今回紹介するのは兵庫県神戸市灘区六甲山町一ケ谷にある展望スペースの「六甲山上駅・天覧台」から眺める夜景です。
六甲山は兵庫県の南東部に位置する神戸市街地の西から北にかけて立ち並んでいる大小の山々を含む六甲山系全域にある山魂です。
六甲山系は瀬戸内海国立公園の区域に指定されており「日本三百名山」をはじめ「ふるさと兵庫50山」に選ばれています。
そんな六甲山系の中心的な位置にある「天覧台」は、六甲ケーブル下駅からレトロモダンな車両に乗って六甲山上駅へと登り進めて行くのですが、駅を出たらすぐにある展望スペースとなります。
六甲山及び摩耶山には数多くの展望スペースがあるのですが、そんな中でも天覧台は第1位の掬星台をはじめとして第2位の六甲ガーデンテラスに次いで第3位に選ばれる人気の夜景スポットで「六甲三大夜景スポット」と称されています。
六甲山では通称「1000万ドル」と称される夜景が眼下に広がりを魅せることで知られるのですが、天気が良い日には明石海峡から関西国際空港までを眺めることができます。
大阪湾に沿って弧の字を描きながら伸びていく夜景は見る者を虜にする美しさを誇るのですが、多くの恋人たちが訪れる神戸の夜のデートで定番スポットの聖地として存在しています。
今回はそんな六甲山や摩耶山の眼下に広がる「1000万ドルの夜景」を「六甲三大夜景スポット」のひとつ天覧台から眺めて見たいと思います。
準備が整いましたら「天覧台」の散策スタートです!
六甲山上駅・天覧台~車中より夜景を望む【アクセス・駐車場】
今回は兵庫県神戸市灘区六甲山町一ケ谷にある「六甲山上駅・天覧台」で夜景を観賞すべく、マイカーに乗り込んで六甲山系へと軽快に車を走らせます。
六甲山系からは神戸市の街並みをはじめ大阪府や和歌山県までも見渡せる数多くの展望スペースが点在しているのですが、そんな中でも「六甲・摩耶三大夜景スポット!」から望む夜景は通称「1000万ドル」と称される夜景が広がりを魅せています。
粒状に広がる密な街明かりは圧倒的な景色を作り出しているのですが、若いカップルをはじめとして小さなお子様連れのご家族までの老若男女問わない多くの方々がひと目見るために遠方からも訪れます。
六甲山系はアクセス面に関してもそれほど難しくないところが、人気のひとつにもなっているのかもしれません。
まず初めに「六甲山上駅・天覧台」を訪れるための「アクセス」と「駐車場」に関して簡単に紹介しておきます。
天覧台へのアクセスと駐車場は良好です!
六甲山系には夜景のみならず日中に楽しめるハイキングをはじめ、ご家族向けのスポットもたくさん点在していて昼夜を問わず多くの方が訪れるのですが、マイカーはもちろんのこと「公共交通機関」を利用しても簡単に訪れることができます。
さまざまなアクセス方法があって全てを紹介することはできませんので、ここでは基本的なアクセスのみを紹介しておきます。
まず初めに公共交通機関」を利用して訪れる場合は「阪神御影駅・JR六甲道駅・阪急六甲駅」などより「神戸市バス-16系統」に乗車して、終点となる「六甲ケーブル下駅」のバス停留所で下車します。
次に六甲ケーブルに乗って「六甲山上駅」まで一気に登り進めれば、10分と言う気軽さで六甲山の山頂まで行くことができます。
尚「六甲山上駅発」で「六甲山下駅着」に向かう最終便は「平日・土曜日・日曜日・祝日」共に夜の21時10分となるため、十分に夜景を楽しむことができます。
続いてマイカーで「天覧台」に向かうには「天覧台」を中心に考えて東西南北それぞれから向かうことが可能となります。
ここでは、大阪湾が広がる南側からの簡単な紹介をしておきます。
大阪方面からは「阪神高速3号神戸線」の「魚崎IC」を降ることになります。
降りたら国道43号線を三宮方面に進み「東明」の交差点を右折して県道95号線に入ります。
しばらく直進していると「表六甲ドライブウェイ(無料)」に入ることになるのですが、しばらく走り進めた先にある「丁字ヶ辻」の交差点を右折して「西六甲ドライブウェイ」に入ります。
1つ目の信号を右折して「サンライズドライブウェイ」に入ってからは案内看板に従って道なりに進むのですが、左手側にある「ケーブル駅前駐車場」を少し越えた辺りにある「右手側の一方通行」に入って走り進めていると左手側に「天覧台駐車場」があります。
「魚崎IC」から13.8kmほどとなり、約28分で行くことができます。
また、三宮方面からは「阪神高速3号神戸線」の「摩耶IC」が降り口となるのですが、降りてすぐの交差点を左折したあと1つ目「岩屋」の交差点を右折して「国道43号線」に入ります。
大阪方面へ直進して行き「東明」の交差点を左折して県道95号線に入ってからは先程と同じルートで「天覧台駐車場」に向かうだけとなります。
駐車場に関しては、サンライズドライブウェイ沿いの左手側にあった「ケーブル駅前駐車場」も利用可能となりますが、まずは一方通行の道を入った先にある「天覧台駐車場」まで進むことをお勧めしておきます。
天覧台駐車場の駐車料金は無料となりますが、30台ほどしか駐車スペースがなく時間帯や曜日によっては大変込み合う形となります。
そんな時は、そのまま道なりに走り進めて先ほどの「ケーブル駅前駐車場」に駐車して徒歩で天覧台に向かって下さい!
以上が天覧台への「アクセス」と「駐車場」の紹介となるのですが、簡単に訪れることができることは分かって頂けたと思います。
六甲山上駅のバス停前にある展望スペース!
車を駐車したところで「天覧台」の散策を開始して夜景を楽しみたいと思うのですが、天覧台には合計3ヶ所の観賞ポイントで夜景を楽しむことができます。
ひとつ目の観賞ポイントは「六甲山上駅」の出入口の前に広々とした「バス停留所」があるのですが、その前に展望スペースがあります。
このスポットから眺める夜景に関しては、神戸方面が中心の夜景になります。
確かに綺麗ではありますが、正直なところ生い茂る木々が多いので綺麗な夜景は望めず、闇となる部分が多く街明かりはかなり少ないです!
もちろん1000万ドルと称される夜景ではありませんので、目慣らしとして見ておくのが良いのかもしれません!
天覧台より1000万ドルと称される夜景を眺めた後にこの夜景を眺めると、尻すぼみになってしまいますので・・・
六甲三大夜景スポットの天覧台より1000万ドルの夜景を眺める!
バス停前に広がる夜景を楽しんだあとは2ヶ所目の展望ポイントへと移動するのですが、これより1000万ドルと称される夜景を眺めることができる「天覧台」へと向かいます。
展望スペースは六甲山上駅に隣接している建物の屋上にありますので、まずは天覧台へと続く階段を登り進めて行きます。
「六甲三大夜景スポット」と呼ばれているのは、摩耶山にある「日本三大夜景」のひとつに選ばれている「掬星台」をはじめ、夜景のみならず見どころや楽しみどころが満載の「六甲ガーデンテラス」と、最後のひとつがここ「天覧台」となります。
それぞれより通称「1000万ドルの夜景」と呼ばれる大変優れた夜景を観賞できるのですが、いずれも「日本夜景遺産」として認定を受けています。
今回紹介している天覧台ですが、何故、展望台」と呼ばずに「天覧台」と呼ばれるのかと言うと、そこにはちょっとした理由があります。
1981年に神戸ポートピア博覧会が開催された時に「昭和天皇」が視察に訪れてこの展望台に立ち寄られました。
その時に景色をご覧になられたそうで、それ以後、展望台」ではなく「天覧台」と呼ぶようになったと言うことです。
さて、階段を登りきった先にある展望スペースはそれなりの広さがあり、多くのカップルが1000万ドルと称される夜景を楽しんでいる姿があります。
視界を遮るものが一切無い天覧台で望む夜景は、180度のパノラマ状に広がる阪神間の街並みと自然とのコントラストが最高なのですが、神戸ならではの港がある風景が味わいのある優れた夜景を形作っています。
「視界を遮るものが一切無い!」と言いましたが、ただひとつだけ目の前に「邪魔!」とも言える「キジ?」が飛んでいる置物が視界に入ってしまいます。
何かの言われがあるキジなのかもしれませんが、一切の情報の無いキジは天覧台ならではのトレードマークとして考えるのが良いのかもしれません!
言葉を失うほど圧倒的とも言える夜景は、眼下に広がる大阪湾の闇となる部分を粒状の街明かりがCの字型に包み込むように広がりを魅せるのですが、類を見ないほどの美しさを誇っています。
その夜景は、まさに1000万ドルの夜景の名にふさわし眺めとなります。
眼下に広がる神戸の街明かりと大阪湾の闇とのバランスが非常に良い感じに展開していく夜景になるのですが、遥か東にある大阪国際空港をはじめ、眼下にある神戸空港さらにはその遙か先にある関西国際空港までの3つの空港を同時に観賞できるのも特徴のひとつになっています。
そんな圧倒的なまでの1000万ドルの夜景を十分に堪能するには、展望スペースに唯一ある神戸六甲「TENRAN CAFE」でお食事しながらゆっくりと楽しむのも良いかと思います。
但し、訪れた際には唯一あった「TENRAN CAFE」に関しては現在閉店しています。
1000万ドルの夜景を観賞するとき「六甲三大夜景スポット」のいずれの場所から眺めても、微妙に見る角度の違いはあっても基本的にはそれほど大差のない夜景を楽しむことができます。
大きな違いとしては「ガーデンテラス」は大変な賑わいがあるほか、ショッピングを楽しんだりお食事処がたくさんあります。
一方でここ六甲ケーブル山上駅の天覧台では、基本的には夜景を楽しむだけです。
そんな天覧台で1000万ドルの夜景を十分に楽しんだあと最後を締めくくる3ヶ所目の観賞ポイントに移動しますが、実はマイカーで訪れた方だけの特権で「車中より夜景を楽しめる!」と言うのがここ天覧台の楽しみ方です。
天覧台では車中より夜景を楽しめます!
六甲山系に数多くある展望台の中でも「車中より夜景を楽しめる!」と言った夜景スポットは極めて少ないのではないかと思うのですが、ここ天覧台では僅か7台分で競争率は少し高くなりますが、車中で夜景を楽しむことができる駐車スペースがあります。
しかし、肝心の夜景はと言うと少しだけ残念な状態となります。
目の前には防護柵があってその柵の向こう側には木々が生い茂っているので、夜景を本気で楽しむ目的ですと最高とはいきません!
但し寒い時期や雨風が強い日、さらには二人だけの時間を過ごしたい方にはお勧めとなります。
ロマンチックな時間を二人で過ごせることに関しては間違いないかと思います。
最初に夜景を楽しんだバス停前にも車中より夜景を楽しめそうなスペースはありますが、営業中はバスの待機場所で「駐停車禁止!」となっていますが、最終バスが出発した後なら駐車できるかと思います・・?
しかし、こちらもそれほどの夜景は広がっていないので・・・
と言うように、車中より最高の夜景を楽しめるポイントは全国的に見ても非常に少ないのですが、以前に訪れた「十三峠展望広場」と称される大人気の夜景スポットはお勧めできるスポットのひとつになります。
十三峠展望広場で望む夜景の記事はコチラをご覧下さい!
-
十三峠展望広場【アクセス・駐車場】大阪屈指の夜景スポット
今回紹介するのは大阪府八尾市神立に位置する「十三峠展望広場」から眺める「夜景」です。 十三峠展望広場は生駒山をはさんだ西側にあたる大阪府の「自然公園道八尾・十三峠線」と東側にあたる奈良県の「平群町道」を結ぶ道路上にあり、通称「十三峠越え」と呼ばれる標高431mの山頂付近にある大阪側の景色を眺められる ...
と言ったところで、天覧台より眺める1000万ドルと称される夜景の散策がすべて終了となります。
圧倒的とも言える夜景を目の前に呆然と見とれてしまうしかない天覧台より眺められる1000万ドルの夜景でしたが、1年を通して多くの方が訪れてその夜景に魅了されてしまうほど素晴らしい眺めとなります。
アクセスに関しては比較的に訪れやすいかと思いますので、是非一度訪れて、ご自身の目で1000万ドルの夜景をご堪能下さい!
六甲山上駅・天覧台のアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報はできる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「六甲山上駅・天覧台」
- 住所:〒657-0101 兵庫県神戸市灘区六甲山町一ケ谷1−32
- 電話:078-861-5288・FAX:078-861-4700(六甲山上駅・天覧台)
- 開放時間:朝の7時10分~夜の21時00分
- 観覧料金:無料
- 定休日:無休
- 駐車場:無料(約30台)
*その内6台は車内より景色の観賞ができます。 - アクセス:【公共交通機関】「阪神御影駅・JR六甲道駅・阪急六甲駅」などより「神戸市バス16系統(六甲ケーブル下行き)」に乗車して「六甲ケーブル下駅」で下車して「六甲ケーブル」に乗り「六甲山上駅」まで10分
【お車】「大阪方面」より「阪神高速3号神戸線」の「魚崎IC」を降りて「国道43号線」を「三宮方面」に進み「東明」の交差点を右折して「県道95号線」に入りしばらく直進したあと「表六甲ドライブウェイ(無料)」に入って走り進め「丁字ヶ辻」の交差点を右折して「西六甲ドライブウェイ」を経由して1つ目の信号を右折して「サンライズドライブウェイ」を道なりに進み「看板」に従い「右手側」にある「一方通行」を入ると左手側に「天覧台駐車場」に到着です13.8km(約28分)
「三宮方面」より「阪神高速3号神戸線」の「摩耶IC」を降りてすぐの交差点を左折して1つ目「岩屋」の交差点を右折して「国道43号線」に入り「大阪方面」へ直進して「東明」の交差点を左折して「県道95号線」に入りしばらく直進したあと「表六甲ドライブウェイ(無料)」に入って走り進め「丁字ヶ辻」の交差点を右折して「西六甲ドライブウェイ」を経由して1つ目の信号を右折して「サンライズドライブウェイ」を道なりに進み「看板」に従い「右手側」にある「一方通行」を入ると左手側に「天覧台駐車場」に到着です14.2km(約30分)
最後までお付き合い頂きまして、本当にありがとうございます。
六甲山上駅の天覧台は景色や夜景のみを楽しむ場となりますが、六甲山上駅からバスで少し移動すればさまざまな遊ぶ場もあって見どころの多いスポットになります。
是非一度お出かけになり、夜景をはじめとした六甲山のスポットを1日かけて走り回ってみてください!
【関連記事】
兵庫県の夜景に関する記事はコチラをご覧下さい!
六甲ガーデンテラスは六甲随一の夜景スポット【アクセス・駐車場】