今回紹介するのは兵庫県西宮市越水社家郷山に位置する芦有(ろゆう)ドライブウェイ上にある「東六甲展望台」より眺める夜景です。
芦有ドライブウェイは兵庫県の芦屋市・西宮市・神戸市北区にまたがり、六甲山の東側を越え芦屋市街地と有馬温泉までを結ぶ総長10.67kmの有料道路となります。
東六甲展望台は標高が645mに位置し東六甲随一の夜景が望める展望台となます。
展望スペースより眺められる夜景は眼下に大阪平野が広がりを魅せる中に大阪国際空港(伊丹空港)があるのですが、右手側に目を向ければ大阪湾を闇の部分とした中に神戸港が望め、その先に神戸空港さらには関西国際空港までを望めることにより「関西三空港」より離着陸する飛行機の様子が楽しめます。
良く晴れた日には、紀淡海峡をはじめ友ヶ島や淡路島までもが一望できる180度の大パノラマ夜景が展開されています。
2013年放送の大人気ドラマで「倍返しだ!」という名言を生んだ「半沢直樹」の第5話では、半沢直樹と妻の花が夜景を眺めながら話すシーンで東六甲展望台が撮影の舞台になったことでもよく知られています。
そんな東六甲展望台から眺める夜景の紹介となります。
準備が整いましたら「東六甲展望台」の散策スタートです!
東六甲展望台より眺める夜景(芦有ドライブウェイ)
今回は兵庫県西宮市越水社家郷山に位置する芦有ドライブウェイ上にある「東六甲展望台」より夜景を眺めるため車を軽快に走らせます。
芦有ドライブウェイは、1992年に同じエリアを並走する西宮北有料道路が開通したことで通行料収入が減少し、2005年からは恒常的に赤字路線になってしまいました。
2018年4月1日より西宮北有料道路が無料開放されたことでさらに利用者が減るとの見解の有料道路のですが、東六甲随一と呼ばれる夜景を眺めることができる東六甲展望台を訪れるには致し方の無い通行料金となります。
総長10.67kmほどの芦有ドライブウェイを全線通り抜けるには意外と高額な通行料が必要となり、訪れるにあたっても二の足を踏んでいる方も正直多いのではないでしょうか?
まず初めに芦有ドライブウェイを訪れるにあたっての「アクセス」及び「駐車場」に関して簡単に紹介しておきます。
東六甲展望台へのアクセスはマイカーを利用して!
東六甲展望台へのアクセスに関してはマイカーを利用することをお勧めしますが、公共交通機関を利用しても比較的簡単に行くことができます。
まず初めに公共交通機関を利用して行く場合のアクセスに関して簡単に紹介します。
六甲山の東側に位置する芦有ドライブウェイは芦屋市街地から有馬温泉までを縦走するように走り抜ける総長10.67kmからなる有料道路です。
南側の芦屋市街地方面から向かうには「阪神芦屋駅」もしくは「JR芦屋駅」さらには「阪急芦屋川駅」などから「阪急バス80番(有馬温泉経由山口営業所行き)」に乗車することになります。
北側の有馬温泉方面からですと「神戸電鉄有馬線」の「有馬温泉駅」を降りてすぐ前にある「有馬駅前」もしくは、少し離れた「有馬温泉」のバス停留所から「阪急バス80番(阪神芦屋行き)」に乗車することになります。
いずれからでも芦有ドライブウェイ上にある展望台のバス停留所で下車すれば、すぐ目の前が展望スペースとなります。
意外と簡単に行くことができるのですが、夜景の観賞となるとお勧めしにくい問題点がひとつだけあります。
「平日」に関しては特に大きな問題は無いのですが「阪急バス80番(有馬温泉経由山口営業所行き)」に関しての最終便が21時16分となり「阪急バス80番(阪神芦屋行き)」に関しても20時15分が最終便となるため夜景の観賞を十分に楽しめます。
「土曜日・日曜日・祝日」に関しては「有馬温泉経由山口営業所行き」の最終便が17時56分となるほか「阪神芦屋行き」に関しては16時55分が最終便となるため、夜景の観賞を楽しむことができません!
「土曜日・日曜日・祝日」と言う肝心な日に限ってバスの最終便が早くに終了してしまいますので、基本的にはマイカーの利用をお勧めしています。
続いてマイカーを利用する場合の最寄りのインターチェンジは、芦有ドライブウェイの南方面すなわち「大阪方面」からでしたら「阪神高速3号神戸線」の「芦屋IC」を降りることになります。
そのまま「国道43号線」を西(三宮方面)に走り進めて「精道」の交差点を右折して「県道344号線」に入ります。
あとは北上するように走り進めて行けば「芦有ドライブウェイ(有料)」の「芦屋ゲート」があります。
芦有ドライブウェイは料金後払い制ですので、カードを抜いて中に入ってからは約4kmほど走り進めた先の右手側に東六甲展望台の出入口があります。
「芦屋IC」から約10.8kmほどですので、30分もあれば行くことができます。
南方面すなわち「有馬温泉方面」からですと「阪神高速7号北神戸線」の「西宮山口南IC」を降りることになります。
そのまま「県道98号線」を南下して行き「有馬温泉北口」の信号を左折して「県道51号線(有馬街道)」に入ります。
その先にある「芦有ゲート前」の交差点を直進して芦有ドライブウェイに入って行くのですが、約6.5kmほど走り進めた先の左手側に東六甲展望台の出入口があります。
「西宮山口南IC」から約9kmほどですので、こちらからは15分程で行くことができます。
最後に駐車場に関してですが、東六甲展望台は広々とした展望台で乗用車38台と身体障害者用1台の駐車スペースが設けられていますので、よほどのことが無い限り満車になることは無いかと思います。
以上が東六甲展望台へ行くための「アクセス」と「駐車場」に関する紹介となります。
芦有ドライブウェイは意外と高い通行料金!
芦有ドライブウェイは芦屋市街地と有馬温泉までを縦走するように走り抜ける総長10.67kmの有料道路となるのですが、20分ほどで快適に走り抜けれる面では良いとは思いますが通行料金が意外と高く感じてしまいます。
今回は「芦屋ゲート」から入って東六甲展望台で夜景を楽しんたあと折り返しで「芦屋ゲート」から出ました。
その場合420円で高額には感じ無いのですが「有馬ゲート」から入った場合は折り返すと1220円でかなりお高い目の通行料金になってしまいます。
少し時間はかかるかもしれませんが、2018年4月1日より「西宮北有料道路」が無料開放されたことで従来の通行料金の250円は必要なくなりましたので「有馬ゲート」から入らずに「西宮北有料道路」を利用して中間地点にある「宝殿ゲート」から入って折り返せば420円で行くことができるほか「宝殿ゲート」から入って帰りは「有馬ゲート」から出れば530円で行けるのではないかと思いますので少し節約になるのではないでしょうか?
また「有馬ゲート」から入った場合でも帰りは中間点にある「宝殿ゲート」から出れば530円の通行料金で行けると思いますので・・・?
実際に北側から言ったことが無いので時間的にどれくらい変わるのかはっきりしたことは分かりませんので、ご自身の予定に合わせてお選び下さい!
尚、細かい点は不明となりますので、詳しくは知りたい場合には電話にてご確認ください!
東六甲随一の夜景は180度のパノラマ夜景!
本日は平日となり東六甲展望台の駐車場には数台の車が止まっているだけですが、車を駐車する前から夜景は大きく広がりを魅せています。
車から出て5歩~6歩だけ前に歩けば、眼下には大阪平野を中心とした180度に展開される大パノラマ夜景が眩い光を放っています。
100mほどある横長の展望スペースより眺める夜景は標高645mの高さがあるため、奥行きの深い大阪平野の街明かりがまるで夜空にちりばめられた無数の星屑のようにも見えます。
両手を伸ばせば「掬(すく)えるのでは?」と感じるほど近くに感じる街明かりはとても幻想的で、眺めているだけでもウットリとしてきます。
2013年に放送されて大人気ドラマになった「半沢直樹」の第5話では、半沢直樹と妻の花が夜景を眺めながら話すシーンがあったのですが、それが今まさに眼下に広がる夜景となります。
横に長く伸びる展望スペースの中央には、少しだけ前にせり出した段々畑状の観覧席が設けられています。
段々畑状に設置された観覧席に座ってゆったりと流れる時間を感じながら、180度の大パノラマ状に展開されている夜景を眺めるていると「東六甲随一の夜景」と呼ばれるにふさわしい圧巻の眺めとなります。
視界を邪魔する一切の障害物の無い夜景は、眼下に大阪平野が広がりを魅せる中に大阪国際空港(伊丹空港)があるのですが、右手側に目を向ければ大阪湾を闇の部分とした中に神戸港が望め、その先に神戸空港さらには関西国際空港までを望めることにより「関西三空港」より離着陸する飛行機の様子が楽しめます。
設置されたベンチで大切な方と肩を寄せ合っておしゃべりしながら夜景を楽しむも良し、半沢直樹夫妻のように木の欄干にもたれながら夜景を眺めるも良し、広々とした展望スペースでは、さまざまな楽しみ方で夜景を眺めることができます。
今回紹介するにあたり1つだけ残念な点があるのですが、実際に眼下に広がりを魅せる180度の大パノラマ夜景はワイドに展開されているため、1枚の写真で夜景の全貌を納めることが非常に難しく、現地で実際に肉眼で見るのと張り付けてある写真で見るのとでは大違いの壮大さになります。
従って、どれくらい東六甲展望台より眺める夜景が素晴らしいかと言うことが正確にお伝えできたか分かりませんので、是非一度訪れて、無限の広がりを魅せる180度の大パノラマ夜景を、ご自身の目でご堪能いただければと思います!
東六甲展望台で車中より夜景を望む!
最後になりますが、東六甲展望台には2~3台ぐらいですが、車中より夜景を楽しむことができる特別なスペースがあります。
普通に線引きされている駐車スペースに車を止めても少しぐらいなら夜景を眺めることはできるのですが、木の欄干が邪魔になるため最高の夜景とはなりません!
視界を邪魔する欄干の無い部分が少しだけあるのですが、場所で言うと線引きされている駐車スペースの左端にあり、横づけに車を止めると視界を邪魔されることなく車に乗りながらにして夜景を一望できます。
ロマンチックな雰囲気の中で大切な方と二人だけで眺める夜景は格別に素晴らしい眺めとなり、晴れて透き通るような日には紀淡海峡をはじめ友ヶ島や淡路島までを一望できる夜景が展開されます。
「車に乗りながらにして夜景を楽しめるスポット!」は意外と少なく、あったとしても肝心の夜景に関してはいまいちと言うことが多いなか、東六甲展望台での車中から眺める夜景に関しては関西県内でもトップクラスであることは間違いなく言えます!
車中より夜景を楽しめるスポットの記事はコチラをご覧下さい!
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東六甲展望台を訪れた際には、是非とも車に乗りながらにしての夜景も併せてお楽しみください!
と、言ったところで、東六甲展望台の散策がすべて終了となります。
さまざまなシチュエーションで夜景を楽しむことができる東六甲随一と呼ばれる東六甲展望台に是非一度訪れて、眼下に広がりを魅せる夜景を大切な方と共にご堪能下さい!
東六甲展望台のアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報はできる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「東六甲展望台」
- 住所:〒662-0006兵庫県西宮市越水社家郷山1-68
- 電話:0797-38-0001
- 時間:24時間開放
- 定休日:年中無休
- 観覧料金:無料
- 駐車場:無料(乗用車38台・身体障害者用1台)
- アクセス:【公共交通機関】「阪神芦屋駅」もしくは「JR芦屋駅」さらには「阪急芦屋川駅」の各駅から「阪急バス80番(有馬温泉経由山口営業所行き)」に乗車して「芦有ドライブウェイ」にある「展望台」バス停留所で下車してすぐ
「神戸電鉄有馬線」の「有馬温泉駅」を降りて「有馬駅前」もしくは「有馬温泉」のバス停留所から「阪急バス80番(阪神芦屋行き)」に乗車して「芦有ドライブウェイ」にある「展望台」バス停留所で下車してすぐ
【お車】「大阪方面」からは「阪神高速3号神戸線」の「芦屋IC」を降りて「国道43号線」を「西(三宮方面)」に走り「精道」の交差点を右折して「県道344号線」に入ってしばらくのあいだ北上していき「芦有ドライブウェイ(有料)」の「芦屋ゲート」より有料道に入りしばらく走り進めた右手側「東六甲展望台」に到着10.8km(約29分)
「三田・宝塚方面」からは「阪神高速7号北神戸線」の「西宮山口南IC」を降りてから「県道98号線」を南下していき「有馬温泉北口」の信号を左折して「県道51号線(有馬街道)」に入りその先にある「芦有ゲート前」の交差点を直進して「芦有ドライブウェイ(有料)」に入り「宝殿」を越えて1.5km先の左手側「東六甲展望台」に到着9km(約15分)
最後までお付き合い頂きまして、本当にありがとうございます。
東六甲展望台から眺める180度に広がりを魅せる大パノラマ夜景は、東六甲随一と言われるのにも納得がいく圧巻の夜景となります。
通行料金の必要な芦有ドライブウェイ上にあるのですが、それ以上に大変素晴らしい夜景が眺められることは間違いありません!
是非一度訪れて、大切な方と肩を寄せ合って大パノラマ夜景をご堪能下さい!
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