今回紹介するのは、京都府京都市東山区にある「清水寺」の境内に鎮座し、最強のパワースポットとして名高い「地主神社(じしゅじんじゃ)」です。
現在の社殿は、1633年に「徳川家光公」が、造営したもので「本殿・拝殿・総門」は、それぞれ、国の重要文化財に指定されており、1994年には、歴史的経緯から「清水寺」の一部という形で「古都京都の文化財」のひとつとして「世界文化遺産」に登録されています。
「清水寺」の一角に鎮座する「地主神社」は、境内でも、特に有名な「清水の舞台」を出て、すぐ左手側に位置する神社となり、江戸時代までは「清水寺」の土地の「地主神」を祀るために建立された「鎮守社」でした。
「地主神社」の創建年代は「神代(かみよ)」と言い、日本神話で言う「神武天皇」の前までの時代となる「神話時代」とされ、近年の研究により、境内にある「恋占いの石」が「縄文時代」の遺物であることが、アメリカの「原子物理学者」により、科学的な年代測定で証明されています。
現在、その守護石となる「恋占いの石」は「縁結び」としての「パワースポット」となり、狭い境内に、10メートルほど離れて鎮座する2つの「恋占いの石」は、一方の「恋占いの石」より、目を閉じて歩き出し、反対側の「恋占いの石」まで、たどり着くことが出来れば「恋の願いが叶う!」と言われ、良縁を求める多くの方が、御利益を授かるため訪れてきます。
また「縁結び」をはじめとして、境内にはいくつもの「御利益」を授かれる「パワースポット」があり「地主神社を訪れると、叶わない願いは無い!」とも言われ、数多くの「パワースポット」が点在する京都において、最古で最強の「パワースポット」となっています。
そんな「見どころ」の多い、最強の「パワースポット」の紹介となります。
準備が整いましたら「地主神社」の散策スタートです。
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清水寺の記事は後ほどコチラをどうぞ!
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「地主神社」の紹介をする前に、まず初めに「アクセス」と「駐車場」に関する紹介を、簡単にしておきます。
地主神社へのアクセスは訪れる時期を考えて・・
基本的に「地主神社」を訪れるのは「清水寺」を訪れるのと、同じことになります。
ここで、改めて言うまでもないのですが「清水寺」の周辺にあるコインパーキングは、異常なくらい「駐車料金」が、お高い目の設定となっています。
駐車料金が、比較的に安いと思われるコインパーキングは、ほぼ空いていることはなく、空いていたと思ったら「書き間違いでは?」と思うような、20分400円や「土曜日・日曜日・祝日」に関しては、15分400円などと言うコインパーキングが、かろうじて空いているぐらいです。
本来でしたら「清水寺」から一番近い、市営の「京都市清水坂観光駐車場」に止めれば、1日1回1000円となり、経済的にも肉体的にも優しくなるのですが、交通規制が掛かっている時期や、混雑時などには「観光バス」を優先する傾向があり、このような日には、止めることは出来ません。
ハイシーズンでなければ「京都市清水坂観光駐車場」が、一番近くていいのですが、時間帯によっては、満車の可能性が非常に高くなっており「もしかして?」なんて考えて「京都市清水坂観光駐車場」の方に入って行こうものなら、止めることができないだけでなく、同じことを考えて入っていった車の渋滞と、たくさんの観光客の通行で、なかなか脱出することが出来ません!
今までにも、何度か「清水寺」を訪れて、そんな状態を経験していますので、最初から、少し離れたところに駐車するのも、一つの考えではないかと思います。
ここでは、少し離れますが、以前に駐車したことがある「MID五条坂パーキング」を、紹介しておきます。
「清水寺」までは、約1kmぐらい離れることになりますが、普通に歩いて、12分ぐらいで行くことができます。
これぐらい「清水寺」から離れると、すんなりと駐車することができますし、駐車料金に関しても、少しはマシになります。
「平日」の、朝の8時00分~夜の20時00分までなら、30分200円となり、最大料金の設定もあって「平日」は、1200円となっていますので、安いです。
「土曜日・日曜日・祝日」になると、朝の8時00分~夜の20時00分までのあいだは、やはり金額は少しあがり、20分200円となりますが、まだマシです。
夜の20時00分~翌朝の8時00の分に関しては、60分100円となり、連日の最大料金は、500円となります。
もっと探せば、もう少しぐらい、近いコインパーキングがあるのかもしれませんが、近くなればなるほど、満車の確率は上がり、料金もアップすると考えるべきだと思います。
そんな点から考えても、京都観光を行なうにあたっては、やはり「公共交通機関」を、利用すると言うのが、問題なくスムーズにいくと思います。
基本的には「京都市営バス」も、引っ切り無しに走っていますので、簡単にどこにでも、行くことができると思います。
「公共交通機関」を利用して「地主神社」に行くには「JR・近鉄」の「京都駅」からでしたら「京都市営バス(86系統・206系統・100系統)」に乗車して「五条坂」の、バス停留所で下車すれば、徒歩10分で行けますし、次のバス停の「清水道」で下車しても、同じく徒歩10分で、行くことができます。
「土・休日」のみになりますが「JR・近鉄」の「京都駅」から「京都バス(18系統)」に乗車して「五条坂」の、バス停留所で下車しても、徒歩10分で行けます。
「京阪電車」の「七条駅」や「祇園四条駅」さらには「阪急電鉄」の「河原町駅」などからでも、同じように「京都市営バス」が出ていますので、ゆっくりと周辺の観光も兼ねることができますので「公共交通機関」を利用することを、お勧めしておきます。
地主神社だけ行くにも清水寺の拝観料が必要です
「地主神社」を訪れるあたり、ひとつだけ注意しておかなければいけないことがあるのですが「地主神社」は「清水寺」の境内にあることで「清水寺」に入るための「拝観料」が必要になると言う点です。
「地主神社」は「清水寺」の「清水の舞台」を過ぎたところにありますので、訪れるためには、どうしても「清水の舞台」を越える必要があります。
「地主神社」に、直接的に繋がっている、別の道などは一切ありませんので「地主神社」を、訪れると言うのは「清水寺」も、同時に楽しむことになります。
ちなみに「清水寺」の「本堂」及び「清水の舞台」の拝観料は「大人・大学生・高校生」は、共に「400円」となり「中学生・小学生」は「200円」となっています。
日本で一番引かれる恋占いおみくじ
「清水寺」の拝観料を納め、見どころのひとつとなる「清水の舞台」からの、眺めを楽しんだあと「本堂」を出ると、すぐ左手側に「地主神社」の、境内へと繋がる階段があります。
「清水の舞台」を出ると同時に、たくさんの方が「地主神社」の境内へ向かい、たくさんの方が「良縁」をはじめ、数多くの「御利益」を得て、境内から下りてきます。
見るからに狭い階段を上りきると、まず最初に、右手側に、見どころのひとつとなる「手水舎(ちょうずしゃ)」があるのですが、一般的な神社の手水舎とは少し違い、小さな「お社」となっているほか「祓戸大神」が、同時にお祀りされており「合格・恋・開運・勝・安産・安全・良縁・厄除」などの祈願ができる「柄杓(ひしゃく)」を手に取り、心身を清めるようになっています。
神社の境内に入れば、神様が鎮座する、神聖な空間となるのですが、多くの人は、日常生活を送るにおいて「つらいこと」や「悲しい思い」などを重ねていくうちに、さまざまな「ストレス」を感じ、知らず知らずのうちに「穢(けが)れ」を、身体に溜め込んでいきます。
そうしたことから、神社に参拝する前には、手水舎に用意された水で、手を洗ったり、口をすすいだりして、身心共に、清らかな状態にするわけです。
このように「穢(けが)れ」などを、除き清めることを「祓(はら)え」と言い、手水舎に鎮座する「祓戸大神」とは「祓(はらい)を司どる神様」となっています。
そんな手水舎の横には、見どころのひとつとなる「パワースポット」があり「紅白」の紐を、大量に結び付けられ、それらによって埋もれかけれいる「良縁大黒様」の、石像があるのですが、手前には「契り糸(ちぎりいと)」なるものが、置かれています。
紅白に分けられた「契り糸」は、鎮座する「良縁大国様」に、その糸を結びつけて「縁結び」を、祈願するものとなり「二人の絆」を、強くしたいと願う「カップル」の場合には、女性は、糸のついた「紅色」の紙に、男性は、糸のついた「白色」の紙に、それぞれ、ご自身の名前を書き、その二つの糸が離れないように強く結んで、繋がった紐を、さらに「良縁大国様」に結びつけて祈願すると言うものです。
いやいや「これから良縁に恵まれたい!」と言う、女性の場合は、糸のついた「紅色の紙」に「ご自身の名前」を書き、糸のついた「白色の紙」に「叶えたい願い事」を「一言」で書き、二つの糸のついた紙を結んで、さらに、その紐を「良縁大国様」に結びつけてください!
男性の場合は、反対で「白色の紙」に「ご自身の名前」を書き「紅色の紙」に「願い事」を「一言」で書いて、結んでください!
「契り糸」にて「良縁」を授かれることを、お祈りします。
心身を清めたあとは、手水舎の後ろにある「社務所」を覗いてみます。
社務所には、楽しみどころとなる「恋占いおみくじ」が、置いてあるのですが「地主神社」の「おみくじ」は「恋愛」を重視したものとなり「良縁」を、求める方は「必ず!」と、言っても過言ではない確率で引かれます。
多くの方が「良縁」を求めて「恋占いおみくじ」を引くため、日本でもっとも多く引かれる「おみくじ」と言われ、一説には「日本一のおみくじ」だと、言われています。
「地主神社」の「恋占いおみくじ」は、全部で「7種類」あるのですが、縁起のよい順に言うと「大吉・吉・半吉・小吉・末吉・凶・大凶」という順番になります。
結果に対して、喜んでもらうために「大吉」が、多く入っていると言うことは無く、7種類すべての割合が均一で、同数の「おみくじ」が入っているのが特徴的です。
「恋占いおみくじ」は「ランク付け」があります。
「大吉」は、特に良い・・・かならず持ち帰る!
「吉」は、良い・・・持ち帰る!
「半吉」は、半分だけ良い・・・持ち帰っても良い!
「小吉」は、少しだけ良い・・・持ち帰っても良い!
「末吉」は、あとで良くなる・・・結んでも良い!
「凶」は、良くない・・・結ぶ!
「大凶」は、ぜんぜん良くない・・・かならず結ぶ!
と、言うような「ランク付け」があり「末吉」以下の「おみくじ」を、引いてしまった場合は、横にある「お祓い所」の棒に、くくり付ける形になっています。
遠路はるばるやってきて「おみくじ」を、引いた結果が良くなくて「ガッカリ!」と、肩を落とすのを軽減するために、わざと「凶」を、入れない神社もあると言いますが「お祓い所」に、結び付けられた「おみくじ」の数からすると、結構な確率で「残念!」な、結果に終わってしまったと思われます。
立て看板には「恋占いおみくじ・地主神社」と、前面に大きく書かれていますが、よ~く見ると、側面に「お祓いします!」と小さな文字で、申し訳なさそうに書かれているのが、余計に気の毒に思えて・・・!
と、言うような、日本一引かれる「恋占いおみくじ」で、手始めは軽くお楽しみください!
縄文時代の遺物「恋占いの石」
「地主神社」の、一番の見どころとなり、超有名で、人気が高い「縁結び」の「パワースポット」となるのは「恋占いの石」です。
「恋占いの石」は、境内に続く階段を、登りきるより前から、すでに見えています。
近年の研究により「恋占いの石」が、縄文時代の遺物であることが、アメリカの原子物理学者となる「ライル・ボースト博士」によって、科学的な年代測定で証明されています。
そんな、縄文時代の遺物が、今や「縁結び」の「パワースポット」になるなんて、この「石」自体も、思いもしなかったと思います。
鉢巻きのように「注連縄(しめなわ)」を掛けられた「恋占いの石」は、本殿の前に、約10メートルほどの間をあけて、2個あり、一方の「恋占いの石」より「目を閉じて!」歩き出し、反対側の「恋占いの石」まで、たどり着くことが出来れば「恋の願いが叶う!」と、言われ「良縁」を求める多くの方が、その御利益を授かるため訪れてきます。
また、一度で出来れば「願いは早く叶い!」出来なければ「願いが叶うのが遅れる!」と、言われるほか、友人の「アドバイス」を受けながら、歩ききると、願いを成就するのも「人の助けがいる!」と、言われています。
訪れたからには、一度は体験しておかなければと思い、我が姫君が挑戦します!
管理人は、後方より歩いて見ていたのですが、正直、笑いをこらえるのに必死でした!
何故かと言いいますと、我が姫君の「行くで~!」のひと言で、スタートしたのですが、歩き出して数メートルで、前方に人だかりがあると、我が姫君の歩く速度が急に落ち、その人だかりを交わすように、ジグザグに歩きだします!
この時点で「薄目を開けているのでは!」と、不信感を抱いた管理人は、笑いをこらえますが、その後も「止まる!」に「交わす!」と言った「不正」の数々を、繰り返したのち、反対側にある「恋占いの石」に「ドンピシャ」のタイミングで「タッチ!」するという「神業」を見せたあと、振り返って、満面の笑みを浮かべながら「行けた~!」と、言う始末!
「嘘こけ!」と、言い放つ管理人に対し「ほんま!ほんま!」と、言える度胸!「神よ我が姫君をお許しください!悪気は決してありません!」と、言うようなことがあったのですが、このような方が、境内にはたくさんいます。
この着物を着た女性も、やはり、途中で人だかりを交わし「フィニッシュ」は「ドンピシャ!」のタイミングで「タッチ!」となりましたが、どうやら、横の方より「アドバイス」が出ていたため、願いを成就するのにも、今後「人の助け」が必要となりそうです。
見ているほうが面白く、たくさんの方が「良縁」を求め「アドバイス無し!」で、挑戦するのですが「ドンピシャフィニッシュ!」を決める方が、結構な確率で現われるので、笑わずには見ていられません!
「地主神社」の境内は、非常に狭く、たくさんの方が入り乱れて、あっちに行き、こっちに行くので「ごちゃごちゃ」しています。
本殿の前は、特に人が多いので、奇跡的に訪れる良いタイミングの時しか「不正」なく、1人の力で、反対側の「恋占いの石」までたどり着くことが出来ないのが、本当のところです。
真剣に「縁結び」の御利益をいただきたいと、お考えなら「朝一番」とか「雨の日」など、人が少ない時を見計らって、お出かけください!
我が姫君の「事の真相」は、墓場まで持って行くと思われ、解明できませんが、次の見どころに進みたいと思います。
地主神社の主祭神は大国主命です!
2個ある「恋占いの石」の、ちょうど真ん中あたりに「地主神社」の「本殿」があります。
現在の社殿は、1633年に「徳川家光公」が、造営したもので「本殿・拝殿・総門」は、それぞれ、国の重要文化財に指定されており、1994年には、歴史的経緯から「清水寺」の一部という形で「古都京都の文化財」の、ひとつとして「世界文化遺産」に登録されています。
「地主神社」の主祭神は「大国主命(おおくにぬしのみこと)」となり、父母神となる「素戔嗚命(すさのおのみこと)」と「奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)」さらには「奇稲田姫命」の父母神となる「足摩乳命(あしなづちのみこと)」と「手摩乳命(てなづちのみこと)」を「正殿」にお祀りし「大田大神(おおたのおおかみ)(芸能と長寿の神)」と「乙羽竜神(おとわりゅうじん)(旅行・交通安全の神)」さらに「思兼大神(おもいかねのおおかみ)(知恵と才能の神)」を「相殿」にお祀りしています。
本来でしたら「地主神社」という社号から考えると、当地の「地主神」を祀る、神社であるとする説もあります。
「地主神社」の、創建年代は「神代(かみよ)」と言い、日本神話で言う「神武天皇」の、前までの時代の「神話時代」と言われ、平安時代には「嵯峨天皇(さがてんのう)」をはじめ「円融天皇(えんゆうてんのう)」や「白河天皇(しらかわ てんのう)」が、訪れたと言います。
天禄元年(970年)に「円融天皇(えんゆうてんのう)」が、訪れた際の勅命により、臨時祭が行われたのですが、これが、現在行われる例大祭となる「地主祭り」の、始まりであると言います。
尚「地主神社」の主祭神である「大国主命」は「日本神話(古事記)」に出てくる、ウサギの「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」を助けたと言う、心優しい神様となり「縁結び」の、御利益があると言う神様になります。
入口の階段を、登りきったところにも「大国主命」と「白兎」さらに「縁結び」と書かれた「小槌(こづち)」が、置かれています。
「大国主命」が「縁結び」と言うより、実のところを言うと「白兎」が、助けてもらったお礼にと言うことで、美しい「八神姫」のところに連れて行き、二人を引き合わし縁を結んだのですが、やさしい気持ちを持った「大国主命」であったからこその導きであったご縁なので「縁結び」の神様としてのいわれが、始まったと言うことです!
やさしい気持ちを持ってお参りし、御利益を授かってください!
本殿の前には「祈願殿」となる「拝殿」があり、見どころのひとつとなるのですが、天井部分が、一般的な拝殿とは、少し違って「鏡天井」となり、そこには「狩野元信(かのうもとのぶ)」が描いた「丸竜」があるのですが、伝説として、夜ごと天井を抜け出し、近くにある「音羽の滝」の水を、飲みに出たと言います。
抜け出さぬように、竜の目に「釘」を打ちつけたと言い、この竜は、いずれの方角から眺めても、自分の方を睨んでいるように見えることから「八方にらみの竜」とも呼ばれ「清水七不思議」の、ひとつとして数えられています。
厄除け開運・活力の神「祓戸大神」と「人形祓い」
さらに、本殿の横には「祓戸大神(はらえどのおおかみ)」と「人形祓い(ひとがたばらい)」があります。
「地主神社」の「祓戸社」に関しては、社殿などの立派なものではなく、急ごしらえのお祀りの形式で「八足台」による祭壇となっていて、素朴なお祀りの形をとっています。
祭壇上には「祓戸大神」となる「厄除大黒様」が鎮座し、お参りされた方の「厄」や「悪運」を、取り除いてくれることで、みなぎる「活力」と、明るく清らかな「心」を、授かることが出来ます。
「祓戸社」の、祭壇の左手側に置かれている「祓串(はらえぐし)」は、神主さんが、お祓いをするときに振っている「紙垂(しで)」という「白い紙」のついた棒と、同じようなものとなるので、ご自身の手に取って「左⇒右⇒左」の順番で振り、ご自身でお祓いをしてください!
次に「厄除大黒様」の、手に持っている「水晶玉」に、軽く触れて「開運」を祈願してください!
さらに、祭壇の横には、水の入った「たらい」があるので、そちらに移動します。
昔の人々は「紙」で「人形」を作り、自分の「罪穢(つみけが)れ」を、人形に移して「身代わり」として、川に流すことで、厄を祓えると考えていたと言い、身に付いた「悪運・悪縁・病気」など、さまざまな悩み事を、取り祓う神事となります。
「地主神社」の「祓戸社」では「紙の人形(ひとがた)」に息を吹きかけ、お祓いしたいことを書いて「水に溶かす」と言う「人形(ひとがた)祓い」で「厄除け」を祈願することができます。
「人形祓い」は、昔からある習わしですが、やり方については、至って簡単で、難しくありません!
まずは、人形に「名前」と「年齢」さらに「お願い事」を記入します。
「3回」息を吹きかけて「厄」を、人形に移します。
最後に「厄」を移した人形を、桶の水に浮かべて、人形を溶かすことで「厄」を落とします。
と、言ったように簡単ですが、心の中で、しっかりとお願いしながら、行うようにしてください!
奈良時代には「宮廷」でも行われていた、由緒のある「魔除け」のお祓いとなり、心身を清め、生きる勇気と、活力が湧いてきます!
地主神社の見どころのひとつ「栗光稲荷」
続いての見どころは、開運を祈願できる「栗光稲荷(くりみついなり)」ですが、手水舎と社務所の、細い通りの最奥にあります。
「地主神社」の境内は、先ほども言いましたが、非常に狭くこじんまりとしているのですが、そんな中に、見どころとなる「パワースポット」が密にあり、たくさんの人で溢れかえりますので、空いているところを見つけたら、順番なんて考えないで、祈願しに回ってください!
「栗光稲荷」は「商売繁盛」をはじめとして「家内安全」や「開運招福」の「守り神」として、厚い信仰を集めています。
「商売繁盛」のお札を、社務所にて授与していただけるほか、毎年、初午祭が盛大に執行されています。
ここまでに紹介した、見どころに関しては、中央にある本殿より手前側となり、これよりは、本殿より奥にある、見どころの「パワースポット」に移動します。
幸福祈願所でしあわせの銅鑼を打ち鳴らせ!
本殿より奥には、さまざまな、見どころとなる「パワースポット」が点在しています。
まずは「幸福祈願所」で「鉦(かね)」を、軽く「三度」打つと、その心地よい響きが、神さまに伝わり「良縁」がいただけると言う「しあわせの銅鑼(どら)」を打って「縁結び」と「幸福」を祈願します。
「銅鑼を打って!」と、言いましたが、打つための「バチ」のようなものは無いので、手で「銅鑼」の真ん中を、軽く「三度」打ちましたが、思っていた以上に、綺麗な音色が、境内に響きわたります。
「しあわせの銅鑼」の音色は、美しく響きわたり、余韻が長ければ長いほど、神さまに、あなたの願いが届くと言われ、音が小さかったり、響かなかったり、以前にも打ったが「なかなか効果がない!」と、言った場合は、 神さまを敬う心がけや、良いご縁に巡り会うための努力が、まだ足りないと言われています。
「三度」たたくのは「三」という数が、万物の生成と、繁栄を約束する、めでたい数とされているからです。
「銅鑼」は「銅」と「錫(すず)」という、異なる二種の金属の、絶妙な組み合わせで作られていることから、相性の良い、ご縁の巡り会いによって、出来あがった楽器となります。
清らかな素直な心で、この「しあわせの銅鑼」を打てば、その音色を耳にした神さまが、きっとあなたに「良縁」を授けてくれることでしょう。
清らかで透き通るような音色に乗せて、神様に、あなたの願いが届きますように・・・
大田大神のお社に鎮座する撫で大国さん
「しあわせの銅鑼」を打ったあとは、すぐ左手側にある、見どころのひとつ「大田大神」の、お社に鎮座する「撫で大国さん」に移動します。
「大田大神」は「長寿」と「芸事上達」の神様となります。
そんな、お社に鎮座する真鍮製の「大国様」は、いつからともなく「撫で大国さん」の呼び名で、親しまれるようになったと言います。
願いを込めて「撫で大国さん」を、やさしく撫でると、手が触れた箇所に応じて、それぞれの「ご利益」が、いただけると伝えられています。
小槌・・・「良縁・開運・厄除け」の御利益
福袋・・・「金運・商売繁盛」の御利益
あたま・・・「受験必勝・成績向上」の御利益
手・・・「勝運・芸事上達」の御利益
おなか・・・「安産・子宝」の御利益
足・・・「旅行安全・交通安全」の御利益
たわら・・・「出世・土地守護・家内安全・夫婦円満」の御利益
と、言うように、ご自身にあった御利益をいただけますが「病気回復」を願う方は、病のあるところをやさしく撫でてください!
水かけ地蔵に水をかけて祈願!
「撫で大国さん」を、撫でまわしたあとは、その左手側にあり、境内の最奥にあたる見どころのひとつ「水かけ地蔵」に、水をかけて祈願します!
境内の最奥で、ひっそりとたたずむ「お地蔵様」の石像は、身の丈が50センチほどの、小さな「お地蔵様」です。
長らくのあいだ、地中にて、厳しい修行に絶えてきたせいか、残念ながら、お顔やお体は、ところどころ失なわれていますが、近年になってから、この場に鎮座して、多くの参拝者を見守ってくれるようになりました。
見てわかるほどに、小さいながらも、その穏やかな佇(たたず)まいからは、不思議と、心癒されるものがあり「お地蔵様」の、徳の高さがしのばれます。
「お地蔵様」には、隣に置かれた「柄杓(ひしゃく)」を手に取って、まず軽くすすいで清めたのち、水をくんで「お地蔵様」の上から、そっと水をかけて祈願することで「ご利益」が、得られると言い「水かけ地蔵」と呼ばれています。
一願成就のおかげ明神に最大の願いを・・
「水かけ地蔵」に、水をかけて祈願したあとは「地主神社」の境内では、最後の「パワースポット」となる「一願成就」の守り神の「おかげ明神」に、お参りします。
特に「女性の守り神」として知られる「おかげ明神」は「どんな願い事も一つだけなら必ずおかげ(御利益)がいただける」という「一願成就」の神様となります。
「一願成就」の神様となる「おかげ明神」の後方には「ご神木」となる「いのり杉」または「のろい杉」と呼ばれた、杉の木があるのですが、江戸時代に、女性の間で流行した「丑の刻参り(うしのときまいり)」に、使われたといいます。
現在でも「のろい」の願をかけて「五寸釘」を、打ち込んだと思われる釘跡が、無数に残っています。
多くの人は、時に人を「妬(ねた)んだり」また「恨んだり」する、妙な考えが、心の奥底に生まれてくることがあり、自分でも気付かないうちに、心の底でいつも神様に助けを求めています。
「五寸釘」を打ち込んで、縁が切れるように祈らずとも、この本当の心の叫びは、神様に届き、受け止めてくれ、拭(ぬぐ)い清めて「良縁」へと、導いてくれるはずです。
そんな、ちょっとだけ怖い「のろい杉」がお社の後ろにあるのですが、写真は撮っていませんので、訪れた際に「おかげ明神」の後方を覗いてみてください!
と、ここまでに、さまざまな「パワースポット」となるお社で、さまざまな祈願をし「これ以上なにも祈願することは無い!」と言うのが、正直なところですが「これ!」と言う、最大のお願い事を「おかげ明神」に祈願してください!
その強い想いは、かならずや「おかげ明神様」は、叶えてくれるのではないかと思います。
地主神社の見どころのひとつ地主桜!
境内にある、奥の「恋占いの石」の、横辺りに「地主神社」の、見どころのひとつとなる「地主桜(じしゅざくら)」があります。
今回訪れたのは、桜の時期ではないので、当然ですが、蕾すら付いておらず、枝のみの姿でしたが、この「地主桜」は、たいへん珍しい品種の名桜となりますので、簡単に紹介しておきます。
「地主桜」は、一本の木に「八重」と「一重」の花が、同時に咲く珍しい品種となっています。
「嵯峨天皇」が、境内を訪れた際に、地主の桜のあまりの美しさに「三度」御車を、お返しになった故事より、別名「御車返しの桜」とも呼ばれます。
京に都があった頃は「白川女の花使い」によって、毎年「禁裏御所」にも、この桜が届けられたと言います。
現在の「地主桜」は、円山公園のしだれ桜などの、桜守として知られる「佐野藤右衛門」によって、献木されました。
4月の第2日曜日の、午前10時に行なわれると言う「さくら祭り」の頃には、背後にある「黄桜(ウコンの桜)」と共に、気品と風格のある美い姿で満開となり、これらの桜の美しさを祝い、神々のお力をたたえ、そのご利益によって人々が「良縁」を授かることを祈願しつつ「さくら祭り」が、盛大に行われると言います。
そんな「さくら祭り」を、楽しみにお出かけになるのもいいかと思います。
と、言ったところで「世界文化遺産」となる「地主神社」の「パワースポット」となる、見どころの散策がすべて終了となります。
「地主神社」は、こじんまりとした神社となるのですが、密に「パワースポット」が点在した、見どころの多い神社となり「地主神社」を訪れれば「叶わない願いは無い!」と言われるほど、たくさんの神々が鎮座しています。
「縁結び」及び「良縁」を求める方には、最高で最強のスポットであることは、間違いありません!
一度訪れて、ご自身の目で、さらに心で「地主神社」で味わえる、並々ならぬ「パワー」を、感じ取ってみてください!
地主神社のアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「地主神社」
- 住所:〒605-0862京都府京都市東山区清水1丁目317
- 電話:075-541-2097
- 時間:午前9時00分~午後5時00分
- 定休日:無休
- 料金:境内自由
*清水寺の拝観料が必要となります。 - 駐車場:無(周辺駐車場利用)
- アクセス:【公共交通機関】「JR・近鉄」の「京都駅」から「京都市営バス(86系統・206系統・100系統)」に乗車して「五条坂」のバス停留所で下車して徒歩10分または「清水道」のバス停留所で下車して徒歩10分
「JR・近鉄」の「京都駅」から「京都バス(18系統)」に乗車して「五条坂」のバス停で下車して徒歩10分(土・休日のみ運行)
「京阪電車」の「清水五条駅」から徒歩25分
「京阪電車」の「七条駅」から「京都市営バス(206系統)」に乗車して「五条坂」のバス停留所で下車して徒歩10分
「京阪電車」の「祇園四条駅」から「京都市営バス(207系統)」に乗車して「清水道」のバス停留所で下車して徒歩10分
「阪急電鉄」の「河原町駅」から「京都市営バス(207系統)」に乗車して「清水道」のバス停留所で下車して徒歩10分
【お車】「名神高速道路」の「京都南IC」より約21分(7.7km)
「名神高速道路」の「京都東IC」より約16分(7.5km)
最後までお付き合いいただき本当にありがとうございます。
「地主神社」は、毎日のようにたくさんの観光客で賑わいます。
今回は「縁結び」の「パワースポット」の「地主神社」を中心に紹介しましたが、ここ「地主神社」と、その周辺には「清水寺」をはじめ、たくさんの「見どころ」がありますので、1日かけてゆっくりと散策していただけたらと思います。
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