弘法大師御衣千岩/おころもほしいわ【アクセス・駐車場・御朱印】

今回紹介するのは、和歌山県伊都郡高野町南にある「弘法大師御衣干岩(こうぼうだいしおころもほしいわ)」です。

弘法大師御衣干岩」は、806年にお大師さまが中国より宝珠を持ち帰り、それを山頂にうずめられようと山道へ来られた時、突然夕立に見舞われ、濡れた衣を岩に干されたと言い、以来この付近の人々の中でも「お大師様御衣干岩」として、現在に言い伝えられています。

弘法大師御衣千岩です。

弘法大師御衣千岩です!

高野山」は、和歌山県北部にある地域の名前で、周囲を1000メートル級の山々に囲まれた山上盆地に広がり、町並みは標高約800メートルに位置するのですが、平安時代の弘仁7年816年に「嵯峨天皇」から「空海」すなわち「弘法大師」が下賜され、修禅の道場として開いた日本仏教における聖地のひとつとなります。

そんな「高野山」の「中の橋の観光案内所」の前から、北東方面の町はずれに行く「国道371号線」を走り進めて行くと「県道53号線」との分岐があります。

その先に「トンネル(摩尼隧道)」があり、橋本市方面へと下る道となるのですが、程なくすると「弘法大師御衣干岩」があります。

高野山」を訪れる方は、年間を通してたくさんいるのですが、この「国道371号線」を通って「高野山」に向かう人が少ないことで、なかなか気付かれずに、長らくの間マイナーなスポットになっています。

そんな「弘法大師御衣干岩」の紹介となります。

準備が整いましたら「弘法大師御衣干岩」の、散策スタートです!

 

弘法大師御衣千岩/おころもほしいわ【アクセス・駐車場・御朱印】

今回は、和歌山県伊都郡高野町南にある「弘法大師御衣干岩」を訪れたのですが、予定を立てて訪れたのでは無く、通りかかった際に案内看板が目に入って、何となく気になって訪れたと言う感じでした。

近くに、日本仏教における聖地のひとつ「高野山」があるほか、隣接する奈良県の南西部に位置する小さな村で、季節に関係なく1年を通じて「雲海」が発生すると言われる「野迫川村」があります。

今回は、そんな「野迫川村」を訪れて「雲海の観賞」を満喫した帰り道で「弘法大師御衣千岩」なる案内看板が目に入って立ち寄ってみたと言うことです。

まず初めに「弘法大師御衣千岩」への「アクセス」と「駐車場」について簡単に紹介しておきます。

 

弘法大師見衣千岩へのアクセスはマイカーがお勧め!

弘法大師御衣千岩」への「アクセス」に関してですが「公共交通機関」を利用して訪れることは可能ですが「マイカー」を利用するのがお勧めとなります。

まず初めに「マイカー」で向かう場合ですと「最寄りの高速道路」となるのは「京奈和自動車道」となり「奈良県方面・和歌山県方面」共に「橋本IC」を降りることになります。

降りてすぐにある「橋本IC」の交差点を右折して「国道371号線」に入ります。

しばらく南下するように道なりに走り進めたあと「清水」の交差点を左折し、さらに少し先の「向副」の交差点を右折します。

あとは山道へと変わる「国道371号線」を道なりに走り進めるだけですが、約18.3kmほど先に「弘法大師御衣千岩」があります。

橋本IC」から21.6kmほどですので、約40分で行くことができます。

続きまして「駐車場」に関してですが「弘法大師御衣千岩」には、無料で利用できる駐車場が用意されています。

弘法大師御衣千岩の駐車場です。

弘法大師御衣千岩の駐車場です!

但し、駐車場と言うよりも、建物の前にある駐車スペースと言った感じで、1~2台程度しか止めることができません!

普段よりこの「国道371号線」を通って「高野山」に向かう方も、かなり少ないと言いますから、高確率で駐車場は空いていると思います。

もし満車でしたら、少し離れた所で10~15分ほど待機してもう一度向かえば、見学も終わっているかと思います。

最後に「公共交通機関」を利用して行く場合ですが「高野山」を訪れるように「南海高野線」の終点となる「極楽橋駅」より「高野山ケーブル」の「南海鋼索線」に乗り換えて「高野山駅」で下車してからは「南海りんかんバス」に乗車することで行くことは可能です。

高野山駅」から「南海りんかんバス(桜峠下行き)」に乗り換え、終点となる「桜峠下」のバス停留所で下車するのですが、その後2.4kmほど歩き進めるのですが、車道脇を歩き進めなければいけないので危険です!

バスの本数も、日に1~2本程度ですので現実的ではありません!

従って「マイカー」を利用するのが「必須条件!」と言っても、過言では無いかと思います。

以上が「弘法大師御衣千岩」への「アクセス」と「駐車場」の紹介となります。

 

濡れた衣を岩に干されたと言い伝えられる御衣干岩

車を駐車したところで、早速にも「弘法大師」が濡れた衣を干されたと言う岩へと向かうのですが、急な雨に打たれながら建物の横側から裏手の庭へと続く遊歩道を歩き進めて行きます。

弘法大師御衣千岩に向かいます。

弘法大師御衣千岩に向かいます!

弘法大師御衣千岩」までは、距離にすると十数メートルほどですので、少しくらいの雨なら傘をささなくても簡単に行くことができます。

さらに綺麗に整備された庭のお参り部分には、カーポートのような木で作られた上屋テントもありますので、雨が降っていてもゆっくりとお参りすることができます。

弘法大師御衣千岩」は、正面の奥にあるのですが、その他の見どころとしましては、向かって右隣に木で造られた等身大ほどの「弘法大師」の像が置かれているほか「日切地蔵」や「大師の水」などがあります。

大師の水及び日切地蔵です。

大師の水及び日切地蔵です!

大師の水」に関しましては、なかなかの水量で流れ出る湧き水となるのですが、自由にお持ち帰りができますので、訪れる際にはペットボトルやポリタンクなどをお持ち頂くのが良いかと思います。

そんな「大師の水」の後方には小さなお社があり「日切地蔵」がお祀りされています。

日本各地に存在する「日限地蔵」ですが「日を限って祈願すると願いが叶えられる!」と言われている地蔵菩薩となるのですが、ここにお祀りされている「日切地蔵」のように「日切」と表記される例もあり、同じように、全ての災いを祈願したその日から取り除いて下さるお地蔵さんとなります。

南無日切地蔵」と唱えて、全ての災いを取り除いて下さい!

そんな見どころが、密に詰まった背景に「弘法大師御衣千岩」があります。

弘法大師御衣千岩です

弘法大師御衣千岩!

どっしりとした巨石となるのですが、置かれている説明板には、以下のように書かれています。

大同元年(今より約1180年前)御大師様が中国より帰られるとき宝珠を持ち帰られ、それを山頂にうずめられようと山道へ来られたとき、突然夕立に見舞われ、その際丁度この岩があり御自身の濡れた衣を岩に干されました。

以来この附近の人々の中ではこの岩を御大師様御衣干岩として現在に言い伝えられてるそうです。

その後山頂に宝珠を埋められ、その山を摩尼山(まにさん)と名付け、附近一帯の山村を摩尼と名付けられました。

弘法大師中国修行中、唐の長安の一山村、摩尼にあまりにもよく似ていたので摩尼と名付けられたそうです。

それと共に、いつからかこの岩に触って願いを想いつつ御宝号を唱えると願いを一つだけ成就して下さるとの言い伝えが今でも残っております。

皆様も御大師様の功徳を少しでもお受けになられてはいかがでしょうか。

と、言うような説明が書かれていました。

弘法大師様の功徳ををいただけるように「御衣千岩」に触って、御宝号の「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」と唱えて、言い伝えにもあるように、一つだけ成就したい願い事をお伝えいただければと思います。

 

弘法大師御衣千岩の御朱印です!

弘法大師御衣千岩」への参拝が終わりましたので、最後に「御朱印」を頂くため「社務所」へと向かいます。

建物の反対側にある社務所に移動し「御朱印」をお願いすると「お大師様にお会いして来てください」とのことでしたので、社務所の2階にある「空海の間」へと進み「御朱印」を書く間、御大師様のお姿を拝見させていただくことができます。

但し「空海の間」を拝観させていただけるのは「土曜日・日曜日」のみで、朝の8時00分~夕方の18時00分までとなっています。

弘法大師御衣千岩の御朱印です。

弘法大師御衣千岩の御朱印です!

尚「御朱印」に関しては、基本的には、ひとつにつき300円を納めれば、誰でも頂くことができます。

御朱印」に関しては、寺社で参拝しなければ頂けないと言うものではなく「仏像鑑賞」や「パワースポット巡り」など、別な楽しみも兼ねた証として頂くと言う考え方もあります。

寺社を訪ねるだけでなく「御朱印集め」は「何を書くのか?」や「どんなハンコ(朱印)を押すのか?」さらに「字の良し悪し」などを、楽しみのひとつとして収集するのも良いものですよ。

管理人は、訪れた寺社仏閣では必ず「御朱印」を頂いているので、正確に数えたことはないですが、知らず知らずの間に「1000」に手が届きそうなくらいになっています。

御朱印集め」を、始めようとお考えの方には、是非お勧めしたいと思います。

尚、近年では「御朱印」を「スタンプラリー」のように、参拝もしないで頂きに行く方が増えていると言うことですが、最低限のマナーとしては、参拝が終了してから頂くことをお勧めしておきます。

 

弘法大師衣千岩のアクセス及び駐車場情報!

基本情報

*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。

弘法大師衣千岩

  • 住所:〒648-0222和歌山県伊都郡高野町南151
  • 電話:0736-56-3452(弘法大師御衣干岩 庵主 橋詰謙二さん)
  • 時間:朝の8時00分~夕方の18時00分
    *但し拝観できるのは土曜日・日曜日
  • 定休日:土曜日・日曜日以外の日
  • 拝観料:無料
  • 駐車場:無料(約1~2台)
  • アクセス:【お車】「京奈和自動車道」の「橋本IC」を降りたらすぐにある「橋本IC」の交差点を右折して「国道371号線」に入りしばらく南下するように道なりに走り進めた先の「清水」の交差点を左折し少し先の「向副」の交差点を右折したあとは山道へと変わる「国道371号線」を約18.3kmほどを走り進めた先に「弘法大師御衣千岩」があります21.6km(約40分)

最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。

修禅の道場として「弘法大師」が開いた日本仏教における聖地のひとつ「高野山」を訪れる方は、年間を通してたくさんいるのですが、すぐ近くでゆかりのある「弘法大師御衣千岩」を訪れる方は、ほとんどいないのが現状となります。
アクセス面が意外と悪く、公共交通機関を利用の場合は訪れにくいのですが、マイカーを利用の場合でしたら「高野山の中の橋の観光案内所」の前からでしたら、北東方面の町はずれに行く「国道371号線」を道なりに走り進めて行くだけで約5分で行くことができます。
是非一度訪れて、霊験あらたかな「御衣千岩」に触れて、一つだけ成就したい願い事をお伝えいただければと思います。

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