今回紹介するのは、大阪府大阪市阿倍野区松虫通にある「聖天山」にて行うプチハイキングです。
「聖天山」は、大阪市阿倍野区の西端で、閑静な住宅街の上町台地の南端に位置する、標高14mの小高い丘となります。
山頂には、通称で「天下茶屋の聖天さん」と親しまれている、山号を「海照山」とする「正圓寺」の境内があります。
「正圓寺」は、元禄年中となる1690年頃に、この地に移築再興された寺院であるのですが、それよりも遡る南北朝の頃には、この付近に「吉田兼好」の庵があったとも伝わっています。
また「聖天山」の北側には「聖天山公園」が整備されており、園内には「聖天山古墳」と称される古墳が残っていて、石室が発見されたことから、埴輪・土器・直刀・馬具等の副葬品が出土しています。
大阪市内にある5カ所の低山巡りの対象となる山を「大阪5低山」と称した選定があるのですが、標高14mと言うことで「聖天山」も選ばれています。
「大阪5低山」の中には、条件付きですが「二等三角点がある山の中で日本で一番低い山!」として名高い、港区にある「天保山(4.5m)」も選定されており、ここで紹介している阿倍野区の「聖天山(14m)」及び、生野区にある「御勝山(14m)」へと続き、住吉区の「帝塚山(19.9m)」さらには天王寺区にある「茶臼山(26m)」へと続いています。
ここでは「正圓寺」の境内にある「聖天山山頂」を目指してのプチハイキングの紹介となります。
準備が整いましたら「聖天山」の、散策スタートです!
聖天山~大阪5低山のひとつ【アクセス・駐車場】
今回は、大阪府大阪市阿倍野区松虫通に位置する「聖天山」の山頂に向けてのプチハイキングを行なうため、バイクにまたがりアクセルを絞ります。
大阪在住の管理人ですから「聖天山」までは、10分もあれば到着できます。
「聖天山山頂」には、通称で「天下茶屋の聖天さん」と親しまれている、山号を「海照山」とする「正圓寺」の境内があるので、山頂に向かうというのは「正圓寺」に向かうのと同じことになります。
まず初めに「聖天山」への「アクセス」と「駐車場」に関して、簡単に紹介しておきます。
聖天山へのアクセスは良好です!
「聖天山」への「アクセス」に関しましては「公共交通機関」を利用しても「マイカー」を利用しても、比較的簡単に行くことができます。
まず初めに「公共交通機関」を、利用して行く場合ですが「最寄り駅」となるのは3つあり、まずひとつ目が「南海本線/高野線」の「天下茶屋駅」で、下車してからは東方面に徒歩で約750mほどです。
残りの2つに関しましては、地元の人のほとんどが「チンチン電車」や「チン電」と呼ぶ「阪堺電気軌道」の路面電車の駅となるのですが、まずは、大阪府大阪市阿倍野区の「天王寺駅前停留場」から、同市住吉区の「住吉停留場」までを結ぶ「上町線」の「松虫駅」となるのですが、下車してからは西方面に徒歩で800mほどとなります。
もうひとつは「恵美須町停留場」から大阪府堺市西区の「浜寺駅前停留場」までを結ぶ「阪堺線」の「北天下茶屋駅」となるのですが、下車してからは一番近く、東方面に徒歩で約350mとなります。
いずれの駅からでも、10分足らずで行くことができるので、公共交通機関でのアクセスに関しては良好です。
続いては「マイカー」でのアクセスに関してですが「最寄りの高速道路」としましては「阪神高速14号松原線」となります。
「松原方面」からですと「文の里IC」を降りることになるのですが、降りたらすぐにある「文の里駅前」の交差点を右折して「府道28号線(あびこ筋)」に入ります。
少し先の「昭和町駅前」の交差点を右折して「松虫通」に入ったら、あとは直進のみです。
少し走り進めた先の「松虫」の交差点を越えたあと、さらに600mほど走り進めた先の右手側に「聖天山」があります。
「文の里IC」から1.6kmほどですので、約5分で行くことができます。
「阪神高速1号環状線方面」からですと「天王寺IC」を降りることになり、降りたあとはそのまま道なりに進み「天王寺駅前」の交差点を右折して「府道30号線(あべの筋)」に入ります。
しばらく走り進めた先にある「松虫」の交差点を右折してからは、先程と同じように600mほど走り進めた先の右手側に「聖天山」があります。
「天王寺IC」から2.6kmほどですので、約8分で行くことができます。
最後に駐車場に関してですが「聖天山」には専用の駐車場がありません。
従って、周辺にあるコインパーキングを利用することになります。
数台ほど止められる小さなコインパーキングが幾つかありますが、100メートルほど離れた松虫通沿いに「カーパーク聖天下」と言うコインパーキングありますので、そちらを利用して向かうのが分かりやすいかと思います。
車を駐車したら、東方面に伸びる軽い上り勾配の道を歩き進めて行けば「聖天山」へと行くことができます。
駐車スペースは4台ほどしかありませんが、閑静な住宅街と言うこともあり、空いている確率のほうが高いかと思います。
駐車料金に関しましては、朝の8時00分~夜の20時00分までは60分で200円となるほか、最大料金の設定もあり、駐車後24時間までで600円となります。
以上が「聖天山」への「アクセス」と「駐車場」の紹介となります。
正圓寺の表参道に立ち並ぶ石碑群!
「聖天山」の登山口と言うか、出入口に関しましては幾つもあります。
一番分かりやすい「阪堺線」の「北天下茶屋駅」より「聖天山」に向かった場合、北側にある「聖天山公園」の出入口が最初の登山口となります。
もちろんこの出入口からでも山頂に向かうことはできますが、ここからでは少し分かりにくい道のりとなります。
標高14mの小高い丘の山頂には、通称で「天下茶屋の聖天さん」と親しまれている「正圓寺」があり、山頂まで最速で向かうことができるほか、一番分かりやすい道となりますので、今回は表参道より登り始めたいと思います。
「聖天山公園」の出入口を横目に見ながら、さらに100メートル足らず道なりに歩き進めて行くと「正圓寺」へと続く表参道の石造りの鳥居が見えてきます。
「聖天山」と称されていますが、正式名称としては、山号を「海照山」とした「正圓寺」であり、お寺ではあるのですが、入口の石造りの鳥居からも分かるように、神仏習合(しんぶつしゅうごう)としての造りが見てとれます。
石造りの鳥居の向かって左手側には、柵で囲まれたちょっとした崖があるのですが、生い茂る草木の中に幾つかの石碑が置かれているのが見えます。
南北朝時代には「徒然草」の作者で知られる「兼好法師」こと「吉田兼好(卜部兼好)」が、この付近に移り住んで庵を結んでいたと言うこともあり「兼好法師隠棲庵跡」の石碑をはじめとした「兼好の 午睡さますか 蝉しぐれ」と詠まれた句碑や「兼好法師の藁打石」と刻まれた碑などが建てられています。
「兼好法師」は、藁を打ち筵(むしろ)を織って生計を立てたと言い、読経三昧し菩提を弔ったとされていますが、そんな藁仕事で使っていた「藁打石」がこの場所に残っています。
明治の中頃までは2個あった「藁打石」ですが、現在は1個だけとなったそうですが「大聖歓喜天」と刻まれた標碑の台石として現存しています。
さらに、一番左端に置かれている「兼好法師隠棲庵址」と刻まれた石碑は、丸山の地から移されものであると伝わっています。
正圓寺の山門前に立ち並ぶ浮き彫りの石仏!
さて、石碑群を横目に見ながら石造りの鳥居をくぐり抜けた所より、いよいよ「聖天山山頂」に向けてのプチハイキングが始まるのですが、登り始めて1分足らずで「正圓寺」の小さな山門が見えてきます。
山門前には、左右に二体ずつ、浮き彫りの石仏が並んでいます。
地元では「聖天さん」で親しまれている「海照山正圓寺」は、古義真言宗京都東寺の末院です。
平安時代となる939年(天慶2)に、光道和尚が現在地の東方500mの地にお堂を建てて開基した「般若山」を山号とした「阿倍野寺」が縁起となります。
江戸元禄時代になって、義道見明和尚が現在地へと移転させて、山号を「海照山」とした「正圓寺」に改めました。
「正圓寺」の本堂に鎮座する木彫りの本尊「大聖歓喜双身天王」は、日本最大の規模を誇り、長い歴史を感じられる見どころのひとつとなります。
正圓寺の境内にある聖天山山頂の標識
迫力満点の浮き彫りの石仏を横目に見ながら、さらに十段足らずの石階段を登り進めると、一気に山門をくぐって境内へと足を踏み入れます。
「聖天山」は上町台地西端の丘陵で、3000坪を超える敷地を有する老樹の茂る静かな景勝の地にあり「正圓寺」は、その山頂にあるといことで、もう少し大きなお寺か思いましたが、以外と境内はこじんまりとした感じとなります。
境内に入って数十歩直進すると本堂と納経書があり、その前に、今回のプチハイキングの最大の目的となる「聖天山山頂」を示す標識があります。
従って、歩き始めて1~2分で「聖天山山頂」への登頂となります。
当然ですが、一粒の汗も流すこと無くプチハイキングは終了となります。
大阪市内にある5カ所の低山巡りの対象となる山を「大阪5低山」と称した選定があるのですが、標高14mと言うことで「聖天山」も選ばれています。
山頂を示す標識は「大阪5低山」に選ばれことを知り、お寺のほうで作成したと言います。
「大阪5低山」の中には、条件付きですが「二等三角点がある山の中で日本で一番低い山!」として名高い、港区にある「天保山(4.5m)」も選定されており、ここで紹介している阿倍野区の「聖天山(14m)」及び、生野区にある「御勝山(14m)」へと続き、住吉区の「帝塚山(19.9m)」さらには天王寺区にある「茶臼山(26m)」へと続いています。
「聖天山」の北側に現在整備されている「聖天山公園」は、以前は古墳であったと言われており「聖天山(北天狗塚)古墳」と称され大阪市顕彰史跡(236号)を表す顕彰パネルが設置されたと言います。
6世紀頃の「聖天山古墳」は、聖天山公園内の北東部に所在し、現在は径が13mで外周を高さ3m程の石垣で保護されている小古墳となるのですが、中に大きなクスノキが1本立っているだけですので、見ているだけでは古墳だとは分かりません。
元々は大きな古墳だったらしいのですが、昭和26年に土を採って小さくするうちに石室が発見され、埴輪・土器・直刀・馬具等の副葬品が出土したと言います。
但し、それらの物は現在は行方不明になっていると言います。
「正圓寺」が山頂に鎮座するこの丘陵自体も、西向きの前方後円墳の可能性があると言われているのですが「天狗塚・柘榴(ザクロ)塚」とよばれる小古墳があったとも言われていることで、この辺りの古墳群を「阿倍野古墳群」と呼んでいます。
以上で「大阪5低山」に選定されている「聖天山」の山頂を目指すプチハイキングは終了となるのですが、その気になれば1日で「大阪5低山」を登頂することも可能ですので、是非一度、挑戦してみて下さい!
聖天山のアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「聖天山」(聖天さん正圓寺)
- 住所:〒545-0043大阪府大阪市阿倍野区松虫通3-2-32
- 電話:06-6651-2727(聖天さん正圓寺)
- 時間:朝の6時30分~夕方の17時00分
- 定休日:年中無休
- 拝観料:境内自由
- 駐車場:無し(周辺のコインパーキングを利用)
- アクセス:【公共交通機関】「阪堺電気軌道阪堺線」の「北天下茶屋駅」で下車してから東方面に徒歩で約350m(約5分)
「阪堺電気軌道上町線」の「松虫駅」で下車してから西方面に徒歩で約800m(約10分)
「南海本線/高野線」の「天下茶屋駅」で下車してから東方面に徒歩で約750m(約10分)
【お車】「松原方面」からは「阪神高速14号松原線」の「文の里IC」を降りたらすぐにある「文の里駅前」の交差点を右折して「府道28号線(あびこ筋)」に入り少し先の「昭和町駅前」の交差点を右折して「松虫通」に入ったら少し走り進めた先の「松虫」の交差点を越えてさらに600mほど走り進めた先の右手側に「聖天山」があります1.6km(約5分)
「阪神高速1号環状線方面」からは「阪神高速14号松原線」の「天王寺IC」を降りたあとそのまま道なりに進み「天王寺駅前」の交差点を右折して「府道30号線(あべの筋)」に入ったらしばらく走り進めた先にある「松虫」の交差点を右折して600mほど走り進めた先の右手側に「聖天山」があります2.6km(約8分)
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
「聖天山」は、大阪市阿倍野区の西端で、閑静な住宅街の上町台地の南端に位置する標高14mの小高い丘となり、山頂には通称で「天下茶屋の聖天さん」と親しまれている「正圓寺」が鎮座しています。
大阪市内にある5カ所の低山巡りの対象となる山を「大阪5低山」と称した選定があるのですが、標高14mと言うことで「聖天山」も選ばれています。
また、北側に整備されている聖天山公園は「聖天山(北天狗塚)古墳」であったと言い石室が発見され、埴輪・土器・直刀・馬具等の副葬品が出土したと言います。
そんな見どころがたくさんある「聖天山」に是非一度訪れて、汗ひとつ流すことのないプチハイキングで「聖天山山頂」を目指してみて下さい!
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