今回紹介するのは、香川県小豆郡土庄町銀波浦にある「砂洲(さす)」となる「エンジェルロード~天使の散歩道~」です。
「エンジェルロード」は、海面の「潮汐(ちょうせき)」すなわち、潮の満ち干きによって、道が現れたり消えたりする「砂洲」となるのですが、その神秘的な光景が魅力的で、多くの方が訪れる、人気の観光スポットとなります。
「干潮」を迎える時刻を中心として、前後に約3時間で(計約6時間)のあいだは「エンジェルロード」が現われ、南側にある「余島」まで渡ることができます。
その「余島」ですが、海岸に入ると、すぐ左手側には「弁天島」があり「エンジェルロード」を隔てて、3つの島が、縦並びに展開されていくのですが「中余島」さらに「小余島」最後に「大余島」へと繋がっていき、これら4つの島を総称して「余島」と呼んでいます。
「エンジェルロード」には、ロマンティックな噂が伝わっているのですが、その名の通り「天使」が、願いを叶えてくれると言うのですが「大切な人と手を繋いで渡ると願いが叶う!」や「エンジェルロードで手を繋いだ二人は将来結ばれる!」などのジンクスから、多くのカップルをはじめとして、将来に対する良縁を、切に願う方の姿も多くあります。
ところで、あなたは「恋人の聖地」というのを、聞いたことがありますか?
「恋人の聖地」は「縁結び」としての「パワースポット」となり、訪れた者たちは、設置された「金色のプレート」の前に立ち、恋人同士は「愛を誓い」あい、夫婦は「愛の確認」をし、友達同士は「友情を深め」あったりとさまざまです。
私自身は「恋人の聖地」と言う、言葉を聞いたことだけはあったのですが、正直なところ、まったく興味がなかったのですが、今回はじめて「小豆島」にある「エンジェルロード~天使の散歩道~」の、観光に出かけることになり、その時に「エンジェルロード」が「恋人の聖地」に選定されていることを、知ることになりました。
そんな「恋人の聖地」に魅力を感じ、まだ「恋人の聖地」ことを、知らない恋人たちのため、全国に、140ヶ所以上点在する「恋人の聖地」を巡り、紹介していこうと考えました。
ここでは、管理人が初めて「恋人の聖地」なるものを、知ることとなった「エンジェルロード」の、紹介をしたいと思います。
準備が整いましたら「恋人の聖地」のひとつ「エンジェルロード」の散策スタートです。
エンジェルロード【アクセス・駐車場】恋人の聖地で縁結び!
今回は、香川県小豆郡土庄町の海岸に現れる「エンジェルロード」を観賞するため、小豆島に向けて船に乗り、日帰りの弾丸旅行を行なうことになりました。
これまでに、数多くの旅行に出かけてきましたが、船に乗っての旅行というのは、一度もなかったので、正直なところ勝手がわからず、少々不安でした。
香川県にある、小豆島へのアクセスとしては、船を利用することになるのですが「高松港・岡山港・姫路港・日生港・神戸港」などからの乗船場所があり、本州から向かうには、比較的アクセスの良い島となっています。
今回、大阪在住となる管理人としては「神戸港」から、小豆島に向かうのが一番近くて、ベストなアクセス方法なのですが、ちょっとした訳ありのため「高松港」を、選択して行くことにしました。
朝の6時25分に「高松港発」となり、1時後の7時25分に「土庄港(とのしょう)着」の、船に乗り込むため、真夜中となる朝3時に家を出て、車を走らせます。
なんとか乗船時間には間に合い、車ごと船に乗り込みます。
実のところ、管理人は子供の頃より、ひどく「船酔い」するタイプでありました。
そんなことから「神戸港発」となる長時間の船旅は避けて、少しでも乗船時間が短く、1時間足らずで土庄港に到着できる「高松港発」に乗船したのですが、乗船してから30分経っても、何故か船酔いしません!
大人になったことを実感できる、貴重な瞬間です!
先ほども言いましたが「高松港」から、小豆島の「土庄港」までの乗船時間は、高速艇でも1時間ほどかかるので、思っていた以上に遠いです。
今までにも、数多くの旅行に出かけてきましたが、船に乗っての旅行に関しては、はじめてということもあり、少し心が踊ります。
踊る気持ちを押さえられず、子供のように船の中を歩きまわってみるのですが、特に何もない・・・
席に戻って、大人らしく、静かに到着を待つことにします。
二十四の瞳は小豆島が撮影現場!
朝一番の7時25分に「土庄港」に降り立つと、早速にも「小豆島観光」を、進めていきたいと思います。
船を降りたばかりで、右も左も分からないので、まずは車を駐車して、少し落ちつくことにします。
車を駐車して「土庄港」を、ぶらりと散策していると「二十四の瞳」の銅像があります。
何年ぐらい前になるのでしょうか?
1954年に公開された「木下惠介監督・脚本」で、高峰秀子主演による映画で、日本が第二次世界大戦を突き進んだ歴史のうねりに、否応なく飲み込まれていく女性教師役の高峰秀子と、生徒たちの苦難と悲劇を通して、戦争の悲壮さを描いた映画を見て、泣きそうになった記憶が蘇ってきます。
「小豆島」が「二十四の瞳」の映画の撮影現場だったと言うことは、一般的には有名ですが、管理人自身は、ここに来て初めて知ることになります。
簡単に「土庄港」の周辺の散策を済ませると、今回この地を訪れた最大の目的となる「エンジェルロード」すなわち、天使の散歩道へと向かうことにします。
目的地となる「エンジェルロード」までのアクセスですが「土庄港」からは、約2kmほどですので、徒歩で25分足らずで行くこともできますが、歩くのが苦手な方は「小豆島オリーブバス」の「西浦線(東回り・西回り)」に乗車しても、行くことができ「国際ホテル(エンジェルロード)」で下車すれば、簡単に行くことができます。
また、管理人のように、別の観光も兼ねている場合でしたら、車ごと乗船すれば、その後の観光もスムーズに進めることができます。
訪れる日の潮見表のチェックを忘れずに!
「エンジェルロード」は、海面の「潮汐(ちょうせき)」すなわち、潮の満ち干きによって、道が現れたり消えたりする「砂洲」となるのですが「干潮」を迎える時刻を中心として、前後の約3時間(合計約6時間)のあいだに訪れないと「エンジェルロード」は、出現しません。
時間を考えずにやみくもに出かけると「あれ?道がない!」と、言うことになってしまいます。
一日に、二回ある「干潮時間」を、よく調べてから、お出かけすることをお勧めしておきます。
「エンジェルロード」に到着すると、用意されている無料の駐車場に車を止めると、整備の行き届いた遊歩道を歩き出します。
「駐車場」に関してですが、その昔に関しては、それほどまでに「エンジェルロード」と、騒がれていなかったので「駐車場」は無く「路上駐車」していたと言うのですが、現在では「第一駐車場」から「第三駐車場」まで整備されており、乗用車に関しては100台ぐらい駐車できるほか、身障者用や、大型観光バスの駐車スペースも用意され、人気の観光地へと変わっていることが、そんなところからも伺えます。
遊歩道を奥まで歩き進めて行くと、車がUターンするためのロータリーがあり、そのすぐ先に、大理石で形どられた案内表示があり「エンジェルロード」が広がる海岸への、出入口を指し示しています。
海岸までは、細長く延びていく砂利道を進むのですが、右手側に「国際ホテル」左手側に、古い神社の「お社」を、横目に見ながら、約50メートルほど歩き進めると、開けた海岸へと出ます。
開けた海岸へと足を踏み入れると、目の前いっぱいに「エンジェルロード」の姿が、広がりを魅せます。
今回は、朝一番の船で、訪れたと言うこともあり、それほど多くの観光客の姿はありませんが、それでも数名の姿はあります。
管理人は、訪れる前に「干潮時間」に関してのチェックを、ちゃんとしていたこともあり、見事なまでの「エンジェルロード」の全貌が、しっかりと目の前に広がっています。
対面する「中余島」に向けて、弧を描くように延びていく「エンジェルロード」は「大切な人と手を繋いで、願い事をしながら渡ると、天使が舞い降りてきて、二人の願いを叶えてくれる!」と、言われており「縁結び」の「パワースポット」として、多くのカップルが訪れる、聖地となっています。
朝一番で、ひと目もあまり気にならないと言うこともあり、管理人夫婦も試しに、手を繋いで歩いてみるのですが、手を繋ぐこと自体が、久しく感じるほどですので、妙に照れくさく、願い事が、頭に浮かばぬまま「エンジェルロード」を、渡りきることとなります。
中余島は縁結びのパワースポット!
本日の暑さのせいか?少し汗ばむ手を握りしめたまま「エンジェルロード」を、無事に渡りきると「余島」に到着となり、その先には、まだ連なる2つの島があるのですが「余島」と言うのは、4つの島の総称となります。
「余島」ですが、海岸に入ると、すぐ左手側に、1つ目の「弁天島」があり「エンジェルロード」を渡り切った先には、今到着した、2つ目の「中余島」があり、その先に「小余島」が続き、最後に「大余島」へと、繋がっていくことになります。
ここ「エンジェルロード」は「恋人の聖地」として選定されており、1つ目の「弁天島」には「約束の丘展望台」があり、頂上の展望スペースには「幸せの鐘」が「モニュメント」として設置されているのですが、その紹介については後ほどするとしまして、2つ目の島が「中余島」となるのですが、島の中腹辺りまで登ることができ、願いを込めた「絵馬」や「貝殻」などを、木々などに結び付けて「縁結び」を祈願していく方が増えています。
そう言ったところから「中余島」は「縁結び」の「パワースポット」として、大人気となっているのですが、年間を通してたくさんのカップルをはじめとして、良縁を切に願う多くの方が「エンジェルロード」を渡って「中余島」に、願いを託していきますので、叶えたい想いがあれば、一度願いを託してみてください!
「幸せを運ぶ絵馬」と称される「ハート形」の「絵馬」に関しては、出入口の前にある「小豆島国際ホテル」の売店にて販売されていますが、今回は訪れた時間が早いため、購入しなかったのですが、ご興味のある方は「小豆島国際ホテル」に立ち寄ってから「エンジェルロード」を渡ってください!
さて、2つ目の「中余島」の散策が終わったのですが、そこから先は「小余島~大余島」と、2つの島が続くのですが、特に、この先に進んでも何もないので、ほとんどの方は「中余島」で願いを託すと、引き返して行きます。
管理人としては、この先が少し気になるので歩き進めてみることにします。
思った通り何もないのですが、自然に削られた岩肌の感じが、なんとも言えぬ景観を作り出しており、とても魅力を感じます。
潮の満ち引き加減によって、どこまで渡れるのかは、その日によって分からないのですが、本日は最後まで渡ることができます。
「中余島」を過ぎてからは、足元が非常に悪い部分が多々ありますので、女性の方で「ヒール」を履いている方には、お勧めできません。
と、言って紹介していたのですが、2017年の6月下旬に「中余島」の地権者の男性が「立入禁止!」の看板を立てて、支払っている賃料などを巡るトラブルで、町と争っているとニュースが流れました。
地権者の男性は、賃料の増額をはじめ、安全面から観光客に「中余島」の岩を登るのをやめさせるよう町に求めたとニュースは続いたのですが、実は、そんなに単純な話ではないみたいなので、これ以上いい加減なことは言えませんので・・・
この先、どのように話が進んでいくか分かりませんが、地権者の男性が「中余島」への「立入禁止!」を訴える以上、立ち入るべきではないと思いますので、訪れる際は、どのように話が進んでいるか分かりませんので、確認してから向かうようにして下さい!
さらに、4つ目の島となる「大余島」に関しても「YMCA専用の国際キャンプ場」となっているため、こちらも「立入禁止!」となっているので、お気を付けください。
約束の丘展望台で幸せの鐘を打ち鳴らせ!
恐らく、この先「中余島」以降は、立ち入ることは出来ないと思いますが、今回4つの島を、最後の手前まで歩いてみましたが、それと言って特別なものもないので、基本的に立ち入る必要自体ありません!
気を取り直して、次の見どころへと向かいますが、先ほども少し話に出た「エンジェルロード」を渡る前にある「弁天島」にある「約束の丘展望台」に向かうことにします。
入口には、大きな石碑が置かれており「恋人の聖地・約束の丘展望台」と、刻まれています。
管理人は、ここで、初めて「恋人の聖地」と、出会うことになり、全国に140か所以上にも及ぶ、聖地を巡っていこうと考えました。
そんな「恋人の聖地」の「約束の丘展望台」へと続く、長く延びる階段を頂上まで登って行くと「エンジェルロード」を、眼下に一望することができる「約束の丘展望台」があります。
その一角に、大きく「恋人の聖地」と刻まれた「金色のプレート」が埋め込まれた「幸せの鐘」と称される「モニュメント」が設置されています。
訪れた恋人たちは、この「金色のプレート」が埋め込まれた「幸せの鐘」の前で、眼下いっぱいに広がりを魅せる「エンジェルロード」を眺めながら、永遠の愛を誓い合います。
そして、誓い合った永遠の愛を約束するため、ふたりで「幸せの鐘」を打ち鳴らします。
なんとも、微笑ましくも、ロマンチックな光景です!
「エンジェルロード」を眼下にして、ちょっとした気持ちの高ぶりから、管理人夫婦も、調子に乗って愛を誓あい「幸せの鐘」を打ち鳴らしてみると・・・?
あれっ?・・・なぜか気まずい・・・!
そこには、恥ずかしさと、虚しさ以外に、何も無い・・!
戻すことのできない時間を、ごまかすように「エンジェルロード」を背に、記念写真を撮ることに・・・
先程までは、歩きながら同じ目線で見ていた「エンジェルロード」ですが「弁天島」より見下ろす姿は、まさに絶景となって、眼下に広がりを魅せます。
ロマンチックな絶景広がる景色が、かつて愛を誓い合っていたであろう時の、二人の時間へとタイムスリップします。
朝一番ということもあり「約束の丘展望台」には誰もいないので、この絶景をふたり占めで、ゆっくりと観賞することができます。
満足いくまで「エンジェルロード」を観賞したあと、その場をあとにします・・
その後、小豆島の観光をすべて終えて、もう一度「エンジェルロード」に戻ってみると・・・
「エンジェルロード」は、無くなっている・・・
なぜかすこし寂しい気持ちに・・・
「エンジェルロード」は、恋人と、愛を誓いあい、渡るも良し!
夫婦で、愛を確かめあいながら、渡るも良し!
友達と、絆を深めるため、渡るも良し!
誰と渡ってもロマンチックで、素敵な思い出になること、間違いなしです!
あなたも一度、大切な人と手を繋いで、歩いてみてはどうでしょうか?
きっと、二人のもとにも、可愛い天使たちが、舞い降りてくることでしょう!
エンジェルロードのアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「エンジェルロード(天使の散歩道)」
- 住所: 〒761-4121香川県小豆郡土庄町銀波浦
- 電話:0879-62-7004(土庄町商工観光課)
- 時間: 見学自由
- 観覧料:無料
- 定休日:無休
- 駐車場:無料「第一駐車場」普通車25台・軽自動車10台・身障者用2台・大型バス4台
「第二駐車場」普通車41台
「第三駐車場」普通車32台 - アクセス:「土庄港」から徒歩2km(約25分)
「土庄港」から「小豆島オリーブバス」の「西浦線(東回り・西回り)」に乗車して「国際ホテル(エンジェルロード)」で下車してすぐ15分~20分
最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。
エンジェルロードを訪れるには、小豆島に渡る必要がありますが、比較的に船のアクセスが良いため、訪れやすいスポットとなります。
潮の満ち干きによって、道が現れたり消えたりする神秘的なスポットで、縁結びのパワースポットとしても大変に人気が高くなっています。
管理人は、この旅行がきっかけで、全国に点在する「恋人の聖地」をめぐることを決意しました!
今後、随時紹介していきますので、お時間がございましたら、また覗いてみてください。
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