今回紹介するのは、奈良県吉野郡野迫川村檜股に位置する「鶴姫公園」の展望スペースより望む「星空」です。
「鶴姫公園」は、奈良県と和歌山県の県境の山地にある「高野龍神国定公園」の中に位置し、360度のパノラマ眺望が特徴的で、緑豊かな大自然が残る公園となります。
南北に縦長に展開される「高野龍神国定公園」は、区域の北端に「高野山」があり、南端の日高川上流に「龍神温泉」があるのですが、そんな南北に展開される公園内を「高野龍神スカイライン」が縦貫するように結んでいます。
「高野龍神スカイライン」は、かつては「一般有料道路」であったのですが、2003年になって「無料開放」され「国道371号線」の一部区間となっているのですが、和歌山県伊都郡高野町の「奥の院交差点」より、終点を田辺市「龍神村(旧・日高郡龍神村)」までとする、延長42.7kmの一般道路となります。
そんな「高野龍神スカイライン」沿いで、奈良県南部に位置する「野迫川村(のせがわむら)」に「鶴姫公園」は整備されているのですが、国内でも指折りの綺麗な「星空」を眺めることができるスポットで、天文ファンには大変人気のある「天体観測スポット」となります。
「鶴姫公園」の出入口ゲートの前にある「駐車場」からでも「星空」を眺めることは可能ですが、より優れた「星空」を眺めるには、出入口ゲートより園内に入り、さらに約1kmほど車で走り進めた先の頂上に整備された「展望台」がある「駐車場」まで登り進めることで、より優れた「星空」を観賞することができます。
「展望台」がある「駐車場」は、高さが増したぶん視界はさらに広がり、無数の星が頭上の夜空を埋め尽くすかの如く広がりを魅せるのですが、特に東の方角は視界が良好で「星空」も「手を伸ばせば掴めるのではないか?」と思うほど、クリアで素晴らしく「日本屈指!」と言っても過言ではない、貴重な「星空」を望むことができるスポットではないかと思います。
注意点としまして「綺麗な星空が望める!」と、言うことは「星空」を眺める際に邪魔する「光害」が少ないと言うことになり「駐車場」に関しても「真っ暗闇」になることで、懐中電灯などの「光り物」がある程度は必要になりますが、ほかに「天体観測」をしている方にとっては、その光が「光害」となりますので、細心の注意を払いながらの利用となります。
「鶴姫公園」と言う名称は、平安時代に栄華を誇っていた「平家」の娘に生まれながらも、切ない一生を遂げた「鶴姫」と言う、心やさしく美しい女性から名づけられたと言い「鶴姫公園」の頂上にある「展望台」の1階部分には「鶴姫の館」が造られ「鶴姫」の物語に関することがポップボードにて展示されていますので、ご興味ある方は合わせて見学することもできます。
そんな、日本でも指折りの綺麗な「星空」を眺めることができる「鶴姫公園」の紹介となります。
準備が整いましたら「鶴姫公園」の散策スタートです。
鶴姫公園【アクセス・駐車場】奈良県屈指の星空スポット
今回は、奈良県吉野郡野迫川村檜股に位置する「鶴姫公園」の山頂にある「展望台」より「星空」を観賞するため、日付けが変わった午前1時に、大阪市内より「マイカー」に乗り込み、アクセルを踏み込みます。
今回訪れる「鶴姫公園」は、奈良県と和歌山県の県境となるのですが「日本でも指折りの星空を観賞できる!」と言われているだけに、期待は大きくなります。
しかし、管理人は「初めて星空の観賞に出かける!」と言うことで、いまいち勝手が分からないのですが、基本的には「太陽がある時間帯!」をはじめ「日の出前と日の入り後の約1時間」又は「月が昇っている時間帯!」は「星空を眺めるには条件が良くない!」と言う、知識のみで向かうことになります。
少し調べてみると、夜の21時00分や22時00分頃では「太陽の光の影響が多少残る!」と言い、日付けが変わる午前0時00分から午前1時00分の間が一番オススメで、太陽の光の影響が消えて、当たりは真っ暗闇になる時間帯と言うことです。
その後、深夜帯となる午前1時00分から3時00分の間も、綺麗な星が見えると言うことですので、その時間帯の訪問となります。
まず初めに、今回訪れた「鶴姫公園」への「アクセス」と「駐車場」について、簡単に紹介しておきます。
鶴姫公園へのアクセスはマイカーが必須条件です!
「鶴姫公園」へのアクセスですが「公共交通機関」を利用して訪れることも可能ですが「星空の観賞!」となる以上は「マイカー」で訪れるのが必須条件となります。
ちなみに日中に「公共交通機関」を利用して訪れるとしても、4月1日~11月末日までの間しか「バス」の運行が無いほか、平日は一日一便の運行で、土日祝日に関しても一日二便の運行しかありませんので、現実問題として「公共交通機関」を利用する選択肢はありません!
ならば「マイカーならいつでも!」と、言いたいところですが「鶴姫公園」は「国道371号線(高野龍神スカイライン)」を走らなければいけませんので「冬期通行規制」の掛かっているあいだは訪れることができず「いつでも!」と言う訳にはいきません!
その年によって「道路状況」は変わるかと思いますが、基本的には12月15日頃から3月25日頃まで「冬期通行規制」が掛かるかと思います。
全車両の昼間となる午前7時00分~午後17時00分までは「チェーン携行」となり、全車両の夜間となる午後17時00分~翌日午前7時00分までのあいだは「全面通行止め」となるほか「二輪車」の場合は「終日通行止め」となります。
そのあたりを踏まえたうえで、上記期間の前後に訪れようとお考えの場合は、お電話にてご確認ののちお出かけください!
まず初めに「マイカー」で訪れる場合ですが「最寄りの高速道路」となると「京奈和自動車道」になるかと思いますが、奈良県側及び和歌山県側ともに「高野口IC」を降りることになります。
降りたらすぐにある交差点を左折して、しばらく南下するように道なりに走り進めるのですが、その先にある「県道4号線」に合流したらそのまま「県道13号線(和歌山橋本線)」を経由し「九度山」の交差点を右折し「国道370号線」に入ります。
しばらく走り進めた先の「赤瀬橋」の交差点を右折して、同じく「国道370号線」を約11km走り進めた先にある「矢立」の信号より「県道480号線」を経由しながら、さらに11.6km走り進めます。
さらに「国道371号線(高野龍神スカイライン)」を経由しあと約10km走り進めれば、左手側に「鶴姫公園」の「出入口ゲート前駐車場」があります。
「高野口IC」からは、38.2kmほどあり、約1時間10分で行くことができます。
「マイカー」を利用して訪れる際の注意点として「道中は街灯の無い真っ暗闇!」となりますので、細心の注意を払って安全運転で訪れるようにして下さい!
次に「駐車場」に関してですが「鶴姫公園」には「無料」で利用できる「駐車場」は3か所ありますが「星空」の観賞となりますと「頂上展望台駐車場」を利用することになるかと思います。
しかし「頂上展望台駐車場」に関しては、止め方にもよりますが、約10台ほどしか駐車することができません!
運悪く「頂上展望台駐車場」が「満車!」となる場合は「出入口ゲート前駐車場(約20台)」もしくは隣接する「レストラン鶴姫駐車場(普通車/約20台・大型バス/2台)」に止めることになります。
「出入口ゲート前駐車場」もしくは隣接する「レストラン鶴姫駐車場」に止めた場合は、その場で「星空」の観賞をすることも可能ですが、もし「頂上展望台」に移動して「星空」の観賞をするとなれば、約1kmほど歩く必要があります。
道中に「トイレ」があり、5台ぐらいは駐車可能な場所もありますので、そのあたりは状況次第で考えれば良いのではないかと思います。
最後に、一様「公共交通機関」を利用して訪れる場合の「アクセス」も、簡単に紹介しておきます。
「公共交通機関」を利用して訪れる場合は「南海高野線」の終点となる「極楽橋駅」より「高野山ケーブル」の「南海鋼索線」に乗り換えて「高野山駅」で下車します。
その後「南海りんかんバス高野龍神線(護摩壇山行き「事前予約制」高野龍神スカイライン沿いは12月~3月まで運休です)」に乗車して「野迫川村総合案内所前」のバス停留所で下車するのですが「展望台」までは徒歩で1kmほど歩く必要があり、約20分は必要かと思います。
あと「急行バスは事前予約制!」となっていますので、詳しくは「高野山営業所:0736-56-2250」へのお電話にてご確認ください。
但し「空席」があれば「当日予約なしでの乗車も可能!」と言うことですが、できれば「事前予約!」に関しては、忘れないようにすることをお勧めしておきます。
以上が「鶴姫公園」への「アクセス」と「駐車場」の紹介となります。
鶴姫公園にある星空観賞スポット!
街灯が一切無い、真っ暗闇の「国道371号線(高野龍神スカイライン)」を走り進め「鶴姫公園」の「入園ゲート」まできましたが「ゲート前駐車場」には先客者の車は1台も駐車されていないほか「星空」を観賞している方に関しても、誰一人いません!
やはり、園内の頂上にある「展望台駐車場」まで行って「星空」を観賞するのがベストかと思いますが、なにぶん10台分ほどしか駐車スペースが無いので、訪れるタイミングによっては「いっぱい!」と言うこともあるかもしれません!
今回は「国道371号線(高野龍神スカイライン)」の「冬期通行規制」が解除されて、すぐの月曜日の深夜の訪問でしたが「ゲート前駐車場」こそいませんでしたが「頂上展望台駐車場」に行くまでの道中に2台と「頂上展望台駐車場」に7台の先客者の車が止められていました。
「鶴姫公園」より「星空」を観賞するにあたっては、基本的には「ゲート前駐車場もしくは頂上展望台駐車場に止めて!」と言う方が多いかと思いますが、上記の写真のように約1kmの道のりの道中には、何とか「車が交わせる!」と言う「車道沿い」に車を止めて、天体観測している方の姿もあります。
上記写真の「宝くじ桜植栽地」の「標石」がある場所も、南方向の視界が優れており、2台ほどの駐車スペースがあるのですが、多くの車が止められないので、ゆっくりと天体観測に集中できるかと思います。
あともう1ヶ所、道中に車を駐車できる場所があり、その場所は「鶴姫公園」の景色を望んだ時に目に入る、特徴的とも言える「風力発電」の際に設置される「風車」が目の前にあります。
この「風車前」の駐車スペースは、先ほど紹介した「トイレ」がある駐車スペースより、もう少しだけ頂上に走り進めた辺りで、1台駐車するのが限界ですが、もう50メートルほど先が「頂上展望台駐車場」ですので、視界はかなり広がります。
この「風車前」で「星空」の観賞をするのでしたら、もう少し走り進めた「頂上展望台駐車場」まで行くのが良いのかもしれません!
以上が「鶴姫公園」での「星空観賞スポット!」になりますが、多少の視界の良し悪しはありますが「星空」自体は頭上に広がりを魅せるものですので、いずれのスポットから眺める「星空」も、優れていることに違いはありませんので、訪れた時の状況でどこから望むかをお考え下さい!
夜空のキャンパスに散りばめられた無数の星!
さて、今回は「頂上展望台駐車場」まで行って「星空」の観賞をするのですが、初めての経験ですから、勝手が分かりません!
ただ「カップル」で訪れて「星空」の観賞をするのでしたら、少し園内を歩きながらや「車中」から観賞すれば良いだけなのですが、初めての管理人が、この場所の紹介をするにあたっては「星空の写真を撮る!」と言うのが、一番の問題となります。
車で走っている間は、車のヘッドライトの光で、思っている以上に明るさを感じていましたが、いざ車のエンジンを切ると同時に車から降りると、なにひとつ見える物の無い漆黒の暗闇となり、目が少し慣れるまで歩き回ることなど出来ません!
「駐車場」には、7台ぐらいの先客者の車が止まっているのですが、どこでどのようにして「天体写真」を撮っているのかも見えません!
「星空」の観賞をするにあたっての最も注意しないといけないのが「光害」ですので、車の「ヘッドライト」はもちろんのこと「ブレーキランプ」ですら「光害」となります。
漆黒の暗闇の中では、帰っていく車のブレーキランプの赤い光が、すさまじい「光害」となるのですが、もちろん自分も駐車場に入ってきた時には、煌々と光を灯しながら入ってきたのですが、その時には「激しい光害を自分が出している!」と言うことに気付くこともありませんでしたが、いざその場で星空を観賞していると、他人が出すちょっとした光が「これ程までに邪魔になるのか!」と気付きます。
「光害」の影響を知るには、車のヘッドライトを付けたまま空を見上げると分かります。
管理人も到着して、すぐに車のヘッドライトを付けたまま、車から降りて夜空を見上げたのですが、明るく光る星はチラホラあるのですが「凄いか?」と言えば「普通!」と言うほどの「星空」でしたが、ヘッドライトを消してもう一度「夜空」を眺めると「光害」によって見えなかった無数の星が、夜空を埋め尽くすかの如く散らばる光景は、思わず息を飲むほどのものでした。
従って「星空」の観賞に出かけた時、先客者の姿がある場合には、なるべく早く、自らが出す「光害」を取り除くように心がけてることをお勧めします!
さて「頂上展望台駐車場」より「展望台」へと移動したいのですが、歩いて行く先には「天体観測」をしている方の機材や、どれ程の値段がするのか分からない「バズーカー砲」のようなカメラがセットされた三脚などもありますので、移動する際には「スマホのライト機能」や「懐中電灯」を、小さめに照らしながら移動するようにして下さい。
「星空」をバックに「展望台」の写真を撮ったのですが、何度撮り直してもピンボケして、ろくな写真が撮れません!
一様、一眼レフのカメラを使用していますが、今まで「自動」で撮ることしかなかったので、これだけ真っ暗闇の中での写真撮影に関しては、今まで経験がありません!
「マニュアル」に合わせて、色々と試してみたのですが、簡単にはいかず、数枚に1枚ぐらいが綺麗に撮れるのですが、納得のいく写真に関しては、1枚たりとも撮ることができませんでしたので、実際に目の前にしている「星空」の臨場感まではお伝えしにくいところですが、真っ暗闇の中で眺める「星空」は、見ているだけで鳥肌が立つほどに、素晴らしい眺めとなります。
管理人自身、最初にも言いましたが「星空」の観賞に出かけるのは初めてで「流れ星」と言うのを、正直なところ、肉眼で見たことが無かったのですが、しばらく頭上を眺めているだけで、結構、あっちこっちで、実際に「流れ星」を見ることができるのですが、肉眼で見る「流れ星」は、まさに鳥肌が立つほど感動的な瞬間となります。
満点の星空見守る中で天空まで響き渡る幸せの鐘
「展望台」の横には、2014年の3月20日に新名所として設置された「幸せの鐘」と称されるモニュメントがあるのですが、鐘には「天空の響き」と、刻みこまれています。
昼間は、目の前に広がる壮大なパノラマの景色を前に、夜間には頭上に広がる満天の星々のもと「幸せの鐘」を打ち鳴らして、家族の幸せをはじめ、恋人同士でお互いの幸せを願ってみてはどうでしょうか?
昼間のあいだでしたら、それほど多くの方が一度に訪れることは無いので「幸せの鐘」を思いっきり打ち鳴らせますが、夜間はそれなりの方がいるかと思いますので「思いっきり!」とはいきませんが、山奥で近隣に人の住むような場所は無いので、満天の星が見守るロマンチックな雰囲気の中で、二人の熱い想いを願いながら、打ち鳴らしてみるのも良いのではないでしょうか。
「天空の響き」と刻まれた、真鍮製の鐘は、その名の通り、まさに天空まで響き渡るような乾いた音色で、辺り一帯に鳴り響きます。
ちなみに、ちょっと控え目に鳴らしてみましたが、静けさの漂う星空のもとですので、天を突き破るような音色が響き渡り、鳴らした自分が一番びっくりすると同時に、足早にその場を離れました。
そんな「幸せの鐘」が設置されていますので、訪れた際は是非一度、大切な方と打ち鳴らしてみてはどうでしょうか。
檜股山山頂の二等三角点と鶴姫の墓及び観音像!
続いては「展望台」の裏側に移動したいと思うのですが、裏側へは「展望台」の左右どちらからでも行くことができます。
裏手に回ると、一段高くなったところに真新しい「鶴姫の墓」と「観音様の像」があるのですが、観音像のすぐ前には「二等三角点」が設置されており、この場所が「檜股山」の山頂であることを示しています。
「檜股山」の山頂の標高は、思っていた以上に高く、1180メートルあるのですが、非常に展望が優れているため「二等三角点」が設置されているのですが「二等三角点」とは、三角測量に用いる際に「経度・緯度・標高」の基準になる点のことになります。
ちょっと怖い話ですが「三角点」の「柱石」の破壊などで、機能を損ねる行為をした人は、測量法の規定により「2年以下の懲役又は100万円以下の罰金!」に処せられると言う、かなり厳しい罰が待っているので、くれぐれもふざけて蹴ったり乗ったりしないように・・・!
「檜股山」の山頂で「天体観測スポット!」として、大変に有名な「鶴姫公園」ですが、夜間には「星空」を望むことしかできませんが、昼間のあいだに訪れた場合でしたら、これまで紹介してきた「幸せの鐘」をはじめ、今、紹介中の「観音像」と「鶴姫の墓」さらに「二等三角点」が見どころとなり、お昼間でしたら「展望台」が解放され、最上階層より望む景色の中に、風力発電の風車が3機あるのを景色と同時に望めたり「展望台」の中に入れば「鶴姫の館」と称されて「鶴姫に関するポップ展示!」で、あれこれを知ることができ、思っていた以上に立派な「観光施設」として、山頂部分は切り開かれています。
「展望台」は、夜間のあいだは出入口がシャッターで固く閉ざされていますが、朝の9時00分より「自動」で、シャッターが開くようになり、午後の17時00分に再び「自動」で閉まるようになっています。
「鶴姫公園」の名前の由来となる「鶴姫」は、実在の人物となり、生涯は「悲恋のヒロイン」として語り継がれているのですが、その物語は、平家のお姫様であった「鶴姫」と、源氏の武士「大八郎」の、悲しくも心温まる話となります。
「鶴姫」は、混乱のさなか、離れ離れになった愛しい人を思い「熊野大社」に向けて旅に出るも、幾たびの苦難の連続で病に倒れてしまいます。
愛する「大八郎」のいる「熊野大社」を目前にして、身動きの取れなくなった「鶴姫」でしたが、この地、すなわち「野迫川村」の大自然の季節の色彩、小鳥のさえずり、さらには動物たちが心を癒してくれたのですが「鶴姫」の思いとは裏腹に、病はさらに重くなっていきます。
看病していてくれた豪族の「沢兵衛(さわひょうえ)」も見るに見かねて「大八郎」のもとへ使いを出しました。
知らせを受けた「大八郎」は、すぐさま「鶴姫」のもとへ駆けつけ、二人は再開を果たすのですが、喜びもつかの間で「鶴姫」は、愛しい人に見送られながら最後をむかえると言う流れの話となります。
人を思い慕う気持ちは、今も昔も変わることなく「もう会うことが叶わない!」とあきらめていた「鶴姫」のもとに駆け付ける「大八郎」と、一目だけでも会うことが叶った恋の物語は、今もなお語り継がれており「鶴姫のお墓」にお参りすると「もう一度会いたいと願う人と再会できる!」と言う噂が広がり、今でも後を絶たないぐらい、多くの方が「鶴姫のお墓」に手を合わせに訪れると言うことです。
そんな、実在した平家の娘として生まれた「鶴姫」の物語が「パネル展示」されていますので、時間が許しましたら、是非一度、営業時間内に訪れてみてください!
さて「展望台」ですから、もちろん景色を望むことができますが、1階部分の「鶴姫の館」より扉を出て、階段を登り進めて、最上階層に移動します。
鉄のらせん状の階段を、3階部分まで歩き進めて行くと、360度のパノラマ状の景色が望める「展望スペース」があるのですが、東側の景色を望むと、眼下に「風車」がありますが、羽は動いていないので稼働していないようです。
東方面には、遠く「富士山」があるのですが、かなり奥行きの深い景色ですので、良く晴れた日には見えるのかな?
優れた景色を望むことができますが、大自然の景色ばかりで、街並みに関しては、360度どの方角にも見当たりません!
従って「光害」となる一切の物が無いと言うことで「綺麗な星空が望める!」と言うことになるのですが、この景色を見れば納得のいくところです。
「高野龍神スカイライン」沿いで、奈良県南部に位置する野迫川村に整備された「鶴姫公園」ですが、国内でも指折りの綺麗な「星空」を眺めることができる場所で、天文ファンには大変人気の観測地となります。
また、いくつもの「流れ星」を、肉眼で見ることもできますので、大切な方と「流れ星」に願いをかけてみてはどうでしょうか?
以上で、日本でも指折りの「星空観賞スポット!」となる「鶴姫公園」の紹介が、すべて終了となります。
一番「星空」を綺麗に見ることができるとされる「冬期期間」は「高野龍神スカイライン」に関しては「冬期通行規制」が敷かれ、立ち入ることができませんが、それでも日本で指折りの「天体観測地」として、大変有名な「鶴姫公園」ですので、是非一度お出かけになり、夜空を埋め尽くす満天の星の観賞をお楽しみください!
鶴姫公園展望台のアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「鶴姫公園展望台」
- 住所:〒648-0308奈良県吉野郡野迫川村檜股64-22
- 電話:0747-37-2100(野迫川村総合案内所)
- 時間:園内自由
- 定休日:年中無休
- 観覧料:無料
- 駐車場:無料
・「出入口ゲート前駐車場約:20台・頂上展望台駐車場:約10台」
・「隣接するレストラン鶴姫駐車場:普通車/約20台・大型バス/2台」 - アクセス:【公共交通機関】「南海高野線」の終点となる「極楽橋駅」より「高野山ケーブル」の「南海鋼索線」に乗り換えて「高野山駅」で下車してからから「南海りんかんバス高野龍神線(護摩壇山行き「事前予約制」高野龍神スカイライン沿いは12月~3月まで運休です)」に乗車して「野迫川村総合案内所前」のバス停留所で下車して「展望台」まで徒歩1km(約20分)
*急行バスは事前予約制となっていますので、詳しくは「高野山営業所:0736-56-2250」にお電話にてご確認ください。
*但し、空席があれば、当日予約なしでの乗車も可能。
【お車】「京奈和自動車道」の「高野口IC」を降りたらすぐにある交差点を左折してしばらく南下するように道なりに走り進めながらその先の「県道4号線」に合流しそのまま「県道13号線(和歌山橋本線)」を経由し「九度山」の交差点を右折し「国道370号線」に入りしばらく走り進めた先の「赤瀬橋」の交差点を右折して同じく「国道370号線」を約11km走り進めた「矢立」の信号より「県道480号線」を経由しながらさらに11.6km走り進めさらに「国道371号線(高野龍神スカイライン)」を経由しあとは約10km走り進めれば左手側に「鶴姫公園」の「入口前駐車場」に到着です38.2km(約1時間10分)
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
「鶴姫公園」より眺める「星空」は、満天の星々が夜空を埋め尽くす景色となり、ひとたびその星空の下に身を置くと、ウットリとした気持ちになります。
肉眼でいくつもの「流れ星」を見ることができますので、大切な方と訪れて「流れ星」に願いをかけてみるのも良いのではないでしょうか!
アクセスに関しては「マイカーが必須条件!」となりますが、是非一度訪れて、いまだかつて見たことの無い、満天の星をご堪能下さい!
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