清水の桜【アクセス・駐車場】滋賀県下最大級の一本桜

今回紹介するのは、滋賀県高島市マキノ町海津にある一本桜の名桜「清水(しょうず)の桜」です。

滋賀県の高島市を代表する「お花見スポット」の「海津大崎の桜」は、例年11万人の花見客で賑わい樹齢80年を越える老桜から次世代へ引き継がれる若木までの約800本の華麗なソメイヨシノが、びわ湖岸の4kmに渡って咲き乱れるのが有名となります。

しかし、人知れず「大崎並木口」から北へ約1km付近に位置する「海津の墓地」の中にそびえる一本桜の老木「清水の桜」があることはあまり知られていません!

滋賀県下最大級の名桜「清水の桜」です。

滋賀県下最大級の名桜「清水の桜」

「清水の桜」は樹齢300年以上と言われている巨桜で、野生種となる「アズマヒガンザクラ」の一本桜の名桜となります。

樹高が16メートルを誇っており、幹の周囲に関しても6.4メートルある滋賀県下最大級の桜の木となります。

「清水の桜」の主幹は地面から数十センチほどの高さから大きく二手に分かれながら広がりを魅せていて、開花から満開に至るまでの期間に見られる花の色の移り変わりが大変素晴らしいとの評判です。

そんな「清水の桜」は、平成3年の3月1日に滋賀県の指定する「自然記念物」になっています。

「清水の桜」は「水上勉氏」の小説「櫻守」の中でも賞賛されるほど素晴らしい樹姿の名桜となるのですが、その昔、加賀藩主となる「前田侯」が上洛の折にそのあまりの美しさに見とれ、何度も振り返り眺めたことから「見返りの桜」と呼ばれている時代もありましたが、現在では「清水の桜」と称されて地元の方をはじめ多くの方々より親しまれています。

人気の桜のお花見スポットの「海津大崎の桜」より「少し早くに満開の見頃を迎える!」と言われている「清水の桜」ですから、交通渋滞に巻き込まれることなく観賞に出かけられるのも嬉しいところです。

そんな、海津の町はずれの墓地の一角に立ち尽くす一本桜の名桜「清水の桜」の紹介となります。

準備が整いましたら「清水の桜」の散策スタートです。

 

清水の桜【アクセス・駐車場】滋賀県下最大級の一本桜

今回は滋賀県高島市マキノ町海津にある一本桜の名桜「清水(しょうず)の桜」のお花見に出かけるため「マイカー」に乗り込みアクセスを踏み込みます。

滋賀県の高島市を代表する「人気お花見スポット!」と言えば「海津大崎の桜」で、約800本の華麗なソメイヨシノがびわ湖岸4kmに渡って咲き乱れる景観は見ごたえ十分で例年11万人のお花見客で賑わいます。

今回はそんな「大崎並木口」から北へ約1km離れた「海津の墓地の中」で凛とした立ち姿でそびえ立つ、推定樹齢300年以上と言われる一本桜の名桜「清水の桜」の観賞となります。

「海津大崎の桜」が最盛期を迎えると「大崎並木口」から「国道161号線(西近江路)」に掛けて交通渋滞を起こすのが毎年の恒例となるのですが「清水の桜」のお花見に関しての基本的な最盛期は「海津大崎の桜」より「若干早め!」と言うことで、渋滞を避けることが可能となります。

まず初めに「清水の桜」への「アクセス」と「駐車場」に関して簡単に紹介しておきます。

 

清水の桜に関するアクセスは比較的良好です!

「清水の桜」へのアクセスに関しては「公共交通機関」を利用しても「マイカー」を利用しても比較的簡単に訪れることができます。

ただ「海津大崎の桜」が見頃を迎える頃に「マイカー」で向かうと、一方通行の湖岸沿いはもちろんのこと「国道161号線(西近江路)」に関しても「大渋滞!」と言うのが例年お馴染みの光景となります。

今回紹介する「清水の桜」に関しては、少しだけ離れていることもあって特に大きな渋滞に巻き込まれることは無いかと思います。

清水の桜周辺の交通状況です。

清水の桜周辺の交通状況です!

訪れる時間帯によっては「国道161号線(西近江路)」が停滞し始める時に重なってしまうと、多少の渋滞は覚悟しなければいけません!

まず初めに「公共交通機関」を利用して向かう場合ですが、最寄り駅となるのが「JR湖西線」の「マキノ駅」となるのですが「清水の桜」までは2.5kmほどありますので、普通に歩いて向かうにしても約30分ほどは必要かと思います。

歩くのが苦手な方は「高島市コミュニティバス(マキノ高原線)」に乗車するか、期間限定で運行している「お花見バス」を利用することになります。

「海津大崎口」のバス停留所で下車すれば「清水の桜」までは残すところ約600メートルですので、約10分で行くことができます。

あとは「マキノ駅」にある「マキノ駅観光案内所」にて「レンタサイクルを借りて向かう!」と言う考え方もありかと思います。

続いては「マイカー」で向かう場合ですが「最寄りのインターチェンジ」となるのは「北陸自動車道」の「木之本IC」もしくは「敦賀IC」のどちらかになります。

まず「木之本IC」で降りた場合ですが、料金所を出たらすぐ左手側の「敦賀・西浅井方面」を進み「国道8号線(塩津街道」に入ります。

しばらく走り進めた先の「塩津」の信号を左折して「国道303号線」に入ったら、さらにしばらくのあいだ道なりに走り進めます。

突き当りとなる「野口」の信号を左折して「国道161号線(西近江路)」に入ったあと、約3.2kmほど走り進めた先の信号機の無い右手側にある側道に「Uターン」するように入ります。

あとは道なりに走り進めた先の左手側に「無料駐車場」があります。

「木之本IC」から18kmほどありますが、約25分で行くことができます。

続いて「敦賀IC」からですと、料金所を出たら「舞鶴・大津方面」の出口へと進んで「国道8号線(敦賀バイパス)」に入ります。

道なりに南下した先にある二股に分かれる「疋田」の信号を右手側「大津・高嶋方面」となる「国道161号線(西近江路)」に入ります。

そこから約16.1kmほど走り進めた先にある信号機の無い右手側にある側道に「Uターン」するように入るとあとは上記と同じです。

「敦賀IC」から22.3kmほどですので、約30分は必要かと思います。

最後に「駐車場」に関してですが「清水の桜」には、すぐ近くに無料で駐車できる専用駐車場が用意されています。

清水の桜の傍にある無料駐車場です。

清水の桜の傍にある無料駐車場です!

少し分かりにくい感じですが「国道161号線(西近江路)」から側道へと入ることになりますが、側道に入って少し走り進めていると、右手側に「清水の桜」が見えてくるのですが、無料駐車場は「清水の桜」を少し越えた左手側にあります。

駐車台数に関しては、駐車区画のための線引きなどが無い広場ではっきりとした駐車台数は分かり兼ねますが、恐らく20台~30台は駐車可能だと思います。

あと、駐車場内には「簡易トイレ」も設置されていましたので・・・

以上が「清水の桜」への「アクセス」と「駐車場」の紹介となります。

 

墓地の中に一本そびえ立つ見返りの桜こと清水の桜

寒い冬が終わって温かみを帯びてくると桜のお花見シーズンが始まり、日本の「国花」と言っても過言ではない桜の開花の便りが各地で発表されるのですが、毎年のように自然と心が弾んできます。

桜のお花見の楽しみ方は人それぞれ異なるのですが「あっ!」と言う間に過ぎ去る満開に花ひらく桜を楽しむため、日々の疲れも忘れて多くの方々が桜観賞に出かけます。

管理人である「ヒロ兄」の桜の楽しみ方は「一本桜」を中心とした観賞スポットにお出かけしています。

お勧めの一本桜の記事は後ほどコチラをご覧下さい!

日本三大巨桜の淡墨桜です。
淡墨公園・淡墨桜【アクセス・駐車場・御朱印】樹齢1500年の名桜

今回紹介するのは岐阜県本巣市根尾板所字上段に位置する「淡墨公園」にある古木の一本桜「淡墨桜(うすずみざくら)」です。 「淡墨桜」は彼岸桜の一種で「エドヒガンザクラ」となるのですが、推定樹齢が1500年以上と言われる古木となります。 樹高が16.3メートルあり目通り幹囲は9.9メートルあるのですが、枝 ...

お弁当を食べながらの観賞がお勧めです。
又兵衛桜・本郷の瀧桜【アクセス・駐車場】樹齢300年の名桜

今回紹介するのは、奈良県宇陀市大宇陀本郷にある一本桜の名桜「又兵衛桜」です。 「又兵衛桜」は推定樹齢300年の古木となるのですが、樹高が13メートルで目通り幹囲は3メートルあるのですが、桜の花びらが流れ落ちる滝のように咲く姿から「本郷の瀧桜」と呼ばれています。 正式名称となるのは「本郷の瀧桜」なので ...

樹齢1000年の名桜の樽見の大桜です。
樽見の大桜【仙桜】樹齢1000年の貫禄【アクセス・駐車場】

今回紹介するのは兵庫県養父市大屋町樽見にある、県下一と言われる一本桜の名桜「樽見の大桜」です。 「樽見の大桜」は彼岸桜の一種「エドヒガンザクラ」となるのですが、標高約350メートルの山の斜面にそびえ立つ姿は圧巻の一言です。 樹高が13.8メートルで目通り幹囲が6.3メートルさらに根周りが9.0メート ...

樹齢1000年以上と言われる醍醐桜です。
醍醐桜~樹齢1000年の一本桜の名桜【アクセス・駐車場】

今回紹介するのは岡山県北部に位置する真庭市別所にある、県下一を誇る巨木と言われている一本桜の名桜「醍醐桜」です。 「醍醐桜」は推定樹齢700年とも1000年以上とも言われる古木で「新日本名木百選」に選ばれているですが、1972年12月には岡山県の天然記念物に指定されています。 「醍醐桜」の生命力は長 ...

樹齢900年の佛隆寺の千年桜です。
佛隆寺の千年桜【アクセス・駐車場・御朱印】樹齢900年の名桜

今回紹介するのは奈良県宇陀市の榛原(はいばら)にある、県下で最大最古と言われる一本桜の名桜「佛隆寺の千年桜」です。 「佛隆寺の千年桜」は推定樹齢が900年の老大樹となっています。 「佛隆寺のヤマザクラ」として、昭和53年3月15日に奈良県が指定する「天然記念物」になったのですが、その後に行われた鑑定 ...

一本桜の奥山田のしだれ桜です。
奥山田のしだれ桜【アクセス・駐車場】樹齢1300年の一本桜

今回紹介するのは愛知県岡崎市奥山田町に鎮座して、多くの方より親しまれている県下随一の一本桜の名桜「奥山田のしだれ桜」です。 「奥山田のしだれ桜」は「彼岸桜」の一種で「エドヒガンザクラ」の枝垂れ桜となるのですが、推定樹齢が1300年と言われる老木となります。 樹高が12.5メートルあり、根周りが3.2 ...

「都しだれ」こと「畑のしだれ桜」です。
畑のしだれ桜【アクセス・駐車場】枯死から蘇った樹齢400年の名桜

今回紹介するのは滋賀県甲賀市信楽町畑にある「深堂(しんどう)の郷」の、小高い丘の上に立ち尽くす一本桜の名桜「畑(はた)のしだれ桜」です。 「畑のしだれ桜」は滋賀県甲賀市信楽町が誇る推定樹齢が400年以上の「エドヒガンザクラ」の名桜となります。 樹高が12mあり最大幹周に関しては3.76mある古木とな ...

常照皇寺の庭園の様子です。
常照皇寺の九重桜・左近の桜・御車返の桜【アクセス・駐車場】

今回紹介するのは、京都府京都市右京区京北井戸町丸山に鎮座する「常照皇寺」の庭に植えられた「九重桜・左近の桜・御車返の桜」と名の付けられた一本桜の名桜です。 「常照皇寺」は南北朝の動乱という歴史の渦に巻き込まれた「光厳天皇(こうごんてんのう)」が、貞治(じょうじ)元年となる1362年に都の政争を避けて ...

その場所にただ一本だけで凛とそびえたつ一本桜の姿からは並々ならぬ力を感じることができ、毎年のように各地へと車を走らせます。

今回紹介する一本桜は、滋賀県高島市マキノ町海津の町はずれの墓地の中にそびえ立つ樹齢300年以上の名桜「清水の桜」となるのですが、非常に味わい深い古木となります。

桜のお花見を楽しむにあたっての毎年の悩みとなるのが「桜の見ごろ」に関してですが、お目当ての桜の木が今まさに満開と言うタイミングで訪れるのは本当に難しいと悩みます。

遠方まで出かけて「早かった!」や「遅すぎた!」はよくあることで、満開かどうかは訪れてみないと分かりません!

事前にある程度の開花状況を調べてから出かけるようにはしているのですが、残念な結果で終わることもしばしばあるのですが、それもひとつの「お楽しみ!」と考えて出かけるようにしています。

早速にも「清水の桜」の観賞に移りたいと思うのですが、滋賀県の高島市を代表する「お花見スポット」としてよく知られている「海津大崎の桜」もまもなく最盛期を迎える頃であったため、込み合う状況を避けるため平日に訪れましたが、それでもやはり人気のお花見スポットだけに軽く渋滞していました。

「大崎並木口」へと向かう渋滞は長く続くのですが「清水の桜」に向けての渋滞は一切無くスムーズに「専用駐車場」まで行くことができました。

駐車場には10台ほどの車が止まっているだけの少し寂しい状態ですが、駐車場に向かうまでに目に入る「清水の桜」の姿は、今まさに満開を迎える見事なまでの姿で観賞に訪れる方の少なさが残念に思うほどです。

「清水の桜」の全貌は駐車場に行くまでに横を通り過ぎる段階で目にすることになるのですが、駐車場に車を止めてからは「清水の桜」のそばまで移動するだけの気軽さとなります。

樹齢300年以上の巨桜「清水の桜」です。

樹齢300年以上の巨桜「清水の桜」

渋滞することは一切無くてスムーズに駐車できますが、やはり知る人ぞ知る一本桜の名桜となりますので、それなりにお花見客はいます。

滋賀県下最大級を誇る「清水の桜」は樹齢300年以上と言われる巨桜となるのですが、雑種を交配させた園芸種の「ソメイヨシノ」などとは違って巨木に成長して「天然記念物」に指定されることが多い野生種の「アズマヒガンザクラ」の一本桜の名桜となります。

「清水の桜」の樹高は16メートルあって幹の周囲に関しても6.4メートルある巨木となるのですが、案内板には少し珍しいタイプの桜の木になると言うことが書かれています。

「清水の桜」の主幹は地面から数十センチほどの高さから大きく二手に分かれながら広がりを魅せるのですが、開花から満開に至るまでの期間に見られる花の色の移り変わりが大変に素晴らしいとの評判で、平成3年の3月1日に滋賀県の指定する「自然記念物」に指定されています。

どんな種類の桜の花でも蕾の状態より咲き始めてから全ての花びらが散るまでに多少の色の変化はあるのですが「清水の桜」の花の色の変化は、咲き初めは濃いピンク色でそのあと徐々に白くなっていくのですが、三、四分咲きの頃には樹木全体が炎えるような真紅のかたまりとなって秋の紅葉と共に他に類を見ない巨名木になると言います。

今回は見頃を迎えた満開の状態で花びらも薄ピンク色となるのですが、300年の時を経た今がまさに最盛期を迎えているように感じる樹勢です。

密に花びらが付いていることから、恐らくは「蕾の状態」の時が真っ赤に燃え盛るような真紅の色が強くて、その影響で樹木全体が真紅に染まるように見えるのではないかと推測します。

満開に花びらが咲き乱れる時に訪れるのが基本的な形となりますが、案内板に書かれている通りであるかの真相にご興味のある方は、少し早めの時期に訪れて一風変わったお花見を楽しむのも良いのではないかと思います。

 

海津の町はずれの墓地の一角に立つ「清水の桜」

「清水の桜」は下記の写真を見てもお分かりかと思いますが、海津の町はずれの墓地の一角にそびえ立つ形となります。

海津の墓地の一角に立つ「清水の桜」です。

海津の墓地の一角に立つ「清水の桜」

「桜の木」と「墓地」と言う組み合わせは、ほとんどの方が桜のお花見にお出かけになる際に目にすることは無いかと思いますが、近畿圏内の一本桜を好んで観賞に出かける管理人にしては、しばしば目にする形となります。

少し調べてみたところ諸説あるのですが、大昔は桜の木の近くに土葬していた歴史があると言い、そのことから桜の周辺が墓地として使用されている言うことです。

何故「桜!」だったのかと言うと、桜は四季のなかでも春の短い期間だけ咲き誇って散っていきます。

桜が鮮やかに満開の花を咲かせたあと潔く散っていく姿が有限な命の儚さを表現していて、日本人の美徳と一致していたのではないかと思われます。

本当の理由までは分かり兼ねますが、大昔よりポツンとその地に立ち続けて地元の方々と流れゆく長い時の経過を見守り続けてきた桜の木ですので、決して「気味の悪い光景!」と言うものでは無いことだけは言えます。

さて、一本桜のお花見の優れている点は色々あるのですが、管理人が一本桜を好んで各地へ車を走らせるのは、周りに邪魔する木々がほとんど無くて360度どの角度からでも眺められるのが良い点と考えています。

一本の木でありながら見る角度を変えることでさまざまな立ち姿を見れると言う点と、一本桜の大半が樹齢が数百年から千年を超えるものであると言った点も魅力のひとつでもあります。

「園芸品種」となる「ソメイヨシノ」の名所などは大変人気があって多くの場合が数百本、数千本と立ち並んで咲き乱れる姿を観賞に訪れるのですが、残念なことにそれらの寿命は60年ぐらいと短くなっています。

それに対して「野生種」がほとんどである一本桜の寿命は長いため、越えてきた歴史のあれこれが伝えられていて見れば見るほどに味わい深さが増してきて、目には見えない何かを感じることができたりします。

そう言った点から一本桜の観賞に出かけることが比較的多くなっています。

従って「清水の桜」を360度の方向から観賞しようと思えば、こんな感じで眺めることになります。

「清水の桜」を360度の方向から観賞できます。

清水の桜を360度の方向から観賞!

やはり、少しだけ違和感のある眺めになりますが、これも一本桜ならではの楽しみ方のひとつではないでしょうか。

現在ではあまり耳にすることはありませんが「桜葬」などと言うものもあるそうで、いわゆる「樹木葬」の一種となるそうなのですが、シンボルとなる木が桜となる葬法のことで、このような「樹木葬」は自然を志向して墓所に外柵や墓石を設けず遺骨を土中に埋めて樹木を墓標とするそうです。

ちなみに「清水の桜」はそれらとは違いますが、日本の「国花」と言っても過言ではない「桜」ですから、楽しみ方も愛で方も人それぞれで良いのではないかと思います。

さて「清水の桜」は「水上勉氏」の小説「櫻守」の中でも賞賛されるほど素晴らしい樹姿の名桜となるのですが、その昔、加賀藩主となる「前田侯」が上洛の折にそのあまりの美しさに見とれ、何度も振り返り眺めたことから「見返りの桜」と呼ばれている時代もあったと言います。

確かに、樹齢300年を越えた今がまさに最盛期を迎えている樹勢は見ごたえ十分で、なかなかその場を離れることができずに長いあいだ観賞していたのですが「もうええか!」と決心をつけて車に乗り込んで走り出したのですが、バックミラー越しに見える「清水の桜」の姿が名残惜しくて見えなくなるまで眺めていました。

「見返りの桜」と言う名前のままでも良かったのではないかと思いますが、現在では「清水の桜」と称されて地元の方をはじめ多くの方々より親しまれています。

滋賀県の高島市が誇る「人気のお花見スポット!」と言えばやはり例年11万人の花見客で賑わう「海津大崎の桜」で間違いなのですが、知る人ぞ知る一本桜の名桜「清水の桜」も一見の価値のあるお花見スポットであることは間違いございません!

「海津大崎の桜のお花見に出かけよう!」と考えているあなたも是非一度「ついで!」と言うにはあまりにも立派な「清水の桜」の観賞もお忘れなきようにお立ち寄りください!

以上で、人知れず町はずれの墓地の中に立ち尽くす一本桜の名桜「清水の桜」の紹介がすべて終了となります。

ちなみに、例年4月の上旬頃には、その美しい樹姿で訪れる方をお出迎えしてくれます。

 

清水の桜のアクセス及び駐車場情報!

【基本情報】

*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。

「清水の桜」

  • 住所:〒520-1811滋賀県高島市マキノ町海津
  • 電話:0740-33-7101・FAX:0740-33-7105(びわ湖高島観光協会)
  • 電話:0740-28-1188(マキノ駅観光案内所)
  • 時間:見学自由
  • 定休日:年中無休
  • 観覧料金:無料
  • 駐車場:無料(20台)
  • アクセス:【公共交通機関】「JR湖西線」の「マキノ駅」から徒歩2.5km(約30分)
    「JR湖西線」の「マキノ駅」にある「マキノ駅観光案内所」でレンタサイクルを借りて2.5km(約15分)
    「JR湖西線」の「マキノ駅」から「高島市コミュニティバス(マキノ高原線)」に乗車して「海津大崎口」のバス停留所で下車してから徒歩600m(約7分)
    【お車】「北陸自動車道」の「木之本IC」の料金所を出たらすぐ左手側の「敦賀・西浅井方面」を進み「国道8号線(塩津街道」に入りしばらく走り進めた先の「塩津」の信号を左折し「国道303号線」に入ったら道なりに走り進めた先の突き当りとなる「野口」の信号を左折して「国道161号線(西近江路)」に入ったあと約3.2kmほど走り進めた先の信号機の無い右手側にある側道に「Uターン」するように入っていき後は道なりに少し走り進めた先の左手側に「無料駐車場」があります18km(約25分)
    「北陸自動車道」の「敦賀IC」の料金所を出たら「舞鶴・大津方面」の出口を進み「国道8号線(敦賀バイパス)」に入り道なりに南下した先にある二股に分かれる「疋田」の信号を右手側「大津・高嶋方面」となる「国道161号線(西近江路)」に入り約16.1kmほど走り進めた先の信号機の無い右手側にある側道に「Uターン」するように入っていき後は道なりに少し走り進めた先の左手側に「無料駐車場」があります22.3km(約30分)

最後までお付き合い頂きまして、本当にありがとうございます。

「清水の桜」は滋賀県下最大級と言われる樹齢300年の一本桜の名桜となるのですが、その凛とした佇まいは訪れる多くの方を魅了します。
近くに滋賀県屈指のお花見スポットの「海津大崎の桜」があって最盛期には交通渋滞になりますが、少し離れていることに加えて知る人ぞ知るお花見スポットとなりますので「マイカー」を利用しても「公共交通機関」を利用しても比較的安易に訪れることができます。
是非一度訪れて、300年の歴史を越えてきた「清水の桜」の優雅な姿をご堪能下さい!

【関連記事】

桜の名所に関する記事はコチラをご覧下さい!

瀧蔵権現桜【瀧蔵神社】樹齢400年の名桜【アクセス・駐車場】

大野寺~樹齢300年の小糸しだれ桜【アクセス・駐車場・御朱印】

造幣局の桜の通り抜け【アクセス・駐車場】大阪随一の桜の名所

万代池公園【桜】咲き誇る優美な桜並木【アクセス・駐車場】

宝蔵寺の枝垂れ桜【アクセス・駐車場】東吉野村が誇る優雅な名桜

延寿院の枝垂れ桜【アクセス・駐車場・御朱印】傷だらけの名桜

竹林院群芳園【アクセス・駐車場・御朱印】天人之桜は樹齢300年

満願寺の八講桜【アクセス・駐車場】丘の上に佇む樹齢300年の名桜

若樫の百滝桜【アクセス・駐車場】大阪随一のしだれ桜

来迎院のしだれ桜【アクセス・駐車場】奈良県天川村の名桜

地福寺・子安地蔵尊【アクセス・駐車場】大阪屈指のしだれ桜

酒波寺の行基桜【アクセス・駐車場】樹齢500年以上の一本桜

高月院のしだれ桜~家康公御手植の樹齢450年の名桜

弘川寺の隅屋桜【アクセス・駐車場】大阪屈指のお花見スポット

慈眼院の姥桜~大阪随一の樹齢を誇る名桜【アクセス・駐車場】

山中渓の桜祭り【アクセス・駐車場・ライトアップ】

大井関公園・ろじ渓谷【アクセス・駐車場】泉州屈指の桜の名所

大照寺跡の枝垂桜【アクセス・駐車場】樹齢300年の名桜

花垣の八重桜【アクセス・駐車場】名桜の後継樹として里帰り

白子不断桜【アクセス・駐車場・御朱印】秋から春に咲く名桜

岩戸桜~樹齢360年~家建の茶屋跡オオシマザクラ【アクセス・駐車場】

西光寺の城之山桜【アクセス・駐車場】樹齢400年の一本桜

高貴寺の臥龍桜~樹齢200年の一本桜【アクセス・駐車場】

天保山公園の桜【アクセス・駐車場】

 

-桜名所
-, ,