今回紹介するのは兵庫県神戸市中央区神戸港地方にある「市章山展望台」から眺める夜景です。
諏訪山公園の一角にあたる市章山は再度山の前衛を成す六甲山地西部にある山ですが、神戸を代表するハイキングコースのひとつとして大変人気が高くなっています。
そんなハイキングコースの通り道にある市章山展望台は神戸の街並みを一望できる展望スペースになっていて、一息入れるには最適なスポットとなります。
の眼下に広がる南麓を飾るのは神戸市民の方より親しまれている錨型の電飾で、東隣にある市章山の神戸市章の電飾と共にランドマークとして神戸の街を照らしています。
市章山展望台の眼下に広がる南麓を飾る神戸市章の電飾は神戸市民より親しまれるランドマークとなるのですが、西隣にある錨山の錨型の電飾と共に神戸の街を照らしています。
1933年に市章形の電装を初点灯してからは神戸まつりの前身となる「みなとの祭」が開催される時のみ毎年点灯されていました。
第二次世界大戦前後の数年間は一時中止されていたのですが、1967年の神戸港開港百周年を機に電飾を省エネタイプの乳白色の発光ダイオードに変更して日没より常時点灯を定着させたと言います。
そんな市章山展望台から眺める神戸の夜景は大変素晴らしと言われているのですが、ひとつ問題になるのはナイトハイキングで市章山展望台に向かわなければならないと言う点です。
距離は400mほどで時間で言うと10分程度なので過酷なナイトハイキングにはならないのですが、真っ暗闇の登山道を歩き進めなければいけないと言う点が問題となります。
賑わいのある大人気の夜景スポットではないのですが、大変素晴らしい夜景を眺められると言うことで知る人ぞ知る隠れた穴場スポットになっています。
そんな市章山展望台より眺める夜景の紹介となります。
準備が整いましたら「市章山展望台」の散策スタートです!
市章山展望台~穴場の夜景スポット【アクセス・駐車場】
今回は兵庫県神戸市中央区神戸港地方にある市章山展望台から眺める夜景が「大変素晴らしい!」との話を聞いたので、早速にも神戸に向けてマイカーを走らせます。
ひとつ問題になるのは「市章山展望台から夜景を眺めるにはナイトハイキングを行う必要がある!」と言う点です。
今までにもナイトハイキングを行なって夜景を楽しんだことがあるのですが「苦労した先には素晴らしい夜景が待っている!」と言う根拠のない経験が無駄に頭に残っていることで、アクセスの良い人気の夜景スポットではなく過酷な道の先にある隠れた夜景スポットの夜景を眺めたくなったと言うことです!
ナイトハイキングに関する記事は後ほどコチラをご覧下さい!
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市章山展望台がある市章山は再度山の前衛を成す六甲山地の西部にある山となるのですが、日中には神戸を代表するハイキングコースとして大変人気のあるスポットになっています。
但し、日没を迎えると同時に真っ暗闇となる山深い場所ですので、少しだけ緊張感が漂います。
まず初めに市章山展望台への「アクセス」と「駐車場」に関して簡単に紹介しておきます。
市章山展望台へのアクセスはマイカーがお勧めです!
まず初めに、市章山展望台で夜景を楽しむにはマイカーで行くことをお勧めしておきます。
先ほども言いましたが、市章山展望台は神戸を代表するハイキングコースとして大変人気が高いのですが、夜景の観賞になるとほとんどひと気がありません!
ハイキングコースの通り道にあるので日中のあいだに市章山展望台に行って早い時間帯の夜景を眺めてすぐに下山することができれば歩いて行くことも可能ですが、正直なところお勧めできません!
夜間はそばを通る再度山ドライブウェイを走る神戸市バスの営業は終わっていますので、最寄りの駅までは暗黒と言っても過言ではないぐらいの登山道が続きますので、身の危険を感じるほどです。
そういった点からマイカーで訪れることをお勧めしましたが、市章山展望台までは奥再度山ドライブウェイを走り進めることになります。
神戸の中心地となる「三宮駅」から12分ぐらいで行くことができますので、マイカーでのアクセスに関しては特に問題ありません!
奥再度山ドライブウェイは急勾配で鋭いカーブがところどころにありますが、駐車スペースまでは2.7km足らずで時間で言うと7分ぐらいの辛抱となります。
走り進めていると神戸屈指との呼び声が高い大人気の夜景スポットになっているエメラルドグリーンに塗られた欄干が特徴的なビーナスブリッジが見えてきます。
ビーナスブリッジを過ぎたあともう少し走り進めていると到着となりますので、くれぐれも事故の無いように走り進めてください!
ビーナスブリッジに関する記事は後ほどコチラをご覧下さい!
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ビーナスブリッジ~神戸屈指の夜景【アクセス・駐車場】
今回紹介するのは兵庫県神戸市中央区神戸港地方字前山に架かる「ビーナスブリッジ」から眺める夜景です。 1971年に完成したビーナスブリッジは諏訪山公園にある金星台と諏訪山展望台とを結ぶ、長さ90mの8の字型螺旋橋となります。 ライトアップされた雰囲気の良い展望スペースからは神戸市内の夜景を一望できるの ...
最後に駐車場に関してですが、ビーナスブリッジがある諏訪山展望台には無料で利用できる駐車場が36台分あります。
今回の目的地となる市章山展望台はこの地点からでは遠いため、この駐車場はスルーして1.6kmほど走り進めます。
市章山展望台には本来なら30台ぐらい駐車できる無料の駐車場が用意されているのですが、いつの頃からか出入口にバリケードが張られて中に入ることができなくなっています。
駐車場の中に入ってみた感じでは特に問題はなさそうなのですが、落ち葉などが散乱していて長い間使用されていない状態となります。
訪れた際にバリケードが張られて利用できないようでしたら、そのままもう少しだけ走り進めてください!
使用禁止になっている駐車場から150mほど走り進めた先に展望スペースがあって10台ほど駐車できる場所がありますので、ここに駐車して市章山展望台に向かうことになります。
本来の駐車場より150mほど歩く距離が長くなるだけですので、特に大きな問題ではないかと思います。
と、言ったところが市章山展望台への「アクセス」と「駐車場」の紹介となります。
市章山展望台へは比較的楽なナイトハイキングです
日没よりナイトハイキングを開始しますが、やはり一番の問題となるのは山道が真っ暗闇になる点です。
ヘッドライトを付けた相方が前方を歩き、後方より頭と首にヘッドライトを付けて広範囲を照らしながら歩き始めます。
歩き始めに関しては車道を歩き進めることになりますので、ガードレールギリギリの端っこを歩き進めます。
日没を迎えた奥再度山ドライブウェイは、ほとんど車が行き来することは無いのである意味それが危険です。
たまに通る車もこの時間帯に車道を歩く人がいるとは思っていませんので、できる限り明かりを光らせて歩き進めることをお勧めしておきます。
150mほど歩くと市章山展望台の駐車場があるのですが、やはり進入禁止は変わりません!
市章山展望台の駐車場から先は、車道ではなく車道沿いに設けられた遊歩道を歩き進めることになるので安心です!
この時点で半分は歩いていて市章山展望台はすぐそこなのですが、何度も言いますが真っ暗過ぎるので「スマホのライト機能でなんとか行けるだろう?」なんてことは考えないで下さい!
3つのヘッドライトを使いながらも暗いと感じるほどです。
懐中電灯でも良いのですが、やはり両手が空くのが基本スタイルとなります!
ご自身の身を守る必須アイテムとして常備しておくことをお勧めしておきます。
街灯などが無いことで真っ暗闇になるのは夜景を楽しむには良い作用ではあるのですが、展望台までの道のりが険しい山道となると正直なところ少し身の危険を感じます。
そんな遊歩道を歩き進めていると二股の分かれ道があるのですが、結論から言うとどちらからでも市章山展望台に行くことができます。
悩むことなく道なりに続く車道沿いの遊歩道を歩き進めますが、夜の写真では分かりにくいのでお昼間に撮っておいた「二股の分かれ道」はこんな感じです。
特に大きな理由はありませんが、少しでも安全な道を進むのが基本で山道に入ると足元も悪くなりますので・・・
遊歩道を歩き進めていると左手側に上に続く階段と右手側に下に向かう階段があるのですが、左手側の上に続く階段を登り進めて行きます。
ラストスパートで階段を登り進めて行くと市章山展望台が見えてきます。
駐車スペースより歩きだして約10分ほどのナイトハイキングとなるのですが、過去に行ったナイトハイキングの中でも比較的に平坦な道が続く簡単な道のりだと思います。
市章山展望台から眺める夜景は180度のパノラマ状の絶景です
市章山展望台はそれほど広い展望スペースでは無いのですが、石のベンチが幾つか設置されていてゆっくりと腰を据えて夜景を楽しむことができます。
眼下に広がりを魅せる神戸市内の街明かりの夜景はとても輝いているのですが、視界を遮る一切の障害物が無い180度のパノラマ状の眺めとなります。
市章山展望台がある場所の標高は275mほどしかないので、立体的に広がりを魅せる神戸の街明かりは手を伸ばせば掴めるのではないかと思うほど近くに感じます。
神戸のシンボルとなるポートタワーをはじめとして、神戸大橋やメリケンパークさらには観覧車まではっきりと確認できます。
また、市章山には神戸のシンボルとなる神戸市章の大きな電装が神戸港開港百周年を迎えた1967年から日没より常時点灯されています。
そんな神戸市章の電装は神戸市内からはっきりと確認することができるのですが、残念ながら市章山展望台からは近すぎて見ることができません!
また、ここ市章山展望台より西隣の標高が292m地点に錨山展望台(いかりやまてんぼうだい)があって、そこにも神戸のランドマークとして親しまれている錨型の電飾があります。
夜景の素晴らしさに関しては、市章山展望台に負けず劣らずの夜景を眺められるスポットになっています。
錨山展望台の夜景に関する記事はコチラをご覧下さい !
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錨山展望台~ナイトハイキングの先の夜景【アクセス・駐車場】
今回紹介するのは兵庫県神戸市中央区神戸港地方にある「錨山展望台」から眺める夜景です。 諏訪山公園の一角にあたる錨山は再度山の前衛を成す六甲山地西部にある山ですが、神戸を代表するハイキングコースのひとつとして大変人気が高くなっています。 そんなハイキングコースの通り道にある錨山展望台は神戸の街並みを一 ...
どちらの展望台からも神戸市内の大パノラマの夜景を楽しめるのですが、いずれも「ナイトハイキングをしないといけない!」と言う難点があることで知る人ぞ知る隠れた夜景スポットになっています。
市章山展望台から眺める夜景は道中に少しだけ苦労があることで大人気の夜景スポットにはなりませんが、苦労して登ったぶん目の前に広がりを魅せる夜景は超絶景となります。
訪れる方が非常に少ないことで、展望台より眺める夜景を二人占めできることだけは間違いなく言えます。
付き合って間無しのホヤホヤカップルにはお勧めしにくい夜景スポットではありますが、大人気の夜景スポットは行き尽くして「どこか良い夜景のスポットは無いかな?」とお考えの方には最高のスポットではないかと思います。
苦労の先にある夜景を是非一度、ご自身の目でご堪能して頂きたいと考えます。
と、言ったところでナイトハイキングで行く市章山展望台から眺める夜景の散策がすべて終了となります。
何度も言いますが、道中は暗黒の森のナイトハイキングとなりますので、光り物のご用意を忘れずにしつつ事故の無いようにお楽しみ下さい!
市章山展望台のアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報はできる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「市章山展望台」
- 住所:〒650-0007兵庫県神戸市中央区神戸港地方
- 電話:078-511-0515・FAX:078-531-8333(安全推進係・公園緑地係)
- 時間:園内自由
*尚、夜の23時00分以降は再度山ドライブウェイは通行禁止です!(*二輪車に関しては終日通行禁止です) - 定休日:年中無休
- 観覧料:無料
- 駐車場:無料(10台程度)
- アクセス:【公共交通機関】「神戸市営地下鉄西神山手線」の「県庁前駅」より徒歩2km(約35分)
「各線のターミナル駅」となる「三宮駅」より徒歩2.5km(約50分)
「各線のターミナル駅」となる「三宮駅」より「神戸市バス7系統」に乗車して「諏訪山公園下」のバス停留所で下車して徒歩2.2km(約45分)
「各線のターミナル駅」となる「三宮駅」より「神戸市バス25系統」に乗車して「ビーナスブリッジ」のバス停留所で下車して徒歩で1.6km(約25分)
【お車】「阪神高速道路3号神戸線」の「京橋出IC」から約5.2km(約20分)
最後までお付き合い頂きまして、本当にありがとうございます。
市章山展望台から眺める夜景は手を伸ばせば掴めそうになるほど近くに感じ、いつまででも眺めていられる大変素晴らしい夜景です。
道中に苦労があることで人気の夜景スポットにはなっていませんが、知る人ぞ知る隠れた穴場スポットであることは間違いありません!
是非一度訪れて、目の前いっぱいに広がりを魅せる夜景を大切な方と一緒にご堪能下さい!
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