今回紹介するのは、大阪府東大阪市上四条町に位置する「なるかわ園地」の一角にある展望スペースの「ぼくらの広場」から眺める大阪府随一の「夜景」です。
「ぼくらの広場」がある「なるかわ園地」は金剛生駒紀泉国定公園の一角に位置しており、暗峠(くらがりとうげ)の下から鳴川峠(なるかわとうげ)を越える約204haにも及ぶ広大な園地となります。
そんな「なるかわ園地」の最高地点にある「ぼくらの広場」からは大阪平野の街明かりが一望できるのですが、街明かり先にある大阪湾をはじめ六甲山系の山並み、南を向けば葛城山や金剛山までの大自然のパノラマ状の景色を楽しむことができます。
また、天気が良い日には遠く淡路島までも眺めることができます。
「なるかわ園地」への立ち入りに関しては、特に時間制限が無いのでいつでも入園することができるのですが「らくらくセンターハウス」に用意されている駐車場の利用は朝の9時00分~夕方17時00分までとなります。
従って、夜景を楽しむとなれば時間的に少し無理があるため「ぼくらの広場」からの夜景を楽しむには、最北部に位置する出入口よりナイトハイキングで向かうことになります。
「最北部に位置する出入口よりナイトハイキング!」と言いましたが、その点が大きな問題となります。
最高の夜景を観賞できるにも拘(かかわ)らず「ぼくらの広場」が大人気の夜景スポットとして騒がれないのは、上記のような問題があることが要因となります。
そんな「ぼくらの広場」から眺める夜景の紹介となります。
準備が整いましたらナイトハイキングで向かう「ぼくらの広場」の散策スタートです!
ぼくらの広場【アクセス・駐車場】大阪府随一のパノラマ夜景!
今回は大阪府東大阪市上四条町に位置する「なるかわ園地」の最高地点にある展望スペースの「ぼくらの広場」から夜景を眺めるため、日没を前に暗峠に向けてマイカーを走らせます。
「ぼくらの広場」は日中に行うハイキングの通り道にある絶景スポットとしては大変人気が高くなっているのですが、夜景の観賞になるとそうはいきません!
標高524メートルの最高地点に位置する展望スペースですので、基本的に利用できる「らくらくセンターハウス」の駐車場の利用時間内では、どう考えても夜景を観賞できるような時間はありません!
従って「なるかわ園地」の最北部にある駐車スペースに車を止めて、最短距離を歩いて「ぼくらの広場」に向かうことになります。
最北部にある駐車スペースまでは暗峠を走り進めて行くことになるのですが、非常に厄介な酷道(こくどう)となる暗峠ですので、運転が苦手な方にはお勧めできない場所となります。
まず初めに「ぼくらの広場」に向かうための「アクセス」と「駐車場」に関して簡単に紹介しておきます。
ぼくらの広場へのアクセスはマイカーが必須条件です!
「ぼくらの広場」に向かうためのアクセスに関しては「マイカー」を利用することが「必須条件!」となります。
但し「らくらくセンターハウス」の駐車場に止めてしまうと、利用できる時間帯の夕方の17時00分までに戻るとは絶対的に不可能となります。
そのため「なるかわ園地」の最北部に通っている国道308号線を走り進めて、大阪府と奈良県の県境となる暗峠まで行く必要があります。
大阪府側からでも奈良県側からでも、いずれにしてもこの国道308号線を走り進めることになります。
「国道308号線を走り進めて・・」と言うことは「意外と楽な道なのでは?」と思うでしょうが、この道が最大の難関となります。
「暗峠越えの酷道」と言う、少しからかう意味を込めた呼ばれ方をする経路となるのですが、その字の通り一般国道の中でも乗用車による通行が非常に困難で「酷い状態の国道」となります。
では何が酷いかと言いますと、道幅が狭いので車両のすれ違いが非常に困難になるのですが、それに加えてびっくりするほどの急勾配の道となっていることです。
沿線住民の方だけが利用する生活道路となるほかは、行楽者が歩き進めるためのハイキングコースの一部となるので、峠越えの道としては基本的に使われることがありません!
そんな非常に厄介な国道308号線を、約2.3kmほど走り進めないと駐車スペースまで行くことができない点を頭に入れておかなければいけません!
今回は大阪府側から日没を迎える前までに「ぼくらの広場」に到着できるように夕方の17時30分頃に暗峠に向かって走りだしました。
道中で2台ほどの車と鉢合わせになったのですが、ギリギリ交わせる場所だったので難を逃れましたが、まさに手に汗を握る思いでした。
運転に集中していて写真素材などは無いのですが、暗峠方面から下ってくる車はブレーキを踏めば車は止まりますが、こちら側は急勾配を上っている最中にブレーキを踏んで車が一度止まってしまうと、あまりの急勾配から次にアクセルを踏み直すのが大変です!
コンパクトカーとなる管理人の車はパワーが非常に弱いので、アクセスを全開に踏み込んだまま駐車スペースに到着したのですが、ボンネットの中からはゴムの焼ける匂いがするほどでした!
最初にも言いましたが、大阪府側からでも奈良県側からでも必ず国道308号線を走ることになりますので、訪れてみようとお考えの方はそんな問題点を頭に入れておいてください!
こんな話を聞いた時点で行く気を無くした方もいるかと思いますが「ご安心ください!」もうひとつのアクセス方法があります。
「有料道路」を走り進めることになりますが「信貴生駒スカイライン」を利用すれば簡単に行くことができます。
今回走り進めて到着した暗峠にある駐車スペースは、先程から話に出ている国道308号線を走り進めているとあります。
大阪府側から奈良県側に入った県境あたりに「すえひろ」と言う峠の茶屋があるのですが、その先に小さなトンネルがあってトンネルを越えたところが駐車スペースとなるのですが、そのトンネルの上を通っているのが「信貴生駒スカイライン」となります。
駐車スペースに関してですが、トンネルを越えたすぐ裏手に2台ほど駐車できるスペースがあるのと、トンネルを越えて数メートル先の国道308号線沿いに道幅が少し広くなったところがあるのですが「駐車禁止!」の看板が立っていないので3台~4台ほどの路上駐車が可能となります。
「信貴生駒スカイライン」を利用して行かれる方は、駐車場と言う形のものは道路上にないので、ちょうどこの辺りに差しかかったところで、車道脇に安全な駐車スペースを探して止めることになりますが、駐車してから「なるかわ園地」に直接入れますので、そこから歩き進めて行く形となります。
どちらかの駐車スペースより歩き始めることになりますが、いずれにしても安全が保障されているような駐車スペースではないので、安全な形で駐車できたことを確認の上で「ぼくらの広場」に向かうようにして下さい!
ぼくらの広場まではナイトハイキングが必要です!
駐車スペースに車を止めたところで「ぼくらの広場」に向かうのですが「一難去ってまた一難!」と言うのが「ぼくらの広場」より夜景を眺めるためには必要条件となります。
次の難関は「ナイトハイキング」にて「ぼくらの広場」に向かうと言う試練です!
今回は日没を迎える前に「ぼくらの広場」に向かったのですが、日没を迎えてから訪れるには完全なナイトハイキングが必要となります。
真っ暗闇となる「なるかわ園地」を歩き進めるには、スマホのライト機能では光量が足りないので、ヘッドライトなどの光り物が「必須アイテム」となります。
「迷う?」と言うことは無いと思いますが、道中には分岐点が二ヶ所ほどあり、そこを間違うとドキドキが止まらなくなります。
真っ暗闇になってからのナイトハイキングでは少々分かりにくいので、明るさのある日中の写真で紹介を進めていきます。
車を駐車したところより、まずはトンネルをくぐって大阪府と奈良県の県境となる「峠の茶屋・すえひろ」まで50mほど歩き進めます。
「峠の茶屋・すえひろ」と民家との間にある小道より「なるかわ園地」へと入って行くのですが、ここまでは夜間でも街灯がありますので、光り物を使う必要はありません!
小道に入ったところからナイトハイキングの開始となりますので、ヘッドライトなどで道を照らしながら歩き進めてください!
少し広くなった遊歩道に出ると真っ直ぐに道は続いて行くのですが、左手側に「信貴生駒スカイライン」が見えます。
下記の左上の写真では頭が邪魔になって見えませんが、右手側に曲道があります。
右に曲がっても「ぼくらの広場」に向かうことはできるのですが、少し険しい散策路となりますので「信貴生駒スカイライン」を横目に見ながら真っ直ぐ歩き進めて行きます!
歩き進めていると急に木々が多くなって急勾配の坂道へと変わりますが、足元はコンクリートで舗装された一本道となります。
比較的に歩きやすい遊歩道ではありますが、とにかくパワーがいる心臓破りの坂道となります。
約350mほど歩き進めた先に直進と左右に分かれる分岐点があるのですが、この分岐点で右手側に進路を変えて歩き進めて行きます。
この分岐点で直進したり左手側に歩き進めてしまうと、どこまで歩いても「ぼくらの広場」に辿り着くことは無いので、間違うとドキドキが止まらなくなります!
右手側に進路を変えて歩き進めていると「案内板」があって杭の立った出入口がるので入ります。
そのあと小さな溜め池に架かる石橋を渡ってしまえば、ラストスパートは直進のみです!
出入口の杭の場所から約200メートルほど歩き進めていると大きな鉄塔が立っている開けた場所に出ますので、その鉄塔を向こう側に越えると「ぼくらの広場」があります。
駐車スペースより歩きはじめて約15分ほどで「ぼくらの広場」に到着となります。
行きは明るい時間帯でのハイキングで問題なかったのですが、帰りは夜景を楽しんだあとですのでナイトハイキングとなるのですが、どんな状態かの写真を載せておきます。
これまでにも幾つかの夜景を観賞する際に、ナイトハイキングで展望スペースに向かって歩き進めてきましたが、いつものスタイルは、常に前を歩く我が姫君の頭に1つのヘッドライトを付けて、後方を歩き進める管理人の頭と首に2つのヘッドライトを付けて辺りを照らしながら歩くのですが、写真でみると明るく見えていても、実際に3つのヘッドライトで照らしていても暗く感じますし何よりも少し怖いです!
近頃では、スマホのライト機能が意外と明るいからと言って多用しがちですが、これぐらいの真っ暗闇になると足元の状態が悪かったりすると怪我の元になりますのでお勧めは出来ません!
夜景を楽しむことより先に「我が身に危険が無い!」と言うのが「絶対条件!」となりますので、ご自身の身を守る「必須アイテム」としてひとつは常備しておくことをお勧めしておきます。
と言ったところで話を戻しますが、街灯などが一切ないことで真っ暗闇になると言うのは夜景を楽しむにあたっては良い作用と考えても良いのですが「ぼくらの広場」から眺める夜景は、まさにそのものとなります。
ぼくらの広場の眼下に広がる大阪随一を誇る夜景!
日没を迎えていよいよ夜景を楽しめる時間帯がきたのですが、本日は非常に残念なくらいにモヤの掛かった夜景になっています。
それにもかかわらず、遥か彼方まで広がりを魅せる大阪平野の街明かりは類を見ないほど圧巻な夜景となります。
標高524メートルに位置する「ぼくらの広場」から眺める景色は生駒山系でも最大級の視界を誇るのですが、街明かりの光量および迫力に関しても最大級の夜景であると言っても過言ではありません!
視界を邪魔する障害物が一切無く、180度のパノラマ状に展開される夜景は大阪随一であるのは確かですが、それ以上に関西随一であるのかもしれません!
近畿圏内には、兵庫県の神戸市が誇る「1000万ドル」を称する夜景があるほか「日本三大夜景」のひとつに選ばれる、摩耶山の「掬星台」などの夜景は特に大人気のスポットになります。
多くの方が夜の六甲山を目指して車を走らせるのですが、アクセス面が良いと言う点が魅力のひとつでもあります。
その点では劣るかもしれませんが、夜景としての光量に関してはそれらに負けず劣らずのものがあります。
広々とした「ぼくらの広場」は二段からなる展望スペースになっており、先ほどは低い位置にある展望スペースの先端に立って夜景を眺めたのですが、後方の一段高くなった展望スペースでは「特等席」で夜景を眺められるように一組だけベンチが置かれています。
後方の展望スペースで眺める夜景は視界がさらに良くなることに加えて、ロマンチックな雰囲気の中でゆっくりとベンチに座って夜景を眺めることができるようになっています。
「アクセス面が悪い!」と言うことで、それほど人がこないと思っていたのですが、滞在していた30分ぐらいのあいだに四組のカップルが訪れたのと、帰りに三組のカップルとすれ違ったことから考えても、やはり人気のスポットであることは間違いないようです!
先ほども言いましたが、過去に何度かナイトハイキングを行なって夜景を楽しんだことがあるのですが「苦労した先には素晴らしい夜景が待っている!」と言ったなんの根拠もない経験が頭の隅に残っていることで、今回はアクセスの良い人気の夜景スポットではなく過酷な道の先にある「ぼくらの広場」からの夜景を眺めてみたくなったと言うことです!
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広大な「なるかわ園地」の最高地点にある「ぼくらの広場」からは大阪平野の街明かりが一望でき、その先にある大阪湾をはじめ六甲山系の山並み、さらに天気が良い日には遠く淡路島までも眺めることができます。
南を向けば葛城山や金剛山までの大自然のパノラマ状の景色を楽しむことができるのですが、今回は少し気象状況に恵まれなかったのですが、空気が透き通るような日には「ぼくらの広場」の眼下に広がる夜景は超絶景になることは間違いなく言えます。
必ずもう一度訪れて、最高の夜景を楽しみたいものだと考えたところで「ぼくらの広場」の散策はすべて終了となります。
車のアクセスが非常に悪く、約15分ほどのナイトハイキングが必要と言う条件の悪さはどうしようもありませんが、その先に待つ夜景に関しては間違いないので一度訪れて、大阪府随一と呼ばれる夜景をご自身の目でご堪能下さい!
ぼくらの広場のアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「ぼくらの広場(なるかわ園地内)」
- 住所:〒579-8052大阪府東大阪市上四条町
- 電話・FAX:072-988-4184(らくらくセンターハウス)
- 時間:自由
- 休園日:無休
- 入園料:無料
- 駐車場:無(4~5台の駐車スペースあり)
- アクセス:【お車】「阪神高速13号東大阪線」の「水走IC」を降りて「国道308号線」を直進して「新石切駅前」の交差点を右折して「国道170号線」に入りその先にある「箱殿」の交差点を左折して「国道308号線」に入り1つ目の信号となる「箱殿東」を直進して道なりにしばらく走り進め「踏切」を渡り少し進んだ突き当りを左折して再び「国道308号線」に入ったあとは約2.2kmほど「暗峠」に向けて急勾配の坂道を走り進めた先に「駐車スペース」があります5km(約25分)
最後までお付き合い頂きまして、本当にありがとうございます。
「なるかわ園地」の最高地点にある「ぼくらの広場」から眺める夜景は、大阪府随一と言っても過言ではない大パノラマ夜景が眼下一杯に広がりを魅せることで人気があります。
アクセス面が少し悪いと言う難点はありますが、大切な方と是非一度訪れて、楽しい時間をご堪能下さい!
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