今回紹介するのは、大阪府堺市西区浜寺公園町にある「浜寺公園」の北西方向に面する浜寺水路沿いより望む「夜景」です。
浜寺公園は明治6年となる1873年12月に日本最古の大阪府営の公立公園として開園し、夏期には浜寺海水浴場と北側にある大浜公園の大浜海水浴場とが並んで一大レジャースポットとして賑わいを見せました。
泉北臨海工業地帯の埋立造成が始まり浜寺海水浴場は姿を消したのですが、浜寺公園の松林の保存などを目的に浜寺水路が建設され、現在では約5500本にも及ぶ松林を誇る緑豊かな園内は「日本の名松100選」に選ばれています。
園内では様々な樹木が育てられており、春になれば桜のお花見客で溢れかえることから「大阪みどりの百選」にも選定されています。
園内の指定地域では直火でのバーベキューは禁止されていますが、足つきのバーベキューコンロを使った火気の取り扱いは許可されており、冬場を除いた週末には多くの方々の楽しむ姿があります。
そんな浜寺公園の区域は浜寺水路を挟んだ両岸の南北にわたって整備されているのですが、主たる部分は東岸にあってその浜寺水路沿いより泉北臨海工業地帯の工場夜景や阪神高速4号湾岸線の夜景を望むことができます。
浜寺水路沿いに長く延びる遊歩道は約2kmあり、開放的な空間には横一列に八段ほどの石階段が設けられているので、腰を掛けてゆっくりと夜景を眺めることができます。
夜景自体は浜寺水路を挟むことで小規模なものですが、東燃ゼネラル石油堺工場をはじめ阪神高速や浜寺大橋までの夜景を望むことができ、それらの夜景が浜寺水路に映し出されるのが魅力のひとつでもあります。
知る人ぞ知る隠れた夜景スポットとなるため訪れる人は少ないのですが、大切な方と二人っきりでロマンチックな時間を過ごすことができる点では良いスポットだと思います。
そんな、浜寺公園の浜寺水路沿いより望む夜景の紹介となります。
準備が整いましたら「浜寺公園」の散策スタートです!
浜寺公園の浜寺水路より望む夜景【アクセス・駐車場】
今回は大阪府堺市西区浜寺公園町にある、浜寺公園の北西方向に面する浜寺水路沿いより夜景を眺めるため車を走らせます。
大阪在住の管理人ですから浜寺公園には過去に何度も訪れたことがあるのですが、バーベキューをはじめ夏期のプールやゴーカートなど基本的に誰もが知る園内での遊びを楽しんだ記憶はあるのですが、浜寺水路沿いより夜景が眺められることは知る由もありませんでした。
知るや否や早速にも段取りを組み、満を持して訪れることとなりました。
まず初めに浜寺公園を訪れるための「アクセス」と「駐車場」に関して簡単に紹介しておきます。
浜寺公園へのアクセスは良好です!
浜寺公園を訪れるにあたっては「公共交通機関」を利用しても「マイカー」を利用しても簡単に行くことができます。
まず初めに「公共交通機関」を利用する場合ですが、最寄り駅となるのは「阪堺電軌阪堺線」の終着駅「浜寺公園駅」となります。
「浜寺公園駅」で下車して道路を隔てた所に浜寺公園のメインストリートに続く正面出入口があるので、気軽に園内に入ることができます。
阪堺電軌阪堺線は通称「チン電」や「チンチン電車」と呼ばれる路面電車となるのですが、天王寺にある「あべのハルカス」の前より乗車できるのでアクセスは簡単です。
終電に関しても「平日」及び「土曜日・日曜日・祝日」共に夜の22時42分が最終となりますので、ゆっくりと夜景の観賞を楽しむことができます。
また「なんば駅」からですと「南海本線」に乗車すれば「浜寺公園駅」で下車することになるのですが、正面出入口より西に100mほどですので公共交通機関でのアクセス面は良好です。
もうひとつ「天王寺駅」から「JR阪和線」に乗車して行くこともできるのですが、下車するのが「東羽衣駅」で下車してから約850mほどあるので、徒歩で10分は必要になるかと思います。
天王寺駅から「阪堺電軌阪堺線」か「JR阪和線」のどちらを利用するかは、ご自身の予定にあわせて選択すれば良いかと思います。
続いては「マイカー」を利用する場合ですが最寄りの高速道路は「阪神高速4号湾岸線」となります。
「西宮・南港方面」からは「出島IC」で降りることになります。
降りて「府道29号線」に入ったら左車線に車線変更して1つ目の「臨海石津町」の交差点を左折します。
すぐにある「石津北」の交差点を右折して「府道204号線」に入ります。
あとは道なりに走り進めれば右手側に浜寺公園がありますので「浜寺公園南」の信号を右折するように「第3駐車場」に入ることができます。
「出島IC」から3.1kmほどですので、約8分で行くことができます。
幾つかある浜寺公園の駐車場は24時間利用することができるのですが「第3駐車場」の駐車スペースに関しては131台分あるので遅い時間帯での訪問でも問題ないです。
「バイク」で訪れる場合は入ってすぐ左手側に10台ほど止められる「無料スペース」がありますのでご安心ください!
続いては「泉佐野・岸和田方面」からの場合は出口が変わり「石津IC」を降りることになります。
降りてすぐある信号を右折したあと3つ目の信号となる「石津町」の交差点を右折して「府道204号線」に入ります。
あとは先程と同じように道なりに走り進めて行けば、右手側に「第3駐車場」があります。
「石津IC」から2.7kmほどですので、約7分で行くことができます。
最後に「駐車場」に関してですが「第3駐車場」に関しては紹介しましたが、浜寺公園には実質「第5駐車場」まであります。
「第4駐車場・第5駐車場」に関しては「浜寺水路」を対岸に隔てた施設の駐車場となりますので、基本的には利用することはありません!
「第1駐車場」は公園の北側の浜寺水路の近くにあるのですが、こちらに関しては「臨時駐車場」となるため基本的に3月上旬から11月末までの「土曜日・日曜日・祝日」と「プール開催時期」のみ利用可能となります。
「第1駐車場」の出入口は厳重に車止めがされていて入ることはできないのですが「第1駐車場」を利用できる場合には600台収容可能な大型駐車場になっています。
桜のお花見シーズンをはじめ夏場のプール開放時期やバーベキューの繁忙期には、この大型駐車場が解放されていても全ての駐車場が満車で駐車場待ちする長蛇の列になるほど大人気の公園です。
最後に「第2駐車場」ですが「第3駐車場」より北(大阪)方面に300mぐらい行ったところにあり「第3駐車場」が満車の場合にはこちらに駐車する形となります。
「第2駐車場」には168台分の駐車スペースがあり、バイクに関しても入口を入って左右に合計20台分ぐらいの「無料スペース」があります。
いずれの駐車場を利用しても駐車料金は同じで1時間までは390円が必要ですが、以後1時間ごとに120円の追加料金が必要となります。
詳しい料金は本文の最後に書いてますので、そちらをご覧下さい!
以上が「浜寺公園」を訪れるための「アクセス」と「駐車場」の紹介となります。
浜寺公園のメインストリートを歩き進めます!
「第3駐車場」に車を駐車して夜景の観賞に向かいますが、まずは150mぐらい先にある正面出入口に向けて歩き進めます。
浜寺公園で夜景を眺められるのは浜寺水路沿いとなるのですが、正面出入口よりメインストリートを歩き進めて行きます。
園内には様々な樹木が育てられており、現在では約5500本にも及ぶ松林が立ち並ぶのですが、緑豊かな園内は「日本の名松100選」に選ばれてるほか、春には桜のお花見客で溢れかえることから「大阪みどりの百選」にも選定されています。
メインストリートには街灯が設置されているので、比較的に明るい状態ですので遅い時間帯に訪れても安心です。
夜景の観賞に出かける際には懐中電灯などの光り物の必要性が分からないだけに常に持ち歩いているのですが、結論から言いうと光り物が無くても観賞ポイントまで行くことはできますが、一部暗い場所があるので念のため持参しておくことをお勧めしておきます。
また近年ではスマホのライト機能が大変に優れていますので、今回の場合はスマホのライト機能があれば十分かと思います。
メインストリートにある中央花壇を越えて「バラ園」の横を歩き進めて行くのですが、距離で言うと300m足らずですので5分ぐらいで浜寺水路まで行くことができます。
浜寺水路の手前は街灯が無い部分があって真っ暗になりますが、浜寺水路の遊歩道に登れば街灯の光で再び明るさを取り戻します。
浜寺水路は南北に向かって約2kmほど延びているのですが、メインストリートから浜寺水路に行けばちょうど中間地点ぐらいになります。
観賞ポイントに到着して左右を見渡すのですが、2組~3組ぐらいの先客者の姿しかなくとても静かな空間となります。
泉北臨海工業地帯と阪神高速の夜景
浜寺公園の区域は広範囲に広がるのですが、この浜寺水路を挟んだ両岸の南北にわたって整備されており、主たる部分はこちら側の東岸にあるのですが、この浜寺水路沿いより泉北臨海工業地帯の工場夜景をはじめ、阪神高速4号湾岸線の夜景を望むことができます。
夜景自体は目の前に広がる浜寺水路を挟むことで小規模なものですが、東燃ゼネラル石油堺工場をはじめ阪神高速や浜寺大橋までの横一文字の夜景を望むことができます。
それらの夜景が浜寺水路に映し出されるのが魅力のひとつでもあります。
知る人ぞ知る「隠れた夜景スポット!」となるため訪れる人は少ないのですが、大切な方との二人っきりの時間を過ごすことができる点では良いのではないかと思います。
開放的な空間はとても心地よく、水の流れる音だけが響き渡ります。
横一列に8段ほどの石階段が設けられているので、ゆっくりと腰を掛けて夜景を眺めることができます。
正直なところ夜景自体は大した迫力も無く、どちらかと言うとわざわざ訪れる必要もないぐらいの規模の夜景となるのですが、浜寺水路沿いに綺麗に整備された観賞スペース自体は良い感じに薄暗く、ロマンチックな雰囲気に包まれている点では良いものでは無いかと思います。
賑やかな夜景スポットも良いですが、たまには静かで心落ち着くこんな場所でゆったりと流れる時間と共にのんびりと夜景を楽しむのも良いかと思います。
慌ただしく流れる日々の疲れを、癒しの空間に身を置いて洗い流してみてはどうでしょうか?
そんなあなたにはお勧めの夜景になるかと思います。
と、言ったところで、浜寺公園の浜寺水路沿いより望む夜景の紹介がすべて終了となります。
浜寺公園のアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「浜寺公園」
- 住所:〒592-8346大阪府堺市西区浜寺公園町
- 電話:072-261-0936・FAX:072-261-2263(浜寺公園管理事務所)
- 時間:園内自由
- 休園日:年中無休
- 入園料:無料
- 駐車場:有料「第1駐車場(600台)・第2駐車場(168台)・第3駐車場(131台)」
*第1駐車場に関しては「臨時駐車場」となるため普段は閉鎖しています。
*第1駐車場は基本的に3月上旬から11月末までの「土曜日・日曜日・祝日」と「プール開催時期」のみ開いています。
*バイクに関しては「第2駐車場・第3駐車場」に20台~30台分あり「無料」で利用できます。
*マイクロバス・大型バスに関しては「事前予約」が必要です。 - 駐車場料金:【平日(3月~11月)】1時間まで390円/1時間~2時間まで510円/2時間~3時間まで630円/3時間~4時間まで750円/4時間~5時間まで870円/5時間~6時間まで990円/6時間~8時間まで1230円/8時間~24時間以内1230円
【平日(12月~2月)】1時間まで390円/1時間~2時間まで510円/2時間~3時間まで630円/3時間~4時間まで750円/4時間~5時間まで870円/5時間~6時間まで870円/6時間~8時間まで870円/8時間~24時間以内870円
【土日祝日】1時間まで390円/1時間~2時間まで510円/2時間~3時間まで630円/3時間~4時間まで750円/4時間~5時間まで870円/5時間~6時間まで990円/6時間~8時間まで1230円/8時間~24時間以内1350円
*マイクロバス・大型バスに関しては4時間まで(1050円)4時間を越えて24時間まで(2100円)
*大型バスの出入庫は朝9時00分~夕方17時00分までとなりそれ以外の時間帯のご利用がある場合はご相談ください。 - アクセス:【公共交通機関】「阪堺電軌阪堺線」の「浜寺公園駅」で下車してすぐ
「南海本線」の「浜寺公園駅」で下車して徒歩100m(約1分)
「JR阪和線」の「東羽衣駅」で下車して徒歩850m(約10分)
【お車】「西宮・南港方面」からは「阪神高速4号湾岸線」の「出島IC」を降りたら「府道29号線」の左車線を走り1つ目の「臨海石津町」の交差点を左折したらすぐにある「石津北」の交差点を右折して「府道204号線」に入りあとは道なりに走り進めれば右手側が「浜寺公園」です3.1km(約8分)
「泉佐野・岸和田方面」からは「阪神高速4号湾岸線」の「石津IC」を降りてすぐある信号を右折してその後3つ目の信号となる「石津町」の交差点を右折して「府道204号線」に入りあとは道なりに走り進めれば右手側が「浜寺公園」です2.7km(約7分)
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
浜寺公園の展望スペースとなる浜寺水路沿いから眺める夜景は、横一文字に広がりを魅せる夜景となります。
小規模で迫力には欠けますが、一般的に知られていない「穴場の夜景スポット」となります。
夜景に関しては物足りなさはありますが、薄暗く静かな展望スペースはロマンチックな空間となりますので、是非一度訪れて大切な方とおしゃべりしながら夜景の観賞をご堪能下さい!
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