西光寺の城之山桜【アクセス・駐車場】樹齢400年の一本桜

今回紹介するのは、奈良県宇陀市室生に位置する「西光寺」の境内に立ち尽くす一本桜の名桜「城之山桜(じょのやまざくら)」です。

西光寺」は「室生寺」の近くにある、小高い山の中腹にある、融通念仏宗の小さな寺院となるのですが、本堂の傍らに立ち尽くす、樹齢400年の歴史を持つ「城之山桜」は、大変素晴らしい名桜となります。

城之山桜」の、樹高などに関する細かい詳細は分からないのですが、大きく枝張りした姿は豪快で、枝垂れ方に関しては、傘を広げたような姿となるのですが、淡いピンクの花びらを枝いっぱいに付ける姿は、堂々たる立ち姿となります。

樹齢400年「西光寺の城之山桜」です。

樹齢400年「西光寺の城之山桜」

近くには「桜の名所」として名高い「室生寺」をはじめ「佛隆寺」さらには「大野寺」などがあるのですが、そんな中で「大野寺」には、大変有名な2本の一本桜の名桜「小糸しだれ桜」があり、春のお花見シーズンを迎えると、たくさんの方が訪れて境内は賑わいます。

そんな「大人気の桜の名所」の「大野寺」に立ち尽くす「小糸しだれ桜」ですが、実は「西光寺の城之山桜が親木である!」との言い伝えが残っています。

西光寺」は、宇陀川の上流にあることから、その種が下流側に鎮座する「大野寺」へと流れていき「境内に根付いた!」と言われています。

大人気のお花見スポット!」になっている「大野寺」の「小糸しだれ桜」ですが、それとは対照的に「西光寺の城之山桜」はと言いますと、悲しいかな、知る人ぞ知る「隠れた穴場スポット!」になっているため、境内の「城之山桜」が最盛期を迎えたときでも、それほど多くの方が訪れることはありません!

しかし、親木と言われる「城之山桜」の凜とした立ち姿は「大野寺」の優雅な「小糸しだれ桜」に、負けず劣らずの樹姿となっています。

そんな、人知れず立ち尽くす一本桜の名桜「西光寺の城之山桜」の紹介となります。

準備が整いましたら「城之山桜」の、散策スタートです!

 

西光寺の城之山桜【アクセス・駐車場】樹齢400年の一本桜

寒い冬が終わって温かみを帯びてくると、桜のお花見シーズンが始まり、日本の「国花」とも言うべき、桜の開花の便りが各地で発表されると、自然と心が弾んできます。

桜の楽しみ方は、人それぞれとなるのですが「あっ!」と言う間に過ぎ去る、満開に花ひらく桜を楽しむため、日々の疲れも忘れて、たくさんの方が桜観賞に出かけます。

管理人である「ヒロ兄」の桜の楽しみ方は「一本桜」を中心とした、観賞スポットに出かけています。

お勧めの一本桜の記事は後ほどコチラをご覧下さい

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その場所にただ一本、凛とそびえたつ一本桜の姿からは、並々ならぬ力を感じることができ、毎年のように各地へと車を走らせます。

今回紹介する一本桜は、奈良県宇陀市室生に位置する「西光寺」の境内に立ち尽くす、樹齢400年を誇る一本桜の名桜「城之山桜」です。

一本桜の名桜「城之山桜」です。

一本桜の名桜「城之山桜」です!

毎年の悩みとして「桜と紅葉の見頃」に関しては、ドンピシャのタイミングで訪れるのは、本当に難しいと悩みます。

遠方まで出かけて「早かった!」や「遅すぎた!」さらに「ドンピシャ!」などは、訪れてみないと分かりません。

残念な結果で終わることも多々あるのですが、それもひとつの「お楽しみ!」と考えて、出かけるようにしています。

まず初めに「西光寺の城之山桜」を訪れるにあたっての「アクセス」と「駐車場」に関する紹介を、簡単にしておきます。

 

西光寺の城之山桜へのアクセスはマイカーがお勧めです!

西光寺の城之山桜」へのアクセスに関しては、比較的簡単に訪れることができるのですが、どちらかと言うと「マイカー」がお勧めとなります。

まず初めに「公共交通機関」を利用して訪れる場合ですが、最寄り駅となるのは「近鉄大阪線」の「室生口大野駅」となります。

最寄り駅と言っても、歩いて行くには8kmほどありますので、バスを利用することになります。

奈良交通バス(室生寺前行き)」に乗車して、終点の「室生寺」で下車します。

降りてから「西光寺の城之山桜」までは、1.3kmほどとなりますので、普通に歩けば25分で行くことができますが、小高い山の中腹に位置する「西光寺」ですから、少々きつい登り坂を歩き進めることになります。

続いては「マイカー」で訪れる場合ですが「名阪国道」の「針IC」を降りることになります。

降りたらすぐにある「針インター」の信号を左折して「国道369号線」に入ります。

南下するように走り進めた先にある「外の橋」を左折して「県道28号線」に入ります。

しばらく走り進めた先の突き当たりとなる「緑川」の信号を左折して「国道165号線」に入ったら、少し走り進めた先にある「室生方面」の案内看板に従って右折して「やまなみロード」に入ります。

道なりに走り進めて行き「室生トンネル」を抜けた先の突き当たりを左折したあと、右手側に見える「室生寺駐在所」を越えてすぐ左手側に伸びる「室生山上公園方面」に、山道を登り進めて行きます。

室生山上公園方面に走り進めます。

室生山上公園方面に走り進めます!

あとは「西光寺」の案内看板に従いながら走り進めて行くと、左手側に「駐車場」があります。

針IC」から17kmほどですので、約25分で行くことができます。

最後に「駐車場」に関してですが、現在の「西光寺」は、無人のお寺になっていることもあり「専用駐車場」がないのですが「室生・西光寺桜まつり」の期間中に関しては「集会所(大門館)」の駐車場が「臨時駐車場」として解放されます。

臨時駐車場として解放されます。

臨時駐車場として解放されます!

あと「西光寺」の裏手にはお墓があり、5~6台ほど駐車できる駐車場があるのですが、そちらは利用しても良いのかわかりませんので、やはり400mほど手前にある「集会所(大門館)」の「臨時駐車場」を利用するほうが、安心ではないかと思います。

駐車スペースに関しては、20台ぐらいは止めることができ、多くの方が一度に押し寄せるような「桜の名所」ではないので、特に問題なく駐車することができるかと思います。

ただ、400m手前と言っても「西光寺」までは、以外ときつい登り坂を歩いて行くことになるのは、致し方の無い点です!

以上が「西光寺の城之山桜」を訪れるための「アクセス」と「駐車場」の紹介となります。

 

樹齢400年の一本桜の名桜「西光寺の城之山桜」

駐車場に車を駐車すると、早速にも「西光寺の城之山桜」へと歩を進めて行きます。

城之山桜」が立ち尽くす「西光寺」までは、なかなかに急勾配の道が400mほど続くのですが「臨時駐車場」から歩き始めてすぐに、僅かですが「城之山桜」の姿を見ることができます。

僅かですが城之山桜の姿が見えます。

僅かですが城之山桜の姿が見えます

本日は、奈良県では桜最盛期を迎えていて、朝一番から「桜の名所」と呼ばれる「佛隆寺の千年桜」の観賞を終えたあとの、2件目として立ち寄りましたので「西光寺」へは、朝の9時00分頃の到着となりました。

佛隆寺の千年桜」に関しては、朝一番からたくさんの方が訪れており、観賞が終わって「西光寺」に向かう前には、既に渋滞が始まりかけていました。

佛隆寺の千年桜」に関しては、言わずと知れた「大人気の桜の名所」となるため、毎年のように多くの方が訪れるのですが、5kmほどしか離れていない「西光寺の城之山桜」を訪れる方は、それほどいないのが現状となります。

そんな事から「城之山桜」が最盛期を迎えている本日も、ざっと辺りを見渡しても、5人ほどの方がいる程度です。

さて、肩で息をしながら急勾配の道を登り進めて行くと「西光寺の城之山桜」は、見事なまでの立ち姿でお出迎えしてくれます。

西光寺の城之山桜のお出迎えです。

西光寺の城之山桜のお出迎えです!

西光寺」は「室生寺」の近くにある、小高い山の中腹にある、融通念仏宗の小さな寺院となるのですが、本堂の傍らに立ち尽くす、樹齢400年を誇る「城之山桜」は、大変素晴らしい一本桜の名桜となります。

現在の「西光寺」は、無人のお寺になっているのですが「室生・西光寺桜まつり」のあいだに関しては、先程紹介した「臨時駐車場」が用意されるため、訪れやすくなっています。

城之山桜」の、樹高などに関する詳細は分からないのですが、大きく枝張りした姿は豪快で、枝垂れ方に関しては、傘を広げたような姿となるのですが、淡いピンクの花びらを、枝いっぱいに付ける姿は、堂々とした立ち姿となります。

 

西光寺の城之山桜は大野寺の小糸しだれ桜の親木です!

朝一番に訪れた「佛隆寺の千年桜」は、驚くほどの方で賑わっていたのですが、少し移動しただけの「西光寺の城之山桜」は、何故こんなに閑散としているのか、少し疑問に思います。

樹齢400年と言う由緒で、名も無き桜の木ではなく、立派な「城之山桜」と言う名前まであるのに、知る人ぞ知る一本桜の名桜になっているのは、あまりにも勿体ないように思います。

知る人ぞ知る一本桜の名桜です。

知る人ぞ知る一本桜の名桜です!

これまでにも、幾つもの一本桜を見てきて、由緒や樹姿に関しては申し分の無い名桜なのに「訪れる方が非常に少ない!」と言うスポットは幾つもありましたが、ここ「西光寺の城之山桜」に関しても、まさにその物となります。

西光寺の城之山桜」ですが、実は「桜の名所」として大人気になっている「大野寺」が誇る2本の名桜「小糸しだれ桜の親木である!」との、言い伝えが残っています。

大野寺の2本の名桜「小糸しだれ桜」です。

大野寺の2本の名桜「小糸しだれ桜」

大野寺」にある「小糸桜」と言う品種は、全国的に見ても非常に珍しく、貴重な桜の木になっているのですが、県が指定する「天然記念物」に指定されています。

小糸しだれ桜」は、推定樹齢が300年で、樹高が20mぐらいはあろう名桜なのですが、その姿はまるで、滝の水が流れ落ちるかのようにも見え、淡いピンクの花びらを、枝いっぱいに付けて垂れ下がっています。

枝垂れ桜としては、特有の姿ではあるのですが「大野寺」の「小糸のしだれ桜」の枝は、長いものでは、地面に着くほどの長さがあり、その姿はとても優雅で上品さを兼ね備えています。

もう1本ある「小糸しだれ桜」に関しても、樹高こそ小さいのですが、枝張りが大きくて横幅があるぶん、豪華な一本桜の名桜となっており、こちらも同じように、地面すれすれまで垂れ下がっています。

いずれの「小糸しだれ桜」も、互いに負けず劣らずの立ち姿となるのですが、特有の個性があることで、見ごたえ十分となります。

そんな「小糸しだれ桜の親木!」と言われる「西光寺の城之山桜」ですが、両方を見た管理人の見解にはなるのですが、正直な感想としましては、どれだけ言い伝えを考慮しても「小糸しだれ桜」と「城之山桜」の樹姿が似ているかと言えば・・・?ちょっと無理が・・・

特に「幹の太さ」や「枝垂れる枝の感じ」に、あまりにも違いがあるかと・・

大野寺」にある2本の「小糸しだれ桜」をたして、無理矢理4ぐらいで割ると、似ていないことも無いのですが・・

大野寺の小糸しだれ桜に関する記事は後ほどコチラをご覧下さい

樹齢300余年の『小糸のしだれ桜』です。
大野寺~樹齢300年の小糸しだれ桜【アクセス・駐車場・御朱印】

今回紹介するのは、奈良県宇陀市に位置する「大野寺」の境内に立つ一本桜の名桜「小糸しだれ桜」です。 「大野寺」の境内には、推定樹齢300年を越える、2本の「小糸しだれ桜」と、推定樹齢100年の「紅しだれ桜」が10本あり、開花のシーズンを迎えると同時に、たくさんの方がお花見に訪れて、境内は賑わいます。 ...

城之山桜が、親木である!」との言い伝えが残るのは「西光寺」が宇陀川の上流にあることから、その種が流れていき「大野寺の境内に根付いた!」と言うような、言い伝えが残ったからです。

こういった言い伝えが残るのも、長い歴史の面白いところとなりますので、素直に受け止めるのも大人かと・・

さて、最後に少し変わった角度から「西光寺の城之山桜」を、観賞してみたいと思います。

西光寺の城之山桜」の前から畑道を進み、少し小高くなった丘の上に移動します。

少し変わった角度から観賞します。

少し変わった角度から観賞します!

管理人が、一本桜を好んで各地へ車を走らせるのは、周りに邪魔する木々がほとんど無く、360度どの角度からでも眺められるのが魅力的だからです。

一本の木でありながら、さまざまな立ち姿を見れると言うことと、やはり一本桜のほとんどが、樹齢が数百年から千年を超えるものまで、たくさんあると言った点です。

園芸品種」となる「ソメイヨシノ」が、沢山植えられている名所などは、大変人気があるのですが、多くの方が数百本、数千本と、立ち並んで咲き乱れる姿を観賞に訪れるのですが、それらの寿命は60年ほどで、とても短命になっています。

それに対して「野生種」となる一本桜の寿命は長いため、越えてきた歴史のあれこれが伝えられ、見るほどに味わい深さがあり、目には見えない何かを感じることができたりします。

そう言った点から、一本桜の観賞に出かけることが、比較的多くなっています。

小高い丘の上から望む「西光寺の城之山桜」の姿は、先程まで見えなかった周りの桜の木と合わさって、豪華絢爛な立ち姿へと変わり、ピンク一色に咲き乱れる優美な姿は、いつまでも眺めていたくなるほどです。

樹齢400年を越える一本桜の名桜「西光寺の城之山桜」は、長い歴史の中でも「今まさに最盛期を迎えている!」と言っても、過言ではない花付きの良さになっています。

凛とした姿で立つ一本桜の名桜「西光寺の城之山桜」ですが、良くも悪くも、穴場的な「桜の名所」となっていますので「どこか、ゆっくりとお花見できるスポットが無いかな?」と、お探しの方には、お勧めの一本桜となります。

アクセス面でも、比較的簡単に訪れることができますし、多くの方が押し寄せることもありませんので、お弁当を片手に、ゆっくりとお花見を楽しむことができる「桜の名所!」であることは、間違いございません!

その年の気温によって、多少の前後はあるかと思いますが、例年4月中旬に見頃を迎えますので、その前後あたりを目安に訪れることを、お勧めしておきます。

 

西光寺の城之山桜のアクセス及び駐車場情報!

基本情報

*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。

西光寺」(城之山桜)

  • 住所:〒633-0421奈良県宇陀市室生31
  • 電話:0745-82-2457(宇陀市観光協会)
  • 時間:散策自由
    *尚【夜桜ライトアップ期間中】日没~ライトアップ期間中は夜の21時00分頃まで(実施予定)
  • 観覧料金:無料
  • 駐車場:無料(3~5台ぐらい)
  • アクセス:【公共交通機関】「近鉄大阪線」の「室生口大野駅」から「奈良交通バス(室生寺前行き)」に乗車して終点の「室生寺」で下車して徒歩1.3km(約25分)
    お車】「名阪国道」の「針IC」を降りたら「針インター」の信号を左折して「国道369号線」に入りしばらく走り進めた先にある「外の橋」を左折して「県道28号線」を走りさらに走り進めた先にある「緑川」の信号を左折して「国道165号線」に入ったら少し走り進めた先にある「室生方面」の案内看板に従って右折して「やまなみロード」に入りその後「室生トンネル」を抜けた先の突き当たりを左折して右手側にある「室生寺駐在所」を越えてすぐ左手側に伸びる「室生山上公園方面」に山道を登りながら「西光寺」の案内看板に従って走り進めて行くと「駐車場」に到着です約17km(約25分)

最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。

西光寺の城之山桜」ですが、良くも悪くも、知る人ぞ知る「穴場的な桜の名所!」になっており、多くの方が一度に押し寄せることもありませんので、お弁当を片手に、ゆっくりとお花見を楽しむことができるスポットであることは、間違いございません!
近くの「大野寺」にある一本桜の名桜「小糸しだれ桜」は、全国的に見ても非常に珍しく、貴重な桜の木になっているのですが、その「小糸しだれ桜の親木である!」と言われる由緒ある「城之山桜」ですので、是非一度訪れて、ご自身の目でご堪能下さい。

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