今回紹介するのは兵庫県芦屋市奥山に位置する「前山公園」の展望スペースより望む夜景です。
芦屋市の中部には芦屋を代表する風光明媚な街並みが広がる高級住宅街が建ち並ぶのですが、そんな中でも最も北側に位置する山手エリアの芦屋霊園の西側に前山公園はあります。
前山公園の西側にある城山及び背景にある劔谷(つるぎや)の緑と共に都市域への土砂災害に対する安全性を高めるため、市街地に隣接する山麓斜面にグリーンベルトとして一連の樹林帯を形成することで、緑の芦屋として地域住民に親しまれ芦屋市の財産になっています。
前山公園と西側にある城山のあいだには県道344号線が通っていて南北に向かって縦断する形となるのですが、北上したその先には芦屋と有馬とを結ぶ「芦有ドライブウエイ」が通っていて多くの方が行き来します。
少し小高くなった丘の上にある前山公園の展望スペースの階段の踊り場からは、闇の部分となる大阪湾をCの字に包み込むように阪神間の街明かりが広がりを魅せ、なかなかに素晴らしい夜景を展開する形になっています。
前山公園が位置する場所は標高が低いので奥行きのある夜景ではないのですが、遠く大阪のシンボルとなる「あべのハルカス」までをはっきりと眺めることができます。
そんな芦屋市にある前山公園から望む夜景の紹介となります。
準備が整いましたら「前山公園」の散策スタートです。
前山公園【アクセス・駐車場】芦屋の山手エリアより望む夜景
今回は兵庫県芦屋市奥山に位置し、芦屋を代表する風光明媚な街並みが広がる山手エリアにある前山公園より夜景を望むべく山の麓へと車を走らせます。
六甲山系には数多くの展望スペースがあって人気の夜景スポットが点在しているのですが、アクセスの面ではマイカーが必須アイテムでそれなりの気苦労があります。
そんな六甲山系の南に位置する芦屋市は比較的に交通の便が良く、今回紹介する前山公園に関しても簡単にアクセスできるのが特徴的となります。
まず初めに前山公園を訪れるための「アクセス」と「駐車場」に関して簡単に紹介しておきます。
前山公園へのアクセスは比較的に良好です!
前山公園を訪れるには「公共交通機関」を利用しても「マイカー」を利用しても比較的簡単に行くことができます。
まず初めにマイカーを利用して訪れる場合ですが、大阪方面からは「阪神高速3号神戸線」の「芦屋IC」を降ります。
降りたら「国道43号線」を西(三宮方面)に走り進めて「精道」の交差点を右折して「県道344号線」に入ります。
しばらくのあいだ北上するように走り進めて「芦屋浄水場前」の信号をUターンするように右に曲がります。
100mほど先にある信号機の無い交差点を左折し、あとは急勾配の坂道を150mほど走り進めた左斜め前にあるのが前山公園となります。
「芦屋IC」から4.5kmほどの簡単なアクセスですので、約15分で行くことができます。
また神戸三宮方面からは「阪神高速3号神戸線」の「深江IC」が出口となります。
「国道43号線」を東(大阪方面)に走り「精道」の交差点を左折して「県道344号線」に入ってからは先ほどと同じです。
マイカーで訪れた場合の「駐車場」に関してですが、前山公園には専用駐車場がありません!
前山公園は少し小高い石垣の丘の上にあってその石垣の前に駐車禁止ではないスペースがあるので、4~5台程度は駐車することができます。
さらに奥にも同じような道は続いていて片側が工事中で駐車できない状態でしたが、工事が終わっていれば奥のほうまで駐車できるのではないかと思います。
いずれにしても訪れた際に多くの方が訪れていると言うことは無いので、特に問題ありません!
続いては「公共交通機関」を利用する場合ですが、最寄り駅となるのは「阪急神戸線」の「阪急芦屋川駅」となります。
前山公園まで1.3kmほどですので、約25分で行くことができます。
また「JR東海本線」の「芦屋駅」からでも歩いて行けますが、距離は1.9kmほどなので約30分で行くことができます。
前山公園は山の麓に位置するため、いずれの駅からも少々登り坂が続くことになります。
日中に訪れるのでしたら「阪急神戸線」の「阪急芦屋川駅」から「阪急バス(31系統・62系統)山手町/芦屋病院行き」に乗車して「前山公園」のバス停留所で下車することで150mとなります。
「阪急バス」は「阪急芦屋川駅」から「前山公園」を通る最終便が「平日」は夕方16時42分で「土曜日・日曜日・祝日」に関しても夕方16時43分となりますので冬場はちょうど良いかもしれませんが、夏場に関しては早めに到着するように出かけるか「阪急芦屋川駅」もしくは「JR芦屋駅」より徒歩で向かうことになります。
従って帰りに関しては「芦屋川駅」に向かうバスの最終便が「平日」は夕方16時55分となり「土曜日・日曜日・祝日」に関しても夕方16時54分となりますので、基本的には徒歩で帰る形となります。
以上の点を考えて、ご自身にあったアクセス方法をお選び頂ければ良いかと思います!
閑静な高級住宅街はとても静かです!
車を駐車して前山公園への出入口へと続く石垣沿いを歩き進めますが、ほぼ歩くことなく石階段を10段ほど登るだけで公園内に入ることができます。
この辺り一帯は閑静な高級住宅街となり、ひと気が少なくとても静かです。
石垣が積み上げられた小高い丘の上に前山公園はあり簡単な遊具が置かれただけの広々とした園内となるのですが、右手側に展望スペースらしき休憩所があります。
眺められる夜景はそれなりなのですが、視界がとても狭いです。
園内に街灯はいくつかあるのでここからだけでも夜景は楽しめますが、先へと進みます。
休憩所の後方に上に登る石階段があるのでそちらに移動します。
高さ5mほどの石垣があって20段ほど石階段を登った先には、先ほどの夜景より少し視界の開けた景色が広がりを魅せるようになります。
展望スペースとしての高さが足りないことで視界に入る高級住宅街の大きな建物が障害物となり、最高の眺めとはいかないのですがその住宅街の奥に広がりを魅せる阪神間の夜景はそれ相応ものとなります。
このポイントから眺める夜景も前山公園での一番の観賞ポイントではないのですが、後方を見るとさらに石階段があります。
前山公園の1番の観賞ポイントは階段の踊り場!
前山公園の第1階層となる広場は小学生が走り回ったりサッカーなどを楽しめるスペースが主で、ここ第2階層は休憩所が設置されたくつろぎの空間になっています。
但し、雑草の手入れがされていないことで少し荒れた感じがします。
後方に石階段が伸びていてその先に第3階層があり、さらに最上階層となる展望スペースへと続いていきます。
30段ほどある石階段を登った先の踊り場まで行って振り返ってみます。
この辺りから眺める夜景が前山公園では一番優れた景色となるのですが、右手側にある大きな家が視界を遮るのが残念な点です。
闇の部分となる大阪湾をCの字に包み込むように阪神間の街明かりが広がりを魅せ、なかなかに素晴らしい夜景を眺めることができます。
先程までよりも奥行きのある夜景となるのですが、標高が低いぶん阪神間の街並みの凹凸まではっきりと分かる夜景となります。
本日は霧の影響が少なくて比較的クリアな夜景となるので、街明かりも眩しく感じます。
手が届きそうなほど目の前に住宅街と言う障害物があり、その奥にある夜景と言うのは湿度の影響を受けるともやが出て見通しが悪いことが多々あるので、ここ前山公園に関しては湿度の少ない秋から冬場にかけてのほうが綺麗に夜景が見れるように思います。
ここ階段の踊り場が一番の夜景観賞ポイントではあるのですが、ここまで来たからには第3階層から最上階層まで行こうと思います。
頂上にある展望スペースはとても残念です!
ここ階段の踊り場までは光り物なしでも歩き進めることはできますが、これより先は少し木々が生い茂る道のりですのでヘッドライトなどの光り物が必須アイテムとなります。
近年ではスマホのライト機能が大変に優れていて多用しがちですが、今回は山深い場所でも無いのでスマホのライト機能があれば十分かと思います。
これより先の石階段は来訪者がほぼ無いのかして所々にクモの巣があって気を付けながら登り進めますが、2分ほどで第3階層の広場に到着となります。
第3階層の広場にはしっかりした休憩所と簡単な休憩所がそれぞれ1つずつあるのですが、街灯などが一切無いため真っ暗闇で少し怖い感じとなります。
すぐさま、左手側にある石階段を登って最上階層へと進みます。
頂上となる展望スペースにも簡単な休憩所が設置されているのですが、肝心の夜景はこんな感じになります。
たくさんの木々が生い茂っていて夜景はそれらの木々の隙間から僅かに望めるだけですが、なかなかの夜景となります。
木々の隙間からは遠く大阪のシンボルとなる「あべのハルカス」までをはっきりと眺めることができます。
もし「視界を邪魔する木々が無ければ?」と考えると、かなり良い夜景が広がりを魅せると思われます。
背景にある六甲山系より眺められる夜景は言わずと知れた「1000万ドル」と称される夜景で、数多くの夜景スポットが点在しています。
標高はかなり違えどそれらのスポットに負けず劣らずの夜景が眺められると言うのに、とても残念な感じとなります。
第3階層の広場も上から眺めてみると、生い茂る木々が無ければかなり優れた展望スペースになっています。
芦屋市の中部には芦屋を代表する風光明媚な街並みが広がる高級住宅街が建ち並ぶのですが、そんな中でも最も北側に位置する山手エリアの芦屋霊園の西側に前山公園はあります。
市街地に隣接する山麓斜面にグリーンベルトとして一連の樹林帯を形成することで、緑の芦屋として地域住民に親しまれ芦屋市の財産になっています。
それゆえに、緑に関しては大変に豊かに思うのですが、これが仇となっては折角の夜景スポットが台無しです!
整備された当初は多くの方がここ前山公園より阪神間の夜景を楽しんでいたのではないかとも思います。
整備するには予算の問題もあるのでしょうが、これ程の夜景を埋もれさすには非常に勿体ないと思います。
現時点では先ほど紹介した石階段の踊り場が一番眺めの良いスポットになっています。
ここまで登ってくる方も少ないと思いますが、いつの日か視界を邪魔する木々が整備された際にはもう一度訪れてみたいと思う夜景となります。
芦屋市の北側に位置する山手エリアで風光明媚な高級住宅街が建ち並ぶそんな中に前山公園はあって、少し小高くなった丘の上にある展望スペースはとても静かで多くの方が訪れることの無い隠れた夜景スポットとなりますので、是非一度訪れて非常に惜しい夜景をご堪能下さい!
前山公園のアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報はできる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「前山公園」
- 住所:〒659-0002兵庫県芦屋市奥山
- 電話:0797-38-2065・FAX:0797-38-2135(芦屋市都市建設部公園緑地課)
- 時間:園内自由
- 入園料:無料
- 定休日:年中無休
- 駐車場:無し
- アクセス:【公共交通機関】「阪急神戸線」の「阪急芦屋川駅」から徒歩1.3km(約25分)
「JR東海本線」の「芦屋駅」から徒歩1.9km(約30分)
「阪急神戸線」の「阪急芦屋川駅」から「阪急バス(31系統・62系統)山手町/芦屋病院行き」に乗車して「前山公園」のバス停留所で下車して徒歩150m(約3分)
【お車】「大阪方面」からは「阪神高速3号神戸線」の「芦屋IC」を降りて「国道43号線」を「西(三宮方面)」に走り「精道」の交差点を右折して「県道344号線」に入ってしばらくのあいだ北上して行き「芦屋浄水場前」の信号を「Uターン」するように右に曲がり100メートルほど先の信号機の無い交差点を左折し急勾配の坂道を150メートル進んだ左斜め前にあるのが「前山公園」です4.5km(約15分)
「神戸三宮方面」からは「阪神高速3号神戸線」の「深江IC」を降りて「国道43号線」を「東(大阪方面)」に走り「精道」の交差点を左折して「県道344号線」に入ってしばらくのあいだ北上して行き「芦屋浄水場前」の信号を「Uターン」するように右に曲がり100メートルほど先の信号機の無い交差点を左折し急勾配の坂道を150メートル進んだ左斜め前にあるのが「前山公園」です4.5km(約15分)
最後までお付き合い頂きまして、本当にありがとうございます。
前山公園にある1番の展望スペースとなる階段の踊り場からから眺める夜景は、闇の部分となる大阪湾をCの字に包み込むように阪神間の街明かりが広がりを魅せることで大変素晴らしい夜景を眺めることができます。
頂上部に設けられた展望スペースは整備が行き届かずに木々が生い茂っていますが、整備された暁には芦屋随一の夜景になる可能性を秘めた景色となります。是非一度訪れて、非常に惜しい夜景をお楽しみください!
【関連記事】
兵庫県の夜景に関する記事はコチラをご覧下さい!
摩耶山 掬星台「1000万ドルの夜景」六甲三大夜景スポットより望む
ビーナスブリッジ【アクセス・駐車場】神戸屈指の夜景スポット!
錨山展望台~夜景【アクセス・駐車場】暗黒の森をナイトハイキング!
市章山展望台~夜景【アクセス・駐車場】穴場スポットへナイトハイキング!
六甲ガーデンテラス【アクセス・駐車場】六甲山系随一の夜景スポット!