奈良県~世界文化遺産『元興寺』観光地化されていない素朴な寺院!

投稿日:2016年10月4日 更新日:

今回紹介するのは、奈良県奈良市中院町に鎮座し『古都奈良の文化財 』として『世界文化遺産』の『構成資産』のひとつに数えられている『元興寺(がんごうじ)』です。

元興寺』は、1400年前となる『飛鳥時代』に『蘇我馬子』が創建した『日本最古の寺院』となる『法興寺(飛鳥寺)』を『平城遷都』にともなって、718年に奈良県のこの地に移されたものです。

現在は『元興寺』と称していますが、1977年までは『元興寺極楽寺』と称していました。

元興寺』は、同じ奈良市の『芝新屋町』にもあるのですが、もともとはひとつの寺院ではあったのですが、間違ってはいけないのが『世界文化遺産』に登録されているのは『中院町』にある『元興寺』ということです。

世界文化遺産『元興寺』です。

世界文化遺産『元興寺』です!

境内にある『禅室』の南面と『極楽堂』の西面の『屋根』には、創建された当時の『法興寺』の屋根に使われていた『行基葺の瓦』となる『古代瓦』が今もなお残っており『見どころ』のひとつとなっています。

また『花のお寺』とも呼ばれる『元興寺』の境内では、四季を通して美しい花を見ることができます。

3月下旬には『椿(つばき)』4月上旬には『』6月上旬から9月の下旬にかけては『桔梗(ききょう)』が咲き、9月の下旬になると『』が見頃となります。

世界文化遺産』に登録されているのですが、現在のところ『観光地化』はされていません。

素朴ではありますが、やはり『世界文化遺産』になるだけの歴史の深い寺院ですので、見どころはたくさんあります。

そんな境内の『見どころ』を、順を追って紹介したいと思います。

準備が整いましたら『元興寺』の散策スタートです。

 

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奈良県~世界文化遺産『元興寺』観光地化されていない素朴な寺院!

今回は、奈良県奈良市中院町に鎮座し『古都奈良の文化財 』として『世界文化遺産』の『構成資産』のひとつに数えられている『元興寺(がんごうじ)』に向けて車を走らせています。

奈良県の中心地となる『奈良公園』にほど近い『元興寺』は『アクセス面』が非常に良い『世界文化遺産』であるため、境内は大賑わいかと思いきや、現在までに『観光地化』されていないため、とても静かな寺院となります。

まず初めに『元興寺』の『アクセス』について簡単に紹介しておきます。

 

『元興寺』へのアクセスは良好です!

元興寺』への『アクセス』に関してですが『公共交通機関』を利用しても『マイカー』を利用してもとても簡単に訪れることが出来ます。

今回は『マイカー』を利用して訪れたのですが、奈良県の中心地となる『奈良公園』の少し南西に鎮座する『元興寺』ですので、どの方面からでも比較的簡単に訪れることが出来ますが『西名阪自動車道』及び『名阪国道』の『天理IC』からでしたら『国道169号線』を北上したのち、看板に従って『福智院北』の交差点を左折したあと、道なりに走り進めて『1つ目の信号』を左折したら、少し走り進めた右手側に『元興寺』の『無料駐車場』があるのですが、7.2kmほどとなりますので15分程度で到着できます。

『元興寺』の無料駐車場です。

『元興寺』の無料駐車場です!

また『第二阪奈有料道路』の終点となる 『宝来ランプ』からでしたら『国道308号線』から『県道1号線』を経由して走り進めることになりますが、6.2kmほどですので、こちらからでも15分程度で行くことが出来ます。

駐車場に関してですが『元興寺』の東側に『乗用車専用』の『無料駐車場』があり、駐車の仕方にもよりますが12台ほどは駐車可能となっています。

少し狭い道となり、歩行者もそれなりにいますので、慌てずにゆっくりと走り進めてください!

続いて『公共交通機関』を利用した場合は『近鉄』の『奈良駅』からでしたら徒歩で1kmほどとなり約12分で行けますし『JR』の『奈良駅』からでも徒歩1.4kmほどとなりますので、約17分で行くことが出来ます。

どちらからでも、十分に歩いて行ける距離となりますので、ご自身の予定に合わせてお選びください!

 

『東門』は東大寺の西南院のものです!

東側にある入り口より中に入り、車を駐車すると散策開始です!

はっきり言って『元興寺』は、見た目からは『世界文化遺産』としての貫禄は感じられず、どちらかというと『素朴な雰囲気』の漂うお寺となります。

しかし『世界文化遺産』として登録されているのには、それ相応の歴史があります。

まずは『元興寺』の境内に入るにあたり『拝観料』が必要となりますので、拝観料500円×2=1000円を納めて先に進みます。

元興寺』の境内への入り口となる『東門』は『鎌倉時代』という古い歴史を持つため『重要文化財』として指定されています。

元興寺の正門となる『東門』です。

元興寺の正門となる『東門』です!

もともと『東大寺』の『西南院』にあったものを『元興寺』の『極楽坊の正門』として移築されたものとなりますが、年代を感じることができる重々しい雰囲気の『東門』は、大きくはありませんが、見応えのある門となっています。

蘇我馬子(そがのうまこ)』が、飛鳥に建立した『日本最古の寺院』の本格的伽藍である『法興寺(飛鳥寺)』でしたが『平城遷都』により飛鳥からこの地に移転し、近く『東大寺』や『興福寺』と肩を並べる大寺院でしたが、たび重なる罹災により『大伽藍』は姿を消し、中世以降次第に徐々に衰退して言ったと言います。

極楽坊正門』として応永18年(1411年)に、この場所に『東門』が移築されたことにより、正面にある『極楽坊本堂』を中心として『元興寺旧伽藍』から独立した『中世寺院』として再生したことを示したと言います。

そんな『重要文化財』として指定されている『東門』をくぐり境内に入っていきます。

 

古い歴史が残る!『極楽坊本堂』と『極楽坊禅室』

元興寺』は、奈良市にある『南都七大寺』のひとつに数えられるほどの歴史の深い寺院となっています。

南都七大寺』は『奈良時代』に『平城京』及び、その周辺に存在して『朝廷の保護』を受けた、7つの大寺のことにまります。

元興寺』をはじめとして『東大寺』『興福寺』『西大寺』『薬師寺』『唐招提寺』『大安寺』など、名だたる寺院が主となっています。

境内に入ると同時に正面に建っているのが『極楽坊本堂』となるのですが、この堂は『元興寺東室南階大坊』となり、寺院内において僧侶が生活を送る居住空間となる『僧坊』の一部となるのですが、4方向に傾斜する屋根面をもつ『寄棟造』に大改築された『本堂』となります。

国宝となる『極楽坊本堂』です。

国宝となる『極楽坊本堂』です!

また『元興寺』には『本尊』が無く『智光法師』が感得した『浄土曼荼羅』が『本尊』となっているのが特徴的でもあります。

屋根瓦』の一部は『飛鳥時代』のものを使用しており、角柱や天井板には『奈良時代』のものが使われています。

使用されている木材から歴史を感じることができる建物で『国宝』として指定されています。

極楽坊本堂』は、僧坊の一部でしたが『鎌倉時代』に『極楽堂』と『禅室』に分かれるように作り直されています。

極楽坊本堂』と立て並びに建っているのが『禅室』となり『極楽坊本堂』と共に『国宝』となっています。

『極楽坊本堂』と『極楽坊禅室』

国宝』となる『極楽坊禅室』は『元興寺東室南階大坊』となり、4房分に区切られた『僧坊』となり、1房に5~8人の僧が生活をしていたと言います。

簡素ではあるのですが、おもむきのあるつくりになっています。

生活をしていた『僧坊』にしては『』が一切見あたらないところなどは少し閉鎖的な印象を与えます。

鎌倉時代に改築されたのですが『大仏様式』の手法が施されており『軒廻り』によく残されています。

創建当初からの『礎石』や『構造部材』が今もなお残る貴重な建物となります。

南側の『屋根瓦』の一部は『極楽坊本堂』と同じく『飛鳥時代』の瓦が一部使用されており『元興寺』の『見どころ』のひとつとなります。

 

1400年の時を越えて残り続ける「古代瓦」

先ほども話しましたが『元興寺』を訪れた際は、日本で一番古いとされている『古代瓦』を見ることが最大の『見どころ』となり、この『古代瓦』は『行基葺の瓦』と言われ、もとは『飛鳥時代』創建の『法興寺』の屋根に使われていた『1400年前の瓦』となります。

1400年前の古代瓦です。

1400年前の古代瓦です!

新しいものも混在しているのですが、パラパラとある『茶色』や『黒色』の瓦が『古代瓦』となっているみたいで、最初は管理人自身も知らなかったのですが、一緒に居合わせたおじさんがいろいろ説明してくれるのを聞いたので、おそらく間違いないと思います。

また『観賞ポイント』があるのですが『極楽坊本堂』を南側となる左手側の境内の奥にある『石仏群』と『石仏群』のあいだを奥に歩き進めたところに『眺所』と書かれた目印があります。

『眺所』と書かれた目印です。

『眺所』と書かれた目印です!

ところどころに見える『1400年前の瓦』が、異常気象の多いこの時代でも腐敗せずに残り続けているということに、一番驚かされるところです。

元興寺』を訪れたら、この『古代瓦』は絶対に見て帰るべきポイントとなっていますので、お見逃しの無いように・・

 

圧巻の2千5百基の石塔・石仏類が並ぶ!『浮図田』

1400年前の瓦』である『古代瓦』をゆっくりと観賞したあと、足元をはじめ境内の『南側中央』から『最奥』にかけて置かれているものがやけに気になってきます。

古代瓦』を見るのに夢中になるあまりに気にもしなかったのですが、改めて見るとこのおびただしい数の『石塔・石仏』がやけに気になってきます。

おびただしい数の『石塔・石仏』です。

おびただしい数の『石塔・石仏』

この数多くの石塔・石仏』を総称したものを『浮図(ぶと)』と呼び『元興寺』の境内には『周辺地域』や『寺内』から集まった『石塔・石仏がなんと『2千5百基余』もあり、『田圃(たんぼ)の稲』の如くに整備されていることから『浮図田(ふとでん)』と呼ばれています。

石仏類』は、中世期の当寺や『興福寺大乗院』関係の人々、近在の人達が浄土往生を願って『極楽坊』周辺に、造立した供養仏塔だそうです。

制作年代は『鎌倉時代末期』から『江戸時代中期』のものが多いとのことです。

さすがに、これだけの数の『石塔・石仏』が立ち並ぶと、何故か芸術的なものさえも感じることができます。

 

太閤の愛した奇石『かえる石』!

極楽堂』と『禅室』を中心として境内は1周することができるのですが『浮図田(ふとでん)』から言うと『極楽堂』を挟んだ向かい側に歩いていくと『かえる石』という『奇石』があります。

太閤の愛した『かえる石』です。

太閤の愛した『かえる石』です!

かえる石』は『元興寺』の『境内北側』にある、どっしりとした『ガマガエル』のような石となり、古くから有名な『奇石』で『蛙石』と呼ばれ親しまれています。

現在この『蛙石』は、以前にかかわった『有縁無縁』の一切の霊を供養して『極楽カエル』として成就しています。

もともとは大阪城に伝来し、太閤の愛した『』の形をした『自然石』だったのですが、第二次世界大戦のどさくさに紛れたことで、しばらくのあいだ行方不明になっていたのですが、昭和33年に縁あって『元興寺』に安置されたとのことです。

大阪城が落城した折には、この『蛙石』の下に『淀君』の亡骸を埋めたという説もあります。

極楽堂』に向って誓願をたてた『極楽カエル』は、現在では『無事かえる』や『福かえる』などの縁起物の『名石』として親しまれています。

元興寺』は素朴で小さいお寺です。

一通り見て回るのは、30分~1時間もあれば大丈夫です。

境内は、広くはないのですが、見どころはたくさんあります。

世界文化遺産』に登録されるのにも納得いく歴史があります。

観光地化されていないのは残念ですが、観光客が少ないぶんゆっくりと観賞できますので、是非一度訪れてみてください。

 

『元興寺』の御朱印!

元興寺』の参拝がすべて終了し『朱印所』にて『御朱印』をいただきました。

元興寺』にはいくつか『御朱印』があります。

まずは、御本尊の『智光曼荼羅』をはじめとして西国四十九薬師霊場第5番の『瑠璃光』に、大和北部八十八ヶ所霊場第9番の『阿弥陀如来』それと、大和地蔵十福霊場『印相地蔵』さらには『御詠歌・如意輪観音・聖徳太子・南無上宮太子・理趣大師』と合計9種類の『御朱印』があるのですが、今回は、御本尊となる『智光曼荼羅』と『西国四十九薬師霊場第5番』の『瑠璃光』の『御朱印』さらに『創建1300年記念』として『2018年1月1日より12月末』までの期間限定となる『佛法元興』の『御朱印』の紹介となりますが、残りの『御朱印』に関しては、次に訪れた時に頂きます。

『元興寺』の御朱印です。

『元興寺』の御朱印です!

尚『御朱印』に関しては、基本的にひとつにつき300円を納めれば、いただくことが出来ます。

御朱印』に関しては、寺社で参拝しなければいただけないというものではなく『仏像鑑賞』や『パワースポット巡り』など、別な楽しみも兼ねた証として、いただくという考え方もあります。

寺社を訪ねるだけでなく『御朱印集め』は、何を書くのか?どんなハンコ(朱印)を押すのか?字の良し悪しなどを楽しみのひとつとして収集するのもいいものですよ。

管理人は、訪れる場所ごとにいただいているので、正確に数えたことはないですが、1000に手が届きそうなくらいとなり、今となっては、ちょっとした『コレクション』になっています。

御朱印集め』を、はじめようとお考えの方には、是非お勧めいたします。

尚、近年では『御朱印』を『スタンプラリー』のように参拝もしないで、いただきに行く人が増えていると言うことですが、最低限のマナーとしては、参拝が終了してからいただくことをお勧めしておきます。

 

『元興寺』のアクセス及び駐車場情報!

【基本情報】

*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。

元興寺

  • 住所:〒630-8392奈良県奈良市中院町11
  • 電話:0742-23-1377・FAX:0742-23-1378
  • 拝観料:大人500円 中高生300円 小学生100円
  • 拝観時間:9:00~17:00(ただし入門は16:30まで)
  • 休日:年中無休
  • 駐車場:無料(普通車12台)東門、(大型バス2台)北門
  • アクセス:【公共交通機関】近鉄『奈良駅』から徒歩で1km(約12分)
    JR『奈良駅』から徒歩1.4km(約17分)
    【お車】西名阪自動車道及び名阪国道の『天理IC』から国道169号線を北上して看板に従って『福智院北』の交差点を左折して道なりに走り進めて1つ目の信号を左折して少し走り進めた右手側7.2km(約15分)

最後までお付き合いいただき本当にありがとうございます。

元興寺』は素朴なお寺にはなりますが、歴史はとても古く『世界文化遺産』としても貴重で、価値のあるお寺になっています。是非一度訪れて、ご自身の目で古い歴史を感じていただき『世界文化遺産』としての、お寺をご堪能していただければと思います。

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