馬見丘陵公園~カリヨンの丘のコキア~見頃【アクセス・駐車場】

今回紹介するのは、奈良県北葛城郡河合町~広陵町の両町にある、奈良県営の都市公園「県営馬見丘陵公園」の一角に整備されている「カリヨンの丘」にて観賞する「コキア」です。

カリヨンの丘に咲き揃うコキアです。

カリヨンの丘に咲き揃うコキアです!

馬見丘陵公園」は「奈良公園」に次ぐ計画面積65.3haを誇る、県内2番目の広域公園となるのですが、わが国でも有数の古墳群と良好な自然環境が残された「馬見丘陵」にあります。

馬見丘陵」は、奈良盆地西部に位置し、奈良県北葛城郡広陵町から同郡河合町にかけて南北に広がる、標高70m~80mの洪積台地から成る丘陵地帯となります。

歴史と文化の遺産やすばらしい自然環境を保全しつつ「歴史と自然に囲まれた県民の憩いの空間」として広く活用してもらうことを目的に、1984年(昭和59年)より事業着手し、2012年(平成14年)6月にかけて整備されて全面開園しました。

園内では、一年を通して四季折々の自然が満喫できるようになっているのですが、春には桜やチューリップ、夏にはバラや花菖蒲、ひまわり、秋にはダリアやコスモスと言った色とりどりの花が咲き誇ります。

開花シーズンになると、花と食と音楽のイベントが開催されるほか、冬のイルミネーションなども見ごたえ十分となります。

広い園内は幾つかのエリアに分かれており、中央エリアにある公園館では「馬見丘陵」の自然や古墳についても模型や映像で楽しく学べます。

北エリア」には、大型遊具や徒渉池(噴水)、大芝生広場などもあり、小さなお子様連れのご家族様でも楽しめる公園になっています。

そんな「馬見丘陵公園」では、7月末頃から8月中旬にかけて、巨大なマリモのような色鮮やかな新緑のモフモフが魅力の「コキア」が「カリヨンの丘」に咲き揃うのですが、9月中旬頃になると少しずつ赤くグラデーションしながら紅葉しはじめ、10月上旬には真っ赤に染まります。

秋になると真っ赤に紅葉するカエデなどは、言わずと知れた日本の紅葉シーズンを代表する植物となるのですが、一足先に秋の訪れを感じさせてくれる真っ赤に色付く「コキア」もまた、大変に見ごたえのある植物となります。

ここでは、夏のあいだ一面を新緑に染めていた「コキア」が、秋の訪れを告げるかのように赤くグラデーションしていく景色の紹介となります。

準備が整いましたら「カリヨンの丘に咲き揃うコキア」の、散策スタートです!

 

馬見丘陵公園~カリヨンの丘のコキア~見頃【アクセス・駐車場】

今回は、奈良県北葛城郡河合町佐味田に整備されている「県営馬見丘陵公園」を訪れ、園内の一角に整備されている「カリヨンの丘」に咲き揃う「コキア」を観賞すべく、マイカーに乗り込みアクセルを踏み込みます。

8月初旬より「馬見丘陵公園」では、夏のイベントのひとつとして約25品種150000本のひまわりが園内に咲き揃うのですが、厳しい暑さが続く青空の元で、アップフェイスで元気いっぱい咲き揃う姿は、夏を彩る大人気のイベントになっています。

馬見丘陵公園のひまわりに関する記事は後ほどコチラをご覧ください

夏の花畑に咲き揃うひまわりです。
馬見丘陵公園~ひまわりウィーク~見頃【アクセス・駐車場】

今回紹介するのは、奈良県北葛城郡河合町~広陵町の両町にかけて整備されている、奈良県営の都市公園「県営馬見丘陵公園」にて観賞する「ひまわり」です。 「馬見丘陵公園」は「奈良公園」に次ぐ計画面積65.3haを誇る、県内2番目の広域公園となるのですが、わが国でも有数の古墳群と良好な自然環境が残された「馬見 ...

時を同じくして、巨大なマリモのような色鮮やかな新緑のモフモフが魅力の「コキア」も園内で目を引く存在となるのですが、特に「カリヨンの丘」に咲き揃う無数の「コキア」は、見ごたえ十分となります。

前回、ひまわりの観賞と同時に、色鮮やかな新緑の「コキア」の観賞も同時に楽しんだのですが、その景色があまりにも素晴らしく、この景色が紅葉する様を「必ず観賞に来る!」と考えていたこともあり、改めての訪問となります。

紹介を始める前に、まずは「馬見丘陵公園」の「カリヨンの丘」への「アクセス」と「駐車場」に関して、簡単に紹介しておきます。

 

カリヨンの丘へのアクセスはマイカーがお勧めです!

馬見丘陵公園」への「アクセス」に関しましては「公共交通機関」を利用しても「マイカー」を利用しても、比較的簡単に行くことができます。

馬見丘陵公園」は、大変に広大な敷地面積を誇り、そんな中でまとまった「コキア」の観賞ができるのは「北エリア」の「花見茶屋周辺」と「中央エリア」の「カリヨンの丘」となりますので、ここでは「カリヨンの丘」へのアクセスの紹介とします。

まず初めに「公共交通機関」を利用して行く場合ですが「最寄り駅」としましては2ヵ所あり、ひとつ目が「近鉄田原本線」の「池部駅」となるのですが、下車したあと「緑道北口」までは徒歩2分となります。

近鉄田原本線の「池部駅」です。

近鉄田原本線の「池部駅」

緑道北口」までは300mほどですので、約5分で行くことができますが「北エリア」の「花見茶屋周辺」までは「緑道北口」より約1kmほどありますので約20分ほど歩き進める必要があります。

花見茶屋周辺」より「中央エリア」まで1kmほどあり約20分、さらに「カリヨンの丘」までは700mほどありますので約15分かかります。

緑道北口」より「カリヨンの丘」まで縦断するだけでも60分ほどは必要となりますので、日頃よりハイキングなどで歩き慣れしている方以外にはお勧めできません!

もうひとつの「最寄り駅」は「近鉄大阪線」の「五位堂駅」となるのですが、こちらからですと「奈良交通バス(33系統/馬見丘陵公園行き)」に乗車して「馬見丘陵公園」のバス停留所で下車することになります。

馬見丘陵公園のバス停留所。

馬見丘陵公園のバス停留所!

馬見丘陵公園」のバス停留所は「中央駐車場内」にありますので、ここを中心に「北エリア」の「花見茶屋周辺」及び「中央エリア」の南端にある「カリヨンの丘」へ移動するのは容易になります。

続いては「マイカー」を利用して行く場合ですが「最寄りの高速道路」は「西名阪自動車道」となります。

松原方面・天理方面」共に「西名阪自動車道」の「法隆寺IC」を降りることになります。

降りてすぐにある「法隆寺IC出入口」の信号より「県道5号線(大和高田斑鳩線)」に入って南下します。

池部」の信号を右折して「県道36号線(天理王寺線)」に入ったらすぐにある1つ目の信号を左折して「県道132号線(河合大和高田線)」に入ります。

しばらく走り進めた先の突き当りとなる「山坊」の信号を左折し、しばらく走り進めた先にある「馬見丘陵公園前」の信号を左折して走り進めれば「中央駐車場」があります。

また「馬見丘陵公園前」の信号を直進し、その先にある「巣山古墳西」の信号を左折して500m先の左手側に「カリヨンの丘」がある「東駐車」があります。

東駐車場です。

東駐車場です!

法隆寺IC」から「東駐車場」までは4.8kmほどですので、約10分で行くことができます。

最後に駐車場に関してですが「馬見丘陵公園」には、各エリアごとに無料で利用できる駐車場があります。

北駐車場・中央駐車場・東駐車場・南駐車場」及び、ハイシーズンに用意される「臨時駐車場」を含めると、約982台分の駐車スペースがあります。

馬見丘陵公園に整備されている駐車場です。

馬見丘陵公園に整備されている駐車場

各駐車スペースに関しましては、本文最後に書いていますので、後ほどご確認ください!

利用可能時間は、基本的には朝の8時00分~夕方の18時00分までとなりますが、時期により閉場の時間帯は変わります。

6月~8月は夕方の19時00分までで、11月~2月は夕方の17時00分までとなります。

自転車・バイク」に関しても、各駐車場の一角に駐車スペースが用意されていますのご安心ください!

以上が「馬見丘陵公園」の「カリヨンの丘」への「アクセス」と「駐車場」に関する紹介となります。

 

中央エリアのカリヨンの丘に咲き揃うコキアです!

今回は「県営馬見丘陵公園」の園内で赤く色付いた「コキア」を楽しむために訪れたのですが、奈良県内では「奈良公園」に次ぐ計画面積65.3haを誇る、県内2番目の広域公園ですので「公共交通機関」を利用して「カリヨンの丘」へ向かうのはかなり大変な労力となりますので、マイカーを利用して訪れることにしました。

中央エリア」の一番南端に整備されている「カリヨンの丘」ですが「東駐車場」に止めれば、降りてすぐに「カリヨンの丘」に入ることができます。

カリヨンの丘へと向かいます

カリヨンの丘へと向かいます!

前回、夏のイベントのひとつ「ひまわりウィーク」を訪れ、色鮮やかな新緑の「コキア」が咲き揃う姿を観賞をしたのですが、今回はその「コキア」が赤くグラデーションしていく姿を観賞すべく訪れたのですが、やはり9月末の訪問では少し早かったようにも思います。

全体的に見ても赤く色付き始めてはいるのですが、まだまだ新緑の部分が多く、赤と緑のグラデーションにもいまいち迫力がありません!

本当に見たかったのは、真っ赤に色付いた「コキア」となりますので、やはり10月中旬頃が、一番の見頃となるようです。

ここ「カリヨンの丘」のシンボルと言えば、やはり時計台にもなっている「カリヨン」です。

シンボルとなるカリヨンの時計台です。

シンボルとなるカリヨンの時計台!

カリヨン」とは、音程を異にする多数の鐘を、手や機械で打ち鳴らして演奏する打楽器のひとつなのですが「カリヨンの鐘」は、幸せを呼ぶ平和の鐘、または平和の象徴ともされています。

ここ「馬見丘陵公園」の「カリヨン」は、鐘と言うよりは数本の長さの違う鉄パイプを叩いて演奏されるようですが、演奏曲目に関しましては季節や時刻によって異なると言うことです。

そんな休憩所にもなっている「カリヨンの丘」に腰を下ろし、改めて園内全体を見渡すと、なにやら少し様子がおかしいことにすぐに気が付きます。

カリヨンの丘より望む景色です。

カリヨンの丘より望む景色です!

8月中旬に訪れた際には、ふもふした姿が可愛らしいライムグリーンの「コキア」が一面に広がりを魅せていました。

色鮮やかなライムグリーンのコキアです。

色鮮やかなライムグリーンのコキア!

このひと月の間に何があったのかわかりませんが、全体的に丸々とした感じではなく、大きく育ちすぎた苗は形が悪く、大半がなぎ倒された様なみすぼらしい姿に変わり果てています。

強風でなぎ倒されたコキアです。

強風でなぎ倒されたコキアです!

本来でしたら比較的に長い期間、丸々としたかわいらしい姿で目を楽しませてくれる「コキア」ですが、見頃半ばにしてすでに荒れ始めています。

園内の整備をしているおじさんがいたので聞いてみると、今年の苗自体が少し悪かったことに加えて、大きく育ちすぎている上に、数日前の台風による強風で大半の「コキア」がなぎ倒されたとのことでした。

これからが、真っ赤に色付き始める一番の見頃となる前に、すでにこのような状態では、今年に関しては絶景には程遠い状態になることは想像できます。

それでも、比較的に被害の少ない部分もあるので、それはそれで見て楽しめることには間違いございません!

コキアは1月31日の誕生花となるのですが、花言葉は「恵まれた生活」や「夫婦円満」さらには「私はあなたに打ち明けます」などですが、基本的には並べて育てる事が多い「コキア」は、少しずつ大きさの異なるモコモコした感じで並ぶ様子からは、幸せいっぱいのファミリーにも見えてきます。

赤と緑にグラデーションするコキアです。

赤と緑にグラデーションするコキア!

カリヨンの丘」に登ればある程度の高さがあるので、園内の「コキア」の全体を見ることはできますが「南エリア」へ移動できる「墳観橋(つかみばし)」の上からですと、より広範囲に「カリヨンの丘」の様子を観賞できます。

墳観橋より望むカリヨンの丘です。

墳観橋より望むカリヨンの丘!

コキア」は、和名を「ほうき草」と言い、昔はこの茎を乾燥させてほうきを作っていたらしいです。

実(み)は「とんぶり」と言い、直径1~2mm程度の粒状となるのですが、味は無味無臭で、プチプチとした歯触りを楽しむ食材として使われることが多いのですが、カロリーが少なく癖のない味わいは女性に人気で「畑のキャビア」と呼ばれ、秋田の名産品として瓶詰や缶詰などで販売されています。

日本では古来、民間療法で用いる生薬のひとつであったのですが、現代では日本文化における食品のひとつとして用いられることが多くなったと言います。

江戸時代から先祖伝来の特殊技法で加工し、食されている歴史のある食材らしいのですが、採ってすぐ食べられるものでなく、加工して出荷されるまでには驚くほどの作業工程があると言います。

見て楽しむも良し、食して楽しむも良しの優れた植物となります。

今回は少し残念な状態でしたが、7月末頃から8月中旬にかけて、巨大なマリモのような色鮮やかな新緑の「コキア」が、9月下旬から10月上旬頃にかけて少しずつ紅葉し始めるのですが、日々移ろいゆく緑と赤のグラデーションが魅力的な植物となります。

鮮やかに紅葉して「カリヨンの丘」を真っ赤に染め上げる姿は、まさに絶景になると言いますので、来年改めて訪れてみたいと思います。

秋になると真っ赤に紅葉するカエデなどは、言わずと知れた日本の紅葉シーズンを代表する植物となるのですが、一足先に秋の訪れを感じさせてくれる真っ赤に色付く「コキア」もまた、大変に見ごたえのある植物となります。

カエデやもみじが本格的に紅葉する季節の前に、一足先に紅葉を楽しめるかと思いますので、お時間があれば是非一度、お弁当を片手に訪れてみてください!

 

真っ赤に染まるコキアは見ごたえ十分です!

前回は9月末の訪問で、赤くグラデーションしはじめた「コキア」の様子は、まだまだ新緑の部分が多くて、絶景と言うには程遠かったのですが、改めて10月中旬に訪れて見ると、期待通り真っ赤に色付いていました。

見頃を迎えて真っ赤に染まるコキアです。

見頃を迎えて真っ赤に染まるコキア

ただ、大きく育ち過ぎている上に、台風による強風でなぎ倒された「コキア」は、そのままの形で真っ赤に色付いていました。

今年に関しては、絶景と言うには程遠い状態になると思っていたのですが「カリヨンの丘」を真っ赤に染める景色は、それはそれで見ごたえ十分となっていました。

その年の天候によって、多少の大きさや形に違いがあるかと思いますが、見頃を迎えた真っ赤に染まる「コキア」を、是非一度ご堪能下さい。

 

馬見丘陵公園のアクセス及び駐車場情報!

基本情報

*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。

馬見丘陵公園

  • 住所:〒 636-0062 奈良県北葛城郡河合町佐味田2202
  • 電話:0745-56-3851(中和公園事務所)
  • 営業時間:散策自由
    *公園館は朝の9時00分~夕方の17時00分(入館は夕方の16時30分まで)
  • 定休日:年中無休
    *公園館は月曜日(*但し祝日の場合は翌日)・年末年始
  • 入園/観覧料:無料
  • 駐車場:無料「北駐車場・中央駐車場・東駐車場・南駐車場」*臨時駐車場を含めた合計で約982台
    北エリア」*北駐車場:400台(*障がい者用駐車スペースあり)*北臨時駐車場/60台
    中央エリア」*中央駐車場:204台(*障がい者用駐車スペース及び大型車スペースあり)*中央臨時駐車場/143台
    *東駐車場:79台(*障がい者用駐車スペースあり)
    南エリア」*南駐車場:44台(*障がい者用駐車スペースあり)*南臨時駐車場/52台
    *朝の8時00分~夕方の18時00分まで(*6月~8月は夕方の19時00分までで11月~2月は夕方の17時00分まで)
    *ハイシーズンは臨時駐車場も用意されますが夕方の17時00分に閉場されます。
  • アクセス:【公共交通機関】「近鉄田原本線」の「池部駅」で下車したあと「緑道北口」までは徒歩2分(*北エリアまでは徒歩20分)
    近鉄大阪線」の「五位堂駅」より「奈良交通バス(33系統/馬見丘陵公園行き)」に乗車して「馬見丘陵公園」のバス停留所で下車したあとすぐ(*馬見丘陵公園のバス停留所は中央駐車場内にあります)
    お車】「松原方面・天理方面」共に「西名阪自動車道」の「法隆寺IC」を降りてすぐにある「法隆寺IC出入口」の信号より「県道5号線(大和高田斑鳩線)」に入って南下し「池部」の信号を右折して「県道36号線(天理王寺線)」に入ったらすぐにある1つ目の信号を左折して「県道132号線(河合大和高田線)」に入りしばらく走り進めた先の突き当りとなる「山坊」の信号を左折ししばらく走り進めた先にある「馬見丘陵公園前」の信号を左折すれば「中央駐車場」があり、左折せず直進して走り進めた先の「巣山古墳西」の信号を左折して500mほど先の左手側に「東駐車場」があります4.8km(約10分)

最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。

馬見丘陵公園」は「奈良公園」に次ぐ計画面積65.3haを誇る、県内2番目の広域公園となります。
7月末頃から8月中旬にかけて、巨大なマリモのような色鮮やかな新緑のモフモフが魅力の「コキア」が「カリヨンの丘」に咲き揃うのですが、9月中旬頃になると少しずつ赤くグラデーションしながら紅葉しはじめ、10月上旬には真っ赤に染まります。
厳しい暑さが続く夏のシーズンから、秋の紅葉が始まる季節の変わり目の間、長く楽しめる植物となりますので、お弁当を片手に是非一度お出かけになり、一面に咲き揃う色鮮やかなコキアをご堪能下さい!

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