今回紹介するのは、大阪府大阪市北区曽根崎に鎮座する神社「露天神社(つゆのてんじんじゃ)」です。
「露天神社」の、はっきりとした創建年代は不詳となるのですが、社伝によれば、その昔は、大阪湾に浮かんでいた小島のひとつであった現在のこの地に「住吉須牟地曽根ノ神」を、お祀りしたことが始まりと伝えられています。
その社伝により、1300年の歴史を持つ古社で知られる「露天神社」は、現在では、大阪の中心街となる「キタ」にあたる「曽根崎・梅田地域」の「総鎮守」として、多くの方より親しまれています。
通称「お初天神」と呼ばれる「露天神社」には、1703年4月7日に本当に起こった、悲しくも切ない「心中事件」の話があります。
その実話を「近松門左衛門」が「人形浄瑠璃」として、劇化したことにより、爆発的な評判となったのが「曽根崎心中」となります。
当時より、多くの方が涙を流した、二人の悲恋の作品であったため、それ以後、多くの方が参詣に訪れ、生まれ変わった二人の恋の成就を願いつつ「自らの恋愛成就も祈願する!」と、言ったことが広く知れ渡り、一年を通してたくさんの方が訪れる神社となりました。
現在は、恋愛成就や縁結びを中心としたパワースポットとして、絶大な人気を誇っている「露天神社」ですが、その傍らで、人気上昇中の「恋人の聖地」にも選定されています。
「恋人の聖地」は、全国に140ヶ所以上点在している縁結びのパワースポットで「プロポーズにふさわしいロマンティックなスポット!」を選定しています。
多くのカップルをはじめとして、ご家族や、友人同士が訪れる「恋人の聖地」では、設置されている「金色のプレート」の前に立ち、恋人同士は愛を誓いあい、夫婦は愛の確認をし、友達同士は友情を深めあったりと、訪れる目的はさまざまです。
そんな、いま注目を浴びている「恋人の聖地」のひとつとなる「露天神社」の紹介となります。
準備が整いましたら「露天神社」こと「お初天神」の、散策スタートです。
露天神社【駐車場・御朱印】恋愛成就と縁結び【恋人の聖地】
今回は、大阪の中心街の「梅田」の近くに位置する、北区の「曽根崎」に鎮座する「露天神社」に向かいます。
「露天神社」は、恋愛成就と縁結びを中心としたパワースポットで、2006年4月1日より新たに活動しだした、人気上昇中の「恋人の聖地」に選定されています。
恋人の聖地を知ない方は後ほどコチラをご覧下さい!
恋人の聖地~全国に点在する縁結びのパワースポット
今回紹介するのは、全国に点在する、縁結びのパワースポットとして人気上昇中の「恋人の聖地」です。 恋人の聖地プロジェクトでは、2006年4月1日より、全国の観光地域の中から「プロポーズにふさわしいロマンティックなスポット」を「恋人の聖地」として選定し、地域の新たな魅力づくりと、情報発信を図るとともに、 ...
管理人は、大阪在住となるため、マイカーではなくバイクで「露天神社」に向かいます。
何故かと言うと「露天神社」は、交通渋滞が確実に起こる、大阪の中心街の「梅田」のすぐそばにひっそりと鎮座する、小さな神社となるため「駐車場」がありません!
まず初めに「マイカー」を利用する方のために「駐車場」に関する紹介を簡単にしておきます。
駐車場は強気の料金設定です!
正直なところ「露天神社」を訪れるのでしたら「公共交通機関」を利用するのがお勧めとなります。
「露天神社」の周辺にある駐車場は、大阪の中心街と言うこともあり、あちらこちらに点在しています。
当然、中心街ですから、かなり強気でお高いめの料金設定になっているのと、交通量が非常に多いため、かなりイライラします。
駐車料金に関しては、15分や20分毎で、小刻みなところは助かるのですが、1時間で考えると、それが1200円や1500円となり「見間違いか?」って一瞬考えるのですが、見間違えではなく当たり前のように書いてあります。
夜間に関しては「最大料金」の設定があるのですが、日中に関しては設定されていないところも多く、3~4時間も止めれば、ちょっとしたディナーを食べて帰ることができます。
全体的に見ても、そんな感じですので「安い駐車場、何処かないかな~」なんて、ウロウロしようものなら、渋滞に巻き込まれます。
しかし、どうしても「マイカーを利用!」と言う方には、お勧めとなる「駐車場」があります!
「地域最安値」を歌い文句として、大きな看板を掲げている「寒山寺モータープール」です。
「寒山寺モータープール」は「地域最安値」を歌っているだけに、かなり良心的な金額設定になっており、30分200円となるほか「最大料金」に関しても「当日最大1400円」となっていますので、ゆっくりと時間を掛けて散策できるかと思います。
細かい詳細に関しては「基本情報」として、本文の最後に紹介していますので、後ほどご覧下さい!
さらに嬉しいところは「寒山寺モータープール」から「露天神社」までは、徒歩で2~3分で行ける点です。
「露天神社」は、小さな神社となっていますので、簡単に境内を回るだけでしたら、30分もあれば十分ですし、ゆっくり楽しんだとしても、1時間あればすべて散策することができます。
露天神社の出入口は東西南北にあります
「露天神社」への出入口は、東西南北に各1つで4ヶ所ありますので、基本的にはどこから入ってもいいのですが、今回は南側に位置する「正門」より、紹介を進めたいと思います。
創建1300年と言う長い歴史を持つ「露天神社」ですが、早朝の6時00分~深夜の24時00分まで参詣することができるのが特徴でもありますが、老若男女問わず、絶えまなく参拝所で手を合わせる人の姿がみられます。
そんな中でも特に「女性」の方には大人気のスポットとなっており、1人で訪れる方もいますが、複数名のグループで訪れる姿もよく見かけます。
正門の鳥居をくぐって境内に入ると、50メートル先には「本殿」が見えており、こじんまりとした境内には、10名ぐらいの方がお詣りする姿があります。
「旧社殿」は、昭和32年9月20日に起きた太平洋戦争によって、すでに焼失してしまっているのですが、昭和52年10月20日に新しく造営施工されたのもだけに、比較的きれいな社殿となります。
「露天神社」と言う社号の由来は2つあり、1つ目は、901年の2月に「菅原道真公」が左遷され、筑紫へ配流される途中に、当地で詠んだと言われる「露と散る涙に袖は朽ちにけり 都のことを思い出ずれば」にちなんで名付けられたと言います。
もう1つは、正門の入口から「社殿」に行くまでの参道にある、神泉となる「露の井戸」から名付けられたとも伝わっています。
いずれも「露」との関りがありますので、そのあたりかと・・
浪速七名井のひとつの神泉「露の井戸」
正門より整備の行き届いた参道を歩き進めて行くと、本殿の少し手前の右手側に社務所があり、その横に先ほど少し話した社号の由来となる「露の井戸」があります。
「露の井戸」と言いながら井戸には見えず、蓋をするかのように小さな社が上に祀られています。
古くより、この「露の井戸」のことを「露ノ井」と称しており、人々の暮らしを支えてきた神泉となるのですが「四天王寺」にある「亀の井」をはじめとする「浪速七名井」のひとつに数えられています。
以前は、梅雨の時期になると「露ノ井」から「清水」が絶え間なく湧きだしたと伝えられるのですが、周辺地域をはじめとして、旧池田街道を行き通う人々にとっては、貴重な水源となっていました。
そんな、名井であった「露ノ井」ですから「露天神社」と言う社号になったと言うことです。
現在では、地下水脈が地下鉄や高層ビルの建設によって分断され、水位も低下していると言うことです。
恋人の聖地は縁結びのパワースポットです!
さて「露天神社」には、末社として「金刀比羅宮」をはじめとして「水天宮」や「開運稲荷社」さらに「難波神明社」などの、大小さまざまなお社があるのですが、ひとつずつ説明しても大変難しい縁起の話になりますので、そのあたりのお社に関しては、ご自身で参詣していただくことにします。
最後に、今回の目的となる縁結びのパワースポット「恋人の聖地」の紹介をしておきます。
「恋人の聖地」は「プロポーズにふさわしいロマンティックなスポット!」を全国より選定して、新たな魅力づくりと地域活性化を計りつつ、たくさんの方が訪れて愛を育むための「縁結びの聖地!」として存在しています。
現在では、全国に140ヶ所を越えて存在する縁結びのパワースポットとなるのですが、そんな中に「露天神社」も選定されていると言うことです。
「恋人の聖地」に選定されたスポットには「恋人の聖地」と刻まれた「金色のプレート」が設置されているのですが「露天神社」にも同様に「金色のプレート」が、朱塗りの掲示板にしっかりと張り付けられています。
そんな掲示板の側面には、願いを込めたハート形の「絵馬」が、所狭しとくくり付けられています。
さらに「恋人の聖地」に選定されたスポットには「金のプレート」以外にも、その場所を象徴するようなモニュメントが、設置されているところもあります。
ここ「露天神社」では、神社ならではの「朱色の掲示板」にプレートが張られていたのと同時に「曾根崎心中」にちなんで「お初」と「徳兵衛」の寄り添う「顔出しパネル」が、この場所を象徴するモニュメントになっています。
かつて「お初」と「徳兵衛」の二人が、永遠の愛を誓いあったこの地は、多くの方から「お初天神」と、親しまれているのと同時に「恋愛成就」をはじめとした「縁結び」の「パワースポット」としても、絶大な人気を誇っています。
「露天神社」では「恋愛成就」や「縁結び」と言った、恋愛に関するパワースポット以外にも、心の美人を祈願できる「美人祈願」が人気のひとつとなります。
「心の美人」を祈願する為のアイテムの入手は、社務所の横にガラス張りのスペースがありますので、そちらに足をお運びください。
縁結びの神社として、多くの方から親しまれていることもあり、たくさんの「恋愛成就」や「縁結び」に関するあれこれが販売されています。
ごくごくシンプルな「御守り」をはじめとして、ちょっと変わり種の「御守り」や「ストラップ」さらに「匂い袋」や「ブレスレット」が人気となるほか、さまざまな種類の「絵馬」が、所狭しとガラス越しに並んでいます。
最新作として、先ほどお話した「美人祈願の絵馬」も並んでいるのですが、顔の書かれていない「お初」の絵馬に、自身で顔を描いて、真の美人になれるように「美人祈願」すると言うものになっています。
「恋愛成就」をはじめ「縁結び」を祈願するのと同時に、あなた自身の内面の美しさも、手に入れていただけたらと思います。
露天神社の御朱印です!
すべての散策と、参詣が終了しましたので、最後は「御朱印」を頂くため、社務所へと向かいます。
上記で紹介した「御守り」などが並ぶガラスケースの片隅に、非常に興味の惹かれる「御朱印帳」が並んでいるのを見つけたのですが、非常に悩むところです!
その「御朱印帳」は、青ベースの布地に、日本の国花とも言える「桜」が全面に描かれており、表面には金糸を使って「露天神社」が刺繍されており、裏面には「曽根崎心中」の「お初」と「徳兵衛」の刺繍が施されている「御朱印帳」となります。
訪れたお寺や神社では、その寺社仏閣の特徴を記した「御朱印帳」が販売されています。
今までにも、30冊ほど購入しているのですが「露天神社」の「御朱印帳」は「御朱印帳代1700円」+「御朱印代300円」=2000円となっているのですが、今まで購入した中でも、最もお高くなっています。
少しお値段が高いので「やめとこ!」って思ったのですが、隣に置かれている「御朱印帳」を入れる為の「巾着袋」が目に入ったのですが、お値段を見ると1000円となっています。
もちろん「巾着袋」も幾つか持っているのですが「巾着袋」が販売されている寺社仏閣自体が珍しく、さらに「御朱印帳とお揃い!」なんてことは、非常に稀なことです。
「巾着袋」の販売価格は、大体2000円前後となっていることが多いので、1000円は格安となっています。
迷うことなく、合計3000円を納めて「御朱印」をいただきます!
「露天神社」でいただける「御朱印」は、他とは少し違った特殊な感じになっています。
「露天神社」の「御朱印帳」を買い求めた時だけと思われるのですが、本来は、白紙となる1ページ目の右上に「御守り」が張られているのと、米俵の上にニワトリが乗っている「御朱印」が押されています。
さらに、これは「御朱印帳」を買い求めなくても、通常の「露天神社」の「御朱印」となると思いますが、左上に「お初」と「徳兵衛」の「カラーの印」が押されています。
こうなれば、2000円と言う金額も仕方ないかな・・
それともうひとつ「御朱印帳」は、もう一種類あるのですが、そちらの写真もあるのですが、ここでは紹介しないでおきますので、訪れた時のお楽しみとして下さい!
尚「御朱印」に関しては、基本的には、ひとつにつき300円を納めれば、誰でも頂くことができます。
「御朱印」に関しては、寺社で参拝しなければ頂けないと言うものではなく「仏像鑑賞」や「パワースポット巡り」など、別な楽しみも兼ねた証として頂くと言う考え方もあります。
寺社を訪ねるだけでなく「御朱印集め」は「何を書くのか?」や「どんなハンコ(朱印)を押すのか?」さらに「字の良し悪し」などを、楽しみのひとつとして収集するのも良いものですよ。
管理人は、訪れた寺社仏閣では必ず「御朱印」を頂いているので、正確に数えたことはないですが、知らず知らずの間に「1000」に手が届きそうなくらいになっています。
「御朱印集め」を、始めようとお考えの方には、是非お勧めしたいと思います。
尚、近年では「御朱印」を「スタンプラリー」のように、参拝もしないで頂きに行く方が増えていると言うことですが、最低限のマナーとしては、参拝が終了してから頂くことをお勧めしておきます。
お初天神通り商店街でお食事を・・
最後になりますが、すべて散策が終了しましたら、境内の北にある出入口から出ることで「お初天神通り商店街」に入ることができるのですが、食事処が数多く点在しています。
終戦後の直後から「お初天神」の境内には飲食店が集まり始め、30店舗ほどの「お初天神食道街」として栄えました。
当時から営業しているお店も幾つか残っており、しゅうまいの「阿み彦」や、小料理の「扇屋」などは、現在でも、近くに場所を移して、昔の味を守りながら営業中です。
オリジナルお好み焼で有名な「ゆかり」や、元祖豚平焼きの「本とん平」など、美味しいお店がたくさんあります。
さらに、1000円~の「食べ放題」のお店もたくさんあり、どの店に入ろうか迷うくらいです。
「露天神社」を訪れた際は、是非「お初天神通り商店街」の散策も、お忘れなきように・・・
「露天神社」は、小さな神社ではありますが、見どころの多い神社となり、心落ち着くスポットとなっています。
ひとりで訪れるも良し、恋人と訪れるも良し、お友達同士で訪れるも良し、良い出会いが舞い降りてくること間違いなしです!
大阪の賑わう「キタ」の中心に舞い降りる、縁を結ぶ天使を感じたところで「気まぐれファミリー」は「お初天神」をあとにする・・
露天神社のアクセス及び駐車場情報!
【基本情報】
*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。
「露天神社」(お初天神)
- 住所:〒530-0057大阪市北区曽根崎2-5-4
- 電話:06-6311-0895(社務所)
- 拝観料:無料
- 時間:朝の6時00分~深夜24時00分まで(*お守り・お札授与所は朝の9時00分~夕方の18時00分まで)
- 定休日:年中無休
- 駐車場:無し(*周辺の有料駐車場を利用)
- アクセス:【公共交通機関】「大阪メトロ谷町線」の 「東梅田駅7番出口」を出て南(梅田新町交差点方向)に徒歩160m(約2分)
「大阪メトロ御堂筋線・阪急・阪神」の「梅田駅13番出口」を出て南(梅田新町交差点方向)に徒歩450m(約6分)
「大阪メトロ四つ橋線」の「西梅田駅7-A出口」を出て東に(梅田新町交差点方向)に徒歩550m(約7分)
【お車】「箕面方面」からは「国道423号線(新御堂筋)」の「梅新東」の出口を降りて1つ目の信号のを右折すれば50mぐらいなのですが「右折禁止!」となります50m(約1分)
「寒山寺モータープール」
- 住所:〒530-0056大阪府大阪市北区兎我野町15-5
- 電話:06-6361-3947
- 時間:朝の7時00分~翌2時00分まで(*深夜2時00分~朝の7時00分までは出庫できませんので注意して下さい)
- 駐車料金:30分(200円)
*最大料金は営業時間内1400円です! - 定休日:12月31日~1月1日
- 駐車台数:70台
*外車は不可などの車両制限があるほかクレジットカードが使えないなどの点がありますので詳しくはお電話にてご確認ください。
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
「露天神社」は、小さな神社ではありますが「見どころ」が、たくさんある神社となっています。
ゆっくりと散策したあとは、ひと休みの場として「お初天神通り商店街」に足を延ばして、おくつろぎ下さい。
大阪ならではの「食道楽」も兼ねて、是非一度ご堪能下さい。
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