今回紹介するのは、兵庫県川辺郡猪名川町柏原尾野ヶ嶽にある「猪名川天文台」にて望む夜景です。
「猪名川天文台」は、阪神地域では最も標高が高い、753mの大野山の山頂に整備されており、バードウォッチングをはじめプチハイキングとして大野山岩めぐりなど楽しめるほか、夜間には星空の観賞や夜景の観賞などを楽しむことができます。
「猪名川天文台」の裏手の広場からは、遠く大阪府北部の夜景と、南西側には三田市の夜景が一望できます。
大人気の夜景スポットと言う訳では無いのですが、大人気の星空観賞スポットになっていることで、天体観測をメインとして併せて夜景観賞すると言うのが本当の所です。
「猪名川天文台」は、阪神地域という都市近郊に位置しているにもかかわらず、山の周囲に光害が少ないことから天体観測に適しているのですが、満天の星空の元で眺められる夜景と言う点が魅力的でもあります。
猪名川天文台(Astropia)アストロピアには、口径が50cmある天体望遠鏡が設置されており、澄みきった空気の中で夜空の神秘を満喫することができるほか、デジタルプラネタリウムでは、今夜の星空解説や紀元前100万年から紀元後100万年の立体宇宙空間シュミレーションを楽しむこともできます。
ここでは、夜間に「猪名川天文台」を訪れて、夜景の観賞および星空の観賞を楽しみたいと思います。
準備が整いましたら「猪名川天文台」の、散策スタートです!
猪名川天文台~夜景スポット【アクセス・駐車場】
今回は、兵庫県川辺郡猪名川町柏原尾野ヶ嶽に整備されている「猪名川天文台」で夜景の観賞をするため、日付けが変わった午前1時頃よりマイカーに乗り込み、アクセルを踏み込みます。
夜間になることで、兵庫県屈指はもちろんのこと「日本でも指折りの優れた星空を観賞できる星空スポット!」と言われていることもあり「夜景の観賞!」と言いながらも、どちらかと言えば「星空の観賞!」がメインになるように思います。
夜景の観賞のみでしたら、夜の21時00分頃ぐらいがベストの時間帯なのですが、併せて星空の観賞もするのでしたら「太陽の光の影響が多少残る!」と言われる時間帯ですので、日付けが変わる午前0時00分以降に訪れるのがベストとなり、辺りは真っ暗闇になります。
そんなことから、今回は日付が変わってからの出発となりましたが、少し遅くなり過ぎたようにも思います。
まず初めに、今回訪れた「猪名川天文台」への「アクセス」と「駐車場」について、簡単に紹介しておきます。
猪名川天文台へのアクセスはマイカーが必須条件
今回訪れた「猪名川天文台」へのアクセスですが、もちろん「公共交通機関」を利用して訪れることも可能ですが「夜景の観賞」となるからには「マイカー」で訪れるのが必須条件となります。
まず初めに「マイカー」で訪れる場合ですが「最寄りの高速道路」となりますと「新名神高速道路」となり、岡山県方面・京都府方面共に「川西IC」が降り口となります。
「川西IC」を降りたらすぐにある信号を右折します。
走り出してすぐにある「川西インター西」の信号を右折して「県道12号線(川西篠山線)」に入ったら、篠山方面に向かって北上していきます。
しばらく走り進めていると「杉生」の交差点があり、左折して「府道507号線(島川原線)」に入ったら、そのまま道なりに走り進めて行き、町内柏原地区の「阪急バス」の終点となる「柏原」のバス停留所まで走り進めます。
そこからは、山道へと入っていきますが、案内看板に従いながら一方通行の道で、大野山山頂にある「猪名川天文台」へと向かいます。
山道に入ると同時に、街灯などが一切無い真っ暗闇の道へと変わるほか、道中では鹿などの動物がいきなり飛び出してくることもありますので、慌てず慎重に走り進めることをお勧めしておきます。
「川西IC」から21.7kmほどですので、約40分で行くことができます。
大阪方面からですと「阪神高速池田線」の「池田木部第二IC」を降りることになりますが、降りたらそのまま「国道173号線」を篠山に向かって北上していきます。
しばらくすると「栗栖」の交差点がありますので、左折して「府道602号線(島能勢線)」に入り、そのまま道なりに走り進めて「杉生」の交差点より「府道507号線(島川原線)」を経由しながら走り進めます。
ここから先は、先程と同じように町内柏原地区の「阪急バス」の終点となる「柏原」のバス停留所まで走り進めて行き、最後は案内看板に従いながら大野山山頂へ向かいます
「池田木部第二IC」からですと30.3kmほどありますが、約55分で行くことができます。
続いては「駐車場」に関してですが「猪名川天文台」には、大野山山頂の手前に駐車場が整備されています。
山上駐車場は、24時間利用できる無料の駐車場となりますが、街灯など一切無い真っ暗闇の駐車場となるほか、約50台の駐車スペースがあります。
最初にも言いましたが、真夜中に行う「夜景観賞!」と言うことで「公共交通機関」を利用してのアクセスは、基本的には不可能となりますが、簡単に紹介だけしておきます。
最寄り駅となるのは「能勢電鉄」の「日生中央駅」で、徒歩で向かうことはできませんので「阪急バスの柏原行」に乗車します。
終点となる「柏原」のバス停留所で下車してからは歩きで向かうことになりますが「猪名川天文台」までは3.2kmほどあるほか、勾配のある山道となりますので、歩き慣れた方でも約60分ほどは必要になるかと思います。
以上が「猪名川天文台」を訪れるための「アクセス」と「駐車場」の紹介となります。
満天の星空の元で望む夜景!
山中に入ってからは、街灯などが一切無い暗闇の中で車を走らせることになりすが、車のヘッドライトの光があることで、それなりには明るさを感じることはできます。
ただ、山上駐車場に着いて車のエンジンを切ったと同時に、なにひとつ見え無ない漆黒の暗闇となります。
持参したヘッドライトを付けると、まずは、駐車場より少しだけ上に登った場所にある観賞ポイントへと向かいます。
夜間と言えども、山頂の広場までは車で進入することはできませんので、徒歩で向かうことになりますが、コンクリートでできたスロープの道を100メートル足らず歩き進めて行きます。
今回は、家を出るのが少し遅くなったため、深夜3時頃の到着になってしまいましたが、平日であることに加えて、時間が遅かったことで、来観者の姿が全くありません!
ここ「猪名川天文台」は「大人気の星空スポット!」と言われていますが、常に誰かいるわけではなく、時間帯や曜日によっては誰一人としていないこともあります。
天文台がある山頂の広場は、360度視界がひらけているほか、ゆっくりと腰を掛けて景色を眺められる屋根付きのベンチがあったりと、日中に訪れるなら見晴らしの良い天体観測地となります。
天文台の裏手に回り込んで大阪方面を見ると、小さな街灯りの夜景が見えています。
かなり残念な夜景ではありますが、夜景は夜景ですので、ゆっくりとベンチに腰を掛けて観賞できます。
何度も言いますが、ここ「猪名川天文台」は、星空の観賞スポットとして人気があるため、車を降りてからは夜景よりも夜空を埋め尽くす満天の星空が気になって仕方ありません!
当然ですが「星空が綺麗なスポット!」と言われる場所では、光害となる光が一切無いのが絶対的な条件となります。
従って、街灯りの数が多ければ多いほど、優れた夜景が広がるような場所では、満天の星空を望むことは絶対にできません!
大人気の夜景スポットと満天の星空が広がるスポットは、絶対的に相反するスポットで、同時に楽しむことはできないことになります。
ただ、ここ「猪名川天文台」で望む夜景は、かなりの距離があることで、星空を観賞する際の光害にはならない程度だと言えます。
そんな点から考えると、満天の星空の元で夜景が眺められる「唯一無二のスポット!」と言っても、過言では無いのでしょうか!
夜空のキャンバスを埋め尽くす、満天の星々の下に身を置きながら夜景を眺めていると、来観者がいないことで、すごく贅沢な時間を過ごしているように思っていました。
ただ、少し時間がたったときにふと我に戻ると、誰一人として来観者のいない漆黒の闇が広がる空間が、だんだんと恐怖へと変わり、ロマンチックとは決して言えない状況に気付きます。
街灯などが一切無く、ほぼ街明かりも届かないと言うことで「光害が一切ない!」と言う点だけは間違いありません!
ただ、山の頂上付近のだだっ広い漆黒の空間ですから、誰もいないと言うのはもの凄く怖くて不安に襲われます。
その場の雰囲気だけでも怖いと言うのに、獣などが突然出てきそうな気配に怯えていては、観賞どころではなくなってしまいます。
そんな点から、カップルや怖がりな奥様と行くようでしたら、休みの前の日に行くことをお勧めするほか、平日に行くようでしたら、日付が変わるまでに訪れさえすれば、誰一人いないと言うことはないかと思います。
流れ星に願いを・・!
最後になりますが、夜間の「猪名川天文台」では「流れ星」が見どころのひとつでもあります。
大阪市内在住の管理人ですから、夜空を眺めていても「流れ星」を見たことは一度もありませんでしたが、実際は光害によって見えないだけで、1日を通して無数の「流れ星」が流れていることを知ることができます。
光害の影響がない「猪名川天文台」では、しばらく頭上を眺めているだけでも、かなりの数の「流れ星」を目にすることができるのですが、その瞬間は突如訪れ、一本の線をシュッ!と引くように流れ落ちるのですが、肉眼で見る「流れ星」は、まさに鳥肌が立つほど感動的な瞬間となります。
「どのあたりに?・どのタイミングで?」と言う予測がつかない「流れ星」ですが、夜空全体に目を向けながら、全神経を集中して眺めていると、突如流れ落ちるのですが、心臓がドキッ!とします。
「流れ星に願いを!」と言い「流れ星が流れてる間に、三回お願いすればその願いは叶う!」なんて話を耳にしたことがあるのですが、実際には無理です!
まさに一瞬の出来事です!
いくら身構えていても、どこに流れるか分からない「流れ星」を待つのですから、急に流れ落ちる「流れ星」にドキッ!とするだけで、1回すらも願い事を言えません!
現実的にはそうでも「短い間に3回も願い事を言うくらいに強い気持ちがあれば,どんな願い事でも叶うんだよ!」って言うのが本当のところみたいです。
大切な方と「猪名川天文台」に行き「流れ星」が流れたときに、3回お願いできるような強い夢を持ってみてください。
きっと、強い二人の願いは、流れ星に届くのではないでしょうか・・・
以上が「猪名川天文台」にて望む夜景の紹介となるのですが、同時に満天の星空も眺められるスポットとなります。
天文ファンには、大人気の観測地となりますので、是非一度お出かけください!
また、いくつもの「流れ星」を肉眼で見ることができますので、大切な方と「流れ星」に願いをかけてみて下さい!
猪名川天文台のアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「猪名川天文台」
- 住所:〒666-0204兵庫県川辺郡猪名川町柏原尾野ヶ嶽1-1
- 電話:開館日/072-769-0770(猪名川天文台アストロピア)
閉館日/072-766-8707(猪名川町企画政策課広報戦略室) - 開館日:毎週木・金・土・日および祝日
- 時間:お昼の13時30分~夜の21時30分まで
- 入館料:高校生以上200円(*中学生以下は無料です)
- 駐車場:無料(*山上駐車場に50台駐車可能です)
- アクセス:【公共交通機関】「能勢電鉄」の「日生中央駅」から「阪急バスの柏原行」に乗車して「柏原」のバス停留所で下車してから徒歩で3.2km(約60分)
【お車】大阪方面からは「阪神高速池田線」の「池田木部第二IC」を降りたら「国道173号線」を篠山に向かって北上していき「栗栖」の交差点を左折し「府道602号線(島能勢線)」を道なりに走り進めて「杉生」の交差点より「府道507号線(島川原線)」に入ったら道なりに町内柏原地区の「阪急バス」の終点となる「柏原」のバス停留所まで走り進めたところより案内看板に従いながら一方通行で大野山山頂へ向かいます30.3km(約55分)
岡山県・京都府方面からは「新名神高速道路」の「川西IC」を降りたらある信号を右折しすぐにある「川西インター西」の信号を右折して「県道12号線(川西篠山線)」に入ったら篠山に向かって北上していき「杉生」の交差点を左折して「府道507号線(島川原線)」に入ったら道なりに町内柏原地区の「阪急バス」の終点となる「柏原」のバス停留所まで走り進めたところより案内看板に従いながら一方通行で大野山山頂へ向かいます21.7km(約40分)
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
「猪名川天文台」は、阪神地域という都市近郊に位置しているにもかかわらず、山の周囲に光害が少ないことから、天体観測に適したスポットとなりますが、そんな満天の星空の元で眺められる夜景も見ごたえ十分となります。
阪神地域では、最も標高が高い753mの大野山山頂に整備されている「猪名川天文台」では、星空観賞はもちろんのこと、夜景の観賞やプチハイキングでまわれる大野山岩めぐり、さらにはバードウォッチングなども楽しめるほか、例年6月下旬~7月初旬に見ごろを迎える、約1万6000株も咲き誇るあじさいは見ごたえ十分となります。
兵庫県屈指の綺麗な星空の元で眺められる夜景を、是非一度お楽しみ下さい!
【関連記事】
兵庫県の夜景に関する記事はコチラをご覧下さい!
摩耶山 掬星台「1000万ドルの夜景」六甲三大夜景スポットより望む
ビーナスブリッジ【アクセス・駐車場】神戸屈指の夜景スポット!
錨山展望台~夜景【アクセス・駐車場】暗黒の森をナイトハイキング!
市章山展望台~夜景【アクセス・駐車場】穴場スポットへナイトハイキング!
六甲ガーデンテラス【アクセス・駐車場】六甲山系随一の夜景スポット!
東六甲展望台【アクセス】東六甲随一の夜景【芦有ドライブウェイ】