今回紹介するのは、京都府京都市右京区京北井戸町丸山に鎮座する「常照皇寺」です。
「常照皇寺」は、南北朝の動乱という歴史の渦に巻き込まれた「光厳天皇(こうごんてんのう)」が、貞治(じょうじ)元年となる1362年に、都の政争を避けて京北の山国に開いた寺院と言われているのですが、一説には廃寺だった天台宗の「成就寺(じょうじゅじ)」を改めたとも言われるのですが、現在は臨済宗天竜寺派に属する禅宗寺院となり、歴代天皇の帰依を得た皇室ゆかりの寺でもあります。
天皇は、周辺の自然を庭に見立て、寺の裏山を「猿帰嶂」また、滝を「白玉泉」さらに、山全体を「万樹林」と名付け、周囲の十勝を選ばれたという言い伝えがあります。
長い年月を経た現在も、山の麓にある境内一帯の景観は、当時を彷彿させるものがあり、背景に従える山と一体になった庭は、見応え十分な景観を残しています。
そんな優れた景観を残す境内は、京都府の史跡に指定されているのですが、境内に整備されている「庭園」には、国の天然記念物に指定されている「光厳天皇」の御手植えで、樹齢650年と言われる「九重桜」をはじめ、御所から株分けしたといわれる「左近の桜」さらには、一重と八重が一枝に咲く「御車返しの桜」などの桜の名桜があり、桜のお花見シーズンを迎えることで「庭園」は、大変な賑わいをみせます。
寺門前を流れる「大堰川(桂川)」に掛かる「山陵橋」からの保全地域の眺めに関しても、四季おりおりの景観を楽しむことができます。
背景となる、なだらかな山の姿は「常照皇寺」の「山号」となる「大雄山」と呼ぶにふさわしいものです。
そんな、皇室ゆかりの寺院となる「常照皇寺」の紹介となります。
準備が整いましたら「常照皇寺」の散策スタートです。
常照皇寺【アクセス・駐車場・御朱印】皇室ゆかりの寺院
今回は、桜のお花見シーズンにあわせて、京都府京都市右京区京北井戸町丸山に鎮座する「常照皇寺」を、訪れることにしたのですが、朝一番に到着できるように「マイカー」を走らせます。
近畿圏内の桜のお花見シーズンと言えば、やはり「京都!」に行くことで「名所」がたくさんあるのですが、あまりの人の多さに「疲れる!」と言う方が、多くいるのは間違いありません!
管理人自身も正直なところ、人、人、人で溢れかえる「京都!」へ出かけるのは苦手で、あえてハイシーズンに出かけることはありません!
今回訪れる「常照皇寺」ですが「京都!」で「桜の名所!」となりますが、京都市内より北西に約30kmほど離れた山中にある寺院となるため、桜最盛期のハイシーズンに訪れても、交通渋滞はもちろんのこと、境内が人で溢れかえることはありません!
正直なところ「常照皇寺」を訪れるにあたっては、桜のシーズンを外すと、境内の見どころとなる部分が、ほぼ無くなってしまいます。
そんなこともあり、桜最盛期に訪れることにしたのですが、まず初めに「常照皇寺」を訪れるための「アクセス」と「駐車場」に関して、簡単に紹介しておきます。
常照皇寺へのアクセスはマイカーがお勧め!
京都府では、桜の名所として知られる「常照皇寺」ですが、車で訪れるにしても、京都府内から北へ約1時間ほど離れた山中ですので、アクセスに関しては決して「良い!」とは言えないのですが「公共交通機関」を利用しても「マイカー」を利用しても、比較的簡単に行くことはできるかと思います。
まず初めに「マイカー」を利用して訪れる場合ですが、最寄りの「有料道路」となるのは「名神高速道路」なので「京都南IC」を降りることになります。
降りると同時に「国道1号線(京阪国道)」に入りますので、そのまま北上するように走り進め、その先にある「国道1号久世橋」の交差点を左折して「久世橋通り」に入ります。
少し先にある「石原」の交差点を右折して「国道171号線」に入り、さらに少し先にある「葛野大路九条」の信号を左斜めに進み「葛野大路通り」に入ります。
しばらく走り進めた先の「葛野大路五条」の交差点を左折したら、すぐにある「五条天神川」の交差点を右折して「国道162号線」入ります。
そこから約25kmほど道なりに走り進めていると「道の駅・ウッディー京北」があり、越えてすぐに名称の無い交差点がありますので、右折して「国道477号線」に入ります。
あとは、しばらく走り進めた先にある「常照皇寺」の案内看板に従って直進し、少し走り進めた先に「駐車場」があります。
「京都南IC」から、約40kmほどありますので、約1時間10分ほどは必要かと思います。
続いては「駐車場」に関する紹介となりますが「常照皇寺」には「無料」で利用できる「大型駐車場」が用意されています。
簡単な白線引きはされていますが、広々とした「駐車場」となりますので、正確な駐車台数は分かりかねますが、普通車に関しては約50台で、大型バスに関しては10台ほどは駐車できるかと思いますので、よほどのことが無い限り「満車!」と言うことは無いかと思います。
「駐車場」の利用時間に関してですが、特に制限は無く、24時間出入りは可能かと思いますが、境内へ入るには「方丈」の出入口より入る必要があり、拝観時間が朝の9時00分~夕方の16時00分までと言うこともありますので、早すぎる訪問は時間の無駄になるかと思います。
最後に「公共交通機関」を利用して行く場合ですが「最寄り駅」と言っても、少し距離が離れるのですが「JR・近畿日本鉄道・ 京都市営地下鉄」の「京都駅」となり、そこからはバスの利用が必要となります。
まずは「JRバス(高雄・京北線)」に乗車し、約90分ほど離れた「周山」のバス停留所で下車します。
そこから「京北ふるさとバス(山国・小塩線)」に乗り換えて約15分「山国御陵前」のバス停留所で下車したら、あとは徒歩で400mほど北上すれば到着となります。
「JRバス(高雄・京北線)」に関しては「平日・休日」ともに、運行本数に関して問題はありませんが「京北ふるさとバス(山国・小塩線)」に関しての運行本数は、かなり少くなります。
また、桜最盛期となる4月19日頃までは「京北ふるさとバス」の「臨時便」が出ていると言いますが、それでも本数が少ないのは間違いなく、乗り遅れると大変ですので、事前に時刻表をよく確認したうえでお出かけください。
以上が「常照皇寺」を訪れるための「アクセス」と「駐車場」の紹介となります。
皇室ゆかりの格式の高さを感じる「常照皇寺」
今回は、 朝一番の9時30分頃の到着となりましたが、道中の京都市内では少し車も多かったのですが、それ以外には軽快に車を走らせての到着となりました。
「常照皇寺」は「桜の名所」として知られることから、門前でお出迎えしてくれる一本桜は立派で、色鮮やかな可愛いピンクが特徴的な「八重紅枝垂桜」となります。
「常照皇寺」は、京都市内より、約30kmほど離れた山里であるため「お花見シーズンの京都!」と言っても、アクセス面の問題により、桜最盛期を迎える頃に訪れても、人で溢れかえると言うことは無いので、交通渋滞などは一切ありません!
駐車場に到着すると、思っていた以上にたくさんの車とバイクが駐車されていますが「満車!」になるほどでは無く、まだまだ余裕があります。
駐車場に車を止めたところで、早速にも境内の散策に移りたいと思うのですが、まずは山中へと続く、長く伸びる参道を歩き進めていきます。
数十段の石段を登ると「常照皇寺」の山号となる「大雄山」と刻まれた、標石が「ド~ン!」と置かれているのですが、背景となる、なだらかな山の姿を見ていても、そう呼ばれるにふさわしい山号であると思います。
「大雄山」の標石を横目に見ながら進むと、通常の寺院とは比べものにならないほどの小さな「山門」があるのですが、境内に仏敵が入り込むことを防ぐための守護神として鎮座する「仁王像」など、一切配置されていない寂しい山門となります。
しかし、そんな小さな「山門」ではありますが、くぐり抜けたところより、一気に木々に囲まれた山中へと景色は変わるのですが「ピーン!」と張り詰めた空気感を、肌で感じることができます。
なだらかな石段がまっすぐ伸びる参道を歩き進めて行くと、天皇直筆の額を賜(たまわ)った、切妻造で銅板葺のきれいな「勅額門」があります。
そんな「勅額門」くぐって中に入ると同時に、辺り一面が苔むした景観へと変わりはじめるのですが、目前には「猿帰石橋(えんぎしゃっきょう)」があります。
「猿帰石橋」を渡っていると、灯籠が一基置かれた瓢箪形が特徴的な「碧潭池(へきたんいけ)」が右手側に見えるのですが、このあたりの紅葉は市内よりも早く色づくといわれ、景観も優れていますので、見応え十分となります!
さらに境内へと続く石階段の先には「勅使門」があり、背景を彩る満開に咲き誇る桜の木が見えています。
この位置から見る「勅使門」の屋根の破風板には、鶴が彫られているのですが、反対側、すなわち境内に入らないと見れませんが、そちらの破風板には亀が彫られていますので、ちょっと気にして見てみてください。
「勅使門」と言うのは「天皇」や「勅使」と呼ばれる、天皇の代わりに、指示や意思を伝える役目を持つ人だけが、通ることができる門のことになります。
「天皇」は、基本的には外出をすることが少なく、天皇の代わりに意思を伝える「勅使」という仕事があり「勅使」は、天皇の尊い意思を伝える人であることから、天皇と同等のおもてなしを受けていました。
そんな「勅使」を迎えるお寺では、普通の人が通る門とは別に「天皇」や「勅使」だけが通ることが出来る、立派な「勅使門」が設けられていました。
そのため「勅使門」があっても、観光客などは「勅使門」を、通ることができません。
と、言うような重要な「勅使門」へと続く石階段には、策が設けられており、その先にある「勅使門」も、当然ですが固く閉ざされています。
これより先は左手側に参道を進み、境内へと入ることになるのですが、すぐに「庫裏」の出入口が見えてきます。
出入口の横には、菊紋のうちで、八重菊を図案化した菊紋である「十六葉八重表菊」が刻まれた「鬼瓦」が置かれています。
天皇および皇室を表す紋章であることから、歴代天皇の帰依を得た皇室ゆかりの格式の高さを感じることができます。
「庫裏」の中に入るとすぐに、入堂するための受付があります。
わかりやすく言えば、境内へ入るための受付けとなるのですが、400円~500円と言う、非常に曖昧な「志納」が必要となります。
「常照皇寺」の「御朱印」は、200円となるので「御朱印代」として200円、境内に入る志納金として、一人400円とし、合計1000円を納めて境内に入ることにしました。
今回は、桜最盛期の時期で、多くの方が訪れることもあり、受付には人が常駐していましたが、ハイシーズン以外になると、受付が無人になる場合があると言います。
そんな時は「志納箱」が置かれていますので、そちらに志納金を納めて堂内に入るようにします。
納める金額に差があると、なんとなく気まずい雰囲気になるので、こういった場合は、決められた金額を納める方が気楽なんですけどね!
常照皇寺の方丈内の様子です!
そんな、少し気まずい受付を済ませたところで、早速にも「方丈」の奥へと進みたいのですが、今回のように桜最盛期に訪れた場合は、靴を脱がずに「庭園」の出入口へと進み、歩きながら桜のお花見ができるのですが、それ以外に訪れた場合は、基本的には靴を脱いで「方丈」の奥へと進みます。
「方丈」の奥へと進むと、広々とした開放的な空間が広がるのですが、何か物足りなさを感じます。
周りを見渡してみるのですが、本尊を安置する仏壇がありません!
珍しい形ですが「常照皇寺」の本尊は、鴨居上に安置される形となります。
鴨居上に安置された小さな本尊は、仏像、仏画などを安置するための「厨子」にも入っておらず、手を伸ばせば触れるぐらい間近にあります。
近年では仏像などがよく盗まれると言う、ショッキングなニュースも耳にする物騒な時代ですが「このように無造作な置き方でいいんだろうか?」と、少し心配になります。
鴨居上に本尊が安置されていることは、ある意味大きな仏壇がないと言う点から、方丈内が広々としており、どこからでも縁側に出て庭園が観賞できると言うことになるので、それはそれで良いのでは無いかと思います。
京都屈指の桜の名所「常照皇寺」
最初にも言いましたが、今回訪れたのは、桜のお花見シーズンの真っ只中で「京都屈指の桜の名所!」と言われる「常照皇寺」ですから、桜のお花見をしないわけにはいきません!
境内に整備されている「庭園」には、名前のつけられた3本の「一本桜」の名桜が植えられています。
庭園を覗き見て、まず目に入る手前に植えられた一本桜は、先ほど「勅使門」の背景を彩っていた桜の木で「御車返しの桜」と呼ばれています。
「御車返しの桜」は、その美しさ故に「後水尾天皇」が、何度も車を引き返してご覧になったことに由来すると言うことですが、その際に桜の花びらが、一重だったか八重だったかの確認するためだったと言う話も残るほどの名桜となります。
桜の場合には,花弁が五枚までのものを「一重」,五枚から十枚のものを「半八重」,十枚以上の花弁をもつものを「八重」と言います。
「御車返し」は、サトザクラ類に分類される桜の園芸品種の一種で、特徴としては一つの木に「一重」の花と「八重」の花が付くのですが、毎年一重と八重の咲く位置は、若干変わると言われています。
そんなことから「御車返しの桜」は「八重一重咲き分け桜」とも呼ばれています。
さらに「方丈」の奥へと進むと、メインの「庭園」が広がっており、縁側に座って桜の観賞ができるようになっています。
庭園の一番奥に植えられているのが「光厳天皇」の御手植えで、樹齢650年と言われる「九重桜」で、国の天然記念物に指定されている名桜となります。
幾本もの支柱に支えられているその立ち姿は、樹齢650年と言う長い歴史を物語っているのですが、100年前の火災によって大きな損傷を負い、今や枯死も危ぶまれている状態となります。
空洞化が進んだ幹からは、1本だけ枝が伸びており、枝いっぱいに見事な花びらを咲かせる姿を見ていると、生命と言う力の素を考えさせられます。
あと左手側に、御所から株分けしたといわれる「左近の桜」が植えられているのですが、見応え十分で、いつまでも見ていられる景観となります。
以上のような、一本桜の名桜が所狭しと植えられていますので、お出かけするなら、桜のお花見シーズンがお勧めとなります。
方丈より渡り廊下で結ばれている怡雲庵(開山堂)
さて「方丈」に設けられている縁側にて、ゆっくりと「庭園」を観賞しあとは、さらに奥へと進みたいと思うのですが、続いては裏庭を楽しみながら、渡り廊下を歩き進めていきます。
「方丈」の裏手にあたる庭園は、山腹をうまく利用した造りとなるのですが、庭面の左手側には、山水を流し込むように整備された滝があり、その水が渡り廊下の下まで広がる「禅定池」に注がれています。
「禅定池」に注がれる水は澄んでおり、庭石の苔むした緑が色鮮やかに見えるのですが、池の中には黒い鯉の姿もあります。
山腹には、大小さまざまな石が無数に配置されているのですが、そんな中に「石灯籠」を配置することで、石組だけでインパクトのある風景を表現しています。
庭園の上部に目を向けると、二つの祠(ほこら)が鎮座しており、その背後にはカエデをはじめとした、ヒノキなどの木々が立ち並んでいます。
秋になり、色鮮やかに紅葉することで、さらに優れた景観になるのでは無いかと思います。
そんな裏庭を観賞しながら渡り廊下を歩き進めて行くと、入母屋造りで桧皮葺の「怡雲庵(いうんあん)」と呼ばれる「開山堂」の入口が見えてきます。
「怡雲庵」の中に入ると、足元は青黒いいぶしタイルがびっしりと敷き詰められており、天井下鴨居には、さまざまな仏像が安置される珍しい形の堂内となります。
まず、堂内の正面の最奥には、開山した「光厳天皇」の座像が、霊気を帯びるようにお祀りされているのですが、そのお姿は落飾後すなわち、高貴な人が髪をそり落として仏門に入った姿の像となります。
天井下鴨居の中央は、南向きに釈迦三尊像が配置され、獅子に乗っている「文殊菩薩」そして、像に乗った「普賢菩薩」を脇侍とし、さらに外側に「地蔵菩薩」を従える形となります。
西向き及び東向きの天井下鴨居には、16羅漢がずらりとお祀りされる形となります。
堂内の外陣の東向きの壇上には「常照皇寺」が創建される前身寺院の「成就寺」の本尊であったと言われる「阿弥陀三尊像」が、お祀りされています。
ヒノキの割矧ぎ造となる「阿弥陀三尊像」は、平安時代後期の作と言われ、重要文化財に指定されています。
三尊とも像高は50センチ前後で、蓮華座の下に雲座が付けられた造りとなるのですが、飛雲によって虚空を飛び越えて来迎する三尊を表現しています。
脇侍となる両観音は、大原三千院往生極楽院の本尊の脇侍と同じような「大和坐り」と言われる、珍しいポーズをとっているのですが、少し片膝をあげる形で躍動感があります。
足元が、青黒いいぶしタイルと言うこともあり、堂内はとても薄暗いのですが、それぞれの仏像にライトが当てられていることで、個々の仏像の表情を確認できるようになっています。
「常照皇寺」の全体的な敷地としては、参道が長く伸びることで広くなりますが「庫裏」から「書院」~「方丈」~「開山堂」と繋がり、中心とした庭園があるだけの、比較的こじんまりとした境内となるため、上記で紹介したあたりが見どころとなります。
そのため、正直なところ見どころは少な目ですが、春や秋のお花見シーズンに合わせてお出かけすることで、見応えは十分になります。
是非一度、お出かけください!
常照皇寺の御朱印です!
すべての参拝が終了したところで、最後に「常照皇寺の御朱印を・・・」と言いたいところですが、最初にもお話ししましたが、入堂のための志納金を納める際に「御朱印代」も含めて納めましたので「御朱印」は、入堂する前に頂くことになります。
「常照皇寺」の「御朱印」は200円でしたが、基本的に「御朱印」に関しては、ひとつにつき300円を納めることで、いただくことができます。
「御朱印」に関しては、寺社で参拝しなければ頂けないと言うものではなく「仏像鑑賞」や「パワースポット巡り」など、別な楽しみも兼ねた証として頂くと言う考え方もあります。
寺社を訪ねるだけでなく「御朱印集め」は「何を書くのか?」や「どんなハンコ(朱印)を押すのか?」さらに「字の良し悪し」などを、楽しみのひとつとして収集するのも良いものですよ。
管理人は、訪れた寺社仏閣では必ず「御朱印」を頂いているので、正確に数えたことはないですが、知らず知らずの間に「1000」に手が届きそうなくらいになっています。
「御朱印集め」を、始めようとお考えの方には、是非お勧めしたいと思います。
尚、近年では「御朱印」を「スタンプラリー」のように、参拝もしないで頂きに行く方が増えていると言うことですが、最低限のマナーとしては、参拝が終了してから頂くことをお勧めしておきます。
常照皇寺のアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「常照皇寺」
- 住所:〒601-0313京都府京都市右京区京北井戸町丸山14-6
- 電話:075-853-0003
- 時間:朝の9時00分~夕方の16時00分まで
- 定休日:年中無休
- 観覧料:志納300円~500円
- 駐車場:無料(普通車:約50台・大型バス:10台)
- アクセス:【公共交通機関】「JR・近畿日本鉄道・ 京都市営地下鉄」の「京都駅」から「JRバス(高雄・京北線)」に約90分ほど乗車し「周山」のバス停留所で下車したら「京北ふるさとバス(山国・小塩線)」に乗り換えて約15分「山国御陵前」のバス停留所で下車しさらに徒歩で400m北上(約7分)
【お車】「名神高速道路」の「京都南IC」を降りると同時に「国道1号線(京阪国道)」に入り北上するように走り進めた先の「国道1号久世橋」の交差点を左折して「久世橋通り」に入ったら少し先にある「石原」の交差点を右折して「国道171号線」に入り少し先にある「葛野大路九条」の信号を左斜めに進み「葛野大路通り」入ったらしばらく走り進めた先の「葛野大路五条」の交差点を左折しすぐにある「五条天神川」の交差点を右折して「国道162号線」入った後は約25kmほど道なりに走り進めた先にある「道の駅・ウッディー京北」がある交差点を右折して「国道477号線」に入ったらしばらく走り進めた先にある「常照皇寺」の案内看板に従って走り進めた先に「駐車場」があります40km(約1時間10分)
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
「常照皇寺」は、南北朝の動乱という歴史の渦に巻き込まれた「光厳天皇(こうごんてんのう)」が、貞治元年に都の政争を避けて京北の山国に開いた寺院と言われ、歴代天皇の帰依を得た皇室ゆかりのお寺となります。
庭園を中心とした、こじんまりとした境内ですが見応えは十分で、幾つもの一本桜の名桜が植えられています。
そんな中でも「光厳天皇」の御手植えで、樹齢650年と言われる「九重桜」は、国が指定する「天然記念物」となるほか、御所から株分けした「左近の桜」さらには、一重と八重が一枝に咲く「御車返しの桜」などの桜の名桜があり、桜のお花見シーズンを迎えると、庭園は賑わいをみせます。
お勧めとしては春のお花見シーズンとなりますので、是非一度訪れて、ゆったりと流れる時間をご堪能ください!
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