今回紹介するのは兵庫県神戸市中央区神戸港地方にある「錨山展望台」から眺める夜景です。
諏訪山公園の一角にあたる錨山は再度山の前衛を成す六甲山地西部にある山ですが、神戸を代表するハイキングコースのひとつとして大変人気が高くなっています。
そんなハイキングコースの通り道にある錨山展望台は神戸の街並みを一望できる展望スペースになっていて、一息入れるには最適なスポットとなります。
錨山展望台の眼下に広がる南麓を飾るのは神戸市民の方より親しまれている錨型の電飾で、東隣にある市章山の神戸市章の電飾と共にランドマークとして神戸の街を照らしています。
錨型の電飾は通常は乳白色に光り輝くのですが、国民の祝日をはじめヴィッセル神戸が勝利した日や神戸まつりのメインフェスティバルの日などの特別な日には、港を表徴するマリンブルーの電飾で彩られます。
錨山展望台から眺める神戸の夜景は「とても素晴らし!」と言われているのですが、問題となるのはナイトハイキングにて錨山展望台に向かわなければならない点です。
距離としては400m~500mほどで時間で言うと10分ぐらいのナイトハイキングで過酷な道のりではないのですが、問題は急勾配の暗黒の森を歩き進めなければいけない点です。
少しだけ険しく少しだけ怖いと言う難点はありますが、それ以上に素晴らしい夜景が眺められることで隠れた夜景の穴場スポットになっています。
そんな錨山展望台から眺める夜景の紹介となります。
準備が整いましたら「錨山展望台」の散策スタートです!
錨山展望台~ナイトハイキングの先の夜景【アクセス・駐車場】
今回は兵庫県神戸市中央区神戸港地方にある錨山展望台から眺める夜景がとても素晴らしいとの話を聞いたので、早速にも神戸に向けてマイカーを走らせます。
問題となるのは錨山展望台から夜景を眺めるにはナイトハイキングを行う必要がある点です。
今までにもナイトハイキングを行なって夜景を楽しんだことがあるのですが「苦労した先には素晴らしい夜景が待っている!」と言う根拠のない経験が無駄に頭に残っていることで、アクセスの良い人気の夜景スポットではなく過酷な道の先にある隠れた夜景スポットの夜景を眺めたくなったと言うことです!
ナイトハイキングに関する記事は後ほどコチラをご覧下さい!
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錨山展望台がある錨山は再度山の前衛を成す六甲山地の西部にある山となるのですが、日中には神戸を代表するハイキングコースとして大変人気のあるスポットになっています。
但し、日没を迎えると同時に真っ暗闇となる山深い場所ですので、少しだけ緊張感が漂います。
まず初めに錨山展望台への「アクセス」と「駐車場」に関して簡単に紹介しておきます。
錨山展望台へのアクセスはマイカーがお勧めです!
まず初めに、錨山展望台で夜景を楽しむにはマイカーで行くことをお勧めしておきます。
先ほども言いましたが、錨山展望台は神戸を代表するハイキングコースとして大変人気が高いのですが、夜景の観賞になるとほとんどひと気がありません!
ハイキングコースの通り道にあるので日中のあいだに錨山展望台に行って早い時間帯の夜景を眺めてすぐに下山することができれば歩いて行くことも可能ですが、正直なところお勧めできません!
夜間はそばを通る再度山ドライブウェイを走る神戸市バスの営業は終わっていますので、最寄りの駅までは暗黒と言っても過言ではないぐらいの登山道が続きますので、身の危険を感じるほどです。
そういった点からマイカーで訪れることをお勧めしましたが、錨山展望台までは奥再度山ドライブウェイを走り進めることになります。
神戸の中心地となる「三宮駅」から10分ぐらいで行くことができますので、マイカーでのアクセスに関しては特に問題ありません!
奥再度山ドライブウェイは急勾配で鋭いカーブがところどころにありますが、駐車スペースまでは1.2km足らずで時間で言うと4分ぐらいの辛抱となります。
走り進めていると神戸屈指との呼び声が高い大人気の夜景スポットになっているエメラルドグリーンに塗られた欄干が特徴的なビーナスブリッジが見えてきます。
ビーナスブリッジを過ぎたあともう少し走り進めていると到着となりますので、くれぐれも事故の無いように走り進めてください!
ビーナスブリッジに関する記事は後ほどコチラをご覧下さい!
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最後に駐車場に関してですが、ビーナスブリッジがある諏訪山展望台には無料で利用できる駐車場が36台分あります。
但し、錨山展望台へと続く登山道は諏訪山展望台の駐車場より500mほど車道を歩き進めていかなければいけません。
諏訪山展望台からでも錨山展望台に向かう登山道はあるのですが、真っ暗闇の登山道で歩く距離が多くなってしまいます。
ここでは、歩く距離を最短にすることを重視したルートで話を進めたいと思います。
従って諏訪山展望台の駐車場をスルーして走り進めて行くのですが、少し先に右手側の車道脇に2~3台分の駐車スペースがあるのが見えてくるのでそこに車を駐車します。
今回はこの駐車スペースに車を止めて歩き始めるのですが、大変暗いので車上荒らしなどには気を付ける必要があります。
歩く距離は少なくなっても車が心配と思う方は、先ほどの諏訪山展望台の駐車場に止めるほうが安心できるかと思います。
尚、諏訪山展望台にあるビーナスブリッジは神戸屈指と言われる夜景スポットになるため、時間帯や週末などに訪れる場合には常に満車になっていることを頭に入れておいて下さい。
と、言ったところが錨山展望台への「アクセス」と「駐車場」の紹介となります。
錨山展望台へ向かう登山道は暗黒の急勾配です!
車を駐車するとベッドライトを装着してから車を降りるのですが、目の前にある真っ暗闇の登山道を見た相方が「ほんまに行くん!」と力なく言葉を発します。
登山道は二手に道が分かれており、軽い登りがまっすぐ続く登山道があるのとは逆に左手側には急勾配の石階段の続く登山道があります。
勾配が緩やかなぶん歩く距離が少し長くなる直進か急勾配で一気に登り進める石階段かの選択に対し、今回は一気に登り進める石階段を選択して歩き始めます。
夜景の観賞に関わらず常日頃より車にヘッドライトを3つ常備しているのですが、いつも前を歩く相方の頭にヘッドライトを1つ装着して後方を歩く管理人は頭に1つと首に1つ装着して後方より歩く先を照らすのですが、とにかく暗いのひと言です。
3つのヘッドライトを使いながらも暗いと感じるほどですので「スマホのライトでなんとかなるか?」なんて思わないようにして下さい!
懐中電灯などでも良いのですが、やはり両手が空くのが基本スタイルとなりますので、ヘッドライトは必須アイテムとなります!
ご自身の身を守る必須アイテムとして常備しておくことをお勧めしておきます。
街灯などが無いことで真っ暗闇になるのは夜景を楽しむには良い作用ではあるのですが、展望台までの道のりが険しい山道となると正直なところ少し身の危険を感じます。
ヘッドライトを煌々と光らせながら石階段を登るのですが、急勾配でとにかく力が要ります。
程なくすると石階段から普通の登山道に変わるのですが、依然として急勾配の道は続くのと同時に行く手には落葉が多くなります。
一歩一歩と踏みしめる足が滑べることで、思っている以上に体力の消耗は激しくなります。
真っ暗闇の登山道の左右を取り囲むように木々が生い茂っているのですが、その木々の奥から時折「カサカサカサ!」と何かが動く音がするので、そのたびにヘッドライトを向けて確認するのですが何もいません!
獣か虫か分からない物音に少し怯えながら足を止めないで歩き続けますが、心臓破りの急勾配はまだ続きます。
錨山展望台までは距離にすると300mほどで時間で言うと7分ぐらいですが、7割ぐらい進んだところからは生い茂る木々が無くなって夜空が見える突き当りとなります。
左手側にある展望台に向けてフェンスが伸びるのですが、右手側に目を向けると神戸の夜景が広がりを魅せます。
街明かりの眩い光に思わず「お~ぉ!」と声が出るほどの夜景です。
標高は250m付近だと思うのですが、眺めに関しては少し障害物があるものの高さが無いぶん神戸の街並み特有の高層ビルと低層ビルの差がはっきりと分かる立体的な夜景が広がっています。
錨山展望台の標高はおよそ292mとなるため、ここからもうひと頑張り登り進める必要があります。
神戸のランドマークとして山の斜面に設置された錨型の電飾!
ここより先は右手側にフェンスが張られた登山道を進むのですが、フェンスの向こう側には青く光る電飾が見えます。
神戸市内の随所から見える錨山の南麓を飾る錨型の電飾はランドマークとして神戸に住む人々に親しまれ、神戸を訪れた方に癒しの光を魅せてくれます。
神戸市内からでもはっきりと見える錨型の電飾ですから、残念ながらこの距離で見ると青の点々にしか見えません!
一度でも遠くから見たことがあれば大体の形の想像はつくため何となく錨型に見える気はしますが、それでも「綺麗!」って思えるような物ではありません!
錨型の電飾は通常は乳白色に光り輝くのですが、国民の祝日をはじめヴィッセル神戸が勝利した日や神戸まつりのメインフェスティバルの日などの特別な日には港を表徴するマリンブルーの電飾で彩られますので、本日は特別な日になっているよです。
そんな青の点々を横目に見ながら歩き進めて行くのですが、ここより先は残すところ100mほどとなります。
最後の最後まで続く登り坂のラストスパートは石垣のあいだにある石階段となり、登りきると錨山展望台に到着です。
錨山展望台の展望スペース自体はそれほど広くは無いのですが、2段からなる展望台で上段にあたる展望スペースに関しては鉄の柵の扉が付いていて「進入禁止!」となります。
下段の展望スペースのみで夜景を楽しむ形ではありますが、十分に楽しむことができます。
落下防止のための柵の手前に石のベンチが幾つか置かれているため、座ってゆっくりと夜景を楽しむことができるようになっています。
錨山展望台から眺める夜景は視界を遮る一切の障害物が無い180度のパノラマ状の眺めとなります。
標高292mの少し低めの夜景となるため、街明かりの光がはっきりと分かる夜景となります。
神戸のシンボルとなるポートタワーをはじめとして、神戸大橋やメリケンパークさらには観覧車まではっきりと確認できます。
錨山展望台から眺める夜景は道中に苦労があることで人気の夜景スポットにはなっていませんが、目の前に広がりを魅せる夜景は手を伸ばせば掴めそうになるほど近くに感じることができます。
先客者がいる可能性は低いことで、二人占めできる隠れた穴場スポットであることは間違いありません。
付き合って間無しのホヤホヤカップルにはお勧めしにくい夜景スポットではありますが、苦労の先にあるこの夜景は是非一度、ご自身の目でご堪能して頂きたいと考えます。
と、言ったところでナイトハイキングで行く錨山展望台から眺める夜景の散策がすべて終了となります。
何度も言いますが、道中は暗黒の森のナイトハイキングとなりますので、光り物のご用意を忘れずにしつつ事故の無いようにお楽しみ下さい!
錨山展望台のアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報はできる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「錨山展望台」
- 住所:〒650-0007兵庫県神戸市中央区神戸港地方
- 電話:078-511-0515・FAX:078-531-8333(安全推進係・公園緑地係)
- 時間:園内自由
*尚、夜の23時00分以降は再度山ドライブウェイは通行禁止です!(*二輪車に関しては終日通行禁止です) - 定休日:年中無休
- 観覧料:無料
- 駐車場:無料(2台程度)
- アクセス:【公共交通機関】「神戸市営地下鉄西神山手線」の「県庁前駅」より徒歩1.8km(約30分)
「各線のターミナル駅」となる「三宮駅」より徒歩2.3km(約45分)
「各線のターミナル駅」となる「三宮駅」より「神戸市バス7系統」に乗車して「諏訪山公園下」のバス停留所で下車して徒歩2km(約40分)
「各線のターミナル駅」となる「三宮駅」より「神戸市バス25系統」に乗車して「ビーナスブリッジ」のバス停留所で下車して徒歩で1.4km(約20分)
【お車】「阪神高速道路3号神戸線」の「京橋出IC」から約3.8km(約16分)
最後までお付き合い頂きまして、本当にありがとうございます。
錨山展望台から眺める夜景は手を伸ばせば掴めそうになるほど近くに感じ、いつまででも眺めていられる素晴らしい夜景です。
道中に苦労があることで人気の夜景スポットにはなっていませんが、隠れた穴場スポットであることは間違いありません!
是非一度訪れて、目の前いっぱいに広がりを魅せる夜景を大切な方と一緒にご堪能下さい!
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