黒滝吊橋【黒滝・森物語村】日本最長級の恐怖の吊り橋

今回紹介するのは、奈良県吉野郡黒滝村粟飯谷にある「恐怖の吊り橋」と名高い「黒滝吊橋」です。

黒滝吊橋」は「黒滝・森物語村」と称される「山里型リゾート施設」の一角に設置されています。

黒滝吊橋」は、長さが115mで、高さが35mとなるのですが「吊床版橋(つりしょうばんきょう)」と言う型式の吊り橋の中では、日本最長級の長さを誇る吊り橋です。

日本最長級の長さを誇る黒滝吊橋です。

日本最長級の長さを誇る黒滝吊橋!

天空に架かる「黒滝吊橋」を渡りながら「黒滝・森物語村」をはじめ「黒滝村」の、大自然の風景を一望できます。

黒滝村」は、奈良県のほぼ中央に位置することから「奈良のへそ」と呼ばれています。

黒滝村」の北の地には、桜の名所として名高い「吉野山」があり、東の地には、川上村が誇る「大台山系」が連なり、南の地には、大峰山系の麓の「天川村」に境を接し、西の地には、神奈備山と呼ばれ「神が宿る山」と言われる「吉野三山」である「栃原岳」や「銀峯山」さらに「櫃ヶ岳」などの山々に囲まれています。

平均標高が490mで、東西に12km、南北に10kmの長さの村の面積は、47.71k㎡と言う、小さな渓谷型山村となります。

さらに「黒滝村」の、村域の97%が森林となるため、河川沿いのわずかな平地や、山麗斜面に民家が点在し、12ヶ所の行政区画「大字」の集落を形成しています。

そんな、美しい山々に囲まれ、清流が豊かに流れる「黒滝村」の西側に位置する「黒滝・森物語村」には「とても怖い!」との、噂が絶えない吊り橋があると言います。

今回は、噂の真相の確かめるべく、自らで体験するため「黒滝村」へと向かいました。

準備が整いましたら「黒滝・森物語村」にある「黒滝吊橋」の、散策スタートです!

 

黒滝吊橋【黒滝・森物語村】日本最長級の恐怖の吊り橋

今回は、奈良県吉野郡黒滝村にある「黒滝・森物語村」を訪れて「恐怖の吊り橋」と噂の「黒滝吊橋」を渡ってみるため、朝一番で「黒滝村」へと向かいます。

黒滝村」は、奈良県のほぼ中心に位置することで「奈良のへそ」と呼ばれており、中心となるこの辺りは、特に山深い地域となります。

観光地としては、マイナーとなりますので、アクセスの面では「マイカー」がお勧めとなります。

もちろん「公共交通機関」を利用しても行くことはできますので、簡単に紹介しておきます。

 

黒滝村へのアクセスは意外と簡単です!

公共交通機関」を利用するとなると「近鉄吉野線」の「下市口駅」から「奈良交通バス2・4・7・8(洞川線・下市笠木線・下市天川線・八木下市線)」を利用することで、50分程度で行くことができます。

309総合案内センター前」のバス停留所で降りると、ちょうど「道の駅」となる「吉野路・黒滝」に到着します。

意外と「309総合案内センター前」のバス停留所を通る路線が多いため、簡単に行くことができます。

しかし「道の駅」となる「吉野路・黒滝」から「黒滝吊橋」がある「黒滝・森物語村」までは、800mほどとなりますので、約15分ぐらい歩かなければいけない点は、覚悟しなければいけません。

山深い「黒滝村」ですが「公共交通機関」を利用しても、それなりに簡単に行くことができるようになっています。

また「平日」に訪れる場合でしたら「黒滝村」にて運行している、コミュニティバス「黒滝ふれあいバス」の利用ができます。

運休日」は「土曜日・日曜日・祝日」及び「12月29日~翌年1月3日」となりますので、休日の観光になると、基本的には利用できません。

そうした点から「マイカー」でのアクセスが、やはり便利かと思います。

 

黒滝・森物語村は山里型リゾート施設です!

今回、管理人は「マイカー」で「黒滝村」を訪れたのですが「恐怖の吊り橋」と噂の「黒滝吊橋」を渡るのが、メインとなりますので、目的地である「黒滝・森物語村」には、朝一番で訪れました。

黒滝・森物語村」に到着すると、まずは駐車場に車を止めるのと同時に、辺りを見渡します!

『黒滝・森物語村』です。

『黒滝・森物語村』です!

村域の97%が森林となる「黒滝村」は、奥吉野の美しい山々に囲まれ、清流が豊かに流れる大自然を満喫できる「渓谷型山村」となります。

そんな「黒滝村」の西側に位置する「黒滝・森物語村」は、大自然を思う存分味わうことができる「山里型リゾート施設」となり、宿泊施設である「森の交流館」をはじめとして、森の子プール・御吉野の湯・バーベキューコーナーなどの施設が多数あります。

そんな「黒滝・森物語村」の一角に「吊床版橋(つりしょうばんきょう)」の吊り橋としては、日本最長級となる「黒滝吊橋」があります。

 

黒滝・森物語村にある恐怖の吊り橋と噂の黒滝吊橋!

黒滝吊橋」は「黒滝・森物語村」の入口となる、存在感抜群のアーチ型の架け橋を渡って、施設内を直進していけばすぐにあります。

駐車場に車を止め、空を見上げると「恐怖の吊り橋」と噂の「黒滝吊橋」が、真っすぐ一本、大空高く横一文字に架かっています。

大空に横一文字に架かる黒滝吊橋です。

大空に横一文字に架かる黒滝吊橋!

下から見ている限りでは、見ごたえとしては申し分ない眺めですが「恐怖!」と噂の「黒滝吊橋」と言っても「この程度か!」と言うのが、正直な感想です。

見ているだけでは分かりませんので、早速「黒滝吊橋」へと向かうことにします。

車を止めた目の前に階段があり「黒滝吊橋」へと続いています。

『黒滝吊橋』へと向かう階段です。

『黒滝吊橋』へと向かう階段です!

黒滝吊橋」は、先程見上げた時も、ほぼ真上にあったことから「黒滝吊橋」へと続く階段も、一気に真上に向かって登っていくため、かなりパワーのいる階段となっています。

息も絶え絶え、なんとかの思いで登りきると、木で造られた柱のみの建物があり「黒滝吊橋」の入口が見えてきます。

 

恐怖との噂の黒滝吊橋は噂以上です!

足早に建物まで行くと、早速「黒滝吊橋」を拝見してみます!

先程「この程度か!」と言った言葉は、この時点で無念にも取り消しとなります。

対岸まで伸びる『黒滝吊橋』

対岸まで伸びる『黒滝吊橋』

何でしょうか?この吊り橋は・・・!

渡ろうとしても、足が前に進みません!

管理人は、以前にも、同じ奈良県にある十津川村に行って、これまた「恐怖」と「日本一長い吊り橋」を、歌い文句として有名な「谷瀬の吊り橋」を訪れて「恐怖」の空中散歩を体験したことがあります。

谷瀬の吊り橋の記事は後ほどコチラをご覧下さい

『谷瀬の吊り橋』です。
谷瀬の吊り橋【恐怖】日本一の生活人道橋【アクセス・駐車場】

今回紹介するのは、奈良県吉野郡十津川村にある「日本一長い吊り橋」で有名な「谷瀬の吊り橋」です。 十津川に架かる「谷瀬の吊り橋」は、十津川村の「上野地」と、その対岸となる「谷瀬」とを結ぶ「生活人道橋」となります。 「谷瀬の吊り橋」は、十津川の川面からの高さが、約54メートルもあり、長さに関しては、実に ...

その時にも、かなりの恐怖を味わったのですが「黒滝吊橋」は、見た瞬間に「これ、アカンやろ!」と、何故か口走ってしまうほどの恐怖を感じます。

尻込みする管理人に、しびれを切らした我が姫君は、あっさりとした感じで歩きはじめます。

アーチを描くように伸びる黒滝吊橋

アーチを描くように伸びる黒滝吊橋!

何故でしょうか?」このアーチを描くように、大きくたわむ吊り橋は・・・!

依然として、管理人の足は、前に進むことを拒み続けます。

見れば見るほど「黒滝吊橋」には、何かが足りません!

そうなんです!」本来の吊り橋にはあるはずの、歩行する足板より上にある、何本かの主ケーブルが「黒滝吊橋」にはないんです!

主ケーブルが無いため、シンプルな構造となり、開放的になると同時に、スリルと爽快感を味わえると言うことです。

以前に訪れた「谷瀬の吊り橋」の写真と「黒滝吊橋」の写真を比較してもらえば、わかりやすいかと思います。

『谷瀬の吊り橋』です。

『谷瀬の吊り橋』です!

両岸に極太の鉄塔がなく、吊り上げる主ケーブルが無いため、ある意味では、景色を眺める時には、邪魔になる主ケーブルなのですが、それがあることにより、心の中で無意識に、ちょっとした安心感を得ていたのだと、ここにきて初めて気付きました。

一切視界に入る邪魔な物が無いことが、かえって異常なほどに「恐怖心」だけを、強くしていきます。

黒滝吊橋」は「吊床版橋」としての造りでは「日本最長級」の吊り橋を、歌い文句にしていたのは、このことだったのです。

吊床版橋」と言うのは「吊橋」のように、ケーブルを放物線状に張り渡し、このケーブルを薄いコンクリートで包み込んで、床版とした構造形式の橋と言うことです。

なかなか歩き出せずにいましたが、覚悟を決めて一歩、また一歩と、足を前に出していきます!

黒滝吊橋」を渡りながら「黒滝・森物語村」をはじめとして「黒滝村」の大自然の風景を、一望することができます。

大自然の景色を一望できます。

大自然の景色を一望できます!

黒滝吊橋」は、長さ115mで、高さが35mとなるのですが、長さも高さも、先程紹介した「谷瀬の吊り橋」に比べると、大したことは無いのですが、管理人的には「黒滝吊橋」の方が、かなり恐怖を感じました。

ちなみに「恐怖を感じるポイント」としては「谷瀬の吊り橋」は、長さが299.7mで、高さも57mあり、さらには、歩行する足場板がかなり弱く、歩くたびに体重の重みで板がたわむうえ、たくさんの人が同時に渡ることで、横揺れが生じることが、恐怖へと繋がります。

一方で「黒滝吊橋」は、足場はかなりしっかりとした造りとなるため、吊り橋自体の揺れに関してはそれ程ないのですが、何故か管理人的には、歩いているだけで目がまわると言うか「フ~ッ!」と、意識が飛びそうになる気がしました。

そんなことから「黒滝吊橋」の方が、圧倒的に恐怖を感じました。

ひとつだけ言い訳を聞いて頂けるのでしたら、少し体調が・・・

その時は、特に意識していなかったのですが、管理人は、かなりびびっていたのかして、写真を見ると、どれもこれもしっかりと、両サイドの手すりを強く握り締めています。

かなりびびっている管理人の姿です。

かなりびびっている管理人の姿!

我が姫君の感想は「それほど怖くなかった!」と言い、すべての写真を見ても、手すりに手を掛けている姿が一枚もありませんでした。

本当に、恐怖を感じなかったのか?

良く言えば、感受性が豊かな管理人だけに、聴覚や視覚、味覚、嗅覚、触覚など、外から体に入ってくる刺激を、感じ取る力が高すぎたのでは・・・

悪く言えば、単に、びびりなだけかもしれませんが・・・

真相のほどは、あなたご自身でお確かめください!

と、言ったところで「黒滝吊橋」の「恐怖体験」が、終了となります。

人それぞれの感受性の違いで、多少の違いはあるかと思いますが「黒滝吊橋」は、噂どおり「恐怖の吊り橋」であったのではないかと考えます。

俺は大丈夫!」や「怖い訳ないやん!」と、お考えのあなたは、是非一度、挑戦してみてください!

そう言った方に限って、足が前に出ないかも・・・

 

黒滝・森物語村の第2駐車場にある吊り橋!

黒滝吊橋」の体験がすべて終了し、次の目的地に行こうと車を走らせていると「黒滝・森物語村」の「第2駐車場」があり、その中に、吊り橋が対岸に向かって架かっています。

『第2駐車場』にある吊り橋です。

『第2駐車場』にある吊り橋です!

この際ですから、渡ってみようと車を止めて近づくと「あれれ・・!」何ですか?この吊り橋のしょぼさは・・・

そこにあるのは、単なる吊り橋となり、長さも高さも揺れすらもない、普通の吊り橋となります。

普通の『吊り橋』となります。

普通の『吊り橋』となります!

足元はしっかりしており、囲いまで厳重過ぎて、スリルのかけらもありません。

しかし、先程、恐怖体験をした「黒滝吊橋」の姿は、はっきりと見えます。

改めて、ここから「黒滝吊橋」を見ると、大自然の山々が立ち並ぶ景色の中に、横一文字に架かる「黒滝吊橋」の姿が、なんとも言えぬ景観を作り出しています。

ご家族で訪れるも良し、恋人同士で訪れるも良し、友達同士で訪れるも良し、誰と訪れても盛り上がること間違いなしです!

四季を通して、彩りを変える山々のなか、変わることなく横一文字に架かり続ける「黒滝吊橋」を、違う季節に「また訪れたい!」と考えます。

恐怖と噂される「黒滝吊橋」に、今回は恐怖を感じてしまい、完敗となりましたが「いつか必ずリベンジに訪れる!」と、心に誓った「気まぐれファミリー」は、清々しい気分で、次の目的地へと車を走らせる・・・

 

黒滝森物語村のアクセス及び駐車場情報!

基本情報

*基本情報は、できる限り新しい情報を掲載することを心掛けていますが、すべての変化に対応できないのが現状となりますのでご了承ください。

黒滝森物語村

  • 住所:〒638-0241 奈良県吉野郡黒滝村粟飯谷1
  • 電話:0747-62-2770・FAX:0747-62-2772
  • 時間:散策自由
  • 利用料:無料
  • 定休日:黒滝吊橋は特にありませんが毎週火曜日および年末年始(*夏休み期間中を除く)
  • アクセス:【公共交通機関】「近鉄吉野線」の「下市口駅」で下車して「奈良交通バス」に乗車して「309総合案内センター前」のバス停留所で下車して徒歩(約20)
    お車】「大阪市方面」からは「南阪奈道路」の「葛城IC」から「大和高田バイパス」の「新堂ランプ」の交差点から「京奈和自動車道」に入り「国道309号線」を経由して「県道138号線」に入り「黒滝村」へ(*大阪市内から黒滝村まで1時間30分)
    京都・奈良市方面」からは「京奈和自動車道」から「国道309号線」を経由して「県道138号線」に入り「黒滝村」へ
    名古屋方面」からは「名阪国道」の「針インター」から「国道369号線」~「国道370号線」を経由して「国道169号線」の「岡崎」の交差点から「国道309号線」に入り「県道138号線」を経由して「黒滝村」へ

最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。

奈良県の「黒滝村」は、山々に囲まれた大自然が、とても気持ちの良い山村となり「黒滝・森物語村」にある、恐怖の吊り橋と噂の「黒滝吊橋」も「かなり怖い!」と言う結果となりました。
是非一度訪れて、ご自身で恐怖体験をご堪能下さい!

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