今回紹介するのは、京都府宮津市文珠に位置する「日本三景」のひとつ「天橋立(あまのはしだて)」です。
「天橋立」は、日本海の宮津湾にあり、広島県の「宮島」と、宮城県の「松島」と肩を並べる「日本三景」のひとつとして非常に有名で、人気のある観光スポットになります。
「天橋立」は、京都府宮津市の宮津湾と、内海の阿蘇海を南北に隔てる、幅が20m~170mで、長さが3.6kmを誇る「砂州」となります。
「人工物」ではなく「天然の道」でできている「天橋立」は「日本の道100選」に選定されており、日本を代表する景勝地のひとつで「天橋立」を渡る路線です。
「京都府道607号」となる「天の橋立線」は、主に観光の散策路になっており「一般車両」は通行できません。
それと、美しい松原(松樹林)をともなった海岸は「日本の松の緑を守る会」が選定する「日本の白砂青松(はくしゃせいしょう)100選」にも選ばれています。
古来より「奇勝・名勝」で知られる「天橋立」は、昭和27年11月22日に「特別名勝」となりました。
「日本三文殊」と「三人寄れば文殊の知恵」で有名な「智恩寺(ちおんじ)」も、近くにあります。
観光入込客数は、毎年200万人~300万人と言われ、京都府(京都市内は除く)では、堂々の1位となっています。
「天橋立」は、見る方向により全く違う景色となり、見る者に感動を与えてくれます。
「飛龍観」をはじめとして「昇龍観(股のぞき観)」と「一字観」さらに「雪舟観」が「四大観」と呼ばれ、大変有名です。
「天橋立」を観賞する絶景ポイントはたくさんありますが、ここでは「傘松公園」からの絶景を、お届けしたいと思います。
準備が整いましたら「昇龍観」と称される「傘松公園」の、散策スタートです!
傘松公園・昇龍観【アクセス・駐車場】股のぞき発祥の地!
今回は「天橋立」を「四大観」と呼ばれる観賞スポットから観賞するため「傘松公園」を訪れました。
前回の投稿で「レンタサイクル」で「天橋立」を渡り終えた管理人は、その足で「傘松公園」に向かいました。
天橋立サイクリングに関する記事はコチラをご覧ください!
天橋立【アクセス・駐車場】レンタサイクルで駆け抜ける
今回紹介するのは、京都府宮津市文珠に位置する「日本三景」のひとつ「天橋立(あまのはしだて)」での「サイクリング」です。 「天橋立」は、日本海の宮津湾にあり、広島県の「宮島」と、宮城県の「松島」と肩を並べる「日本三景」のひとつとして非常に有名で、人気のある観光スポットになります。 「天橋立」は、京都府 ...
「元伊勢籠神社(もといせこのじんじゃ)」に「レンタサイクル」を止めると、早速にも「傘松公園」へと歩き出します。
「レンタサイクル」を利用した場合の、はっきりとした専用駐輪場に関しては分からないのですが「国道178号線」から「傘松公園」の「リフト・ケーブル乗り場」に向かうまでに、車用の有料の駐車場は集中してあるのですが「レンタサイクル」は?
車用の有料の駐車場の片隅に数台止まっている「レンタサイクル」はあるのですが「無料」で止めているのかはわかりません。
管理人は、とりあえず「元伊勢籠神社」でお参りをするので、境内にある無料の駐輪場に止めてお参りを済ませたあと「傘松公園」へと向かいました。
「元伊勢籠神社」の本殿にてお参りを済ませると、そのまま本殿から左手側にある出入口から出て、おみやげ屋の通りを横目に見ながら「傘松公園」の「リフト・ケーブル乗り場」に向かいます。
歩く距離は100メートル~200mメートルぐらいで、とても近いです。
「傘松公園」の「リフト・ケーブル乗り場」の周辺には、おみやげ屋が数件あり、たくさんの人で賑わっています。
「リフト・ケーブル」の乗車券を購入すると、早速「傘松公園」に向かいます。
傘松公園へはリフトかケーブルカーを選択!
「傘松公園」までは、リフトを選択するかケーブルカーを選択するかは自由となり、料金も変わることはありません。
ケーブルカーを選択すると、約4分で「傘松公園」まで上ることができますが、15分おきの出発となるほか「ハイシーズン」などの観光客が多い時などは「最大乗車人員75名」のケーブルカー車内はタコ詰め状態となり、景色を楽しむどころではありません。
その点、リフトを選択すると「傘松公園」まで約6分かかるのですが、雨や超寒いとき以外は、景色を楽しみながらゆったりとした時間を満喫できます。
ケーブルカーを利用の場合の注意点としましては、ペット同伴は大丈夫なのですが「ペットケース・ペットカート等」が必要となり「ペットの顔等が出ていない場合にのみ乗車できる」との決まりがありますので、その点はご注意ください。
管理人は、約6分かかるのですが、リフトでの乗車を選択しました。
基本的に、少しでも楽しい時間を過ごすため「リフト・ケーブルカー」を利用する際は、リフトを選択するようにしています。
ご自身の状況に応じた選択をしてください!
傘松公園のイメージキャラクター「ゆるキャラのかさぼう」
「傘松公園」のイメージキャラクターは、ゆるキャラの「かさぼう」です。
ここに来るまでにも「傘松公園」の周辺では、何体もの「かさぼう」を見ています。
「かさぼう」は「傘松公園」でも観光客のお出迎えをしており、多くの方が「天橋立」の景色を写真に撮るのと同じぐらい「かさぼう」とも、記念写真を撮っています。
「かさぼう」は「天橋立」の創造と共に生まれてきた妖精で、年齢は不詳ですが、誕生日は6月7日となっています。
天に架かっていた橋が倒れて「天橋立」ができた時に、その一部が落ちる途中で妖精となり、人里離れた山の上(現在の傘松)へ舞い降りたと言います。
それ以来、ずっと傘松に住みつき「天橋立」を見守っているとのことです。
「かさぼう」は、のんびり屋で努力家ではあるのですが「股のぞき」がうまくできず、現在練習中とのことです。
日曜日には「傘松公園」に現れると言うのですが、何時に現れるのかの情報はありません。
とりあえず、園内を散策することにします。
天橋立をスカイデッキより眼下に望む!
広い園内には、さまざまな展望台が設置されています。
そのひとつに「スカイデッキ」があります。
「スカイデッキ」は、約60㎡ほどある「円形の展望台」となります。
床面をウッド仕上げし、手摺にはガラスを多用するこで解放感を出すとともに、一部の床面を強化ガラス張りのシースルーにした、空中廊下を設置した作りとなります。
強化ガラス張りのシースルーの床下からは、約40メートルの高さの景色が見通せるので、空中散歩を楽しむことができます。
高所恐怖症でない方は、是非とも空中散歩をご体感ください!
天橋立をコロッセオより眼下に望む!
次の展望台は、展望ウッドデッキとなる「コロッセオ」です。
先ほど「かさぼう」の置物があった横に整備された展望台となります。
「コロッセオ」も、全体がウッドデッキで装飾されており、味わい深い作りとなっています。
先程の「スカイデッキ」とは少し違い、円形の劇場スペースを連想させるような空間になっています。
レストスペースとして利用できますので、ゆっくりと座って「天橋立」を観賞するも良し、大勢の場合には「天橋立」を背に記念撮影に使うも良しと、様々な用途で利用できる絶好のフォトスポットになっています。
ちなみに、名前の「コロッセオ」は、ローマ帝政期に造られた「円形闘技場」のことかな?
スカイテラスでゆったりとした時間を!
続いての展望スペースは、ウッド仕様のひさしの付いた「スカイテラス」となります。
展望広場を望むことができるスペースに設置された、木材を多用した展望スペースで、植物も周りに配置されていることで、ゆったりとくつろげる空間になっています。
夏の暑い時でも、ひさしがあるおかげで、涼しい中で「天橋立」を観賞することができます。
ゆっくりとコーヒータイムを楽しんだり、お弁当などを広げて食べるのも良いかと思います。
イスや机の数も十分にありますので、疲れた時の休憩に利用できると思います。
建物の2階に行くと、展望レストランがあるのと同時に、その横には暑さや寒さ、さらには雨や強風でも大丈夫な「大型ガラス張り展望スペース」があります。
そんな、親切極まりない「大型ガラス張り展望スペース」も整備されていますので、天候の悪い時に訪れてもご安心ください!
「大型ガラス張り展望スペース」から、さらにガラス扉を出て横のスペースに移動すると、ハート形のモニュメントが設置された展望スペースがあります。
縁結びのパワースポットとなる願いの鐘
「傘松公園」の一番の魅力は、何と言っても「日本三景」となる「天橋立」の絶景を望めることです。
それに関しては、間違いのない事実です!
しかし、パワースポットで「縁結び」の祈願をするのも、楽しみどころのひとつとして忘れてはいけません!
「日本三景」となる「天橋立」の絶景を背に「天橋立」が、こちら側とあちら側とを固く結んでいるように、二人の縁も固く結んでいただきましょう!
「願いの鍵」なるものが、おみやげ屋さんで購入できますので、ハート型のモニュメントの周りの格子に、願い事を託した錠を固く掛けてください。
その他、レストランでは「恋のラブチェアー」があり「傘松眺望広場」には「フラワーアーチ」や「ご当地フォトスポット」なども設置されていますので、カップルだけではなく、ファミリーや友達同士の方も、思い出に残る記念写真を撮影して下さい。
傘松公園の見どころのひとつ「冠島・沓島遥拝所」
この「遥拝所」は、若狭湾に浮かぶ「神の島」と呼ばれる「冠島(かんむりじま)・沓島(くつじま)」を、参拝するための場所です。
少し見にくいとは思いますが「遥拝所」となる、石の鳥居の遙か先に浮かぶ2つの島があるのですが、それが「冠島」と「沓島」です。
伝承では「冠島」と「沓島」は「元伊勢籠神社」の「奥宮」で、籠神社のご祭神である「彦火明命(ひこほあかりのみこと)」と「市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)」が、天降(あまくだ)り夫婦となった神聖な島として、古代から特別視されてきました。
ご神徳は「縁結び・夫婦円満・家内安全・事業繁栄・技術学問向上・航海安全・貿易交渉・財運」など広大で、今も人々の祈りが捧げられています。
また「雪舟」の描いた「国宝・天橋立図」に、本来ならば構図に入らない両島が、絵の右下に書き込まれていることから、特別な島であることを「雪舟」も知っていたと考えられています。
運だめし「かわらけ投げ」で開運を!
「傘松公園」では、大人気スポットのひとつとして「かわらけ投げ」があります。
「かわらけ投げ」の「かわらけ」とは、「厄除け」などと書かれた、素焼きか日干しの土器で造られた酒杯や皿に願いを掛けて、高い場所から投げる遊びです。
環境に優しい素材のため、土にすぐ戻ると言うことです。
「かわらけ投げ」は、京都市の「神護寺」が「発祥の地」としてよく知られています。
「かわらけ」を崖に向かって投げることで「厄除けに効く!」と言うもので「傘松公園」の「かわらけ投げ」は、プラス「福輪」があり、その輪の中を通すことができれば「願い事が叶う!」とされています。
単に「厄除け」の為だけではなく、開運を手にする「運だめし!」として、遊び感覚で挑戦できるようになっています。
ご家族やカップル、お友達同士でも楽しめるスポットのひとつとなりますので、是非一度挑戦して、開運を手に入れてください。
尚「かわらけ投げ」の「かわらけ」の料金は、3枚で200円となっています。
ちなみに管理人は、若き頃に野球を少しかじっていたこともあり、3枚中2枚を輪の中に通すことができました。
この先の人生は「幸運続き!」に、間違いなしです!
傘松公園は股のぞき発祥の地です!
最後に紹介するのは「日本三景」となる「天橋立」を観賞するにあたり、人気No,1となる「股のぞき」です。
ここ「傘松公園」は「股のぞき発祥の地!」を謳(うた)い文句にしており、その名の通り数ヶ所に「股のぞき台」が設置されています。
「天橋立」の北側に位置する「傘松公園」は、古くから「天橋立」の景色を眺める場としては、絶好のスポットになっています。
「傘松公園」からの眺めは「四大観」のひとつとして「昇龍観」と呼ばれ、まるで「龍が天へと昇って行く!」かのような眺めとなります。
もう一ヶ所「股のぞき」ができる場所があるので、行ってみたいと思います。
ここからは、少し急な階段となります。
と、言っても、徒歩で約3分となりますので、すぐ近くです!
少し急な階段を登りきると、少し広い展望台になっています。
小さな「傘松小倉屋」と言う「おみやげ屋さん」と「石の股のぞき台」が、数台設置されています。
その「石の股のぞき台」では、たくさんの方が股のぞきをしている姿があります。
「天橋立」の由来は「丹後国風土記」によると「イザナギノミコト」が、天界と下界を結ぶためにはしごを作って立てておいたのですが、眠っている間に海上に倒れ、そのまま一本の細長い陸地になったのが「天橋立」と言われています。
「天橋立」を、股のぞきで逆さに眺めると「天に架かる橋のように見える!」と言われ「傘松公園」から股のぞきで「天橋立」を見るのが、最初に有名になりました。
「傘松公園」から見る「天橋立」の姿は「右肩上がりに昇っていく龍」の姿に見え、なんとも縁起が良いです!
そんな縁起にあやかれるように、時間いっぱい景色を眺めます!
「かわらけ投げで得た幸運!」があり、目の前に広がる「右肩上がりの天橋立!」と来れば、この先の人生「きっと良いことが待っているはず!」と、自分に言い聞かせながら「気まぐれファミリー」は、賑わい続ける「昇龍観」と称される「傘松公園」をあとにする・・・
傘松公園のアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「傘松公園」(昇龍観又は股のぞき観)
- 住所:〒629-2242京都府宮津市大垣75
- 電話:0772-27-0032(丹後海陸交通(株)成相営業所)
- 時間:1月・2月は朝の8時00分~夕方の16時30分まで
3月は朝の8時00分~夕方の17時00分まで
4月~6月・7月1日~19日までは朝の8時00分~夕方の17時30分まで
7月20日~8月20日までは朝の8時00分~夕方の18時00分まで
8月21日~31日・9月・10月は朝の8時00分~夕方の17時30分まで
11月は朝の8時00分~夕方の17時00分まで
12月は朝の8時00分~夕方の16時30分まで - 定休日:年中無休
- ケーブルカー料金:大人(中学生以上)往復660円・片道330円・子供(小学生)往復330円・片道170円
*ケーブルカー料金には「傘松公園の入園料」が含まれています。
*幼児(未就学児童)上記乗車券に随伴の場合は2人まで無料です。 - 駐車場:無し「周辺の有料駐車場を利用500円~」
- アクセス:【公共交通機関】「京都丹後鉄道」の「天橋立駅」から「丹後海陸交通の路線バス」に乗車して約25分「傘松ケーブル下」の停留所で下車して50m(約1分)
【観光船】「天橋立桟橋」から「天橋立観光船(天橋立桟橋~一の宮桟橋)」に乗船(12分)して「一の宮桟橋」で下船してから徒歩350m(約5分)
【お車】「山陰近畿自動車道・宮津与謝道路」の「与謝天橋立IC」を降りたらすぐある信号を右折して「国道176号線」を「天橋立方面」に走り2つ目の信号となる「消防署前」の交差点を左折して「国道178号線」に入り「伊根方面」にしばらく走り進めた左手側です7.1km(約15分)
「元伊勢籠神社」
- 住所:〒629-2242京都府宮津市大垣 字大垣430
- 電話:0772-27-0006、FAX:0772-27-1582
- 開門時間:朝の7時00分~夕方の17時00分まで(*季節により異なります)
- 祈祷時間:朝の9時00分~夕方の16時00分まで
- 授与所時間:朝の8時00分~夕方の16時30分まで
*年末年始は参拝時間及び授与所に関してはお電話にてご確認ください - 料金:境内自由
- 駐車場:有料「乗用車700円・バイク300円・マイクロバス1200円・バス1500円」
- 駐車場利用時間:朝の7時00分~夕方の17時00分まで
*乗用車・二輪車は30分以内の駐車は無料です
*ご祈祷や正式参拝をされる方は無料です
*祭典ご参列の方は無料です
*籠神社の氏子又は奉賛会員の方は無料です - アクセス:【公共交通機関】「京都丹後鉄道」の「天橋立駅」から「丹後海陸交通の路線バス」に乗車して約25分「傘松ケーブル下」の停留所で下車して50m(約1分)
【観光船】「天橋立桟橋」から「天橋立観光船(天橋立桟橋~一の宮桟橋)」に乗船(12分)して「一の宮桟橋」で下船して徒歩100m(約1分)
【お車】「山陰近畿自動車道・宮津与謝道路」の「与謝天橋立IC」を降りたらすぐある信号を右折して「国道176号線」を「天橋立方面」に走り2つ目の信号となる「消防署前」の交差点を左折して「国道178号線」に入り「伊根方面」にしばらく走り進めた左手側です7.1km(約15分)
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
「傘松公園」の「昇龍観(股のぞき観)」からの「日本三景」となる「天橋立」の景色は、とても絶景で見ごたえ十分です。
展望スペースも数多くあり、状況に応じての選択もできるようになっています。
「傘松公園」は、訪れた方を飽きさせることのない施設となりますので、是非一度訪れて「股のぞき」を体験し、その絶景をご堪能下さい!
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