今回紹介するのは、大阪府阪南市山中渓に位置する山中川の河川敷に立ち並ぶ「桜並木」です。
大阪府と和歌山県の府県境に程近い阪南市の山中渓地区に位置するのですが、この地区にはかつて「山中宿(なかやまじゅく)」と呼ばれる宿屋があり、江戸時代には徳川御三家の「紀州徳川家」が参勤交代に供する紀州街道の第一の宿場があったと言われています。
また、昭和中頃までは温泉宿としても「大阪の奥座敷」と呼ばれて大いに賑わったと言います。
その後、次第に人の往来も少なくなってきた山中渓地区ですが、現在でも紀州街道にあった古い宿場の町並みが残る、風光明媚で緑豊かな自然が残るエリアとなります。
昭和40年代頃より、南北に流れる山中川の河川敷に桜の木々の植栽を始め、現在では約1000本もの見事な桜並木となったことで、近畿一円では「人気のお花見スポット!」としても大変有名になって多くのお花見客が訪れます。
「お花見スポット!」として賑わいを見せ始めた近年では、地区の活性化に大きく寄与していると言います。
「山中渓駅」を中心として桜並木は展開されるのですが「山中渓駅」は「JR阪和線」の駅では、大阪府の最南端に位置する駅となるほか、大阪府内における唯一の「JRの無人駅」となっています。
お花見シーズンになると溢れんばかりに賑わい魅せる構内のプラットホームには「撮り鉄」と呼ばれる方をはじめとして、多くの方々が「桜並木の中を走り抜ける電車の写真を撮る!」と言うのがお楽しみのひとつとなります。
3月下旬から4月中旬までの期間中は「花街道山中渓桜祭り」が開催され「JR山中渓駅」の周辺をはじめ「わんぱく王国」にかけて多彩なイベントが開催され、多くのお花見客で賑わいます。
また、山中川の河川敷の桜並木は「花街道山中渓桜祭り」が開催されている期間中は、日没から22時00分までのあいだ「ライトアップ」されることで幻想的な「夜桜」も眺めることができます。
そんな「山中渓地区」で行われる「花街道山中渓桜祭り」の桜並木の紹介となります。
準備が整いましたら「花街道山中渓桜祭り」の散策スタートです。
山中渓の桜祭り【アクセス・駐車場・ライトアップ】
今回は大阪府阪南市山中渓にある大阪屈指の「人気のお花見スポット!」として近年呼び声の高い、山中渓の河川敷沿いに立ち並ぶ桜並木を観賞すべく「マイカー」に乗り込みアクセルを踏み込みます。
「山中渓」がある大阪府阪南市山中渓の辺りは、江戸時代までさかのぼると徳川御三家の「紀州徳川家」が参勤交代に供する紀州街道の第一の宿場があったところで、現在でもその趣ある街並みが一部残っている貴重なスポットとなります。
大変にアクセス面では恵まれた場所となるため「公共交通機関」を利用しても「マイカー」を利用しても簡単に行くことができます。
まず初めに紀州街道沿いを流れる「山中渓」への「アクセス」と「駐車場」に関して簡単に紹介しておきます。
山中渓へのアクセスは良好です!
今回管理人は「マイカー」を選択して「山中渓」を訪れましたが、先ほども話しましたが「公共交通機関」を利用しても簡単に行くことができます。
まず初めに「マイカー」を利用して訪れる場合ですが「最寄りの高速道路」はと言いますと「阪和自動車道」となります。
まずは「大阪方面」から向かう場合に関しては「泉南IC」を降りることになります。
料金所を出たらすぐにある「泉南IC前」の信号を右折して「府道63号線(泉佐野岩出線)」に入ります。
少し走り進めた先にある「岡中西」の交差点を左折して「府道64号線(和歌山貝塚線)」に入ったら、しばらく走り進めた先の「和泉鳥取」の交差点を左折します。
あとは道なりに1.9kmぐらい「府道64号線」を走り進めて行くと、山中川を挟んだ右手側の対岸に「第2駐車場」が見えてきますので「わんぱく王国駐車場」と書かれた案内看板に従って「向田橋」を渡ります。
そのまま道なりに走り進めて行くと「わんぱく王国の第2駐車場」の料金所があります。
「泉南IC」から約4kmほどですので、10分もあれば行くことができます。
次に「和歌山方面」から向かわれる場合ですが、出口が変わりまして「阪南IC」を降りる形となります。
降りたらすぐにある「阪南IC」の交差点を左折して「府道256号線」に入ります。
左折と同時にすぐ左手側にある細い道に入り「阪和自動車道」と並走するように道なりに進みます。
しばらくするとトンネルがありますので、くぐって「阪和自動車道」を越えると、すぐに「府道64号線(和歌山貝塚線)」にあたります。
右折しあとは先ほどと同じように道なりに1.5kmぐらい走り進めて行くのですが、山中川を挟んだ右手側の対岸に「第2駐車場」が見えてきますので「わんぱく王国駐車場」と書かれた案内看板に従って「向田橋」を渡って料金所に行くだけです。
「阪南IC」から約2.3kmとかなり近くなるのですが、一部とても細い道を通ることになりますので、十分に注意しながらお進みください!
次に「駐車場」に関してですが「山中渓のお花見」には「専用の駐車場」がありません!
従って、近くにある「わんぱく王国」の有料駐車場を利用する形となるのですが「第1駐車場」もしくは上記で誘導した「第2駐車場」を利用することになります。
「わんぱく王国」には「第1駐車場(約30台)」と「第2駐車場(約110台)」の2ヶ所の有料駐車場が用意されているのですが「第1駐車場」に止めることができればすぐ目の前より「山中渓」の桜並木へと入れるのですが「第2駐車場」からでも200メートル足らずで行くことができます。
ただし「第1駐車場」は駐車台数が少ないうえ「わんぱく王国」に近い分、そちらのお客さんが利用する確率が高くなります。
今回はかろうじて「第1駐車場」に止めることができましたが、出庫する方とのタイミングが合わない限り、常に「満車!」の状態となりますので「山中渓」への「マイカー」での「アクセス」に関しては、比較的余裕のある「第2駐車場」への紹介としました。
「わんぱく王国」の有料駐車場の利用時間に関しては、朝の9時00分~夕方5時15分までとなるのですが、注意点として「夕方4時30分以降の駐車はできない!」ほか「時間外の入場及び出場はできません!」ので十分にお気を付けください。
「第1駐車場(約30台)・第2駐車場(約110台)」共に1日1回、普通車500円で大型車1500円となります。
大型車に関しては「第1駐車場」は無理ではないかと思いますので「第2駐車場」に向かわれるほうが良いのではないかと思います。
続いては「公共交通機関」を利用して行く場合ですが「最寄り駅」となるのは「JR阪和線」の「山中渓駅」となります。
「山中渓駅」で下車して改札口を出てからは、左手側に歩きだせばすぐに桜並木がありますので特に問題はありません!
時期や曜日にもよるかと思いますが、今回紹介する「山中渓」以外にも、近年「お花見スポット!」として人気が高くなってきている境内を覆い尽くすように咲き誇る「地福寺のしだれ桜」や、無料で遊ぶことができる「わんぱく王国」に訪れる方もたくさんいるかと思いますので、車内は意外と賑わっているのかもしれません!
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以上が約1000本もの「ソメイヨシノ」や「ヤマザクラ」の木々が立ち並ぶ「人気のお花見スポット!」の「山中渓」への「アクセス」と「駐車場」に関する紹介となります。
山中渓の河川敷に立ち並ぶ桜並木!
寒い冬が終わって温かみを帯びてくると桜のお花見シーズンが始まり、日本の「国花」と言っても過言ではない桜の開花の便りが各地で発表されるのですが、毎年のように自然と心が弾んできます。
桜のお花見の楽しみ方は人それぞれ異なるのですが「あっ!」と言う間に過ぎ去る満開に花ひらく桜を楽しむため、日々の疲れも忘れて多くの方々が桜観賞に出かけます。
管理人である「ヒロ兄」の桜の楽しみ方は「一本桜」を中心とした観賞スポットにお出かけしています。
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その場所にただ一本だけで凛とそびえたつ一本桜の姿からは並々ならぬ力を感じることができ、毎年のように各地へと車を走らせます。
今回紹介する「桜」は「一本桜」ではなく、河川敷に立ち並ぶ「桜並木」となるのですが、大阪府阪南市山中渓に位置する「山中渓」の周辺には約1000本もの「ソメイヨシノ」や「ヤマザクラ」の木々が立ち並んでおり、大阪屈指の「お花見スポット!」として毎年多くの方が押し寄せるのですが「花街道山中渓桜祭り」の期間中はひときわ賑わいを見せます。
毎年の悩みとして「桜と紅葉の見頃」に関しては、ドンピシャのタイミングで訪れるのは本当に難しいと悩みます。
事前にある程度の開花状況を調べてから出かけるようにはしているのですが、遠方のスポットまで出かけて「早かった!」や「遅すぎた!」はよくあることで、運よく「ドンピシャ!」のタイミングで観賞できるのかは訪れてみないと分かりません。
残念な結果で終わることも多々あるのですが、それもひとつの「お楽しみ!」と考えて出かけるようにしています。
さて、グッドタイミングで車を「第1駐車場」に駐車できましたので、早速にも多くの方が行き交う「桜並木」へと向かいたいと思うのですが、まずは「第1駐車場」より「府道64号線(和歌山貝塚線)」を対面に渡ったところより「桜並木」へと入って行きたいと思います。
「府道64号線(和歌山貝塚線)」沿いの片側の歩道脇には、ピンク一色の桜の木々が密に立ち並んでいて景観的にはとても優れた景色を見ることができます。
ただ、多くの方が行き交うには歩道が狭くて車も勢いよく通ることから「止まって、ゆっくりと観賞!」と言うことはできず、人の流れに合わせて歩き進めるしかできない状態となります。
形としては、まず「府道64号線(和歌山貝塚線)」が通っていてその歩道脇に桜の木々が立ち並ぶのですが、その隣に「JR阪和線」が通っていてその線路に沿うように「山中渓」となる「山中川」が流れています。
その「山中川」の両サイドに「桜並木」があるのですが、対岸に渡った片側だけに散策用の遊歩道が整備されています。
まずは桜並木を観賞できる遊歩道に移動したいと思うのですが「第1駐車場」より十メートルほど先に「JR阪和線」をくぐり抜けることができる小さなトンネルがあるので山中川沿いの「桜並木」の観賞に向かいます。
トンネルは約2メートルほどの高さはあるのですが、歩く幅が中央より半分は溝になって水が流れていますので、実質的には70~80センチほどしかないのですが、こちらから向かう人とあちらから戻ってくる人が同時に片側の狭い道を歩くことになりますので、間の悪いタイミングでトンネルに入って行くと団子状態になります。
なぜ団子状態になるかと言いますと、山中川沿いの遊歩道に行くにはこのトンネルをくぐるか、もしくは「府道64号線(和歌山貝塚線)」を「第2駐車場」のほうに約150メートルほど歩いたところにある橋を渡るか、もうひとつ反対側の「山中渓駅」のほうに約500メートルほど歩き進めた先にある橋を渡るかの選択肢しかないと言うのが込み合う原因となります。
「第1駐車場」に止めた場合は、まずは歩き始めてすぐにあるトンネルをくぐって山中川の両岸に立ち並ぶ「桜並木」の観賞をするのが良いかと思います。
トンネルを抜けたと同時に続いては細い石橋が架かっているのですが、石橋の中央より「山中渓駅」の方向に「桜並木」の景色を望むと、思わずため息が出るほどに優れた景色が広がりを魅せてくれます。
お昼のお弁当は河川敷の土手で!
「山中渓駅」の反対側となる「第2駐車場」の方面の景色を望むと、JR阪和線の線路と「桜並木」を望むことができます。
山中川は思っていた以上に水量が少ないので、階段を使って河原に降りることができますので、小さなお子様連れのご家族などでしたら、ちょっとした水遊びも出来るのではないかと思います。
ちょっと写真を撮りミスったのですが、上記の写真には朱塗りの綺麗な橋が架かっているのですが、桜並木の中を走り抜ける「電車」も同時に写真に収めていれば、もう少し良い写真が撮れたように思ったのですが・・・
訪れた際は是非一枚「桜並木の中を走り抜ける電車」を入れた良い写真を撮ってみてください!
そんな石橋を渡りきると、整備の行き届いた遊歩道があるのですが、のんびりと歩きながら山中渓の両岸に立ち並ぶ「桜並木」の観賞をすることができます。
遊歩道は約200メートルほど続いており多くの方が桜観賞しながら歩いているのですが、それと同時に角度のついた土手に腰を下ろして目の前に立ち並ぶ「桜並木」をおかずにお弁当を食べる姿もあります。
対岸の桜並木の中を勢い良く電車が走り抜けて行く姿も望めますので、そんな景色の中でのお食事はとても贅沢なお時間になるかと思います。
先ほども言いましたが、遊歩道は約200メートルほどで、その先には「桜並木」が一旦途切れますので、ある程度進んだところで折り返して先ほどのトンネルへと戻る形となります。
遊歩道でのお花見を十分に楽しんだところで、トンネルへと戻ってくぐり抜けたあとは、そのまま「山中渓駅」のほうに歩き進めて行きます。
山中渓駅は鉄道ファンで大賑わい!
春のお花見シーズンには「山中渓駅」は多くの方で賑わいを見せます。
もちろん、公共交通機関を利用して訪れる方がたくさんいるので込み合うと言うのが一番の理由となるのですが、もうひとつ「鉄道ファン」すなわち「撮り鉄」と呼ばれる方が「この時期を待ってました!」とばかり集まって来るのも理由のひとつとなります。
「山中渓駅」は「JR阪和線」の駅では大阪府の最南端に位置しており、大阪府内のJRにおける唯一の「無人駅」となりますので、簡易型自動改札機が設置されているだけの小さな建物となります。
本日は「券売機が故障!」と言うこともあるのか?数人の駅員さんが配置されていました。
管理人は「撮り鉄」では無いのですが「撮り鉄」の方にとっては待ちに待ったお花見シーズンです。
お花見シーズンにのみ撮ることができる「桜並木の中を走り抜ける電車!」の写真ですが、訪れたからには絶対に撮り収めたいと思っていたのですが「どうすれば駅の中に入れるのか?」と駅前にきて悩みます。
「一番安い切符を買って中に入る!」と言うのが基本的な考えとして頭に浮かびますが、とりあえずは長い列に並んで順番を待ちます。
本日は「無人駅」ではなく、駅員さんの「手売りの切符!」と言う形になっていて、順番がまわってくると「何処まで行かれますか?」と駅員さんに尋ねられます。
「何処にも行かないんですけど・・・構内で写真を撮りたいだけなんですけど・・・」と言うと「そうですか!どうぞ!」と、意外とあっさりと中に入れてくれました。
プラットホームの最前列は「撮り鉄」と思われる方々が本気で陣取っていることで、最前列には入れませんでしたが、後方からでもそれなりの写真は撮れたのではないかと思います。
管理人は「鉄道ファン」とかでは無いので、特別なこだわりなど無く普通に「紀州路快速」の車両で撮った写真になってしまいましたが「JR阪和線」でしたら特急の「くろしお」や「はるか」の車両を待って写真に収めるのが通ではないでしょうか。
プラットホームからの写真は撮れましたので、続いては見る角度を少しだけ変えて、連絡通路となる「跨線橋(こせんきょう)」よりもう一枚、写真を撮りに行きたいと思います。
改札口より中に入ると「大阪方面」のプラットホームに移動する為の連絡通路となる「跨線橋」が、すぐ目の前にあります。
「山中渓駅」に設置されている「跨線橋」からですと高さがあるため、先ほどよりも奥行きのある景色に変わるのですが、どちらかと言うと「大阪方面」に向かう車両のほうが「桜並木」が広範囲に広がりを魅せるため、桜の中より車両が飛び出してくるような臨場感のある写真を撮れるように思います。
逆に「和歌山方面側」は桜並木の終わりに位置するため、少し寂しい景色となります。
「プラットホーム」や「跨線橋」より望む「桜並木」も良いのですが、この時期に関しては「公共交通機関」を利用して訪れることで「車両の中より望む桜並木!」の景色も楽しめるかと思いますので、そのあたりを踏まえたうえでの「アクセス」を考えるのも良いのではないかと思います。
桜が満開を迎えるこの期間に関しては 一気に通過する快速電車も少しだけスピードを落としてくれると言う粋な計らいで、乗客に車内からのお花見を楽しませてくれるそうです!
以上が、南北に流れる山中川の両岸約1kmの河川敷に立ち並ぶ「山中渓」の「桜並木」の紹介となります。
「山中渓」の「桜並木」に関してのお花見だけでしたら、1時間もあれば終わるかと思いますが「山中渓駅」の前にある紀州街道には、境内を覆い尽くすほどの見事な一本桜の名桜「地福寺のしだれ桜」があるほか、すぐ近くに「わんぱく王国」などもあり、それらの「お花見」及び「イベント」さらには「露店」などを同時に楽しむとなれば、半日から一日かけてお楽しみ頂けると思いますので、併せてお勧めしておきます。
花街道山中渓桜祭り開催期間中のライトアップ!
最後になりますが、山中川の河川敷の「桜並木」に関しては「花街道山中渓桜祭り」が開催されている期間中は「ライトアップ」され、幻想的な「夜桜」の景色を楽しむことができます。
今回は日没まで滞在することができませんでしたので、後日改めて平日に「ライトアップ」の観賞に出かけました。
夜に訪れる点で一番の心配だったのが「駐車場」に関してでしたが「たまたまか?常時か?」は、はっきりと分からないのですが「わんぱく王国の第1駐車場」が解放されていました。
数台の車が駐車されていましたので、すかさず駐車したのですが、止めたと同時に料金所の横の倉庫の中から職員の方かどうか分からない方が出てきましたが、特に何も言うこと無く黙々と作業し始めましたので、そのまま「ライトアップ」に向かうことにしました。
今回は駐車場が解放されていたので良かったのですが、もし駐車場が閉鎖されていたら近くに「コインパーキング」などはありませんので、1つ2つ手前の駅前で「コインパーキング」に入れて電車で向かう予定でしたが、常に開放されているかは謎となります。
色々調べましたが「期間中は開放されている!」などの情報は特にありませんでしたので、基本的には「公共交通機関」を利用して訪れるのが良いかと思います。
さて、数日前に訪れた「山中渓」ですので、大体の見どころは分かっていますので、足早にトンネルへと向かいますが、最終日を迎える二日前の平日と言うこともあり、数人のカップルがいるだけの静かで閑散とした「夜桜」の観賞となります。
遊歩道の「桜並木」では、随所に真っ白な大型スポットライトが桜の木々に当てられていることで、ロマンチックなライトアップとなるのですが、なにぶん人がいない点が盛り上がりに欠け、早々に引き返して「山中渓駅」へと向かいます。
「府道64号線(和歌山貝塚線)」の「桜並木」には、大型スポットライトなどは無くて街灯がライトアップの代わりとなるのですが、それと同時にほんのりとした光を放つ「提灯(ちょうちん)」が立ち並んでいるのが幻想的でもあります。
そんな幻想的な光に導かれるように「山中渓駅」まで歩き進めて行くのですが、小さな「山中渓駅」は煌々とした光に包まれています。
平日と言うこともあり「無人駅」となる「山中渓駅」ですので、数日前に訪れた時と同じようにまずは「プラットホーム」へと進むのですが、誰一人いない構内には冷たい夜風が吹き抜けています。
「ライトアップされた夜桜と電車!」の写真を撮るべくシャッターを押すのですが、安物の一眼レフカメラしか持たない管理人ですから、ピンボケして「撮り鉄」の方のような良い写真が撮れません!
そんな「山中渓」の「ライトアップ」の観賞でしたが、思っていた以上に幻想的な雰囲気だったのに加えて、人が少なくて目の前の景色を二人締めできた点も意外に良かったので、大満足でその場をあとにすることができました。
開花状況によって毎年多少の変更の可能性はあるかと思いますが「ライトアップ」に関しては、基本的には「花街道山中渓桜祭り」の開催期間中となる3月末~4月中旬頃まで行われます。
時間帯に関しても、日没から夜の22時00分までのあいだ行われていますので、是非一度「山中渓」の幻想的な「夜桜」も併せて楽しむことをお勧めしておきます。
山中渓のアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「山中渓」
- 住所:〒599-0214大阪府阪南市山中渓
- 電話:072-471-5678(市民部・まちの活力創造課)
- 時間:散策自由
- 定休日:年中無休
- 観覧料:無料
- 駐車場:無し(わんぱく王国の有料駐車場を利用)
※「第1駐車場(約30台)・第2駐車場(約110台)」1日1回:普通車500円/大型車1500円
※わんぱく王国の営業時間は朝の9時30分~夕方4時30分まで(但し5月1日~9月30日までの期間は夕方5時まで)
※駐車場の営業時間は朝の9時00分~夕方5時15分まで(夕方4時30分以降の駐車はできないほか時間外の入場及び出場はできませんのでお気を付けください) - アクセス:【公共交通機関】「JR阪和線」の「山中渓駅」を下車してすぐ
【お車】「大阪方面」の場合「阪和自動車道」の「泉南IC」を降りたらすぐにある「泉南IC前」の信号を右折して「府道63号線(泉佐野岩出線)」に入り少し走り進めた先にある「岡中西」の交差点を左折して「府道64号線(和歌山貝塚線)」に入りしばらく走り進めた先の「和泉鳥取」の交差点を左折したらあとは道なりに「府道64号線」 を1.9kmぐらい走り進めて行くと「第2駐車場」が「山中川」を挟んだ右手側の対岸に見えてきますので「わんぱく王国駐車場」の案内看板に従って「向田橋」を渡ってそのまま進むと「料金所」があります4km(約10分)
「和歌山方面」の場合「阪和自動車道」の「阪南IC」を降りたらすぐにある「阪南IC」の交差点を左折して「府道256号線」に入ったと同時にすぐ左手側にある細い道に入り「阪和自動車道」と並走するように道なりに進みその先にあるトンネルをくぐって「阪和自動車道」を越えるとすぐに「府道64号線(和歌山貝塚線)」にあたりますので右折しあとは道なりに1.5kmぐらい走り進めて行くと「第2駐車場」が「山中川」を挟んだ右手側の対岸に見えてきますので「わんぱく王国駐車場」の案内看板に従って「向田橋」を渡ってそのまま進むと「料金所」があります2.3km(約7分)
最後までお付き合い頂きまして、本当にありがとうございます。
「山中渓」の桜並木のお花見は、今や「大阪屈指!」と言われるほどの「人気のお花見スポット!」になってきており「花街道山中渓桜祭り」の期間中は多くの方で賑わいを魅せます。
大阪府の最南端に位置する「JR阪和線」の「山中渓駅」は、大阪府内における唯一の「JRの無人駅」となるのですが、お花見シーズンには溢れんばかりに賑わい魅せるプラットホームで「桜並木の中を走り抜ける電車の写真を撮る!」と言うのもお楽しみのひとつとなります。
約1000本もの桜の木が植樹された「桜並木」のほかにも、一本桜の名桜「地福寺のしだれ桜」や、無料で遊べる「わんぱく王国」などの人気スポットもお勧めとなります。
「花街道山中渓桜祭り」の開催期間中は幻想的な「ライトアップ」で「夜桜」まで観賞できますので、一日を通して楽しむことができます。
春のお花見シーズンには是非一度お立ち寄り頂き、心の奥底に深く残る景色をご堪能下さい!
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