今回紹介するのは『和歌山電鐵』の『伊太祈曽駅(いだきそえき)』の『駅長見習い』に就任した三毛猫の『よんたま』です。
『和歌山電鐵貴志川線』の再生に大いに貢献した、初代駅長を務めた『たま駅長』の就任10周年にあたり『和歌山電鐵』との奇跡的なであいを通じて就任することになった『よんたま』は、今は亡き『たま駅長』のプレゼントに違いないと言われています。
2000年、2002年の規制緩和により、地方公共交通を中心にして全国各地で31社が次々に経営破綻していき、そんな中で92社ある地方鉄道も70社におよぶ赤字路線は、存続の危機に陥っていました。
そんな中で『和歌山電鐵』も、『小嶋社長』を中心に『貴志川線』の再生に力を注いでいました。
時を同じくして『和歌山電鐵』の『小嶋社長』に『三毛猫のたま』との奇跡的な出会いが訪れ、瞬間的に心奪われた『小嶋社長』の、異例ともいうべき決断のもと『三毛猫のたま』は『貴志駅の駅長』に就任することになりました。
『和歌山電鐵』の社員の努力をはじめとして、たくさんの方々のバックアップのもと『駅長たま』も『和歌山電鐵再生』のための大きな力のひとつとして貢献し、見事に立て直しに成功しました。
そんな偉大な『ウルトラ駅長たま』の亡き今『和歌山電鐵貴志川線』の『伊太祈曽駅』の『駅長見習い』に、新たに就任した『よんたま』の紹介をしたいと思います。
準備が整いましたら『和歌山電鐵貴志川線』の『伊太祈曽駅』の散策スタートです。
よんたま~伊太祈曽駅駅長見習いに就任【アクセス・駐車場】
今回は『和歌山電鐵貴志川線』の『伊太祈曽駅』の『駅長見習い』に就任した『よんたま』を見るため和歌山県に車を走らせます。
段取りを済ませて、14時に大阪市内から『伊太祈曽駅』に向けて車に乗り込み走り出します。
大阪からなら、高速を使えば1時間ちょっとあれば『伊太祈曽駅』に到着できます。
車を走らせながら、助手席の我が姫君に『よんたま』が、本日『出勤』しているかの『電話確認』をさせます。
『出勤』していることを確認すると、渋滞の無いことを願いつつ、急いで車を走らせます。
伊太祈曽駅前駐車場の料金は料金ボックスへ
軽快に車を走らせ、3時15分に『伊太祈曽駅前駐車場』に到着です!
時間が無いので、駆け足で『伊太祈曽駅』に向かいます。
『伊太祈曽駅前駐車場』の看板には、駐車料金は『1日200円』と書かれているのですが、駐車場内には料金所が見当たりません!
ならばどのようにして料金を払うのかと言いますと『伊太祈曽駅』に着くと改札口があり、そこに『料金BOX』が吊り下げられているので、駐車料金の200円をほり込むということです。
『前払い制』となっていますので、自己申告して駐車料金を入れてください。
自己申告しなければ入れなくても・・・と思うでしょうが、そこは少し心が痛みます!
この先の『和歌山電鐵貴志川線』の為にも、入れてあげることをお願いします。
当然のことですが、管理人は200円入れておきました。
余談になりますが『よんたま』のことを知ったのは、正月が明けた1月5日のことでした。
夕方のニュース番組を見ていた時のことで『よんたま駅長見習いに就任!』と言うものでした。
1月5日に『伊太祈曽駅』にて、三毛猫『たま』の駅長就任10周年を記念した式典が開かれるのと同時に『よんたま』にも『伊太祈曽駅』の『駅長見習い』の辞令が交付されるという内容のニュースでした。
それまでに、前もって『よんたま』が就任することが分かっていれば、1月5日の初日にでも訪れたに違いない!
なぜなら、以前に『貴志駅』を訪れて『ニタマ』を見たことがあります。
と言うか『たま』をみるつもりで訪れたのですが、曜日の違いでその日は『ニタマ』が勤務についていました。
ニタマの記事はコチラをご覧下さい!
ニタマ~貴志駅のスーパー駅長を襲名【アクセス・駐車場】
今回紹介するのは『和歌山電鐵貴志川線』の『貴志駅(きしえき)』で『たまⅡ世駅長』の名を襲名した『三毛猫』の『スーパー駅長ニタマ』です。 『ニタマ』は『たま駅長』で一躍有名となった、関西の赤字ローカル線『和歌山電鐵貴志川線』の初代『たま駅長』の遺志を継ぐ『三毛猫』の『駅長』です。 2000年、2002 ...
仕方なく『ニタマ』を見て帰ったのですが、その後も『たま』は『平日勤務』となるために、訪れること自体が非常に難しく、そろそろ「行かなあかんな~」と言っている間に、死んでしまったとのニュースが流れる・・・
管理人の中で衝撃が走る・・・
『ニタマ』を見たのが、4月19日で『たま』が死んだのは6月22日となり、初めて訪れた日から『2ヶ月後』と言うあまりにも『突然の死』に、とてもショックを受けたのを覚えています。
6月28日に『貴志川線』の『貴志駅』で、しめやかに営まれた『お葬式』に出席したのですが、涙のお別れとはいきませんでした。
『たま』を見たのは『お葬式』の時の『写真』と、その場で流れていた『映像』のみで、実物を見た事がありません!
この2ケ月という短い時間が、今でもとても悔やまれます。
と、いうような前例があるので、ニュースを見てすぐに予定を立てました。
注意!よんたまは平日勤務です!
注意しておかなければいけないのが『伊太祈曽駅』の『駅長見習い』である『よんたま』は、平日勤務になっていると言うことです。
当面の間は『水曜日』と『木曜日』のみの勤務となっています。
時間もきっちり決まっていて、朝10:00~夕方16:00までとなっています。
それともうひとつ『体調不良』や『気温等』の状況次第では『臨時のお休み』になることもあると言います。
そのため、管理人は車を走らせながら『よんたま』の『出勤状況』の確認をしたという訳です。
行ったのに『本日お休み・・・』は、ちょっと待ってよ・・・ですからね!
『伊太祈曽駅』に、電話があるのかどうかが分かりません!
『和歌山電鐵』に、電話確認してからのお出かけをお勧めします。
【和歌山電鐵】電話:0743-478-0110
ちなみに管理人は『和歌山市役所』に電話をかけてしまったのですが、職員の方が直接電話確認をして、折り返しの電話で「予定通り、よんたまちゃんは出勤してますよ!」とのお電話いただきました。
さて、現在15時25分『よんたま』の勤務終了時刻まで、残り35分しかないので急いで写真を構えます。
伊太祈曽駅のよんたまは夢の中!
『伊太祈曽駅』は、非常に狭い!
たくさんの人が訪れると、正直いって『よんたま』を見るどころではないぐらいです。
その為に、平日勤務なのか・・・?
現在は、5~6人の訪問者がいてるだけです!
訪問者が少ないので、ゆっくりと見ることができるのですが、肝心の『よんたま』は、ガラス張りの『SUPER STATION MASTER ROOM』で夢の中です。
ガラスを少し叩いて起こしたいところですが、子供ではないので我慢します!
『よんたま』が目を覚ますまでの間に、とりあえず駅内の散策をすることにします。
『伊太祈曽駅』の狭い空間の中に『グッズ販売コーナー』があります。
所狭しと並べられた『オリジナルグッズ』は『たま』と『ニタマ』のグッズのみがあるだけです。
職員さんに「よんたまのグッズはありませんか?」と聞くと「まだ、何もないんですよ~」と言う!
残念ですが仕方ありません!
『たま』と『ニタマ』のグッズを5000円ぐらい購入したのですが、我が姫君は『2回』に分けて支払いをしています。
何故、そんなわずらわしい支払いをするのかと言いますと、以前にも一度『ニタマ』がいる『貴志駅』でグッズを買ったことがあり、その時のことを思い出すと『2000円以上』の購入で『オリジナル袋』に入れてくれたことを思い出したからです。
『オリジナル袋』は、1枚50円で買うこともできるのですが、買うほどの物では・・・
と、言うことで、2回に分けて支払いを済ませ『オリジナル袋』を2枚ゲットです!
たま自転車のレンタサイクル受付中!
『伊太祈曽駅』で『レンタサイクル』を借りて、周辺散策ができるようになっています。
『伊太祈曽駅』で『レンタル』できる『たま自転車』は、とてもよく目立つ『赤色ベース』の可愛い自転車となっています。
前かごには、初代『たま』の『プレート』が張り付けられています。
『レンタル料金』は、なんと4時間までが100円、4時間以上になっても200円となり、非常にお安い金額設定になっています。
『営業時間』は、9:00~17:30分までとなっており、最終返却時間は17:30分までとなっています。
周辺散策をお考えの際は『伊太祈曽駅』の『レンタサイクル』に乗ってお出かけください。
詳しくお聞きしたい方は『和歌山電鐵』にお問い合わせください。
【和歌山電鐵】電話:073-478-0110
仔猫のよんたまには秘密兵器で!
少し周辺を散策してみましたが、そのほか特になにもなく『よんたま』のところに戻ってみると、依然として『よんたま』は夢の中です!
勤務終了時刻の、4時が近づいています。
本来ならば慌てるところですが、管理人は特に慌てることはありません!
「寝たまま起きない!」なんてことは『貴志駅』の『ニタマ』を訪れた時に、すでに経験済みです。
したがって、今回は『よんたま』が夢の中であることも想定の範囲内です!
『よんたま』は、まだ生後8か月の仔猫ちゃん!動いていただくことは、特に難しいことではありません。
慌てずに、我が姫君のカバンに手を突っ込み、前日に買っておいた『秘密兵器』を取り出します。
猫ちゃん大好き『猫じゃらし!』です!
『猫じゃらし』を取り出すと、ガラス越しに少し振ってみます。
寝ていた『よんたま』ですが、即座に反応を見せてくれます。
我が姫君に、カメラを構えるように指示を出すと、管理人は『猫じゃらし』を激しく振ります。
まだ生後8か月の仔猫ちゃんだけに、興味津々で『猫じゃらし』を見つめると、大きく伸びをしたあと『必殺の猫パンチ』を繰り出す。
仔猫としては当然の反応ですが、首を大きく曲げる姿が、とても愛らしい!
予想を大きく上回る動きを見せる『よんたま』に「ピントが合わない!」と我が姫君が叫ぶ!
ならばと『選手交代』で、管理人がカメラを担当します。
安物ではあるのですが、一眼レフカメラの『メニューボタン』を『スポーツモード』に切り替えると、激連射でシャッターを切り続けます。
周りで見ていた『よんたま』の寝ている写真しか撮れずに、途方に暮れていた2~3人の人も交えて、シャッターを切り続けます。
4時までのラスト10分間、ひたすらシャッターを押し続けていると、改札口の奥から、2名の職員さんが「4時になりましたので『よんたま』ちゃんの勤務終了で~す。」と、にこやかな顔で出てきます。
男性職員が「SUPER STATION MASTER ROOM」のカギを開け、ゆっくり扉を開け、外に飛び出さないように体で壁を作りながら『よんたま』の首輪にリードを付けているあいだ、女性職員も後方で壁を作るように、ガードを固めています。
「暴れたりするんですか?」と尋ねると、「大丈夫なのですが、まだまだ仔猫で遊びたい盛りなので・・・」と言い『よんたま』を抱きかかえる顔は、とてもにこやかです。
その笑顔からは「可愛くて仕方ないんだろうな~」と見て分かるぐらいの笑みがこぼれています。
『初代たま』をはじめ『ニタマ』さらに『よんたま』と関わってきた職員さんなのでしょうか?
たくさんの人から愛され、親しまれていた『たま』に続き『ニタマ』も、いまや立派な『貴志駅のスーパー駅長』となり、多くの方より愛され、親しまれています。
『ニューフェース』となる『よんたま』はどうなるのかな?
たくさんの人から愛されると同時に、職員の方々からも愛情をいっぱい受けていると思うので、きっと立派に『たま』の跡を継いでいってくれると管理人は考える・・・
本日最後のお見送りをしてくれる仔猫の『よんたま駅長見習い』が「たくさんの人に愛されるといいね!」と話しながら『気まぐれファミリー』は、ゆっくり時の流れる『伊太祈曽駅』をあとにする・・・
伊太祈曽駅の「よんたま」のプロフィール!
- 名前:よんたま
- 性別:メス
- 生年月日:2016年4月17日生まれ
- 勤務日:当面の間、水・木曜日(貴志駅勤務にたまちゃんの公休日)
- 勤務地:伊太祈曽駅
- 勤務時間:10時ごろ~16時ごろ(予定)
- 経緯:たま駅長が有名になり、仔猫を保護された方から引き取ってほしいとの話が来るようになり、社長による面接に見事受かり、お役をもらっている猫ちゃんが、現在は、貴志駅(にたま)、岡山電気軌道おかでんミュージアム館長代理(SUNたまたま)に続く、4番目のたまちゃん!
なぜ『さんたま』じゃないの?っていうのは、岡山市に同電鉄の親会社にあたる、岡山電気軌道おかでんミュージアム館長代理に『SUNたまたま』がPR役として職務についているので『よんたま』となりました。
岡山電気軌道内にある世界でただひとつの、訓練をしない『猫駅長訓練所』で『人が好きなこと』・『帽子をかぶるのを嫌がらないこと』・『仕事を嫌がらないこと』の三要素のチェックを見事に通過し、今回見事に抜擢(ばってき)されました。
『伊太祈曽駅』の『駅長見習い』に任命され、教育責任者には『初代たま』に厳しく指導を受けてきた『ニタマ駅長』が任命されています。
しっかりと『伊太祈曽駅』の乗客の見送りや出迎えをしてくれると思いますので応援しに行ってあげて下さい。
伊太祈曽駅のアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「伊太祈曽駅」
- 住所:〒640-0361 和歌山県和歌山市伊太祈曽73
- 電話:073-478-0110(和歌山電鐵)
- 駐車場:伊太祈曽駅前駐車場(1日200円、料金は伊太祁曽駅の改札に料金BOXあり)
- アクセス:【公共交通機関】和歌山駅より和歌山電鐵貴志川線(9番線ホーム)に乗車、伊太祈曽駅で下車、徒歩3分
【お車】阪和高速道路和歌山ICを降りて約8km、20分
「たま自転車」
- 住所:〒640-0361 和歌山県和歌山市伊太祈曽駅内
- 電話:073-478-0110(和歌山電鐵)
- 定休日:無休
- 営業時間:9:00~17:30(最終返却17:30分まで)
- 料金:4時間まで100円、4時間以上200円
最後までお付き合いいただき本当にありがとうございます。
『伊太祈曽駅』の『よんたま』ちゃんは、まだまだ仔猫で元気いっぱいです。
愛らしい姿やしぐさで、お出迎えとお見送りをしてくれると思いますので、一度訪れてみてください。
岡山電気軌道おかでんミュージアム館長代理の『SUNたまたま』ちゃんは、そのうち訪れて紹介したいと思いますが、貴志駅の『ニタマ』ちゃんは、近いうちに紹介しますのでお時間が御座いましたらまたお立ち寄りください。
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