今回紹介するのは、愛知県豊田市足助町にある「香嵐渓(こうらんけい)」の「紅葉」です。
「香嵐渓の紅葉!」と言えば,「愛知県随一の紅葉の名所!」としての呼び声が高く、愛知県では、毎年のように人気ランキング第1位となるのですが、全国的に見ても「トップ10」までに選ばれるほどの「紅葉の名所」となっています。
そんな「香嵐渓」には、1年を通して多くの方が訪れるのですが、秋の「紅葉シーズン」だけでも、45万人の来場者で賑わうと言います。
毎年恒例の「香嵐渓もみじまつり」が開催される、11月1日~30日までのあいだには「土曜日・日曜日」を中心として催し物が開催されるほか、日没を迎えてからの「ライトアップ」は必見となります。
「香嵐渓」は「大人気の名所!」と言うこともあり、心配になるのはやはり「交通状況」ですが、曜日や時間帯によっては大渋滞になるのは間違いないのですが「駐車場」に関しては「香嵐渓もみじまつり」の開催期間中は、周辺駐車場をあわせると1600台の駐車スペースが用意されることで、多少はスムーズに流れますが、やはり「長蛇の列」は必至です。
そのため「公共交通機関」を利用するのが、無難ではないかと思いますので、お勧めしておきます。
それでも「マイカー」を利用するのでしたら「朝一番」で行くか、少し離れた「駐車場」に止めるなどして、渋滞回避を考えるのが良いのではないかと思います。
今回は、そんな「大人気の紅葉スポット」となる「香嵐渓」の紹介となります。
準備が整いましたら「香嵐渓に色づく紅葉」の、散策スタートです!
香嵐渓【アクセス・駐車場】愛知県随一の紅葉の名所
今回は、愛知県豊田市足助町にある「愛知県随一の紅葉の名所!」と言われる「香嵐渓(こうらんけい)」の紅葉を観賞するため、真夜中より大阪から車を走らせます。
「香嵐渓」の「紅葉」を楽しむにあたり、少しだけ不安なのは、本日は11月17日となり、ネット検索では「見ごろ!」になったばかりで「少し早いのでは?」と言う点です。
「もう1週間ほど遅らせたほうが綺麗なのでは?」とも考えるのですが、予定が合いません!
巴川沿いに、色鮮やかな「七色に色付く紅葉を、見ることができるのか?」と、そんな不安を抱いたままの出発となります。
香嵐渓は周辺駐車場が充実です!
朝8時頃に「香嵐渓」の周辺に到着しましたが、朝一番と言うこともあり、思っていたより「駐車場」は込み合っていません!
「香嵐渓」の周辺には、大小の「駐車場」を合わせると、約1600台収容可能な駐車場が用意されているおかげで、スムーズに駐車することができます。
今回管理人は、巴川の東側となる「香嵐渓」の交差点の角にある「足助西町第2駐車場」に駐車しました。
時間もまだ早いので、ゆっくりとしたあと散策に出ようと思いますが、こういった「大人気の名所」を訪れる際には、朝一番に訪れておいて駐車場の確保だけしておいて、ゆっくりと休憩してから散策に出るほうが楽だと改めて思います!
ゆっくりと休憩したあと、巴川沿いの東側の遊歩道に入って行くと、すでにたくさんの人が紅葉の観賞をしています。
遊歩道を少し歩き進めていると「香嵐渓」を記念した、大きな「石碑」が見えてきます。
大人気の名所と言われる「香嵐渓」にふさわしい、非常に味わい深い「石碑」となります。
適度に苔むした感じも、より一層の味わい深さを引き立たせています。
そんな「石碑」を眺めながら遊歩道を歩いていると、所々できれいに色付いた「紅葉」があるのですが、やはり少し早いようで「青もみじ」が少し多いように見えます。
しかし、この「青もみじ」を好んで、観賞に出かける方も多くいますし「緑と赤のコントラストが最高!」と、言う方もいたりしますので、真っ赤に染まるだけが「紅葉」の楽しみ方ではないので、何度か訪れて、さまざまな彩(いろど)りに姿を変えていく紅葉を楽しむのも良いかと思います。
色のコントラストを楽しみながら、歩き進めて行くのですが、巴川の東側の遊歩道が続くこの場所は「紅葉のトンネル」と呼ばれている場所になります。
今回は「紅葉」していない部分が目立つのですが、紅葉最盛期を迎える頃には真っ赤に色付いた「紅葉のトンネル」は、まさに絶景になるのではないかと想像できます。
香嵐渓の人気フォトスポット「待月橋」
遊歩道の「紅葉」を楽しみながら歩いていると、多くの人が「香嵐渓」を流れる「巴川」に架かる朱塗りの橋となる「待月橋(たいげつきょう)」から写真を撮っている姿が見えます。
「待月橋」から望む紅葉は、巴川の東側にそびえ立つ「飯盛山」との景観の相性が非常に良いため「香嵐渓」の中でも人気の高い「フォトスポット」になっています。
「待月橋」の中央に行って「飯盛山」の山肌に色付く「紅葉」の景色を眺めて見ると・・!
訪れる前より心配していたとおり、やはり少し早いようです!
ここも「紅葉」していない「青もみじ」が目立ちます。
とは言え、巴川の東西に立ち並ぶ「紅葉」は圧巻で、素晴らしい景色となります。
現時点でも、十分に綺麗なのですが、ネットなどの画像で見た景色はこんなものではありません。
少し残念ですが、やはり1週間早かったようです。
毎年の悩みとして「紅葉」や「桜」の観賞に出かける時に「ドンピシャ!」のタイミングで訪れるのは、やはり難しいと改めて考えさせられます。
遠方まで出かけて「早かった!」や「遅すぎた!」さらには「ドンピシャ!」かは、訪れてみないと分かりません!
残念な結果で終わることも多々あるのですが、それもひとつの「お楽しみ!」と、考えて出かけるようにしています。
香嵐渓広場は露店と催し物で大賑わい!
とりあえず散策を進めるため歩いていると、広々とした空間の「香嵐渓広場」にでます。
「香嵐渓広場」には、いくつかの露店が立ち並んでおり、本日は「催し会場」となっています。
見渡す限り紅葉の木々に囲まれている「香嵐渓広場」は、先ほどまでより紅葉が綺麗に色付いており、ひときわ賑わいあっています。
「香嵐渓広場」には「総合案内所」がありますので、まず「散策マップ」を貰っておくことで、スムーズに散策を進めることができるかと思います。
ここ「香嵐渓」の「紅葉」は、巴川をはさむように両岸沿いに立ち並んでいるのですが、11種類で4000本にも及ぶカエデの木々があると言われています。
さらに「イロハカエデ・ヤマモミジ・ウラゲエンコウカエデ・オオモミジ・コハウチワカエデ」など数多くの種類があり、それぞれの種類により「紅葉」の色づき方も変わるので、最盛期になると山一面は「七色の紅葉」が色付き、その景色が超絶景となることで、訪れた観光客に感動を与えてくれます。
「香嵐渓」に、4000本にも及ぶカエデの木々が生い茂るようになったのは「飯盛山」にある「香積寺」の住職であった11世の「三栄和尚」が、般若心経を一巻読み上げるごとに、モミジを一本ずつ植えたのが始まりと言われています。
生きた民俗資料館と呼ばれる三州足助屋敷
「香嵐渓広場」より少し歩くと「三州足助屋敷(さんしゅうあすけやしき)」があります。
「三州足助屋敷」は、昭和55年に開館した施設で、生きた「民俗資料館」と言われています。
かつての「豪農屋敷」が再現されており「長屋門」や「母屋」さらには「竹屋」などは、すべて茅葺の木造建築となります。
「三州足助屋敷」の中では「炭焼き」をはじめ「木地(きじ)」や「紙漉き(かみすき)」さらに「機織り(はたおり)」など、暮らしに必要な手づくりしていた10種の手仕事が行われています。
そんな手仕事の中には、ご自身で体験できるものもあります。
「三州足助屋敷」のおみやげ屋には、体にやさしい自然食品を中心に、お菓子、昔懐かしいおもちゃ、民芸品まで揃っています。
興味のある方は、是非一度立ち寄ってみてください。
モミジを一本ずつ植えた香積寺の三栄和尚
「三州足助屋敷」を越えて「飯盛山」に向かって歩き進めて行くと「香積寺(こうじゃくじ)」があります。
「香積寺」は、応永34年に、足助氏の居館跡に創建された曹洞宗の古刹となります。
「香積寺」の一帯は「もみじ」や「杉木立(すぎこだち)」が生い茂り「もみじ」の開祖となる「三栄和尚」が植えたとされる、2本の杉の老木も残っています。
そんな「香積寺」を拝観したあとは、さらに遊歩道を歩き進めて行くのですが、吊り橋となる「香嵐橋」があります。
吊り橋となる「香嵐橋」は、巴川の上流側にあたるのですが、下流側に向かって鉄鋼橋となる「薫楓橋(くんぷうきょう)」があり、先ほど紹介した鉄骨桁でコンクリート柱脚の「待月橋」さらに、最下流には一般道路に架かる「巴橋(ともえばし)」があり、いずれからも対岸に渡ることができます。
ここ「香嵐橋」が「香嵐渓」で散策するにあたっての最終地点となりますので、散策はここまでとして「香嵐渓広場」に戻ることにします。
「香嵐渓広場」に戻ると、ちょうどイベントが行われているところでした。
今回の催し物は「和太鼓」の演奏となります。
力強く打ち込まれる和太鼓の音が、振動とともに全身に入り込んできます。
余談になりますが、音の聞こえない「聴覚障がい者」の方にも「和太鼓の音は聞こえる!」と言う話を聞いたことがあります。
目を閉じて、体全体で音と振動を感じていると、心が穏やかになります。
「和太鼓」の演奏が終了し、晴れやかな気分になると同時に、急にお腹が空いてきます。
本日の昼食は「紅葉」の観賞を楽しみながら食べるつもりだったので、お寿司を持参しています。
「紅葉」がひときわ綺麗に色付く場所を探して食べると、家やお店で食べる昼食より、数倍おいしく感じます。
心もお腹も満たされたところで「香嵐渓」の散策はすべて終了となりますので、とりあえず「駐車場」に戻ることにします。
「駐車場」へと戻る前に、河原へと降りることができる場所があり、多くの方で賑わっているので降りてみました。
河原から望む「待月橋」と「紅葉」の景色も、なかなかのものです。
今回は、七色に完全に色付く「紅葉」の景色ではありませんでしたが、とても満足のできる散策となりました。
最後に「ネット」や「観光の本」によく載せられることで、一度は目にしたことがある「香嵐渓」での一番優れた撮影スポットとなる、国道沿いに架かる「巴橋」に移動してみます。
逆光がとてもきつく、写真の映りは良くないのですが、肉眼で眺める「香嵐渓」は、非常に素晴らしい眺めとなります。
もう一週間ほど遅らせてから訪れていたら、もっと素晴らしい「七色の紅葉」が観賞できたと考える・・
次に訪れる機会があれば、今回は見ることが叶わなかった「七色の紅葉」の景色を見てみたいものです。
以上で「香嵐渓」の散策がすべて終了となります。
「香嵐渓の紅葉」は「愛知県随一の紅葉の名所!」としての呼び声が高くなるほか、全国的に見ても「トップ10」までに選ばれるほどの「紅葉の名所」となっています。
是非一度、お弁当を片手にお出かけしてみてください!
香嵐渓のアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「香嵐渓もみじまつり」
- 開催場所:足助・香嵐渓広場
- 日時:令和元年11月1日(金)~11月30日(土)
- 入場料金:無料
*香嵐渓広場に隣接している「三州足助屋敷」への入館料は有料となります。 - 時間:朝の9時頃~夜の21時00分まで(夜間ライトアップあり)
*香嵐渓園内は常時開放されています。
「香嵐渓」
- 住所:〒444-2424愛知県豊田市足助町
- 電話:0565-62-1272(足助観光協会)
- 時間:散策自由
- 観覧料:無料
- 駐車場:有料1600台(周辺駐車場・臨時駐車場を利用)
*もみじまつり期間中の臨時駐車場1000台を含む(普通車1日1回1000円) - アクセス【公共交通機関】「名鉄名古屋本線」の「東岡崎駅」から「名鉄バス(足助行き)」に乗車して「香嵐渓」の停留所で下車してすぐ(約70分)
「名鉄豊田線」の「浄水駅」から「とよたおいでんバス(百年草行き)」に乗車して「香嵐渓」の停留所で下車してすぐ(約60分)
「名鉄豊田線」の「豊田市駅」から「名鉄バス(矢並線足助行き)」に乗車して「香嵐渓」の停留所で下車してすぐ(約40分)
【お車】「東海環状自動車道」の「豊田勘八IC」の料金所を出たらそのまま「国道153号線(豊田バイパス)」を走り進め「勘八インター西」の交差点を右折し少し先の突き当たりとなる「平戸橋町馬場瀬」の信号を右折して「国道153号線」に入り約12kmほど先にある「足助大橋西」の信号を右折したらあとは道なりに進むのですが「足助八幡宮」の交差点を右折するか「巴川」に架かる「巴橋」を渡ってすぐ右手側にある「駐車場」のどちらかを利用します14.2km(約21分)
「猿投グリーンロード」の「力石IC」を降りてすぐにある「力石インター東」の信号を左折して「国道153号線」に入り約9km先にある「足助大橋西」の信号を右折したらあとは道なりに進むのですが「足助八幡宮」の交差点を右折するか「巴川」に架かる「巴橋」を渡ってすぐ右手側にある「駐車場」のどちらかを利用します9.6km(約14分)
最後までお付き合いいただき本当にありがとうございます。
「香嵐渓」の「紅葉」は、愛知県内随一と言われ、大変に人気があり、多くの方で賑わいます。
巴川の両岸に立ち並ぶ、4000本の「紅葉」は、まさに絶景です。
是非一度訪れて、ご自身の目で「七色の紅葉」を、ご堪能ください。
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