今回紹介するのは、大阪府堺市堺区香ヶ丘町に位置する「浅香山緑道」に咲き揃う「つつじ」のお花見です。
「浅香山緑道」は2012年に整備された大和川に沿って延びる緑道で、市の花木となる「つつじの名所」としては大阪府屈指のスポットになっています。
例年4月下旬頃になると延長約600mを誇る緑道に約2500株のつつじが咲き乱れることで、期間中は散策しながら自由に鑑賞することができます。
旧浅香山浄水場に隣接しており、ゴールデンウィークには「浅香山緑道」と合わせて「浅香つつじ祭り」が開催され、普段立ち入ることができない水道局の施設も見学できたりします。
ここでは最盛期を迎える4月下旬に訪れて、大和川沿いに咲き乱れるつつじのお花見の紹介をしたいと思います。
準備が整いましたら「浅香山緑道」の散策スタートです!
浅香山緑道~咲き揃うつつじの壁【アクセス・駐車場】
今回は大阪府堺市堺区香ヶ丘町に位置する「浅香山緑道」を訪れて、春から初夏へと移りゆく中で観賞できるつつじのお花見を楽しもうと思うですが、自転車にまたがりペダルを回します。
春の行楽シーズンには日本の国花と言っても過言ではない桜のお花見を楽しむべく各地を走り回ったのですが、そんな桜のお花見が終わったあとに楽しめるのがつつじのお花見となります。
つつじの花は春先から初夏にかけて紫色や橙色さらには白色や赤色などの漏斗形で先の5裂した花を次々と咲かせて目を楽しませてくれるのですが、青空と新緑との彩り豊かなつつじが描く色のコントラストは見事な光景となります。
「浅香山緑道」に咲き揃うつつじは関西地方では大変人気のあるスポットのひとつとなりますので、今回は最盛期を迎える4月下旬と言うこともあり、混雑を避けるため平日に訪れました。
まず初めに「浅香山緑道」への「アクセス」と「駐車場」に関する紹介を簡単にしておきます。
浅香山緑道へのアクセスは良好です!
「浅香山緑道」への「アクセス」に関しましては「公共交通機関」を利用しても「マイカー」を利用しても比較的簡単に行くことはできるのですが、どちらかと言えば「公共交通機関」がお勧めとなります。
まず「公共交通機関」を利用する場合ですが「最寄り駅」となるのは「JR阪和線」の「浅香駅」もしくは「南海高野線」の「浅香山駅」となります。
「JR阪和線」の「浅香駅」で下車した場合は、北西方面に350mほど行くと「浅香山公園」があり、園内にある「野球場」を越えると緑道の南側の出入口があります。
「浅香駅」から緑道までは550mほどありますが、約7分ほどで行くことができます。
続いて「南海高野線」の「浅香山駅」の場合は、下車したあとは東方面に歩き進めて行けば緑道の北側の出入口があります。
「浅香山駅」から650mほどありますが、約10分ほどで行くことができます。
続いては「マイカー」を利用する場合ですが、最寄りの高速道路は「阪神高速」となります。
大阪市内方面からは「阪神高速15号堺線」で、兵庫県及び泉佐野方面からは「阪神高速4号湾岸線」から「阪神高速6号大和川線」に経由することになります。
大阪市内方面からは「阪神高速15号堺線」の「住之江IC」を出たらそのまま「国道26号線」に入ります。
しばらく走り進めた先にある「海山町」の交差点を左折したあと2.1mほど走り進めた先にある「交差点名の無い信号」を左折します。
あとは道なりに走り進めて行けば「浅香山浄水場」があり、右手側に走り進めて行けば突き当りに「浅香山公園駐車場」の出入口があります。
「住之江IC」から3.6kmほどですので、約10分で行くことができる気軽さです。
兵庫県及び泉佐野方面からは「阪神高速4号湾岸線」の「三宝JCT」から「阪神高速6号大和川線」に経由してすぐにある「鉄砲IC」を出ます。
「大和川大橋南詰」の交差点を右折して「国道26号線」に入ったら少し先にある「海山町」の交差点を左折したあとは上記と同じように走り進めて行きます。
「鉄砲IC」から3.2kmほどですので、約10分で行くことができます。
最後に駐車場に関してですが「浅香山緑道」には無料で利用できる「浅香山公園駐車場」が用意されています。
但し、4月1日から9月30日に利用するにあたっては基本的には「土曜・日曜・祝日のみ」となり、4月1日~4月8日及び7月20日~8月31日に関しては「平日も利用可」となります。
10月1日~3月31日も基本的には「土曜・日曜・祝日のみ」となりますが、3月20日~3月31日は「平日も利用可」となります。
4月1日から9月30日に関しては朝の9時00分~夜の19時00分まで利用でき、10月1日~3月31日は朝の9時00~夕方の17時00分まで利用できます。
上記利用時間以外は出入口が閉鎖されますのでご注意ください!
駐車台数に関しては10台ほどの駐車スペースしかありませんので、ハイシーズンなどには混雑が予想されます。
「公共交通機関」のアクセスが比較的に良いほうなので、期間中は「公共交通機関」を利用するのが良いのではないかと思います。
以上が「浅香山緑道」を訪れるための「アクセス」と「駐車場」の紹介となります。
花盛りの壁のつつじ!
今回は「浅香山緑道」に咲き乱れるつつじのお花見を楽しむために訪れたのですが、各地でつつじのお花見の最盛期を迎える4月下旬ではありますが、時間帯が夕方であることに加えて平日と言うこともあってか訪れる方は少ないようです。
今回のお花見は「つつじ」となるのですが、最盛期を迎えている頃合いでの訪問となりますので期待度は高まります。
平日は駐車場が利用できないこともあり今回は自転車にて訪れましたが、緑道の南側にある「浅香山公園駐車場」より散策を開始したいと思います。
緑道に入るとすぐにつつじが咲いているのが目に入るのですが、綺麗に咲き揃うつつじは5m以上の高さがあり、赤色・白色・ピンク色とさまざまな彩りでまさに花盛りの壁になって訪れる方々をお出迎えしてくれます。
「浅香山緑道」は2012年に整備された大和川に沿って延びる緑道となるのですが、市の花木となる「つつじの名所」としては大変有名です。
例年4月下旬頃になると延長約600mを誇る緑道に約2500株のつつじが見ごろを迎えることで、期間中は散策しながら自由に鑑賞することができます。
日本全国でよく見られる大型のつつじは「ひらどつつじ」と言われており、花弁は大きく街路樹などにもたくさん植栽されていているのが特徴的です。
つつじは日本では古くから園芸品種として交配され美しい品種がたくさん生まれています。
そんなつつじは、日本の国花と言っても過言ではない桜の花が終わりを迎えた頃から徐々に開花しだすのですが、色鮮やかで大輪の花を咲かせるひらどつつじは見ているだけでも抜群の存在感となります。
ひらどつつじの品種は300種以上もあると言われているのですが「浅香山緑道」で観賞できるつつじは、大紫(オオムラサキ)・曙(アケボノ)・白妙(シロタエ)などの丈夫で育てやすい人気の品種が中心になっていると思われます。
長く延びる緑道には幾つかのベンチが置かれていますので、腰を下ろしてお弁当を食べながらつつじのお花見を楽しむこともできそうです。
お出かけの際にはお弁当を片手に訪れてみるのも良いかと思います。
ひらどつつじ(平戸つつじ)はツツジ科ツツジ属の常緑樹となるのですが、交易の中心地であった長崎の平戸で栽培されたつつじで、各地のつつじが集まる場所で自然交配などを経て選抜された品種です。
つつじの中では大型で放任すると樹高は1~2mほどになるのですが、刈り込みができる性質から生垣にもよく使われるほか、お手入れ次第では樹高を低く仕立てることも可能なので低木の街路樹の足元などにも植栽されますので、意識して周りを見渡すと至る所に植栽されていることに気付きます。
つつじは鮮やかなピンク色の花が印象的な植物になるのですが、「躑躅色(つつじいろ)」とされるのは紫がかった鮮やかな赤色のつつじを指すのですが、花色は白色や赤色または複色で漏斗形(ろうとけい)の花弁が5つに分かれます。
昔から沢山の人に愛されて和歌に詠まれてきましたが、赤紫の中でも代表的な日本の伝統色で「清少納言」は「枕草子」に「躑躅色」を冬の下襲(したがさね)に合う色だと記しています。
ひらどつつじの花はどれも大輪でその大きさは10cmを超えるものもあり、横向きや上向きに星の形のように花びらを咲かせるのですが、花びらの中央から雌しべが空に向かって伸びていて、上方の花びらにだけ「斑点」があります。
この斑点は「ガイドマーク」と呼ばれる蜜標で、昆虫たちに蜜のありかを知らせる役目をしています。
ひらどつつじの葉は常緑で互生して枝の先の方に付くのですが、先がとがった厚みのある楕円形の葉の大きさは5~10cmほどで色鮮やかな花の色とのコントラストが抜群の美しさになるのが魅力的です。
「浅香山緑道」は市の花木となる「つつじの名所!」としては大阪府屈指と言っても過言ではないスポットで、例年のように多くの方が訪れる人気のお花見スポットです。
見頃を迎える4月下旬頃~5月初旬にかけて観賞できるつつじの壁の景観はまさに豪華絢爛さを誇っています。
旧浅香山浄水場に隣接しており、ゴールデンウィークには「浅香山緑道」と合わせて「浅香つつじ祭り」が開催され、普段立ち入ることができない水道局の施設も見学できたりします。
本日の天候は良くありませんが、立ち並ぶつつじの壁は晴れ渡った青空につつじの色が相まった色のコントラストが大変素晴らしい景色になることで多くの方々を魅了しています。
つつじは漢名で「躑躅(つつじ・てきちょく)」と書くのですが「躑」と「躅」はいずれも「たちどまる」や「たたずむ」の意であり「見る人が足を止めるほど美しい」という言われに由来しています。
つつじは6月7日の誕生花ですが、ひらどつつじは4月25日の誕生木となるようです。
つつじ全体の花言葉は「節制・節約・節度・慎み・自制心・訓練・努力」などで、群生して咲く華やかな花のイメージとは違って固い花言葉が並びます。
つつじは花が筒のような形をしていることからその名前が付けられたと言うのですが、ほかにも次々に花を咲かせるようすから「続き」がもとになっていると言う説もあるようです。
ひらどつつじは長崎県の平戸で栽培されていたことが名前の由来になっているのですが、固い花言葉は日本原産と言うこともあって古き良き日本人の気質を表現しているようにも思います。
ひらどつつじの花言葉は花色によって異なるのですが、赤色は「恋の喜び」で、紫色は「美しい人」さらに白色は「初恋」を意味します。
赤色や濃いピンク色の「恋の喜び」は、色鮮やかな花びらが一斉に咲く様子がまさに情熱的な恋を表していると言えます。
紫色の花言葉の「美しい人」は、紫は昔から高貴な人や美しいものを表す色と言われていて実物もそのイメージ通りです。
白色の花言葉の「初恋」は、純白の花は初めて恋をするときの純粋でまっすぐな気持ちを象徴しているかのようです。
本日の天候は暑い雲が覆っていて良くはないのですが、季節的にも爽やかな風が吹きつけてきます。
そんな風にのってつつじの香りが時折フワリと香ります。
つつじの香りに関してですが、言葉で表すには少し難しくて「バラやユリを思わせるフラワーな香りにスイセンのような力強さも感じる!」と言った表現をする方もいます。
私自身が花弁に鼻をつけて嗅いでみた感じでは、甘いと言うか甘い中にも青っぽさを感じる匂いで、その匂いが強すぎる訳でもなく弱すぎる訳でもなくほのかに漂っている感じで、意識しなければ気付かない程度の香りでした。
匂いに敏感な方は「良い匂いするわ~!」なんて言いながら観賞していましたが、私自身は花粉症デビューしていることもあってか「良い匂い!」とは言えませんでした。
最後に「お花見!」として絶対的な人気を誇るのは桜や紅葉で、間違っても「つつじ!」とならないのが残念な点で、桜が散ったあとのお花見の筆頭植物は「春バラ」が定番となるので、イメージとして「つつじ」は忘れ去られがちです。
「つつじの名所」に関してもそれほど多くのスポットはありませんが「浅香山緑道」のつつじのお花見を経験すれば魅了されることは間違いございません!
その年の気温によって多少の前後はあるかと思いますが、例年4月下旬頃~5月初旬にかけて見頃を迎えますので、開花状況をお確かめの上でお出かけください!
「浅香山緑道」で観賞できるつつじの景色はまさに「絶景!」となりますので、お弁当を片手に是非一度お出かけになり、大阪府屈指のつつじの壁をご堪能下さい!
浅香山緑道のアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報はできる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「浅香山緑道」
- 住所:〒590-0011大阪府堺市堺区香ヶ丘町5丁1
- 電話:072-245-0070・FAXF:072-245-0069(公益財団法人/堺市公園協会)
- 時間:散策自由
- 定休日:年中無休
- 観覧料:無料
- 駐車場:無料(10台)※浅香山公園駐車場
※4月1日から9月30日は朝の9時00分~夜の19時00分(土曜・日曜・祝日のみ)
※但し4月1日~4月8日及び7月20日~8月31日は【平日も利用可】です
※10月1日~3月31日は朝の9時00~夕方の17時00分(土曜・日曜・祝日のみ)
※但し3月20日~3月31日は【平日も利用可】です - つつじの見ごろ:4月下旬頃~5月初旬頃にかけて大和川沿いの緑道につつじが咲き揃います。
- アクセス:【公共交通機関】「JR阪和線」の「浅香駅」で下車したあとの浅香山公園まで徒歩350mで緑道の南側出入口までは550m(約7分)
「南海高野線線」の「浅香山駅」で下車したあと緑道の北側出入口まで徒歩650m(約10分)
【お車】大阪市内方面からは「阪神高速15号堺線」の「住之江IC」を出たらそのまま「国道26号線」に入りしばらく走り進めた先にある「海山町」の交差点を左折したあと2.1mほど走り進めた先にある「交差点名の無い信号」を左折したあと道なりに走り進めて行けば「浅香山浄水場」があり右手側に走り進めて行けば突き当りに駐車場の出入口があります3.6km(約10分)
兵庫県方面もしくは泉佐野方面からは「阪神高速4号湾岸線」の「三宝JCT」から「阪神高速6号大和川線」に経由したあと「鉄砲IC」を出たら「大和川大橋南詰」の交差点を右折して「国道26号線」に入ったらしばらく走り進めた先にある「海山町」の交差点を左折したあと2.1mほど走り進めた先にある「交差点名の無い信号」を左折したあと道なりに走り進めて行けば「浅香山浄水場」があり右手側に走り進めて行けば突き当りに駐車場の出入口があります3.2km(約10分)
最後までお付き合い頂きまして、本当にありがとうございます。
「浅香山緑道」は2012年に整備された大和川に沿って延びる緑道で、市の花木となるつつじの名所としては大阪屈指のスポットとなります。
例年4月下旬頃になると延長約600mを誇る緑道に約2500株のつつじが咲き乱れることで、期間中は散策しながら自由に鑑賞することができます。
咲き揃った景観は豪華絢爛で期間中には地元の方を中心に多くの方々が訪れます。
お弁当を片手に是非一度お出かけになり、青空の下で咲き揃うつつじの壁のお花見をご堪能下さい!
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