今回紹介するのは大阪府東大阪市東豊浦町に位置する「枚岡公園」でナイトハイキングで向かう「枚岡山展望台」から眺める夜景です。
「枚岡公園」は大阪府営の都市公園で生駒山系の枚岡山と額田山の2つの尾根の山麓に整備されているのですが、中央には暗渓が横切る形となります。
1938年に開設された「枚岡公園」ですが、1958年に金剛生駒国定公園が指定されたと同時に「枚岡公園」の全地域も指定を受けました。
四季折々の楽しみ方がある「枚岡公園」では、春になると桜広場に桜が花が咲き乱れ、夏は木漏れ日輝く新緑のトンネルで森林浴を楽しむことができます。
秋には豊浦橋周辺に紅葉が赤く色付いて冬に向けては野鳥観測などを楽しむことができます。
また、生駒山に向けての登山ルートのひとつなっていることで、一年を通して多くの方々がハイキングに訪れます。
「枚岡公園」で行うハイキングコースでは額田山と枚岡山のそれぞれに展望台が設置されているのですが、大阪平野の素晴らしい夜景を眺めることができることでも知られています。
そんな「枚岡公園」にある「枚岡山展望台」と「額田山展望台」の2つの展望台の内、ここでは枚岡山展望台から眺める夜景の紹介となります。
準備が整いましたら「枚岡山公園」の散策スタートです!
枚岡山展望台【夜景】枚岡公園で行うナイトハイキング
今回は大阪府東大阪市東豊浦町に位置する「枚岡公園」を訪れて、ナイトハイキングにて枚岡山展望台に向かって大阪平野の夜景を楽しむのですが、自宅よりバイクに乗り込みアクセルを絞ります。
近畿圏内では兵庫県にある日本三大夜景のひとつで「1000万ドルの夜景」が眺められる「掬星台」や、奈良県にある新日本三大夜景のひとつの「若草山」などが夜景スポットとしては有名になります。
掬星台・若草山に関する記事は後ほどコチラをご覧下さい!
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大阪府にも数多くの夜景を楽しめる人気のスポットがあるのですが、そのひとつとなるのが「枚岡公園」にある「枚岡山展望台」より眺められる夜景となります。
また、大阪府池田市にある有料道路の「五月山ドライブウェイ」には5ヶ所の展望台があって大変素晴らしい夜景が観賞できるのですが、大阪府の夜景スポットとしては特にお勧めとなります。
五月山ドライブウェイの夜景に関する記事は後ほどコチラをご覧下さい!
五月山ドライブウェイ【夜景】秀望台~日の丸展望台【大阪府】
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まず初めに「枚岡公園」にある枚岡山展望台より夜景の観賞を楽しむにあたっての問題点が2つあるのですが、それらを覚悟した上で訪れる必要があるので簡単に紹介しておきます。
枚岡山展望台で夜景を楽しむための注意点!
まず1つ目の問題点が駐車場です。
「枚岡公園」には無料で利用できる駐車場が用意されているのですが、季節によって多少の変化はありますが利用時間が決められています。
基本的には朝の9時00分~夕方の17時00分までとなりますので、夜景を楽しむ時間帯には「駐車場の利用はできない!」と言うことになります。
夜景を楽しむにあたっては非常に厳しい問題点となりますが、少し離れたコインパーキングを利用するか公共交通機関を利用することで解決できます。
ひとつ簡単なアクセス方法があるとすれば自転車もしくはバイクで行くことです。
普段はどうかは不明で一切の情報は無いのですが、今回は駐輪場に関しては時間を過ぎてからも出入口は開いていました。
遠方からでなければ自転車やバイクで行けば駐輪場を利用することができるかと思いますので、選択肢のひとつとしてお考え下さい!
もうひとつの問題点が「ナイトハイキング」になることです。
登山道を歩き進めて「枚岡山展望台」を目指すだけですが、普通に歩き進めても30分ほどは必要になるほか真っ暗闇の登山道を歩き進めることになるので懐中電灯などの光り物が必須アイテムとなります!
従って、付き合って間なしのカップルや1人で訪れることはお勧めできません!
山深いと言うほどではないのですが、人けが無いのと真っ暗闇になることで獣に遭遇しないかを心配しながら歩き進める形となるので、正直に言って怖いです!
と、言ったような問題点があることを頭に入れつつ訪れるか否かをお考え下さい。
枚岡公園へのアクセスは公共交通機関がお勧めです!
上記で紹介した注意点から夜景を楽しむ際は駐車場が利用できませんので、公共交通機関を利用するのがお勧めとなります。
「夜間だから路駐で!」と考えがちですが、それほど広い駐車スペースはありませんし、周辺は駐車禁止になっている場所ばかりです。
ほかに路上駐車している車もありませんでしたので、たとえ止めれたとしても通報される可能性があります。
近くにコインパーキングも見当たりませんでしたので、駅近くに止めて歩き進める形になるかと思いますので、それならば公共交通機関を利用するほうが早いのではないかと思います。
以上の点から先ほど言ったように「自転車」や「バイク」で向かうのがベストかと思います。
公共交通機関を利用する場合の最寄り駅は「近鉄奈良線」の「枚岡駅」となります。
下車してからは東へ300mほどですので、6分程で行くことができます。
また「近鉄奈良線」の「額田駅」からでしたら、下車してから東へ600mほどですので、12分程で行けます。
ご自身にあったアクセス方法で訪れるようにして下さい!
尚、本文の最後にマイカーで駐車場に向かうためのアクセス方法を書いていますので、後ほどご覧下さい!
枚岡山展望台へと向かう登山道は過酷な登り坂です!
スタート地点となる「枚岡公園管理事務所」の前より歩き始めるのですが、歩き始めは街灯の光があることで特に問題なく歩き進めることができます。
また「枚岡公園管理事務所」の前にはトイレがあって夜間も利用可能となりますので、ひと安心です!
「枚岡公園管理事務所」の後方と言うか真上にある山は「額田山」となります。
「枚岡山展望台」があるのは南方向に歩き進めて行くとある暗渓を隔てた隣の山の「枚岡山」の山頂付近となりますので、まずは南方向へと長く伸びる遊歩道を歩き進めて行きます。
軽い登り坂ではありますが整備の行き届いた綺麗な遊歩道となるため、比較的簡単に歩き進めることができます。
ここで簡単に「枚岡山展望台」までの道のりを地図で確認してもらいます。
スタート地点は枚岡公園管理事務所前からとなり、まずは南方向に300mほど歩き進めて行きます。
渓谷沿いには、中継点として「椋ヶ根橋(くらがねばし)」が架かっています。
椋ヶ根橋を渡って枚岡山エリアに入ったら、左手側に歩き進めて100mほど歩き進めます。
急坂口の分岐点まで行くと左手側に登り進めて行きます。
そのあと幾つかの分岐点はありますが、分岐点には必ず行先を示す「木の立札」がありますので、なるかわ園地方面に向けて歩き進めて行けば「枚岡山展望台」まで行くことができます。
大きく道を間違えない限り枚岡山展望台に行けますが、別のルートで向かうこともできます。
今回は土砂崩れの影響で通行禁止になっている場所がありましたが、恐らくその箇所も通行可能になっているかと思います。
訪れる予定を立てる際には枚岡公園管理事務所に問い合わせて通行禁止区域がないかの確認をしておくことをお勧めします。
枚岡山と額田山の境目に架かる椋ヶ根橋!
遊歩道には所々に街灯があって簡単に歩き進めて行くことができるのですが、お地蔵さんが鎮座するあたりからは標高は低いながらも夜景を眺められる展望スペースがあります。
先ほどまで雨が降っていたこともあり、少しだけもやが掛っています。
最高の夜景とはならないのですが、高さの無いこの場所から望む夜景は街明かりが近くて思っている以上に見ごたえのある夜景となります。
もやが晴れて視界がクリアな日などは、ここからの夜景でも十分に楽しめるのではないかと思います。
そんな夜景を横目に見ながら少し歩き進めて行くと「額田山」と「枚岡山」の境目となる暗渓に架かる「椋ヶ根橋」が見えてきます。
椋ヶ根橋にはひときわ明るい街灯があって安心するのですが、街灯があるのは椋ヶ根橋を渡ったところまでとなります。
「椋ヶ根橋南①」の分岐点を左手側に曲がり、すぐ先にある「椋ヶ根橋南②」の分岐点を右にカーブしながら登り進めて行く登山道からは真っ暗闇の世界となります。
これより先は懐中電灯などの光り物が必要となります。
近年ではスマホのライト機能で何とかなるかと考えがちですが、これより先は月明りすらも入りにくい山道となるため、それ相応の光り物を持参することをお勧めしておきます。
標高260m付近にある枚岡山展望台までは急勾配の登山道が続きますので、両手のあくヘッドライトがお勧めとなります。
お出かけの際はヘッドライトを常に常備していますので、こんな時でも慌てることなく安心です!
どこに行くときでも1つあれば安心できて、手がふさがることの無いヘッドライトはお出かけの際の必須アイテムのひとつです!
ご自身の身を守る必須アイテムとして、ひとつは常備しておくことをお勧めしておきます。
街灯などが無いことで真っ暗闇になるのは夜景を楽しむには良い作用になるのですが、展望台までの道のりに街灯が無い状況で夜景を楽しむのは正直なところ少し身の危険を感じます。
過酷な道のりを歩いた者だけ望むことができる超絶景!
100mほど歩き進めて行くと次の分岐点となる「急坂口」があって左手側に登り進めて行くのですが、これより先は急勾配でかなりきついです。
さらに250mぐらい歩き進めていると次の分岐点となる「平岡バイパス西」があるのですが、容赦のない心臓破りの登り坂は続きます。
「平岡バイパス西」を右手側に歩き進めていると左手側に石の机と椅子の置かれた小さな展望スペースがあるのですが、目の前には木々が生い茂っていて夜景は見えない状態となります。
ここまで来るともう一息で枚岡山展望台に到着となるのですが、ここまで登っている最中に何度も「何故こんなにしんどい思いをして夜景を見ようとしているのか?」と考えてしまうほど、心が折れそうになる過酷な道のりとなります。
日中のハイキングでは大変人気のあるコースで多くの方が訪れるスポットとなりますが、ナイトハイキングでは誰1人として出会うことはありません!
ここまで来ると今更そんなことも言ってられないのですが、最後の分岐点となる「枚岡山展望台下」の木の立て看板が見えてきます。
最後の力を振り絞って歩き進めて行くと枚岡山展望台に到着となります。
枚岡山展望台は比較的に広い展望スペースになるのですが、その先にコンクリート造りの四角い展望台があります。
展望台には椅子に座りながら景色を眺めることができる窓が開けられています。
その窓より夜景を眺めると、まるで額縁に入った1枚の夜景の絵のように見えます。
本日は天候が良くないため、少しもやが掛っていて最高の夜景とはいかないようです。
もし晴れていたらと思うと、想像を遥かに上回る夜景になっていたことは間違いありません!
展望台の前には幾つかの椅子が置かれており、木々が少し視界を邪魔するものの眼下いっぱいに広がりを魅せる夜景は超絶景となります。
見渡す限りに広がりを魅せる街明かりは眩いばかりの光を放つのですが、晴れた日などは淡路島や明石海峡大橋までを望むことができます。
本日は少しもやがかっていますが、大阪のシンボルと言っても過言ではない「あべのハルカス」や、悲しくもシンボルの座を明け渡した「通天閣」のライトアップさている姿を眺めることができます。
枚岡山展望台に到着するまでには言い訳をつけて引き返したくなる過酷な道のりではありましたが「頑張って登って来てよかった!」と思えるほど満足のいく夜景を眺めることができます。
過酷な道のりであると言うことから「多くの方が訪れることは無い!」と言うのが現状ではありますが、ここより眺める夜景を独り占めしている気分になれる満足感は一度味わうと改めて訪れたくなるほどです。
次に訪れる時は良く晴れた日の夜景を満喫したいと考えます。
過酷な道のりではありますが、お勧めしたい夜景スポットのひとつとなります。
是非一度、この過酷な道のりを歩いた者にのみ眺めることができる夜景をお楽しみください!
と、言ったところでナイトハイキングで向かう枚岡山展望台で望む夜景の紹介がすべて終了となります。
枚岡公園のアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報はできる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「枚岡公園」
- 住所:〒579-8032大阪府東大阪市東豊浦町12-12
- 電話:072-981-2516(枚岡公園管理事務所)
- 時間:散策自由
- 定休日:年中無休
- 入園料:無料
- 駐車場:無料(約100台)
- アクセス:【公共交通機関】「近鉄奈良線」の「枚岡駅」から東へ徒歩300m(約6分)
「近鉄奈良線」の「額田駅」から東へ徒歩600m(約12分)
【お車】「大阪方面」からは「阪神高速13号東大阪線」の「水走出IC」を降りたらそのまま走り進めて「新石切駅前」の交差点を右折して「国道308号線」に入り少し先にある「箱殿」の交差点を左折しすぐにある「箱殿東」の信号を右斜め前に走り進めて踏切を渡ったらすぐ左折しさらに約150m先を右折しあとは案内看板に従って走り進めれば「枚岡公園の芝生広場の駐車場」に到着です3.2km(約13分)
「奈良方面」からは「第二阪奈道路」の「西石切IC」を降りた先にある「被服団地前」の交差点を左折して「国道170号線(大阪外環状線)」に入り2つ目の信号「新町陸橋北」を越えたらすぐに左車線で高架の側道を走り「新町」の交差点を左折し「府道702号線」に入り少し先にある「箱殿東」の信号を右斜め前に走り進めて踏切を渡ったらすぐ左折しさらに約150m先を右折しあとは案内看板に従って走り進めれば「枚岡公園の芝生広場の駐車場」に到着です3.1km(約10分)
最後までお付き合い頂きまして、本当にありがとうございます。
枚岡山展望台までの道のりは心が折れるくらいに過酷な山道となるほか、ヘッドライト無しでは歩き進めて行くことができない真っ暗闇の世界となります。
しかし、その先に待つ超絶景の夜景は全てを忘れさせてくれる魅力を秘めています。
是非一度訪れて、ご自身の目で素晴らしい夜景をご堪能下さい!
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