今回紹介するのは、奈良県の「奈良公園」にある「世界遺産」の「古都奈良の文化財」を構成する、8つの「構成資産」のひとつ「春日山原始林」です。
「春日山原始林」は、特別天然記念物に指定されており、春日山の照葉樹林は、国の名勝となります。
管理人は、これまでに数々の奈良県にある「世界遺産」を訪れてきたのですが、ここ「春日山原始林」だけは、後回しにしてきました。
「春日山」は「春日大社」の神山としての、信仰の場であったことから、ほとんど人の手が入らず、ひとたび足を踏み込めば、神秘的と言えば聞こえは良いのですが「人の手が入っていない大自然がそのまま残っている!」と言うことで、少し身の危険を感じていました。
「原生林」などは、よく耳にすることはあるのですが「原始林」ともなると、かなりの「ハイキング上級者」でないと「歩くことができないのでは?」とも考えていました。
それと何よりも、ハイキングコースとしても、全長約12kmの周遊コースとなり、時間にして4時間~5時間は必要となる、ロングコースのハイキングとなります。
そう言ったことから、訪れることを避けてきましたが、いろいろ調べていくうちに「初心者でも安全に歩くことができる!」と言うことがわかり、さらには「マイカー」をうまく利用すれば「春日山原始林」を攻略できると知り、満を持して訪れることにしました。
ハイキング初心者の方には、必見となるような紹介をしたいと思います。
準備が整いましたら「春日山原始林」の、散策スタートです!
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現在までに「奈良公園」の中にある、4つの「構成資産」のうち「東大寺」と「春日大社」と「興福寺」の、3ヶ所に関しては攻略済です。
奈良公園の世界遺産の記事は後ほどコチラをご覧下さい!
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最後の「春日山原始林」については、厳しいハイキングになると思い、なかなか一歩踏み出す勇気がなかったのですが、いろいろ調べた結果「マイカー」を利用することで、比較的楽なハイキングにできると言うことを知り、満を持して訪れることとなりました。
前回は「前編」としてお伝えしたのですが、ここではその続き「後編」として紹介します。
春日山原始林の前編の記事はコチラをご覧下さい!
春日山原始林【ハイキング】神秘的な大自然の姿そのままに
今回紹介するのは、奈良県の「奈良公園」にある「世界遺産」の「古都奈良の文化財」を構成する、8つの「構成資産」のひとつ「春日山原始林」です。 「春日山原始林」は、特別天然記念物に指定されており、春日山の照葉樹林は、国の名勝となります。 管理人は、これまでに数々の奈良県にある「世界遺産」を訪れてきたので ...
前回は「奈良奥山ドライブウェー」の「奥山エリア」から出て、いよいよ「春日山原始林に点在する石仏の紹介!」と言う所で、一旦終了としたのですが、早速ですが散策を開始します。
「奈良奥山ドライブウェー」の出口となる「芳山交番所の検札所」を横見に見ながら走り抜けると、少し道幅が広くなり、駐車やUターンができるスペースがあります。
ここより先は「高円山ドライブウェー」を走り進めて行くことになるのですが、点在する「石仏」を観賞しながらのハイキングを開始するための「駐車場」は、道を下って行くとすぐにあります。
ハイキングを開始する前に、まず初めに「奈良奥山ドライブウェー」に関する紹介を、簡単にしておきます。
奈良奥山ドライブウェーの全コース通り抜けは通行料が高すぎる!
まず初めに「奈良奥山ドライブウェー」は「若草山」から「春日山」を抜け「高円山」までを結ぶ、全長約13kmの「有料のドライブウェー」となります。
出入口となる料金所は「新若草山料金所」と「高円山料金所」の2ヶ所あります。
「新若草山料金所」からの出発の場合は「新若草山料金所」から「若草山山頂」までの「折り返しのコース」と「高円山料金所」までの「全線を通り抜けるコース」の2種類があります。
また「高円山料金所」から入る場合は、真ん中に位置する「春日山原始林」を縦走する部分が「若草山側からの一方通行」となりますので、地獄谷石仏群付近の「芳山交番所の検札所」までを折り返す「高円山の往復コース」のみとなっています。
料金は「新若草山料金所」から「若草山頂」までの折り返しのコースですと「軽四・小型車・普通車」が共に、530円となります。
「高円山料金所」から「高円山の往復コース」の料金は、640円となります。
今回は管理人は「新若草山料金所」から「高円山料金所」までの「全線を通り抜けるコース」を選択してますので、その場合でしたら「軽四」1350円で「小型自動車」1760円で「普通自動車」なら1860円と、全長13㎞足らずのドライブウェーとしては、少しお高い目の料金設定になっています。
「世界遺産」の構成資産に、登録されていると言うのが理由なのでしょうか?
しかし「奈良奥山ドライブウェー」を利用しないで、通常のハイキングコースを全てを歩くには、とてつもない距離を歩かなければいけません。
本格的なハイキングを、何度かでも経験していたら、なんとか歩けても、ほぼハイキング未経験の管理人ですと、おそらく無理です!
少し高いと思いながらも、通行料を支払い「奈良奥山ドライブウェー」を利用したと言うことです!
見どころのひとつ「地獄谷石窟仏」
車を駐車すると、いよいよ本格的な「石仏巡り」のハイキングとなるのですが、まずひとつ目の見どころとなる「石仏」は「地獄谷石窟仏」となります。
この駐車場から「地獄谷石窟仏」までは、600メートルほどとなりますので、それほど遠くはありません。
さっそく歩き出すのですが、先ほどまでの山深さに変わりはないのですが、軽い登り勾配の登山道となるため、軽快に足が前に進んでくれます。
本日のハイキングは、車を上手く利用しているため、今のところそれほど歩いていないので、管理人も我が姫君も身体的には、まだまだ余裕があります。
しかし、大自然が相手となりますので、依然として足元は悪く、油断できない状態が続きます。
軽い登り勾配とぬかるみに足を取られながらも、数分で「地獄谷石窟仏」に到着です。
「地獄谷石窟仏」は、近寄よることすらできないように、厳重に柵が設けられています。
そんな「地獄谷石窟仏」は、奈良時代のものとされているのですが、作者は不明となります。
凝灰岩層をくり抜いた「石窟」になるのですが、側面には「仏像が線刻」されています。
ぽっかりと大きな口を開いた「石窟」には、諸国を回遊した仏教僧「聖(ひじり)が住んでいた!」と言う説も伝わっていることから「聖人窟(しょうにんくつ)」とも呼ばれています。
窟の開口は3.9mで、奥行きが2.9mあり、高さも2.4mあるのですが、経年変化で退色していますが、随所で美しい彩色の跡が見られるのですが、緑色に苔むした窟内との色のコントラストが見ごたえ十分です。
壁面に刻み込まれている「地獄谷石窟仏」は、全部で6体の彫刻が刻まれているのですが、少し見にくくなっています。
正面壁には「釈迦如来像」を中心として、その左右に「薬師如来」と「十一面観音」が刻まれ、右壁面には「如意輪観音」さらに左壁面に「阿弥陀如来坐像」と「千手観音」が線刻されています。
中央に線刻されている「釈迦如来像」は、高さ1.4mの最も大きな仏像で、2重の蓮華座に結跏趺坐する「盧舎那仏」であるとも言われるほか「石仏」で作られることが多い「弥勒仏」ではないかとの諸説もあります。
「地獄谷石窟仏」は、長い時を越えてきた今現在もなお、劣悪な環境に耐えて、彩色などが残っているのは、本当に信じ難い限りとなります。
そんな「地獄谷石窟仏」は、大仏殿建立に際して、石材採りの石工が彫刻した説や、山伏が岩窟に寝起きして彫刻したとする説などがあると言います。
じっくり時間をかけて「地獄谷石窟仏」を観賞したところで、一旦、駐車場に戻ることにします。
見どころのひとつ「首切地蔵」
駐車場に戻ると、次の見どころとなる石仏は「首切地蔵」となります。
「地獄谷」から戻ってきたと思えば、次は「首切」に向かうと言う、身の毛もよだつネーミングが続きます!
「地獄谷石窟仏」は、駐車場から上に向かう登山道を歩いたのですが「首切地蔵」へは、登山道を下って行く形になります。
道路を隔てて「首切地蔵」に向かって歩き始めるのですが、最初は足元の状態も悪い登山道でしたが、しばらく歩き進めていると、歩きやすい登山道へと変わってきます。
少し歩き進めていると、橋の架かっている「分岐点」が見えてくるのですが「首切地蔵方面」に向かうか「春日山石窟仏方面」に向かうかの選択となります。
「春日山石窟仏方面」は、登り勾配になっていますので、とりあえず下に降りていく「首切地蔵」から攻めることにします。
どんどん階段を下って行くと「首切り地蔵休憩舎」と「お手洗い」があり、その前に「首切地蔵」が鎮座しています。
「首切地蔵」(滝坂地蔵磨崖仏)
彫刻の感じから、鎌倉時代の作と考えられているのですが、なぜ「首切地蔵」と呼ばれているのかと言いますと「柳生十兵衛」の弟子となる「荒木又右衛門」が、この「お地蔵さん」で「刀のためし斬り」をしたと伝えられているからです。
「首切地蔵」に近づいて首のあたりを見てみると、確かに首の部分に亀裂が入っています。
ここにきて伝説にケチをつける気はないのですが・・・ホントかな・・?
びっしりと苔むした「首切地蔵」に手を合わせると、次の目的地となる「朝日観音」へと歩き出します!
見どころのひとつ「朝日観音」
「首切地蔵」から「朝日観音」へ向かうのは「柳生街道(別名:滝坂の道)」と呼ばれる登山道を、歩き進めて行くことになります。
「柳生街道(滝坂の道)」は、江戸時代の中期に、当時の奈良奉行によって石畳が敷かれ、昭和初期まで、柳生から奈良までの間で、物資を運ぶための道として使われていたそうです。
本来のハイキングコースでしたら「柳生街道(滝坂の道)」を下から登ってくるのですが「首切地蔵」から向かうには、下りとなります。
管理人は、過去に行ったことのあるハイキングで「必ず!」と言っても良いくらい、下りの道が長く続くと「膝」か「股関節」のどちらかが悲鳴をあげます。
そうした経験から、慎重に歩みを進めて行くのですが「柳生街道」の石畳の敷き方は、かなり乱雑で、膝に負担のかかる道のりとなります。
一歩一歩、ゆっくりと歩いて行くのですが「朝日観音」までの距離は、僅か600mほどとなり、距離的にはそれ程ないのですが、なかなかに厳しい道のりとなります。
そんなこんな言っていると、右手上に「朝日観音」が見えてきます。
「朝日観音」(滝坂弥勒地蔵磨崖仏)
鎌倉時代の文永2年(1265年)の銘がある、大きな「三尊仏の磨崖仏」となるのですが、東に面しているため、早朝には、高円山の頂きから昇る朝日が、真っ先にこの「三尊仏の磨崖仏」を照らすことから名付けられたそうです。
「朝日観音」と言う名前が付いていますが、中央に「弥勒菩薩」が刻まれており、その両脇には「地蔵仏」が刻まれる形となるため「観音」と言うネーミングは、あまり関係ないようです。
実際に、朝日に照らされている姿を見るには、かなり早い時間に訪れなければいけないことになります。
見どころのひとつ「夕日観音」
続いての見どころとなるのは「夕日観音」で、ここ「朝日観音」からは、さらに600mほど下って行く形となります。
駐車場から言うと、すでに1㎞以上は下っていると思いますが、慎重に歩き進めているため「膝」や「股関節」の痛みは、今のところありません。
軽快に歩き進めていると「夕日観音」と書かれている看板はあるのですが、肝心の「夕日観音」の石仏が見当りません。
周りをよ~く見渡すと、山の斜面の上のほうに、3体の小さな石仏があるのが見えます。
しかし、先ほどと同じように何かおかしい・・!?
またしても「夕日観音」と名前を付けておきながら「地蔵」の石仏になっているようです。
しかし、さらに上をよ~く見ると、かすかに「石仏」らしきものが見えています!
ここからでは遠過ぎることと、山の斜面が邪魔して少し見ずらいので、我が姫君を待機させて、急な山の斜面を登って行くことにします。
「3体の地蔵」の石仏があるところまでは、簡単に斜面を登って行くことができ、目の前で「3体の地蔵」の石仏を見ることができるのですが、さらに上にある「夕日観音」ではないかと思われる「石仏」を間近で見るには、簡単にはいきそうにありません。
管理人は、自分で言うのもなんですが、運動神経に関して少々自信があるので「夕日観音」らしき石仏を確認するため、すいすいと道なき山肌を登り始めたのは良いのですが、登っていくうちに、だんだんと身の危険を感じてきます!
下の登山道から、我が姫君が「危ないから、やめときや~!」と、心配そうに声をかけてきます!
管理人は、その言葉に、かすかな愛を感じ「大丈夫や!任しとけ!」と、勢いを付けて登りだすのですが、今にも蛇か得体の知れない何かが、出てきそうな雰囲気のなか、恐る恐る登り進めて行きます!
以前に紹介した「前編」でも、今回のハイキングでの最大の反省点である「半袖」で「半ズボン」のスタイルが、奇しくも恐怖を拡大させています!
「虫よけスプレー」もしていないので、耳元では「ブ~ン!ブ~ン!」と、絶えず目に見えぬ得体の分からない何かが纏わり付いてきます!
何とかの思いで「夕日観音」まで辿り着き、目の前で「夕日観音」の写真を、撮り収めることができました
「夕日観音」(滝坂阿弥陀如来磨崖仏)
「夕日観音」は、鎌倉時代のもので「朝日観音」と同じ作者と言うことですが、等身大の「阿弥陀如来」の石仏となります。
「夕日観音」と呼ばれるのは「夕日」に向かって、西向きに立っている姿から名付けられています。
先ほど、並んでいた「3体のお地蔵さん」にも名前が付けられており「滝坂三体地蔵」と称されるのですが、こちらは室町時代の作となります。
さらに、実はもう1体、見つけにくい場所になるのですが「滝坂三体地蔵」の右上の側面にも、木々などで隠れていますが「滝坂地蔵」が刻まれています。
少しだけ怖い思いをしながらでしたが、すべての写真を撮り終えましたので、心配していた我が姫君の元へと降りて行くと「あれれれれ・・!?」先ほどまで、管理人の身を案じていたはずの、我が姫君の姿がどこにもありません!
逆に、こちらが心配になって周りを見渡すと、少し離れた所で座って「携帯」をいじってるではありませんか!
こちらの姿に気付くと「もう、終わった~?」と、冷めたひと言が・・
「おっ、ぉぉ~」と力なく答えたあと、なぜか急に涙がこぼれ落ちそうに・・
そっと涙を拭い、次の見どころに向けて歩き始めます!
見どころのひとつ「寝仏」
「夕日観音」より、少し下って行くと「寝仏」なるものがあるのですが、非常にわかりにくくなっています。
「寝仏」は、南北朝時代の作と考えられています。
悟りを得る為に必要な、智慧を象徴する「金剛界大日如来」の石仏となるのですが、石の真ん中辺りに彫られているのですが、写真向かって左が頭部になっているのですが、中央付近では「金剛界大日如来」が「智拳印」を結んでいる両手が見えます。
少しわかりづらくなっていますので、お見逃しの無いように・・・
と、言ったところで「旧柳生街道」に点在している、石仏の散策は終了となります。
見どころのひとつ「春日山石窟仏」
「旧柳生街道」の散策を終えたので、最初の方で紹介した「分岐点」まで戻ることにします。
駐車場から「寝仏」までは、ずっと下りの登山道だったことで、意外と楽だと思っていたのですが、石畳がデコボコだったことで、すでに膝が笑っています。
降りてきた道を、今度は登り始めたのは良いのですが、意外と角度があるため、パワーが必要となります。
こまめに休憩を取りながら、登り進めていきます。
「分岐点」まで戻り、対岸へと伸びる橋を渡って歩き進めていると「地獄谷園地」と「新池」があります。
ここまで来れば、残りは200mとなり、最後の見どころとなる「春日山石窟仏」までは、もう一息となります。
ラストスパートで階段を登り進めて行くと「春日山石窟仏」に到着となります。
「春日山石窟仏」は、平安時代末期も物になっており、刻名はあるのですが「未詳」となっています。
東西に、2つの凝灰岩質の「石窟」から成るのですが「春日山石窟仏」には、幾つもの石仏が彫られています。
「東窟」の下部の4面には、仏像を彫りだした石柱を中央にして「東の洞」には、東壁面に「菩薩型立像」が3体、さらに天部に立像が1体あり「西の洞」には、西壁面に「地蔵菩薩立像」が4体、さらに天部にも像が1体が彫られています。
「西窟」には「大日如来」を中心とした「金剛界五仏」が、彫り残されています。
本来でしたら、合計18体の石仏が彫られているのですが、風化が激しく、状態がとても悪いため、すべてを確認することができません。
しかし、その状態の悪さからは、越えてきた時代を感じることができることで、味わい深さを、より一層引き立たせているようにも感じます。
と、言ったところで、奈良県の「古都奈良の文化財」の「世界文化遺産」の「構成資産」のひとつとなる「春日山原始林」の見どころの散策は、すべて終了となります。
「春日山原始林」の見どころの全てを、お伝えできたかわかりませんが「世界遺産」となる「春日山原始林」は、人の手が全く入ってないため、大自然を体いっぱいに感じることができることは間違いありませんので、是非一度訪れて、神秘的な空間をお楽しみください。
「前編」から「後編」にわたってお付き合い頂き、本当にありがとうございました。
ハイキングを楽しむための3つの必須アイテム!
訪れる場所にもよりますが「登山口」や「市営のセンター」などがあると「ハイキング用」の「杖」などを「無料」で、貸し出しの可能な、場所などがありますが、どこでもあるわけではありません。
以前に訪れた「大台ヶ原」では「大台ヶ原ビジターセンター」が営業中は「無料」で、貸し出し可能となっていました。
大台ヶ原のハイキングの記事は後ほどコチラをご覧下さい!
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ハイキングを開始する出入口などに「ご自由にお使いください!」などと書かれて、置いてくれているようなところもありますが「春日山原始林」には、見る限り置かれていないと思います。
やはり、ハイキングを行うにあたり「杖」が有ると無いとでは、足にかかる負担に、明らかな違いがあります。
そこで、携帯に便利な「トレッキングポール」を、紹介しておきます。
「トレッキングポール」を代表する、人気ブランド「ブラックダイヤモンド」は、優れた「機能性」と、優れた「耐久性」を、兼ね備えた「トレッキングポール」のメーカーとなります。
オールラウンドに使える「多用途性」が、最大の魅力です!
それと、何と言っても「熊除けの鈴」です。
「そんな~」って思うかもしれませんが、やはり必要かと思います。
たくさんの方が、訪れるようなハイキングでしたら、何の問題も無いかと思いますが、場所によっては、人が少なく、大自然の広がる、山深い場所でのハイキングになると、歩いていても、身の危険を感じることが多々あります。
あって困るものではないので、ご自身の身を守る「必需品」として、お考え下さい。
そこで紹介したいのが「マジックベアベル」となるのですが、時計と逆回りにまわすと、中の振り子が引き上げられ、音を止めることができる「消音機能付き」となり、人が多い時や、必要の無いときには、ありがたい商品です。
「マジックベアベル」は、真鍮製となりますので、とても良い音色です!
管理人は「大台ヶ原」の「おみやげ屋さん」で「mont・bell」の「熊除けの鈴」を、1600円で購入しました。
残念な点は「消音機能」が無いので、鳴りっぱなしというのが、少々問題あり・・
しかし、音色は最高に良いです!
最後に、暗くなった時の「必須アイテム」となるのが「ヘッドライト」です。
手に持つ「懐中電灯」でも良いのですが、山歩きでは、両手が空くのがベストです!
そこでお勧めするのが「ジェントス」の「ヘッドライト」で、日本でもトップシェアを誇る、LEDライトメーカーです。
あらゆる機能を搭載した「高性能ヘッドライト」は、フォーカスコントロールで「ノーマル照射」から「ワイド照射」まで「無段階調節」が、可能となっています。
高性能のわりに、比較的に「安価」で、購入できるところが、とてもうれしい商品です!
以上の、3商品の紹介をしましたが、いずれも、ご自身の身を守るための「必須アイテム!」と、なっています。
ハイキングは、大自然が相手となりますので、備えあれば憂いなしです。
お出かけの際には、是非、旅のお供とお考え下さい!
春日山原始林のハイキングでの注意点!
今回「春日山原始林」を訪れて感じた注意点としまして、管理人は、ハイキングに関して「ド素人」であったため、ハイキングにふさわしくない「半袖」に「半ズボン」と言う、大自然の山をなめた格好でしたが、やはり「長袖」で「長ズボン」と言うスタイルが基本となります。
また「虫よけスプレー」なども御用意のうえで、散策するのがベストかと思います。
「春日山原始林」は、とにかく歩いていると、耳元で「ブ~ン!ブ~ン!」と、何か分からない音が常にします。
ちなみに「スズメバチ」の姿も、所々で見かけました。
「半ズボン」や「スカート」などで、草木がうっそうと生えた場所を歩き進めていると、結構体にこたえます。
何よりも「コケ」や「ぬかるみ」などで足を滑らせて、ひっくり返ることになると、とても危険です。
最低限の装備は整えてから訪れることを、お勧めしておきます。
春日山原始林のアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「春日山原始林」
- 住所:〒630-2171奈良県奈良市誓多林町(奥山ドライブウェイ)
- 電話:0742-22-0375(奈良公園事務所)
- 時間:散策自由
- 入山料:無料
- 定休日:無休
- 駐車場:無し(春日大社の駐車場を利用)
- アクセス:【公共交通機関】「JR大和路線」の「奈良駅」もしくは「近鉄奈良線」の「近鉄奈良駅」から「奈良交通バス(春日大社本殿行き)」に乗車して終点となる「春日大社本殿」のバス停留所で下車して「遊歩道入口(北口ゲート)」まで徒歩(約5分)もしくは「遊歩道入口(南口ゲート)」まで徒歩(約10分)
「JR大和路線」の「奈良駅」もしくは「近鉄奈良線」の「近鉄奈良駅」から「奈良交通バス(市内循環外回り)」に乗車して「東大寺大仏殿・春日大社前」のバス停留所で下車して「遊歩道入口(北口ゲート)」まで徒歩(約10分)もしくは「遊歩道入口(南口ゲート)」まで徒歩(約15分)
【お車】「第二阪奈道路」の「宝来IC」から(約30分)
「名阪国道」の「天理IC」から(約30分)
「奥山ドライブウェー」新若草山料金徴収所
- 住所:〒630-8211奈良県奈良市雑司町212(新若草山料金徴収所)
- 電話:0742-26-7213・FAX:0742-26-1661(新若草山自動車道)・0742-22-0926(新若草山料金徴収所)
- 時間:朝の8時00分~夜の23時00分(*但し12月1日~3月15日は夜の22時00分まで)
- 通行料金:新若草山コース(山頂までの往復)・二輪車(380円)・軽自動車(530円)・小型車(530円)・普通車(530円)・マイクロバス(1320円)・大型車(2120円)
*奈良奥山コース(全コース通り抜け)・二輪車(780円)・軽自動車(1350円)・小型車(1760円)・普通車(1860円)・マイクロバス(4000円)・大型車(5310円)
*高円山コース(*高円山料金徴収所から地獄谷石仏群付近の芳山交番所の検札所まで折り返すコース)・二輪車(430円)・軽自動車(640円)・小型車(640円)・普通車(640円)・マイクロバス(1590円)・大型車(2540円) - 定休日:展望台は年中無休
- 駐車場:無料45台(若草山山頂駐車場)
- アクセス:【公共交通機関】「JR大和路線」の「奈良駅」もしくは「近鉄奈良線」の「近鉄奈良駅」からタクシーで約30分
【お車】「第二阪奈道路」の「宝来IC」から約30分
「名阪国道」の「天理IC」から約30分
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
奈良県の「世界遺産」のひとつ「春日山原始林」は、人の手がほとんど入らず、大自然そのままの姿が残っている、貴重なスポットになります。
少し怖い所もありますが、見方を変えれば、とても神秘的な景色を楽しむことができますので、是非一度訪れて、ご自身の目でご堪能下さい!
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