彫刻の道』に立ち並ぶ作品です。。

『彫刻の道』に立ち並ぶ作品です!

昭和45年7月より、開園を記念した「石彫シンポジウム」が、3ヶ月にわたって行われた時に、当時の兵庫県彫刻家連盟の会員14名によって「世界各国」の「大理石」を使って、彫刻に挑んだ作品の数々ですが、7月だっただけに、炎天下のもと、猛暑との戦いも演じながらの「公開制作」となったのですが、大変に見ごたえのある、特徴的な作品が立ち並んでいますので、1つ1つゆっくりと観賞しながら「メイン広場」に、向かってください!

彫刻の道」を抜けると「シンボルゾーン」となる「記念広場」が「ド~ン!」と広がり「クスノキ並木」や「笠形噴水」をはじめとして、その先には「甲山」を背景に従えた「愛の像」までが、一望できます。

甲山森林公園のシンボル『愛の像』です。

甲山森林公園のシンボル『愛の像』

笠形噴水」及び「愛の像」の「霧噴水」に関しては「常時噴水」とは、なっていないため、傘のように見える噴水幕や、霧のように立ち昇る姿を、見ることが叶いませんでしたが「噴水運転」は、恐らく、時期や時間帯などの条件があるのでしょうが、情報として公開されていないので、また改めて分かり次第追加しておきます。

愛の像」は「甲山森林公園」の「シンボル」として、ひときわ目立つ作りとなりますが、国内では数少ない「白大理石」で彫刻された、4.6メートルの高さを誇る彫刻となり、、台座に関しては、ポルトガル産の「赤御影石」で作られた、高さが4メートルの物となり、総高8.6メートルと、堂々とした佇まいとなります。

また、台座に取り付けられた「白大理石」のプレートに刻まれた「」の文字は、元兵庫県知事自らの「揮毫(きごう)」によるものです。

緑豊かで、癒しの空間となる「記念広場」には、見どころが満載ですので、ゆっくりとお弁当を広げて、楽しめるかと思います。

シンボルゾーン」の、散策が終了したので「駐車場」へと向かいますが、見どころはまだあります。

第2駐車場」の方向に向かって、歩き進めていたのですが、ここまで、全てにおいて整備が行き届いた、綺麗な園内ではありましたが、この広場に関しては、草がぼうぼうで、少し残念な形となりますが、広い園内故に、順番に整備して回っても、なかなか全体的な整備が、間に合わないのではないでしょう。

ブロンズ像の『愛情の像』です。

ブロンズ像の『愛情の像』です!

広場に設置された「モニュメント」は「故・金井元彦氏形顕彰記念モニュメント」となり、故人の「信条」であった「愛情」をテーマとして製作された「愛情の像」となりますが「少年と子犬」及び「少女と子犬」のブロンズ像で「愛情」を表す形のものとなっています。

少年少女に寄り添いながら、同じ視線の先には、いったい何が見えるのでしょうか?

そんな「愛情の像」を、観賞して歩き進めると、最後の見どころとなるのは「自由広場」です。

『頼山陽の歌碑』です。

『頼山陽の歌碑』です!

大小2つの広場が重なり合う「自由広場」には、生い茂る木々に隠れそうになりながら、ひっそりと「頼山陽の歌碑」が置かれています。

大阪生まれで、江戸時代後期の漢学者「頼山陽(らいさんよう)」ですが、故郷となる、広島の竹原に住む親の元へ、京から通う道中で、いつもこの「甲山」を、見ながら歩いていたと言うのですが「甲山」に心境を託して「頼山陽」が書き残した「漢詩」が、石碑に刻まれています。

漢字のみで書かれた「漢詩」から、意味を読み解くと・・・

甲山が、ついこの間私を送り、今また私を迎えてくれた・・・

それとなく数えると、十回も往復している・・・

山の緑は、昔と変わらないが、私はすでに白髪になり、故郷の母親は老衰している・・・

来年もまた、この道を通って帰郷することであろう・・・

と、言う意味の詩で「限りある人生と対比」させ、永遠に栄える、日本の山河に「愛の讃歌」を、詠みあげた名詩として、著名となっています。

この歌からも分かるように「西宮市民」が誇る、心の故郷ような存在となる「甲山」は、今も昔も変わらない姿で、訪れる方の心を、和ませてくれるのでしょうね

今回、緑豊かな「甲山森林公園」を、何気なく検索して、はじめて訪れたのにも関わらず、何故か懐かしくも、癒されたことは間違いありませんでした!

甲山森林公園」は、そんな魅力溢れる、癒しのスポットになっています。

と、言ったところで「甲山森林公園」の「ハイキング」の見どころの散策が、すべて終了となります。

全域の約90%が樹林で覆われた「甲山森林公園」は、癒しの空間であることは間違いありません!

一度訪れて、心休まるハイキングを、ご堪能下さい!

 

甲山森林公園のアクセス及び駐車場情報!

基本情報

*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。

「甲山森林公園」

  • 住所:〒662-0934兵庫県西宮市甲山町43
  • 電話:0798-73-4600・FAX:0798-72-0609(甲山森林公園管理事務所)
  • 時間:24時間開放(管理事務所は9:00~17:00まで)
  • 定休日:無休(管理事務所は12月29日~1月3日まで休み)
  • 入園料:無料
  • 駐車場:無料(約50台)
    第1駐車場16台・第2駐車場18台・第3駐車場4台・第4駐車場12台
  • アクセス:【公共交通機関】「阪急甲陽線」の「甲陽園駅」より徒歩1.7km(約25分)
    阪神電鉄本線」の「西宮駅」から「阪神バス(鷲林寺循環線)東回り」に乗車して「県立甲山森林公園前」の停留所で下車してすぐ
    阪神電鉄本線」の「西宮駅」から「阪神バス(鷲林寺循環線)西回り」に乗車して「県立甲山森林公園前」の停留所で下車してすぐ
    お車】「神戸方面」からは「阪神高速3号神戸線」の「西宮IC」で降りて「国道43号線」を少し走った先にある「西宮本町」の交差点を左折してから直進して「国道171号線」に入り「越水」の信号を越えたら直進して「一方通行」の道に入ってしばらく住宅街を道なりに走り進め「石材店」が角にある「小さな石橋」を渡って左折して「みたらし通り」に入って走り進めた先の道路看板に従い「甲山大師道」に入ってからは道なりに走り進めた先が「甲山森林公園」の「駐車場」に到着5.1km(約15分)
    大阪方面」からは「阪神高速3号神戸線」の「芦屋IC」を降りて「国道43号線」を少し走った先にある「打出」の交差点を「Uターン」して「国道43号線」を「大阪方面」に走り進め「西宮本町」の交差点を左折してからは先程と同じです!

最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。

甲山森林公園」は「ハイキング」や「ウォーキング」さらには「バードウォッチング」など、幅広く楽しめるように整備された公園となり、全域の約90%が樹林で覆われた、癒しの空間が広がっています。
大変に見ごたえのある「見どころ」も、随所に点在していて、1日を通して、ご家族をはじめ、カップルでも楽しめるスポットとなります。
是非一度訪れて、癒しの空間で行うハイキングを、ご堪能下さい!

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