飛龍の滝【アクセス・駐車場】佐用町随一景観を誇る名瀑

今回紹介するのは、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛(ぐんしかんべえ)」の、タイトルバックのロケ地となった「飛龍の滝」への「滝めぐり」です。

名勝に指定される「飛龍の滝」は、兵庫県佐用町櫛田の、滝谷地内を、南から北へ流れる「滝谷川」の上流海抜となる、約200メートルから240メートルほどに位置し、佐用町随一の、規模と景観を誇る、名瀑となります。

佐用町随一の名瀑「飛龍の滝」です。

佐用町随一の名瀑「飛龍の滝」

飛龍の滝」は、高さが約16メートルあり、勢いよく流れ落ちる水の音と、岩肌で弾き出される水しぶきは、見ごたえ十分となります。

NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」は、2014年1月5日から、2014年12月21日まで放送された、第53作でした。

その大河ドラマ「軍師官兵衛」の、タイトルバックを務めたのが「飛龍の滝」と、言うことです。

そのタイトル画面の、最後に出てくる滝は「飛龍の滝」を「マッピング技術」を応用して、夜間に撮影されたとのことです。

そんな、大河ドラマのタイトルバックとなった、名瀑「飛龍の滝」を、紹介したいと思います。

準備が整いましたら「飛龍の滝」の、散策スタートです。

 

飛龍の滝【アクセス・駐車場】佐用町随一景観を誇る名瀑

今回は、兵庫県佐用町櫛田字滝谷に位置し、NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」の「タイトルバック」に使われた「飛龍の滝」に向けて車を走らせます。

2014年1月5日から、2014年12月21日まで、放送されたそうですが、管理人はこの大河ドラマを観ていません!

と、言うより、NHKの大河ドラマを、今までに一度も、見たことがありません!

ですから「飛龍の滝」を、目の前にしても、おそらく「おぉ~!」とは、ならないと思います。

そんなことを考えながら走り進めますが、まず初めに、簡単にではありますが「飛龍の滝」への「アクセス」と「駐車場」について、紹介しておきます。

 

飛龍の滝へのアクセスはマイカーがお勧め!

飛龍の滝」への「アクセス」に関しては「公共交通機関」を利用しても「マイカー」を利用しても、比較的簡単に行くことはできますが、どちらかと言うと「マイカー」を利用するのが、お勧めとなります。

まず初めに「マイカー」を利用する場合ですが「「中国自動車道」の「佐用IC」を、降りるのが一番近いかと思いますが、降りてすぐの「佐用インター」の信号を、右折して「国道373号線(智頭街道)」に入って、南下して走り進めます。

その先にある「上町」の信号を左折して「国道179号線(出雲街道)」に入って、しばらく走り進めていると「徳久トンネル」があり「徳久トンネル」の手前を、右折するように「国道179号線(出雲街道)」を進み、その先にある「徳久駅前」の交差点を、さらに右折します。

その後「県道368号線」を進んでいると「飛龍の滝3.5km」と、書かれた案内看板に従って左折すると、千徳川に架かる「石井橋」を渡ることになり、そのまま道なりに進んでいると、さらに「飛龍の滝」と、書かれた看板に従って、左折します。

畑道を進んでいると山道へと入って行くので、あとは道なりに突き当りまで進めば「駐車場」です。

佐用IC」からは、12.3kmほどですので、約40分で行くことができます。

大河ドラマが、盛んなるときは、大勢の人が訪れたであろう「飛龍の滝」ですが、現在はと言うと、それほどの賑わいはありません!

さらに、ラストスパートの山道に入って行くと、急勾配の道が続く車道には、細かな落石が随所にあり、対向車の気配も、特にありません。

山道の突き当りが「飛龍の滝」の「駐車場」となるのですが、駐車スペースに関しては、10~20台分ぐらいあり、トイレもちゃんと、設置されています。

『飛龍の滝』にある駐車場です!

駐車スペース自体が、急勾配になりっており、少し止めにくい状態ですので、駐車した際の「サイドブレーキ」の掛け忘れには、十分にお気を付けください!

続いては「公共交通機関」を利用する場合ですが「最寄り駅」となるのは、「智頭急行智頭線」の「久崎駅」となるのですが、バスなどは出ておらず、徒歩で向かうしかないのですが、先ほど紹介した「駐車場」までは、だいたい3kmほどあり、歩きなれた方でも、恐らく50分ぐらいは、掛かるかと思います。

急勾配の山道が続きますので、歩くのが苦手な方には、非常に困難な道のりとなります。

その分、帰りに関しては、楽ですが・・・

と、言った点から「マイカー」を、お勧めしますが、ご自身の予定にあわせて、お選びください!

以上が「飛龍の滝」への「アクセス」と「駐車場」の、紹介となります。

 

天門山「瀧の不動明王」がお出迎え!

車を降りると同時に「飛龍の滝」へ向かう遊歩道の入口となり、大河ドラマ「軍師官兵衛」の、宣伝広告が張られています。

一通り目を通したところで「飛龍の滝」に向けて、歩き出しますが、歩き出して数十歩で、名前の付けられた、小さな滝が、姿を現します。

遊歩道の入口で、訪れた方々を、お出迎えしてくれるのが、天門山「瀧の不動明王」です。

本日の水量は、かなり少ない目ですが、お出迎えの滝としては、十分なインパクトがあります。

天門山『瀧の不動明王』です。

天門山『瀧の不動明王』です!

瀧不動明王」として、何故この場に鎮座しているのか?いわれや説明書きなどは、一切無いのですが、数々の滝を巡るなかで、滝のあるところには「不動明王」と、名前の付けられた滝を、よく目にするので「」と「不動明王」には、深い関係があるのか・・?

今までにも「修験霊場」の「御瀧場」には、よく「不動明王」が、お祀りされていることがあり、そのたびに関係や根拠があるのかと、考えることがありました。

調べてみたところ「不動明王」は「奴僕三昧(ぬぼくざんまい)」の、誓いをたてており「信仰者」を「主人」として、忠実に使え、主人となる修行者のために、下僕となって、その修行をたすけ、修行の邪魔をする「」から「守護」してくれると、されています。

と、言ったところからか?

ホントのところどうでしょうか?・・・詳しく知っている人がいれば教えて頂きたいところです。

さて、まだ10メートルほどしか進んでいないので「瀧の不動明王」をあとに、歩き進めることにします。

飛龍の滝まで続く石階段です。

飛龍の滝まで続く石階段です!

ここから先「飛龍の滝」までは、石階段を登り進めることになります。

飛龍の滝」へと続く石階段は、綺麗に整備されており、しっかりとした石階段で、とても歩きやすくなっています。

少し角度はあるのですが「飛龍の滝」までは、距離で言うと100メートル足らずで、時間で言うと3分~5分となっていますので、簡単に観賞ポイントまで、行くことができます。

見ごたえのある名瀑を、観賞しようと訪れれば、なかなかに険しい道のりを、アップダウンを繰り返しながら進まないと「目的の名瀑に到達できない!」と、言うことが多いなか「飛龍の滝」は、あっさりと観賞ポイントに到達できます。

滝見の場に近づくにつれて、まず初めに「休息舎」が、見えてきます。

『滝見の場』にある休息舎です。

『滝見の場』にある休息舎です!

石階段を登りきったところには、明治34年と書かれた、コンクリート製の、小さな「飛龍橋」が架かっており、渡った先が「滝見の場」となります。

飛龍橋」の横には、古びた「石灯籠」があり、そこには、安政の年に建てられたと思われる文字が、刻み込まれいます。

休息舎」には、先ほどと同じように、大河ドラマ「軍師官兵衛」の「撮影秘話」の、書かれたポスターが、現在でも飾られています。

一通り目を通したあと「飛龍の滝」を観賞することに・・・

 

飛龍の滝の水量は少ない感じです!

最初にも、少し話しましたが、管理人は、大河ドラマを見る習慣がありません!

きっと、大河ドラマを見ていた人の反応は「おぉ~!」と、なるのでしょうが、管理人にしては「初めまして!」となります。

早速ですが、観賞してみたいと思います

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の「オープニングタイトルバック」で使われた「飛龍の滝」です!

『飛龍の滝』です。

『飛龍の滝』です!

初めまして!」と、同時に「んぅ~!」と、声が出ます。

水量が・・・意外とさみしい・・

先ほど目を通した「撮影秘話」の、書かれたポスターにも「水量」を「調整」するための、あれこれが書かれていたのですが、撮影時は、滝の上にある「農水用」の「ため池」の水を、調整するため、水利組合の方も現場に同行していたらしく「ため池」の底にある「ハチノコ」という、水を溜める「」があるのを抜いて「水量」の「調整」をしたと、書かれていました。

と、言うことは、基本的に「飛龍の滝」の水量は、やや少ない目と、言うことになります。

そう言ったことから考えると「飛龍の滝」を訪れるのは、雨が降った後などが、最適ではないかと思われます。

思っていたよりも、残念な姿ではありますが、景観に関しては、大変素晴らしいものがありますので、水量の多い日に訪れれば、名瀑であることは間違いありません!

 

飛龍の滝は櫛田の滝と呼ばれる雨乞いの滝

飛龍の滝」の姿は「三段」よりなり、上部に関しては、やや離れていて見にくいのですが、下部には、4メートルの小滝が「二段」をなして、全落差としては、16メートルを誇る大滝となっています。

竜神が宿る滝で雨乞いの滝となります。

竜神が宿る滝で雨乞いの滝となります

滝の地質は「斑れい岩」となり、滝水の落下する岩盤は、非常に美しく、滝中央部あたりにある岩盤が、少し突出していることにより、水の流れに変化がついています。

そういった変化があることにより「飛龍」の姿に似ていると言い、この名前がついたと言うことになります。

また地名から「櫛田の滝(くしだのたき)」とも呼ばれており、古来より「竜神が宿る滝」と、言われ「雨乞いの滝」としても、信仰のあった滝でもあります。

滝見の場」から「飛龍の滝」までの距離が、意外と近く「飛龍の滝」自体が大きいため、滝の全貌を、収めた写真を撮るには、かなり苦労するかと思います。

飛龍の滝」が「三段」から成ることと、立ち並ぶ杉の木が邪魔しているため、良い「撮影ポイント」を、探し出すことができません。

根気よく動き回って、ご自身の「ベストポイント」を、お探しください。

それともうひとつ「飛龍の滝」の、本当の魅力は「極寒の冬」にだけ、目にすることができると言われている「氷瀑」の姿です。

凍てつく「飛龍の滝」の美しさは、神秘に満ちた姿になるといいます。

管理人も、見たことは無いのですが、機会があれば、一度訪れてみたいと考えております!

 

飛龍の滝に打たれる不動明王の倶利伽羅剣

最後になりますが、見逃してはいけないのが「飛龍の滝」に打たれる「不動明王」の「倶利伽羅剣(くりからけん)」の石像です!

飛龍の滝」を、遠くから眺めているだけでは、必ず「見落とす」ことになります。

飛龍の滝に打たれる倶利伽羅剣です。

飛龍の滝に打たれる倶利伽羅剣です!

飛龍の滝」は、足元に気を付けながら進めば、手の届くところまで、近寄ることができます。

管理人も、遠くから見ていた時には、気付かなかったのですが「飛龍の滝」の、近くまで行ったときに、初めて気付くことになりました。

遠くから眺めているだけでは、水しぶきがあるのと、石像と岩盤の色とが、一体化していて、ほとんど目視できません。

訪れた際は、近くまで移動し、お見逃しの無いように・・・

それと「飛龍の滝」に打たれる「倶利伽羅剣」があるのと、もうひとつその横にも、朽ち果てた「倶利伽羅剣」が、お祀りされています。

朽ち果てた『倶利伽羅剣』です。

朽ち果てた『倶利伽羅剣』です!

注連縄(しめなわ)」は、切れてしまっているのですが、お祀りされている「石碑」には、薄く「八大竜王」と、刻まれています。

石碑」の後ろには、以前に「飛龍の滝」に、お祀りされていたと思われる、初代の「倶利伽羅剣」が、鎮座しています。

八大竜王」は「天竜八部衆」に、所属する「竜族」の「八王」のことです。

これを説明しだすと長くなりますので、ここまでとし、あと分からないのは「倶利伽羅剣」ですね。

倶利伽羅剣」は「不動明王」が、右手に持つ「」となっており、仏様ごとに、さまざまな特徴的な「持物」があり、それがその仏様の「三昧耶形(さんまやぎょう)」という「象徴物」となります。

倶利伽羅剣」には「倶利伽羅竜王」が、燃え盛る炎となり、巻き付いていることから、この名がついています。

心の「三毒」である「貪欲に際限なくあれこれ欲すること(求める心)」と「動物的欲求や物欲(怒りの心)」と「金銭欲が強すぎること(真理に対する無知の心)」などの「煩悩(ぼんのう)」や「悪魔」を、打ち破る剣となっています。

最後にしっかりと「倶利伽羅剣」に、お参りをしたところで「飛龍の滝」の、すべての散策が終了となります。

心の「三毒」を振り払い、心身ともに、身軽になったところで「気まぐれファミリー」は「飛龍の滝」をあとにする・・・

 

飛龍の滝のアクセス及び駐車場情報!

基本情報

*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。

「飛龍の滝」

  • 住所:〒679-5651兵庫県佐用町櫛田字滝谷
  • 電話:0790-82-0670、FAX:0790-82-0131(佐用町商工観光課)
  • 時間:自由
  • 観覧料:無料
  • 定休日:無し
  • 駐車場:無料(20~30台)
  • アクセス:【公共交通機関】「智頭急行智頭線」の「久崎駅」から徒歩3km(約50分)
    お車】「中国自動車道」の「佐用IC」を降りてすぐの「佐用インター」の信号を右折して「国道373号線(智頭街道)」に入って南下して走り進めた先の「上町」の信号を左折して「国道179号線(出雲街道)」に入りしばらく走り進めた「徳久トンネル」手前を右折するように「国道179号線(出雲街道)」を進みその先の「徳久駅前」の交差点を右折し「県道368号線」を進んでいると「飛龍の滝3.5km」と書かれた案内看板に従い左折して千徳川に架かる「石井橋」を渡り道なりに進んでいるとさらに「飛龍の滝」と書かれた看板に従って左折し畑道を進んでいると山道へと入って行きあとは道なりに突き当りまで進めば「駐車場」です12.3km(約40分)

最後までお付き合いいただき本当にありがとうございます。

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の「タイトルバック」の、ロケ地となった「飛龍の滝」は、盛んなる頃は、たくさんの観光客が訪れて賑わっていたでしょうが、現在は、それほどの方が訪れるこは無いのですが「飛龍の滝」自体は、大変に見ごたえのある名瀑となっています。
是非、一度訪れて、飛龍の如く流れ落ちる滝の姿を、是非ご堪能下さい!

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