神呪寺【夜景】西宮屈指の超穴場【アクセス・駐車場】

今回紹介するのは兵庫県西宮市甲山町に位置する甲山(かぶとやま)の山麓にある「神呪寺(かんのうじ)」の境内に整備されている展望スペースより望む夜景です。

神呪寺の如意閣から望む夜景です。

神呪寺の如意閣から望む夜景です!

神呪寺の創建は天長5年(828年)となるのですが、第53代「淳和天皇(じゅんなてんのう)」の第四の妃であった「如意尼」が甲山に訪れたことが始まりと伝えられます。

真言宗の開祖「空海」が山頂の巨大な桜の木を妃の体の大きさに刻んで本尊となる如意輪観音を手懸け、3年後の時を経た天長8年(831年)10月18日に本堂が落慶しました。

神呪寺と言う寺号からはなんとも言えぬ怖さを連想してしまいますが「神を呪う!」と言う意味ではなく、後方にある甲山を神の山として信仰しており、そこから神の寺(かんのじ)としたことによるもので「感応寺」と書く別称もあると言います。

神呪(しんじゅ)とは仏の真の言葉と言う意味があり、開山当時の名称は「神呪寺(しんじゅじ)」であったと言います。

そんな神呪寺の境内の東側には「如意閣」と称される展望台があって眼下には阪神間の景色が一望できます。

日没を向かえてからはパノラマ状に広がりを魅せる立体的な街明かりが「大変素晴らしい!」とのことで、地元界隈では良く知られた夜景スポットとなりますが、広く知られていないため一般的には穴場的な夜景スポットになっています。

展望スペースには街灯などが一切無いことで真っ暗闇になるのが良い作用となり、街明かりの眩い光でロマンチックな雰囲気へと姿を変える展望スペースより眺める夜景は西宮屈指と言っても過言ではありません!

そんな神呪寺の境内のある如意閣より眺める夜景の紹介となります。

準備が整いましたら「神呪寺」の散策スタートです!

 

神呪寺【夜景】西宮屈指の超穴場【アクセス・駐車場】

今回は兵庫県西宮市甲山町に位置する甲山の山麓にある神呪寺の境内に整備されている展望スペースより夜景を眺めるため、日没前に甲山へ向けてマイカーを走らせています。

甲山大師とも呼ばれる神呪寺は地元では「お大師さん」と呼ばれて親しまれています。

神呪寺の境内は24時間開放されているため日没を迎えてからでも問題なく中に入ることができるのですが、展望台となる如意閣までには本堂に向かって真っすぐに伸びる100段ほどある長い石階段を登り進める必要があります。

そんな神呪寺の境内の東側の如意閣からは阪神間の街明かりがパノラマ状に広がりを魅せる素晴らし夜景を望むことができるのですが、知る人ぞ知る穴場的な夜景スポットになります。

まず初めに神呪寺を訪れるための「アクセス」及び「駐車場」の紹介を簡単にしておきます。

 

神呪寺へのアクセスはマイカーがお勧めです!

まず初めに神呪寺への「アクセス」に関しては「マイカー」を利用しても「公共交通機関」を利用しても比較的簡単に行くことができます。

公共交通機関を利用して行く場合には「阪神バス」に乗車することになりますが「夏季期間」に関しては日没を迎えるのが遅くて夜景を眺めてから急いでバス停に戻ったとしても夜の20時前後に最終便が発車してしまうと言う点が微妙なタイミングとなります。

そんな注意点はありますが公共交通機関を利用して行く場合には色々なアクセス方法があります。

ここでは最も基本的な方法を紹介しておきます。

「阪神電鉄本線」の「西宮駅」から「阪神バス(鷲林寺循環線)東回り」に乗車して「甲山大師前」の停留所で下車するだけのシンプルなアクセスになりますが「阪神バス(鷲林寺循環線)西回り」に乗車しても「甲山大師前」の停留所で降りれば1分足らずで神呪寺の参道へと入ることができます。

甲山大師前のバス停留所です。

甲山大師前のバス停留所です!

「平日」に関しての「阪神西宮駅」に向かう最終便の時刻は、西回りが20時14分で東回りが19時48分となります。

「土曜日・日曜日・祝日」になると、西回りが19時53分で東回りが20時13分となります。

展望スペースの如意閣で夜景の観賞が終了してからバス停まで降りてくるのに5分程度は必要となりますので、最初にも言いましたが夏季期間以外でしたら問題なく夜景を楽しむことができるかと思います。

続きまして「マイカー」を利用する場合には特に大きな問題は無いのですが、ここでは「神戸方面」からと「大阪方面」からの紹介を簡単にしておきます。

「神戸方面」からですと「阪神高速3号神戸線」の「西宮IC」で降りてから国道43号線を少し走った先にある西宮本町の交差点を左折してそのまま直進して「国道171号線」に入ります。

その先にある「越水」の信号を越えたら右にカーブして「国道171号線」は続いて行きますが、道なりに進まずに直進して「一方通行」の道に入ってしばらく住宅街を道なりに走り進めます。

左手側の角にある石材店を過ぎて小さな石橋を渡ったら左折して「みたらし通り」に入ります。

少し走り進めた先にある道路標識に従って左折して「甲山大師道」に入ってからは道なりに走り進めて行けば神呪寺の専用駐車場があります。

「西宮IC」から5.6kmほどですので、約16分で到着となります。

「大阪方面」からは少し出口が変わり「阪神高速3号神戸線」の「芦屋IC」を降ります。

そのまま「国道43号線」を少し走った先にある「打出」の交差点をUターンして「国道43号線」を大阪方面に走り進めます。

少し走り進めると「西宮本町」の交差点があるので左折してからは先程と同じです!

最後に「駐車場」に関してですが、神呪寺には無料で利用できる駐車場が夜間でも利用可能となっています。

夜間の神呪寺の駐車場の様子です。

夜間の神呪寺の駐車場の様子です!

神呪寺の駐車場は道路に面して縦長に広々と続いていて80台分の駐車スペースがあるので、よほどのことが無い限り満車になることは無いと思われます。

山の麓にある駐車場でひと気がほとんどありませんので、車上荒らしなどには注意して車内には貴重品などを置いていかないようにすることをお勧めしておきます。

神呪寺の参道まではいくつか街灯があるので、薄暗くはなりますが明るさは十分にあります。

石階段を登りきった境内や展望スペースとなる如意閣付近だけは真っ暗闇になっていますが、スマホのライト機能があれば十分に歩き進めることはできます。

以上が神呪寺への「アクセス」及び「駐車場」の紹介となります。

 

如意閣より眺める夜景は西宮屈指のパノラマ夜景!

駐車場に車を止めたところで神呪寺の境内へと向かいたいと思いますが、本日は平日で時間的にも少し遅い目の22時30分ではありますが駐車場には4~5台の車が駐車されています。

駐車場から10m足らずで神呪寺の参道の入口まで行くことができるので、ここまでは特に問題はありません!

参道の入口からは石階段で街灯は設置されてはいるのですが、薄暗くなっているためヘッドライトを装着して歩き進めていきます。

薄暗い参道入口の石階段です。

薄暗い参道入口の石階段です!

「そんなに暗いの?」って思うかもしれませんが、参道の石階段は100段ほど続きますが光り物なしでも十分に歩くことはできます。

ただ甲山の山の麓にあるお寺ですから、訪れる時間帯によってはとても静かで薄暗くてひと気がないので少し怖い感じになっています。

すぐ隣に五ヶ池ピクニックロードが通っていますが、実はいわくつきのバス停も含めて地元では「心霊スポットの宝庫!」なんて言われているだけに若干身構えてしまいます。

煌々とヘッドライトの光を照らしながら、100段からなる石階段を登り進めた先の正面には本堂があります。

本堂に続く100段からなる石階段です。

本堂に続く100段からなる石階段!

100段からなる石階段の道中には2か所ほど街灯がありますが、登りきった境内には確か1つだけ街灯があるだけなのでとても暗くなっています。

小高い場所に位置する境内まで石階段を登り進めて振り返ると、生い茂る木々の向こう側に阪神間の夜景を少しだけ見ることができます。

境内の左手側には寺務所があるだけですので行く必要が無く、如意閣と称される展望スペースは石階段を登りきった境内の右手側になります。

展望スペースの如意閣です。

展望スペースの如意閣です!

展望スペースとなる如意閣には街灯が1つしかなくて真っ暗な展望台となりますが、夜景を観賞する際には良い作用で眩いばかりの街明かりが如意閣に差し込むことでロマンチックな雰囲気の漂う空間へと変わっています。

如意閣は広い展望スペースで訪れた時には3組のカップルが夜景を楽しんでおり、その後30分ほどで2組のカップルは帰り3組のカップルが来ると言う状態でした。

曜日や時間帯を考えると、それなりに知られた夜景スポットであるように思います。

展望スペースには幾つかのベンチが設置されていてゆっくりと座って夜景の観賞ができる一角と、3~4段ある階段を降りて少し張り出した展望スペースで落下防止用の欄干にもたれながら夜景の観賞ができるスペースとに分かれています。

阪神間の夜景が一望できます。

阪神間の夜景が一望できます!

いずれの展望スペースからも眼下に広がる阪神間の景色が一望でき、パノラマ状に広がりを魅せる街明かりは大変に素晴らしい眺めとなります。

視界を邪魔する一切の障害物の無いクリアなパノラマ夜景は、奥深い阪神間の夜景が中心に広がりを魅せる中で眩いばかりの街明かりは手を伸ばせば掴めそうになるほど近くに感じます。

標高309.4mの甲山の中腹に位置する神呪寺の標高は恐らく半分ほどの150mぐらいしかないと思われ、それ程しか高さがないぶん展望スペースから望む夜景は高層ビルと低層ビルの凹凸がリアルで、立体的な街明かりは見ごたえ十分な夜景になっています。

立体的な街明かりが特徴的です。

立体的な街明かりが特徴的です!

地元界隈では良く知られた夜景スポットになりますが、一般的には広く知られていないため穴場的な夜景スポットになっているのが残念なほどです。

大阪のシンボルとなる「あべのハルカス」や「通天閣」も眺められるほか「大阪国際空港」に離着陸する飛行機も眺めることができます。

晴れて透き通るような日には遥か先にある「生駒山地」や「金剛山地」までをも一望できるスケールを誇っています。

と、言ったところで神呪寺の夜景の紹介はすべて終了となります。

穴場スポットとなる神呪寺の如意閣より眺める夜景は、ロマンチックで静かな雰囲気の中で大切な方と二人だけで夜景を眺めることができる展望スペースです。

それでいて格別に素晴らしい眺めとなりますので、是非一度お出かけになってパノラマ状に広がりを魅せる圧巻でリアルな夜景をご堪能下さい!

 

神呪寺のアクセス及び駐車場情報!

【基本情報】

*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。

「神呪寺」

  • 住所:〒662-0001兵庫県西宮市甲山町25-1
  • 電話:0798-72-1172・FAX:0798-72-1342
  • 時間:境内自由
    尚、寺務所9時00分~16時30分・閉堂は17時00分
  • 定休日:無休
  • 観覧料:無料
  • 駐車場:無料(80台)
    尚、事前予約で大型バスも駐車可能です!
  • アクセス:【公共交通機関】「阪神電鉄本線」の「西宮駅」から「阪神バス(鷲林寺循環線)東回り」に乗車して「甲山大師前」の停留所で下車して徒歩(1分)
    「阪神電鉄本線」の「西宮駅」から「阪神バス(鷲林寺循環線)西回り」に乗車して「甲山大師前」の停留所で下車して徒歩(1分)
    【お車】「神戸方面」からは「阪神高速3号神戸線」の「西宮IC」で降りて「国道43号線」を少し走った先にある「西宮本町」の交差点を左折してから直進して「国道171号線」に入り「越水」の信号を越えたら直進して「一方通行」の道に入ってしばらく住宅街を道なりに走り進め「石材店」が角にある「小さな石橋」を渡って左折して「みたらし通り」に入って走り進めた先の道路看板に従い「甲山大師道」に入ってからは道なりに走り進めた先が「神呪寺」の「駐車場」に到着5.6km(約16分)
    「大阪方面」からは「阪神高速3号神戸線」の「芦屋IC」を降りて「国道43号線」を少し走った先にある「打出」の交差点を「Uターン」して「国道43号線」を「大阪方面」に走り進め「西宮本町」の交差点を左折してからは先程と同じです!

最後までお付き合い頂きまして、本当にありがとうございます。

神呪寺の展望スペースとなる如意閣から眺める夜景はパノラマ状に広がりを魅せる大変素晴らしい夜景となりますが、意外にも一般的に知られていない超穴場の夜景スポットになります。
夜景の素晴らしさは間違いなくて静かでゆっくりと観賞できる展望スペースとなりますので、是非一度訪れて、大切な方と共に大パノラマ夜景をご堪能下さい!

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